【試合詳細】5・23 新日本プロレス後楽園ホール大会 鷹木信悟vsドラゴン・リー ウィル・オスプレイvsバンディード 石森太二vs金丸義信 田口隆祐vsロッキー・ロメロ

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『BEST OF THE SUPER Jr. 26』
日程:2019年5月23日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1715人(札止め)

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Bブロック公式戦 30分1本勝負
●成田蓮【0勝5敗=0点】
6分59秒 フロッグスプラッシュ→片エビ固め
○エル・ファンタズモ【5勝0敗=10点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Aブロック公式戦 30分1本勝負
○ティタン(CMLL)【2勝3敗=4点】
8分9秒 ティタン・デ・ハポネサ
[鈴木軍]●TAKAみちのく(フリー)【0勝5敗=0点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Bブロック公式戦 30分1本勝負
[L.I.J]○BUSHI【2勝3敗=4点】
8分4秒 エムエックス→エビ固め
[BULLET CLUB]●ロビー・イーグルス【3勝2敗=6点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Aブロック公式戦 30分1本勝負
●タイガーマスク【2勝3敗=4点】
9分21秒 エビ固め
○ジョナサン・グレシャム(ROH)【3勝2敗=6点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Bブロック公式戦 30分1本勝負
[CHAOS]○YOH【3勝2敗=6点】
11分22秒 ドラゴン・スープレックスホールド
[鈴木軍]●DOUKI【1勝4敗=2点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Aブロック公式戦 30分1本勝負
[CHAOS]○SHO【2勝3敗=4点】
13分18秒 ショックアロー→片エビ固め
[BULLET CLUB]●マーティ・スカル(ROH)【2勝3敗=4点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Bブロック公式戦 30分1本勝負
○田口隆祐【4勝1敗=8点】
9分58秒 勝つんだ固め
[CHAOS]●ロッキー・ロメロ【1勝4敗=2点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Aブロック公式戦 30分1本勝負
[BULLET CLUB]●石森太二【4勝1敗=8点】
3分51秒 首固め
[鈴木軍]○金丸義信【2勝3敗=4点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Bブロック公式戦 30分1本勝負
[CHAOS]○ウィル・オスプレイ【4勝1敗=8点】
18分3秒 ストームブレイカー→片エビ固め
●バンディード(ROH)【2勝3敗=4点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Aブロック公式戦 30分1本勝負
●ドラゴン・リー(CMLL)【3勝2敗=6点】
17分20秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め
[L.I.J]○鷹木信悟【5勝0敗=10点】

鷹木がリーとの“ドラゴン対決”を制しBOSJ全勝優勝を宣言!金丸が2日連続の頭脳プレイで連勝!田口とロッキーが“ラグビーvsバスケ”の異種格闘技戦で激突?!

第1試合


 ゴングが鳴るとロックアップからバックの取り合いになるも、ファンタズモが成田の背中をペチペチと叩きながらヘッドバンギングする挑発。その後ファンタズモは弓矢固めで痛めつけてから成田をコーナーに押し込み顔面を踏みつけながら「ナ・リ・タ!ナ・リ・タ!」とコールを煽ってさらに挑発し、成田をコーナーに逆さ吊りにしてコーナーに上って足を踏みつけていき、さらに成田をリングにおろしてバズソーキック。成田の腕を取りながらチョップを入れ、腕を取りながらトップロープに飛び乗ってリングを一周し、ロープの上を飛び跳ねて着地するも、成田が組み付いてフロントスープレックス。
 成田は串刺しバックエルボーからランニングエルボー、ブレーンバスターと畳み掛けてバックを取るが、ファンタズモはバックエルボーからフォール。成田がキックアウトするとCRⅡを狙うが、成田は首固めで切り返し、これを返されるとさらに逆さ押さえ込み。さらに成田はファンタズモのキックアウトに合わせてバックを取りジャーマン・スープレックスも2。成田は突っ込んでいくがファンタズモはエルボーでカウンターし、CRⅡを狙うが、成田が着地して足を刈り逆エビ固め。しかしファンタズモが下から丸め込み、キックアウトした成田の腕を取り、スピニング・トーチャーラック・ネックブリーカー。さらにコーナートップからフロッグスプラッシュを投下し、カウント3を奪った。
 試合後もファンタズモは成田に暴行を加え、CRⅡで成田を突き刺し大ブーイングを背に受けながら退場していった。

