【試合詳細】3・9 PANCRASE 横浜武道館大会 【フライ級QOP】杉山しずかvs渡邉史佳 【ストロー級KOP】黒澤亮平vs植松洋貴 井村塁vs松井斗輝

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『PANCRASE 352』
日程:2025年3月9日(日)
開始:13:45
会場:神奈川・横浜武道館

〜試合結果〜
【プレリミナリーファイト】
▼第1試合 フライ級戦 5分3R
●今井洋希(禅道会)
2R 3分15秒、チョークスリーパー
○稲垣祐司(NATURAL 9)

▼第2試合 バンタム級戦 5分3R
●千種純平(パンクラス大阪 稲垣組)
判定0-3
○松井 涼(EXFIGHT×FIGHTFARM)

【メインカード】
▼第3試合 バンタム級戦 5分3R
○前田浩平(GRABAKA)
判定3-0
●梅原規祥(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)

▼第4試合 フライ級戦 5分3R
●山﨑聖哉(BRAVE GYM)
3R 4分39秒、TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
○時田隆成(トライフォース東中野)

▼第5試合 フェザー級戦 5分3R
●遠藤来生(Power of Dream Sapporo)
判定0-3
○木下尚祐(リバーサルジム横浜グランドスラム)

▼第6試合 ウェルター級戦 5分3R
○村山暁洋(暁道場)
判定3-0
●長岡弘樹(DOBUITA)

▼第7試合 バンタム級戦 5分3R
●矢澤 諒(パンクラスイズム横浜)
1R 1分43秒、TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
○山木麻弥(ALIVE)

▼第8試合 バンタム級戦 5分3R
●合島大樹(ROOTS)
1R 4分12秒、TKOスタンドのパンチ→レフェリーストップ
○後藤丈治(TRIBE TOKYO M.M.A)

▼第9試合 女子ストロー級戦 5分3R
●藤野恵実(JAPAN TOP TEAM)
判定0-3
○本野美樹(リバーサルジム横浜グランドスラム)

▼第10試合 フェザー級戦 5分3R
●Ryo(RINGS/グランドスラム)
2R 1分43秒、アームロック(タップアウト)
○山本歩夢(K-PLACE)

▼第11試合 ライト級戦 5分3R
●粕谷優介(総合格闘技道場CROWN)
2R 4分02秒、ダースチョーク(レフェリーストップ)
○ラファエル・バルボーザ(MAQUININHA DO FUTURO)

▼第12試合 バンタム級戦 5分3R
○井村 塁(ALMA FIGHT GYM PUGNUS)
1R 3分18秒、チョークスリーパー(タップアウト)
●松井斗輝(THE BLACKBELT JAPAN)

▼第13試合 コーメイン ストロー級キング・オブ・パンクラス チャンピオンシップ 5分5R
○黒澤亮平(THE BLACKBELT JAPAN/第4代KOP)
2R 2分33秒、TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
●植松洋貴(NEVER QUIT/挑戦者)
※黒澤が初防衛

▼第14試合 メインイベント 女子フライ級クイーン・オブ・パンクラス チャンピオンシップ 5分5R
●杉山 しずか(リバーサルジム新宿Me,We/第4代QOP)
1R 2分15秒、TKO(スタンドのパンチ→レフェリーストップ)
○渡邉史佳(FIGHTER’S FLOW/挑戦者)

パンクラス史上3度目となった女子のメインイベントで渡邉が杉山を破り第5代フライ級QOPを獲得!ストロー級KOPは黒澤が初防衛に成功!

