PANCRASE299に参戦のクリス・マクファーが公開練習!ハプキドーを修めた“男前女子”は三浦彩佳戦に向け気合十分!

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 9月6日午後、都内新宿区の「HIDE’S KICK」で、クリス・マクファー(Team Macfer/ブラジル)が公開練習をおこなった。マクファーは「 PANCRASE 299」(9日、スタジオコースト)で三浦彩佳(TRIBE TOKYO M.M.A)と対戦する。

 マクファーはパンクラス初参戦、来日も初めて。地球の反対側からやって来たが、調子は良さそう。公式体重計ではないが、体重は今日すでにリミットの200gアンダーをマーク。というのは、マクファーはナチュラルな状態で闘うため、普段から体重をコントロールしているという。ブラジル人選手には計量時と当日の体重が大幅に違う選手も多いが、マクファーは常に体重を一定に保ち、水抜きなどとも無縁だ。

 韓国の武術・ハプキドーをバックボーンに持つマクファーはパートナーと約3分の公開練習を行い、ミット打ちと組み技を披露した。ミット打ちでは鋭いパンチのほか、蹴り技、高さのある飛び膝などを、また組み技では力強いパウンドを見せた。
 マクファーとの一問一答は以下。

――日本の印象はいかがですか?
「日本に来たのは初めてです。日本は文化が豊富で、格闘技のルーツの国でもあるので、来ることができて、しかも試合ができてとても嬉しいです。日本の人はみんな人への接し方が丁寧で、礼儀正しいので、私も精神的に落ち着いています」

――あなたのバックボーンを教えてください。
「12歳から韓国の武術『ハプキドー』を始めました。ハプキドーはかなり近代的と言われる武術で、棒など道具を使います。これが私の格闘技のスタートでした。
 その後、2010年にブラジリアン柔術、2011年にムエタイ、そしてテコンドーも始めました。それ以来、それら全てを同時に続けています。ハプキドーはアルゼンチンのコーチ、ブラジリアン柔術はいとこと一緒に、ムエタイはタイ人コーチの元で、それぞれを深めていっています。そして現在、全てにおいて黒帯を持っています。

 武術に興味を持つようになったのは、ハプキドーがきっかけでした。もともと私は大学の法学部で学ぼうと思っていたのですが、格闘技に興味が出て来て、法学部ではなく体育学校に入ることになりました。そして、さらにいろいろな格闘技をもっと深く知りたいと思うようになりました。今は、私のチームで子どもたちに武術を教えるなどの社会貢献活動もしています」

――いろいろな武術をやって来たということですが、MMAにチャレンジされたのは何故ですか?
「最初はMMAをやる気持ちはありませんでした。MMAはとてもアグレッシブで、私には合わないと思っていたんです。でも、2013年ごろから、いつまでも抵抗を感じていては良くない。抵抗をなくそう、チャレンジしようという気持ちになりました。それと同時に、闘う時だけでなく、試合以外でもしっかりやっていこうという気持ちになりました」

――続けて来られたハプキドーの技は、MMAでも活かせますか?
「もちろんです。ハプキドーはかなり近代的であり、コンプリートな武術です。パンチ、膝蹴り、ヒジなども使えますし、柔術のような技術もあります。逆に、MMAをやりたい人はハプキドーをやれば、かなり対応できると思います」

――さて、対戦相手の三浦彩佳選手の印象はいかがでしょうか。
「試合はインターネットでいくつか見ました。技術が高い選手という印象です。パンクラスだけでなく、日本の格闘技は勝ち負けだけでなく、技術や技の見せ方も印象的でした。三浦選手もレベルが高く、技も的確に出す選手なので、いい試合になると思います。この試合は、私のキャリアの中でも大切な一戦になると思います」

――三浦選手は、組んで投げて抑え込むという闘い方で勝って来ています。
「研究はできています。でも、試合は何が起こるかわかりません。三浦選手が今回も同じような闘いをするかもわかりません。なので、どういう展開になっても対応できるように、しっかり練習して来ました。私が勝利すると思います」

――どんなフィニッシュをイメージしていますか?
「今、試合に集中しています。また、体力作りが大きなカギになって来ると思います。どんな展開になるかわかりませんが、もし私が不利になっても逆転するというイメージがあります。グラウンドの攻防でも、スタンドの打ち合いでも、うまく対応して最終的には主導権を握って勝ちたいです」

――さて、パンクラスという団体に対する印象がいかがでしょうか。
「昔から知っていました。歴史あるパンクラスに上がれて嬉しいです。本当に皆さん親切ですし、歓迎していただきました。わからないことも、すべて案内してくれたり説明してくれたりして、とても感謝しています。ですから私も、精一杯頑張って、力を出し尽くして良い結果を出したいです」

――今後、継続参戦は考えていますか?
「もちろん、可能な限り上がりたいです。ただ、私の住んでいるところはリオデジャネイロでも田舎の町で、日本に来るにはとても費用がかかります。他の市では援助があるのですが、私の町ではそう行った援助がありません。でも、日本での試合は増やして行きたいと思っています」

――パンクラスのベルトに興味はありますか?
「もちろんです。チャンスがあれば、そして私にその力があれば挑戦したいです。もしベルトを巻ければ、チーム全体にとっても良い励みになります。チームメイトのためにも、チャンスがあれば挑戦したいです」

――では、ファンにメッセージをお願いします。
「チーム・マクファーのクリス・マクファーです。この試合は、私にとってとても大事な試合です。力を出し尽くして闘いますので、応援よろしくお願いします」

 マクファーが社長として運営する「チーム・マクファー」は、パートナーが副社長を務め、経理やマネージメントを担当している。実は、パートナーは女性で、一緒に生活して2年になるという。ブラジルでは同性婚が認められており、ゆくゆくは結婚するつもりだ。終始、真剣な表情で話していたマクファーだが、この時ばかりは少しはにかんだ。
 ストイックかつチャレンジ精神に溢れるマクファーは、弱冠25歳とは思えない「男前女子」だった。愛するパートナーや、チームの仲間たちのためにも、素晴らしいファイトを見せてくれることだろう。

(写真・文/佐佐木 澪)

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