第2試合


 ゴングが鳴ると両者は組合スピーディなロープワークから足払い。TAKAはバックキックを浴びせ、場外に逃れたティタンへ場外飛びのフェイントから両手を広げて打撃を誘う挑発。ティタンがこれにチョップ連打で応えるとTAKAはサミングからティタンの両足にそれぞれエルボードロップからカンパーナ、足をリバースインディアンズロックに固めてのバックブリーカーとジャーべを極めていき、場外に逃れるティタンを追って場外戦へ。
 TAKAがティタンをリングに戻すと、マスクに手をかけながらのチンロックからロープに振るフェイントからグラウンドに引き込み腕固めも、ティタンはロープへ。
 TAKAはロープに掴まりながらティタンの顔面を踏みつけていき、コーナーに叩きつけて串刺しニー。二発目を狙うがティタンはフライングラリアットで追走攻撃し、フランケンシュタイナーでTAKAを場外に放り出してトペ・コンヒーロ。ティタンはTAKAをリングに戻すと飛びついてフランケンを狙うが、TAKAがキャッチしてグラウンドに引き込んでフェイスロック。
 ティタンがこれをブレイクするとTAKAはコーナートップから飛んでいくが、ティタンはこれを回避。これを読んでいたTAKAは着地して即座に組み付きラ・マヒストラルからジャストフェイスロックもティタンはロープへ。
 TAKAはみちのくドライバーを狙うが、ティタンがバックを取ってレッグロールクラッチ。しかしTAKAはもう半回転してジャストフェイスロックに捕らえると、ティタンの回避運動に合わせてしつこくジャストフェイスロック。ティタンはなんとかブレイク。
 TAKAはみちのくドライバーを狙うが、ティタンはバックキックで対抗しハリケーンドライバーから足を極めながらのフォール、ティタン・デ・ハポネサでカウント3を奪った。

第3試合


 BUSHIは入場後のコーナーに乗ってのアピールからミサイルキックで奇襲し、場外の逃れるイーグルスにトペ・スイシーダ。さらに場外で打撃を入れてからリングに戻すと顔面を蹴りつけていきロープに走るが、イーグルスは追走して後頭部にスライディングエルボー。
 イーグルスはBUSHIにガットショットから首投げで転がすと足へのニードロップ。さらにBUSHIの膝裏にストンピングを放っていくが、BUSHIが起き上がって張り手。イーグルスはBUSHIを抱えあげてニークラッシャーから足へのニードロップ、さらにトゥーホールドと足への一点集中攻撃を展開。
 よろよろと起き上がるBUSHIへイーグルスはラリアットを狙うが、BUSHIが組み付いてDDT。さらにTシャツを脱いで首を絞めあげてから延髄斬り、低空ドロップキック、DDTと素早く畳み掛け、ブレーンバスターを狙っていくがイーグルスが抵抗するとBUSHIがドロップキックでロープ際まで吹き飛ばし、BUSHIがエプロンに出て奈落式ブレーンバスターを狙うが、これを回避したイーグルスがBUSHIの後頭部に低空ドロップキックで場外に落とすとトペ・スイシーダ。BUSHIをリングに戻してスワンダイブ式ミサイルキックでBUSHIのヒザを撃ち抜いてから足4の字を狙う。これを振り払ったBUSHIが飛びついてエムエックスを狙うが、これをキャッチしたイーグルスがグラウンドに引き込むと裏足4の字。BUSHIはなんとかブレイク。
 イーグルスはBUSHIに串刺し逆水平チョップから助走をつけてダブルニーアタック、さらにコーナーを背にするBUSHIに串刺しダブルニー。イーグルスは飛び技をアピールするとコーナートップに駆け上がりファイヤーバードを投下も、BUSHIはこれを回避しロープを使ってのストマックブロックからライトニングスパイラル。さらにBUSHIは足を引きずりながらコーナーに上ると飛びついてエムエックスを炸裂させ、これでカウント3を奪った。