第1試合


 1R。プレッシャーをかける稲垣。ジャブ、ロー。今井がスリップし稲垣が上に。ガードから上体を引きつける今井。稲垣は鉄槌、パンチを落とす。今井は下から仕掛けようとするが殴られてできない。今井は出血している。立った稲垣がケージへ押し込むが、今井離れた、
 稲垣はプレッシャーをかけながらジャブを振る。稲垣が組んで尻もちをつかせたところで終了。
 ジャッジは3名ともに10-9稲垣。

 2R。今井がジャブ、稲垣もジャブを返す。タックルに入った今井だが、稲垣ガブった。そのままケージへ押し込む今井。稲垣がヒジを打ち込む。さらに押し込む今井。足関を狙うが、稲垣は立って離れる。

 稲垣が左右フックを打ち込む。今井は片足タックルに入るが、稲垣こらえる。今井は両足をかかえてテイクダウンするも、稲垣はすぐに立ち上がり、バックに回った。バックマウントからチョークに入ると極まり、今井がタップアウト。
 止まらず動き続けた稲垣がデビュー戦を一本勝ちで飾った。

第2試合


 1R。千種ジャブ、松井がタックルに入ると、千種はギロチンにかかえる。これは外れるが、ケージの方へ移動する。松井はパウンドを落とすが、千種はケージを使い立った。
 倒したい松井。しかし、千種はケージを背負ってこらえている。松井は片足をつかむが倒せない。千種はギロチンを仕掛けるが、入っていない。外れた。
 松井は両足で千種の右足をはさみながらパンチを入れる。千種がヒジを振る。立とうとするが、松井が押して尻もちをつかせた。松井がケージへ押し、細かく殴ったところで終了。
 ジャッジは3名ともに10-9松井。

 3R。松井が千種の蹴り足をキャッチしテイクダウン。ハーフマウントに。パンチを落とす。苦しい千種。立ちたいが松井はヒザを入れ立たせない。なおも立とうとする千種だが、松井が足を引いて尻もちをつかせた。
 しかし千種立った! ギロチンにかかえてヒザを打ち込む。しかしケージへ押し込む松井。殴ってさらに押し込む。
 残り1分。正対した千種。松井はヒザを入れながらケージへ押し込む。松井が殴って終了。
 ジャッジは3名10-9松井、

 3R。開始すぐに松井がタックル。サイドポジション。殴りながらはハーフマウントへ。しかし千種はエビでひっくり返して立つ。松井はケージへ押し込みヒザ。
 首を狙った千種だが、これは外れる。かぶさって殴る松井。ハーフマウントで殴る。残り1分、松井が上をキープし殴り続けて終了。
 ジャッジは3名とも30-27、3-0で松井が勝利。

第3試合


 2019年より参戦中の前田は直近2戦で計量オーバー。砂辺光久戦(昨年4月)はなんとか落としたが、前戦(同年7月)は落とせずキャッチウェイトに。今回からバンタム級に変更した。
 対する梅原は2022年より参戦。昨年は上野惇平(8月)、坂本瑞氣(11月)と連勝中。バンタムに上げる前田に対し、SNSで前田との対戦アピールをしていた。
 「フライ級とバンタム級は全く別のステージ」と話す梅原、「ケンカを売ったことを後悔させます」と言う前田。最後に笑うのはどちらか、

 1R。お互いロー。梅原が前田の蹴り足をキャッチし組むが、前田がケージへ押し込んだ。梅原が入れ替えると前田が戻してヒザ、殴る、梅原がまた入れ替えると、前田が大きく投げてテイクダウン! サイドから乗ってマウントへ、さらにバックマウント。殴る。起き上がりたい梅原だが、前田は起こさせず殴る。
 正対した梅原が飛び起きるが、前田はすぐ組む。ケージへ押したのは梅原。入れ替えて蹴る前田。梅原も蹴って終了。
 ジャッジは3名とも10-9前田。

 2R。前田が右ハイキック、ロー。梅原もロー。前田は蹴り、ジャブから組んでテイクダウン! 梅原立ちそうだが、前田はバックに回った。ももにヒジをいとし、立った梅原。前田はバックをキープ。さらにヒザを入れ投げ! さらに回ってバックマウントへ。
 脱出したい梅原だが、前田は逃さない。梅原ヒジから一気に上になる。前田はガード。ケージへ持って行く梅原。しかし、亜枝が立ってケージへ押し込んだ。梅原が脱出しようとしたところで終了。
 ジャッジは3名10-9前田。

