船木誠勝が世界マスクマントーナメントを制覇し“黄金のタイガーマスク”に変身!

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 6日、東京都・後楽園ホールにてリアルジャパンプロレス『原点回帰プロレス 第5弾~世界マスクマントーナメント決勝~』が行われ、船木誠勝がドス・カラスJr.を撃破し同トーナメント優勝を果たした。

 船木誠勝は、今年7月から開催されていた世界マスクマントーナメントに正体を隠して謎のマスクマン“ブラックタイガーJr.”として参戦。危なげなく快勝を続け9月大会で早々に決勝戦進出を決めていたが、10月の記者会見でマスクを脱いで自らの正体を明かし「船木誠勝としての本来のジャパニーズスタイルでルチャリブレと戦いたい」との決意を表明していた。

 決勝戦の相手はこの日の第二試合で準決勝を勝ち抜いた、ドス・カラスの次男であるドス・カラスJr.(※同名で活動したこともあるアルベルト・ロドリゲスは長男)。
 序盤はドス・カラスJr.が本場のジャーべでブラックタイガーJr.を翻弄していくが、ブラックタイガーJr.がミドルキックの連打からのあびせ蹴りを側頭部にクリーンヒットさせ逆転するとハイブリッドブラスターを狙う。これをドス・カラスJr.が耐えると腕も極める変形の胴締めスリーパーに捕らえ、そのままギブアップを奪った。
 世界マスクマントーナメント優勝を果たしたブラックタイガーJr.には、“初代タイガーマスク”佐山サトルより賞状、トロフィー、そして“黄金のマスク”が贈られた。

 マスクを脱ぎ、船木誠勝としてマイクを取ると「今から33年前に15歳で新日本プロレス入門した時は初代タイガーマスクが引退した後だったので、『自分が2代目タイガーマスクになりたい』ぐらいの気持ちで入門したんですけど、最初の1週間のレスリングのスパーリングでタイガーマスクの2代目の夢は一瞬でなくなりました。来年で自分50歳なんですけど、力の続く限り『目指せ還暦で』まだまだ頑張っていきたいと思います、若い人ともどんどん戦っていきたいと思うんでこれからも応援よろしくお願いします!」と想いを叫んだ。

 そして、贈られた黄金のマスクを被り“黄金のタイガーマスク”となると船木は「これ(黄金のマスク)は嬉しいですね。タイガーマスク、本当のタイガーマスク!33年前の入門したときの船木優治に言ってあげたいですね。『お前いつかタイガーマスクになれるんだよ』と。ホントに33周年、今年を引き締める最後のいいプレゼントになりました」と上機嫌。

 マスクマンとして試合をしてきたことについて聞かれると、「(正体が)自分だって気づいてない人たくさんいましたんで、船木のときの技を出してもシーンとしちゃうんですね。マスクの中身はキャリアあるんですけど、気持ちは新人になっていました。キャリア33年で、新人に戻れるっていう特殊な機会でしたね。ずっと海を泳いでて、今日やっと陸に上がれたかなっていう、そんな気持ちですね。複雑というか、不思議な感じでした」と神妙な面持ちでコメント。
 そして、「一回だけ“黄金のタイガーマスク”として試合してみたいですね。ちょうどコスチュームもありますから。真説タイガーマスクの」と自らがタイガーマスク役で出演した2004年の映画『真説タイガーマスク』の名を挙げつつ、意気揚々と会場から去っていった。

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