第4試合


 ゴングが鳴ると、ジョナサンはタイガーに握手を求め、タイガーもこれにクリーンに応じる。
 両者腕取りからグラウンド戦に移行し再びスタンドから腕関節を取り合っていき、互いにテイクダウンを奪い合いながら目まぐるしく攻守が逆転する中、クリーンブレイク際に両者は再び握手。
 両者はヒップトスを狙い合い、互いにボディブローを入れて引き剥がしクリーンブレイク。
 両者は十字ロープワークから攻撃をかわし合うが、タイガーはソバットでこれを制するとチンロック。続けて首投げから再びチンロックで絞り上げ首4の字に移行もジョナサンはなんとかブレイク。タイガーはハーフダウンのジョナサンにミドルキックを叩き込むとジョナサンは激しく咳き込んでのたうち回る。タイガーはレフリーにチェックを要求して距離を取るが、再び接近してソバットから「カモン!」と打撃を誘う。タイガーは再びソバットからジョナサンをコーナーにフルが、ジョナサンはコーナーに飛び乗ってこれをかわすと丸め込み、アームドラッグとタイガーの突撃をいなしてドロップキック。さらに串刺しスピアーを連発してコブラツイスト。タイガーはこのクラッチを外してニーリフトから両腕を極める腕固め。ジョナサンが足を伸ばしてロープブレイクすると、タイガーはタイガードライバーを狙うが、ジョナサンが抵抗するとダブルアームで半分浮かせてからのニーバッド、さらにバズソーキック。タイガーはロープに走ってクロスボディを発射も、ジョナサンもクロスボディで飛んでいき空中でカウンター。
 両者はエルボーで打ち合っていき、首の取り合いからテイクダウンを奪い合うスピーディーな攻防を展開。しかし、ジョナサンはタイガーがキックアウトのために跳ね上げた足をキャッチしてエビ固めで押さえ込み、一瞬の隙を突いてのカウント3を奪った。
 試合後、ジョナサンはタイガーへ握手を求め、タイガーもその手を握り返してガッチリ握手しクリーンファイトを称え合った。

第5試合


 あとから入場してきたYOHがコーナーに上ってポーズを決めようとしたところをDOUKIが背後から急襲し、場外に落ちたYOHへトペ・スイシーダで追撃。さらに観客席になだれ込んでYOHを痛めつけていき、YOHをリングに戻してストンピングでさらにいたぶっていく。
 YOHがジャケットを脱いで戦闘態勢を整えようとするとDOUKIはそのジャケットでYOHの首を絞めあげ、ふらふらと立ち上がるYOHにエルボー連打。YOHが反撃に転じようとすると顔面かきむしりから助走をつけてダブルフットスタンプ。のたうち回るYOHをフォールも2。
 DOUKIは倒れたままのYOHを挑発していき、ブレーンバスターを狙うがYOHは後ろに着地して低空ドロップキック。これを読んでいたDOUKIはバックステップでこれを回避してガットショットも、YOHがこれをキャッチしてドラゴンスクリュー。ロープに飛んできりもみ式ジャンピングエルボーで反撃し、スイングネックブリーカー。さらにYOHはブレーンバスターを狙うが、DOUKIが暴れて外してロープに走るが、YOHはDOUKIの足を取ってドラゴンスクリュー。さらにYOHはブートを放っていくが、DOUKIは足を取ってグラウンドに引き込んでいくが、YOHはスターゲイザーの形へ移行。DOUKIは極まり切る前にブレイクするが、YOHは即座に低空ドロップキックで追撃。YOHは再び足を取ってドラゴンスクリューを狙うが、DOUKIがロープに捕まりながらのぶーとで反撃し、スワンダイブ式で飛びついてDDTを狙うが、これをキャッチしたYOHはファルコンアローで叩きつけ、ドラゴン・スープレックスを狙うがクラッチを切ったDOUKIがサムソンクラッチ。肩を上げたYOHの腕を取って変形三角絞めに移行するが、YOHは苦戦しながらも転がっていきなんとかブレイク。
 DOUKIはエプロンに出てスワンダイブ式で飛びついてDDTからフォールもカウント2。ならばとDOUKIはどどんを狙うが、YOHが回転エビ固めからグラウンドでフルネルソンで固め、ドラゴン・スープレックスのフェイントからジャーマン・スープレックス。これで後頭部を強打したDOUKIは痛みに転がり周り、勝利を確信したYOHは延髄斬りからドラゴン・スープレックスを狙うが、これを振り払ったDOUKIがラリアット。DOUKIはYOHをフルネルソンで絞り上げ、YOHがかわすと地獄突きからラリアットを狙うが、YOHがトラースキックでカウンターして即座に組み付きドラゴンスープレックスホールドでとどめを刺した。

