スーパー・ストロング・マシンの実子がDRAGON GATEでデビュー!父親直伝の魔神風車固めで勝利を飾り父へ「僕をプロレスに導いてくれてありがとう」

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 10日、DRAGON GATE後楽園ホール大会が開催され、スーパー・ストロング・マシンの実子であるストロングマシーン・Jがデビュー戦を行った。

 スーパー・ストロング・マシンは、1984年に新日本プロレスで初登場し、数々のユニットに所属し活躍。後進に遺した影響は大きく、数え切れないほどの選手がマシンのマスクを模したデザインのマスクを被り活躍中。現在も“マシン軍団”は増え続けている。
 昨年6月にマシンは新日本プロレスのリング上で引退試合を行い、一度はプロレスラーになる夢を諦めていたというJはその姿を見て再びプロレスラーを志し、自らと同じく軽量級の選手が多く活躍するDRAGON GATEに入団する道を選んだ。

 この日は、北海道からマシンの盟友である将軍KYワカマツが特別マネージャーとして駆けつけてセコンドに付き、ワカマツの先導に合わせて『ハリケーンズ・バム』のアレンジバージョンに合わせてマシン軍団が入場。
 ストロングマシーン・J&ストロングマシーン・F&ストロングマシーン・GvsKzy&横須賀ススム&堀口元気の6人タッグマッチで行われたこの試合は、マシン軍団の先制攻撃でスタート。キャリアに劣るJが集中攻撃を受けるシーンも見られたが、全く同じマスクとコスチュームを身にまとったGとFが入れ替わりなどの小技を駆使しながらJをアシスト。
 その後、Jはデビュー戦ながらススムとチョップで渡り合い、これを制したススムの雪崩式エクスプロイダーも受けきって見せパワースラムで反撃するが、続く堀口にダイビングヘッドバッドを放ち、最後は父親直伝の魔神風車固めで勝利を決めた。
 試合後、ワカマツとマシン軍団は全員で指差しポーズを決めて勝利を祝った。


 その後、マイクを取ったワカマツは「昭和!平成!令和と!ストロングマシーンはこれからも活躍するぞ!DRAGON GATEの者ども!束になってかかって来い!俺様がいる限りストロングマシーンはこれからも皆さんの前で披露させてもらうぞ!」と勝利の雄叫びを上げる。
 続いてマイクを取ったJは「ワカマツさんはな、はるばる北海道から今日やって来てくれたんだ。これからもマシン軍団見てぇか?!」と語りかけると観衆は大歓声で応えた。
 最後はワカマツが「昭和の戦い!アントニオ猪木との戦い!平成、そして今令和が幕開けする!これからが我々ストロングマシーンの見せ所だ!分かったかーッ?!」と今後の活躍を宣言した。

 バックステージに戻ったJは初めてリングに立った感想を「今日は勝利という形で終えましたけど、今日から見た人にとってはサクセスストーリーだとか、そういう風に思う人もいるかも知れないけど、俺はそれなりに苦しみってものを経験してきたし、今日勝てたのは自信を持ってリングに上がれたから。それだけだと思います」と振り返った。
 そして、最後の魔神風車固めについて聞かれると「何を隠そう、僕の父親、スーパー・ストロング・マシンから伝授してもらった技なのでこれからも大切に使っていきたいと思います」と語った。
 続いて、自宅でドラゴンゲート・ネットワークで観戦しているという父に対しては「早く家に帰って『僕をプロレスに導いてくれてありがとう』と伝えたいと思います」と述べ、父からは「思い切りやってこい マシンらしさってのは大事だけど、自分らしさが無くなってしまったらレスラーとして終わりだ。模索していく中で何か自分らしいものを見つけていけたらいいんじゃないか。今日だけじゃない。今日が始まりだから」というアドバイスを受けたエピソードを語った。
 最後に、ワカマツは「素晴らしいね!これは初代のストロングマシーンの影響を受けてるんじゃないですか。機械にしても何にしても性能がいいものは性能がいいんですよ。今日はじめてリングに上がるって中でこれ以上の選手はいないでしょう!私も力が入りましたよ。これから令和の時代にはストロングマシーンの時代に入る」とJに太鼓判を押した。

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