第6試合


 マーティは昨日のダメージかボロボロの状態でSHOの入場を待ち受けるが、SHOが入場すると途端に元気になって奇襲。
 速攻を仕掛けるマーティはブレーンバスター狙いからの丸め込み連発、SHOの腕関節にフットスタンプを落とすがSHOはこれを回避しドロップキック。SHOはマーティをエプロンに追いやって突撃するも、マーティはロープ越しにSHOの首を取ってロープに叩きつけるネックブリーカー。さらに首へのエルボーからロープに押し付け逆水平チョップ。倒れるSHOの顔面を踏みつけながらマッスルポーズを取って挑発し、ヘッドシザースでSHOの首を絞り上げる。SHOは足を伸ばしてロープブレイク。
 マーティはモンキーフリップの形でSHOの首をサードロープに叩きつけ、ふらつくSHOを引き起こしてネックロックから小刻みに膝蹴りを入れていく。パワーボムを狙うが、SHOが意地で踏みとどまりもう一発打つよう挑発し、二発目も受け止めたSHOはエプロンに上がってマーティとエルボー合戦。これを制したSHOがマーティを足払いで倒すとリング内から低空ドロップキックで場外に落とし、YOHが空対地ミドルキック。マーティがリングに戻るとSHOはバッククラッカーから腕十字に移行するが、マーティは足を伸ばして何とかブレイク。
 SHOはバックを取ってジャーマン・スープレックスを狙うが、マーティがロープにしがみつくとその腕を蹴り上げ、ロコモーションジャーマンを2発。3発目をマーティが耐えて逆にジャーマン・スープレックスも、SHOも負けじとジャーマン・スープレックス。両者ダウン。
 先に起きたSHOはエルボー連打からバックドロップの形で落としながらマーティの背中に両膝を立てるバックブリーカー。さらにショックアローを狙うが、マーティが耐えて担ぎ上げると腕を極めながらの変形ショルダーバスター。マーティは串刺しエルボーからスイングDDT、続けて組み付いていくがSHOが腕力だけでクラッチを外すとショックアロー。これを返されるとSHOはパワーボムを狙うが、マーティがSHOの負傷した耳を捻り上げて脱出するとラリアット。
 マーティはSHOの手を取って指をへし折りロープに走るが、SHOがカウンターのラリアット。さらにロープに走って渾身のラリアット、パワーボムの形で落としながら背中に両膝を突き立てるバッククラッカーからショックアローで完璧に突き刺すとカウント3を奪った。

第7試合


 ロッキーは田口に対抗し、バスケットボール風のコスチュームにボールを脇に抱えて登場。ロッキーがドリブルを始めると田口はコーナーに上って腕でゴール風の輪を作り、ロッキーはシュートすると見せかけて思い切り田口にボールをぶつけて場外に落とすというラグビーvsバスケの異種格闘技戦を繰り広げてからゴング。
 ゴング前から大ダメージを負った田口をロッキーがストンピングで痛めつけていくが、田口はヒップアタックで一矢報いてロッキーを場外に落とすとトペ・コンヒーロ。
 田口はロッキーをリングに戻すと、ロッキーが逆水平を連打して突っ張っていきマシンガンチョップを放つが、田口も「テメェコノヤロ―!」とヒップバッド連打。これを受けて雄叫びを上げて立ち上がったロッキーは再びマシンガンチョップ。「カントクヲナカスゾコノヤロー!」と張り手を見舞い、田口をコーナーに振って串刺しラリアット。二発目を狙うロッキーに田口が追走して串刺しヒップアタック。両者ふらふらになるまでこの一撃同士で意地をぶつけ合い、ロッキーのラリアットと田口のヒップアタックが空中で激突。4発の相打ちから田口のヒップアタックをロッキーがアトミックドロップで迎撃すると、両者の一撃が互いにクロスカウンターで入ってダブルダウン。
 起き上がった両者はエルボーで打ち合っていき、これを制した田口がロープに走ってヒップアタックで飛んでいくが、ロッキーは徒歩でこれを回避して田口を自爆させると、コンビネーション延髄斬りを放っていくが、田口はこれをキャッチしてオーマイ・アンド・ガーアンクル。ロッキーはコーナーに走って不知火を狙うが田口が途中でクラッチを切って距離を取る。ロッキーは即座に飛びついてフランケンシュタイナーで放り捨て、続けて田口の腕へのミドルキック連打からショルダーアームブリーカー、田口の腕を取ったままコーナーに上がり、腕へダイビングニードロップ。ロッキーは田口をロープに振ろうとするが、田口はその腕を離さぬままエルボーを放っていく。するとロッキーは正面から飛びつき腕十字、三角絞めと移行し、田口の動きに合わせて再び腕十字に捕らえるが田口はなんとかロープヘ。
 ロッキーは不知火を狙うが、田口はバックを取ってどどんを狙う。ロッキーはこれを回転エビ固めで切り返すが、田口もこれを反転させてエビ固め。この応酬を制した田口が3カウントを奪った。

 試合後、田口とロッキーはブロックサインで「どちらが上とか下とかではなく等しくすごいのだ」というようなメッセージを伝え合い、田口がグータッチを求める。ロッキーがグータッチで応じると、田口は3Kポーズを取り、ロッキーも3Kポーズを重ねるというこれ以上ないリスペクトを伝えあってからリングを後にした。

第8試合


 金丸が奇襲して試合が始まり、早々に場外乱闘へ。金丸は昨日のSHO戦と同じくリングアウト勝ちを狙うが、石森はギリギリでリングインし、追撃を狙う金丸を捕縛してYESロック。これをブレイクした金丸に串刺しダブルニーからサイファーウタキ。これを返されると石森はブラディークロスの体勢から追撃を狙うが、振り払った金丸がレフリーを石森に叩きつけ、石森がひるんだスキに組み付いてDDT。さらに石森にウイスキー噴射を狙うが、石森が酒瓶を奪い取ったタイミングでレフリーが意識を取り戻し、石森を制しにかかると金丸はレフリーのブラインドをついてウイスキー噴射からの首固めでカウント3を奪った。
 金丸は勝ち誇りながら引き上げていき、石森は何が起こったかわからないといった様子でうろたえ、敗戦したことを悟ってがっくりと肩を落としながら退場していった。

第9試合


 ゴングが鳴ると両者コールを煽り合ったあとに握手を交わす。
 組み合ってロープに押し込み合い、両者ともにクリーンにブレイク。再び組み合うと首の取り合いからフォールを返し合いクリーンブレイクし、再びコールを煽り合う。
 ロックアップ、ヘッドロックからロープワーク合戦となり互いに攻撃をリープフロッグでかわし合い、場外に出たバンディードへ場外の飛びのフェイントからハンドスプリング式バク宙で着地。続けて場外に飛んでいき、バンディードをリングに戻すとコーナーに叩きつけヨーロピアンエルボーを連打。さらにバンディードをロープに振ろうとするが、バンディードが耐えると強烈な逆水平チョップを叩き込み、バンディードは痛みにのたうち回る。改めてロープに振ろうとしたオスプレイを振り返してリフトアップスラムで叩きつけたバンディードはオスプレイにカニバサミから足を取ってニークラッシャーからロメロ・スペシャル。さらに腕のクラッチを切ってチンロックで固める拷問式に移行もオスプレイは腕を伸ばしてロープを掴む。
 バンディードはお返しとばかりに強烈なチョップを叩き込むと、オスプレイは鬼の形相でバンディードを睨みつけ逆水平チョップ。両者ともにタメを作って重い一撃を打ち合うが、これを制したオスプレイがハンドスプリング式オーバーヘッドキック。さらに延髄斬りからトップロープ越しの619、ダイビングラリアットから鎌固めに移行するがバンディードはロープへ。
 オスプレイはヨーロピアンエルボー連打からロープへ走るが、バンディードは追走して強烈なダブルチョップ。さらにリバースネックロックからのリバース垂直落下式DDTから低空レッグラリアート。バンディードはオスプレイの延髄斬りをくらいながらもソバット、さらにフランケンシュタイナーを耐えてパワーボムで切り返そうとするオスプレイの頭上で体勢を入れ替えリバースフランケンシュタイナー。場外に逃れたオスプレイに向けスワンダイブ式シューティングスタープレスで飛んでいく。
 オスプレイがなんとかリングに戻るとバンディードは高速ウラカンラナ。これを返されるとブレーンバスターを狙うが、空中で体勢を入れ替えたオスプレイがスタナーの形で着地しバンディードの顎を強打。これで形勢を互角に戻したオスプレイは正面からのエルボー合戦を仕掛け、これを制したバンディードがトラースキックからカナディアンデストロイヤー。しかしオスプレイも即座にエビ固めで切り返し、キックアウトに合わせて鎌固め。さらにシットダウン式ラストライド。これを返されるとオスカッターを狙うが、バンディードはムーンサルト・フォールアウェイスラムでやり返し変形G2Sから21プレックスを放つがオスプレイは回転して着地し、突撃してくるバンディードにスパニッシュフライ。これを返されるとオスプレイはコーナーへ上がるが、バンディードが追いすがって組み付くと雪崩式ストマックブロック。これでも決まらないと見るやバンディードはオスプレイへムーンサルトアタックを放つが、これをキャッチしたオスプレイがストームブレイカーで叩きつけ、カウント3を奪った。

第10試合


 ゴングが鳴ると、鷹木は腰に手を当ててベルト挑戦へのアピールをすると、リーは握手を求める。鷹木もその手を握り返すが、離すことなく強く握って引き寄せバックを取って行く。その後、首の取り合い、腕の取り合いと華麗な攻防を展開しクリーンブレイク。
 手4つで組み合うが、鷹木がガットショットを入れてロープへ走りショルダータックル。リーはネックスプリングで跳ね起きて見せ、場外に逃れた鷹木を追ってトペ・コンヒーロも鷹木が回避すると自爆は避けてなんとか着地。しかし鷹木が担ぎ上げてエプロンに叩きつけるとリーは大ダメージを負い、鷹木がリーをリングに戻して顔面をグリグリと踏みつけていく。
 さらに鷹木はリーに串刺しショルダーアタックから強烈なダブルチョップからセントーン。さらに胴絞めに移行も位置が悪くリーがすぐにロープへ。
 鷹木はブレーンバスターからリーの顔面を踏みつけ、引き起こして逆水平チョップ、リーリフト、キチンシンクからパンピングボンバーを狙うが、リーは組み付いてSTO。さらに鷹木をエプロンに出して延髄斬りから助走をつけてトップロープを飛び越えて奈落式フランケンシュタイナーを狙うが、鷹木がキャッチして耐えると着地してジャンピングニー。もう一度組み付いていくが鷹木はリーを担ぎ上げエプロン上でデスバレーボム。
 鷹木はリーをリングに戻すとスライディングラリアット。さらにオスプレイのキックをキャッチしたまま串刺しラリアット、マシンガンチョップを連打。鷹木は助走をつけてパンピングボンバーを狙うが、リーが追走してドロップキックから滞空時間の長い串刺し低空ドロップキック。
 鷹木はリング中央で足を止めてエルボーを放ち、リーを打ち合いに誘う。鷹木は左右のエルボー連打から走るがジャンピングニーで迎撃したリーは鷹木をラリアットでなぎ倒すと場外に逃れた鷹木へトペ・スイシーダ。
 鷹木がリングに戻るとリーは鷹木にパッケージジャーマン。これを返されるとランニングニーを放つが、鷹木はこれをキャッチ。リーはトラースキックで追撃するも、一撃耐えた鷹木がニーリフトからラリアット。
さらにコーナーへ上がる鷹木だったが。リーは下から追撃して逆さ吊りにするとダイビングフットスタンプで鷹木を押しつぶす。
 両者満身創痍の中、リーはスピードを生かしてロープワークで翻弄しデスヌカドーラを狙っていくが、鷹木は変形バックフリップで一矢報いてパンピングボンバーを狙って走るが、これを妨害されると組み付いて熨斗紙。これを返されると鷹木はラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙うが、リーは絡みついて十字架固めで丸め込み、鷹木の熨斗紙も回転エビ固めで切り返していき、鷹木がキックアウトすると後頭部へ低空ランニングニー。両者疲労困憊の様子でダウン。
 先に起きたリーはランニングニーを放つが、鷹木はこれをキャッチしてヘッドバッド。リーはロープの反動を使っての高速ジャーマンからジャンピングニー、リバースフランケンシュタイナー、低空ランニングニーと畳み掛けデスヌカドーラを狙うが、鷹木は無理やり担ぎ上げてラスト・オブ・ザ・ドラゴンで突き刺し、カウント3を奪った。

鷹木「アゴがぁ~!オイ、アゴ効いたぞ。これじゃ、名前は言えないけど某デスペラードみてぇじゃねーかオイ(笑)それにしても、ドラゴン・リー、アイツ半端ねぇな?!あれで24歳かよ?!信じらんねぇ。アイツは間違いなく怪物だよ。だが!今日のメインに勝ったのは、“日本のドラゴン”だ!昨日はマーティ・スカル、今日はドラゴン・リー!この2連勝はデカいぞオイ!これで俺の成績は5戦5勝!オイオイオイ、少し見えてきたんじゃねぇか?両国のメイン!実は、何を隠そう俺はキャリア15年で両国のメインは経験したことがない。それで、新日本の初登場が両国、次の両国で……オイ!俺がメインに立ってたら最高に面白くねぇかオイ?!それと、もう一つ。今年のスーパージュニアは記念すべき令和元年、令和初の開催だ。オスプレイとか、バンディードとか、ファンタズモとか、すげぇ外国人もいっぱいいるけどよ、ここは日本人が勝たなきゃダメだろオイ!SHOでもない、石森でもない、タグチジャパンでもない、悪いけどBUSHIでもない。お前ら分かってんだろ?!優勝するのは!この俺しかいねぇだろオイ!よーし、最後の最後まで!龍のごとく!両国のメインとそして全勝優勝に向かって驀進して行くぞ!」

<試合後コメント>
鷹木信悟
「強烈だな、ドラゴン・リー。マジ顎ズレだよ……。まあデスみたいに休むわけにはいかねーから。這ってでも出るから。一瞬の隙を狙っていたが、あの野郎、最後まで隙なんてなかった。24だろ?オイ、俺が24歳だったら間違いなく5分で終わってるな。だが!今の俺だ。わけわかんねーけどよ、なんか負け知らずの神様がついてるみてぇだから、金丸戦のあとはあえて無敗って言ったけど、マーティとドラゴン・リーを連覇したら……ハッキリ言う!全勝優勝だ!令和初、初出場、全勝優勝だ!まあ残り5日、まあこんなこと言ってると明日コロリとTAKAみちのくに負けたりするかもしれねぇから、勝って兜の緒を締めたいと思う。ドラゴン・リー、おもしれぇな。これでちったぁ俺のこと眼中に入ったろ」

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