 3R。お互いジャブ。前田が組んでバックに回る。ケージへ押し込んでヒザ、ローを打ち込む。足をかけてバランスを崩すが、梅原立った。前田が投げ!バックに周りバックマウント。ももにヒジを入れる梅原だが、前田立たせない。
 梅原が立ってスタンド勝負を要求。梅原飛び込んでパンチ、さらにバックハンドブロー。前田が左オーバーハンドをヒットさせる。梅原がパンチで出るが、前田はかいくぐり組んでケージへ押し込んだ。さらにバックに回る。
 梅原は正対して入れ替え。離れて殴る。前田は距離を取って終了。
 ジャッジは3名とも30-27、3-0で前田が勝利。

第4試合


 山﨑は2022年初参戦。翌2023年、NBTフライ級で優勝している。しかし、NBT後は2連敗中。ここで連敗を止めたいところ。
 一方の時田は昨年より参戦。齋藤楼貴に判定勝ち(9月)、砂辺光久にTKO勝ち(12月)と連勝中。

 1R。プレッシャーをかける時田。山﨑は遠い距離からロー。時田がタックルに入るが、山﨑が切る。時田はパンチから再びタックルに入り、ケージへ押し込む。テイクダウン! ケージ際でパンチを落とす。さらに鉄槌、ボディと攻め続ける。
 残り1分。山﨑は下からディフェンスしているが、時田が持ち上げて叩きつけ! 山﨑は立つが、その立ち際に時田がバックを取る。残りわずかでチョークを狙うが終了。
 ジャッジは3名とも10-9時田。

 2R。時田が左パンチを当てる。山﨑もパンチ。プレッシャーをかけ合う。時田はパンチをくぐりタックルへ、バックにつく。時田、さらに回って上に。山﨑がガード。殴る時田。殴りながらケージへ移動していく。ヒジ! 下から仕掛けたい山﨑だが、防がれて終了。
 ジャッジは3名とも10-9時田。

 3R。プレッシャーをかける山﨑。時田が片足タックルからテイクダウン。山﨑が下から横三角の体勢になる。腕を狙うがこれは外れ、時田が回って上に。鉄槌、ヒジを落とす。
 抜けた山﨑が立とうとするが、時田は追ってケージへ押し込んだ。再び立つ山﨑。時田はバックを取り押さえ込む。山﨑は体のバネで反転資料とするが、時田が上に。さらにバックマウントから殴る。身動きの取れない山﨑。時田はパウンド、ヒジを連打し、レフェリーが止めた。

【時田 ケージ上コメント】
「ありがとうございました。試合内容はちょっとイマイチでしたが、また練習するので、よろしくお願いします」

第5試合


 遠藤は2021年に初参戦。以降、コンスタントに試合をしている。3連敗していたが、昨年7月、大阪大会で中村晃司に判定勝ちで連敗を止めた。11月にシュウジ・ヤマウチとの試合が組まれていたが、ヤマウチの減量中の体調不良により試合が消滅。今回は仕切り直しの一戦となる。
 対する木下はDEEP、ZSTに参戦し、昨年11月に初参戦。小森真誉に判定勝ちし、2戦目でランカーとの試合が組まれた。

 1R。木下が左ハイキック。さらにローから左ミドル。遠藤はローで距離を保つ。木下が入ってジャブ、左フックと攻める。遠藤はまだ大きく動かない。
 終盤に入り遠藤が左右パンチ。木下が跳びヒザを見せる。遠藤は距離を積めるが、パンチをもらってしまう。さらいパンチを当てる木下。遠藤やや効いたか。終了。
 ジャッジは1名が10-9遠藤、2名が10-9木下。

 2R。両者パンチで出るが、木下が組んでケージへ押し込んだ。しかし、遠藤が離れる。今度は遠藤がパンチから組むが。木下がバックを取りケージへ。遠藤は入れ替えて離れた。
 木下がパンチを振っていく。さらに跳びヒザがヒット。遠藤も距離を詰めてパンチを振るが終了。
 ジャッジは3名とも10-9木下。

 3R。1R、2Rはいつもより動きが少なかった遠藤だが、パンチを振って出る。しかし木下のパンチがヒット、遠藤ダウン! しかしすぐに立った。
 木下がタックルに入ると、遠藤は押されるが投げて離れる。口から出血している遠藤。
 木下がタックルにアヒルが、遠藤は切って右パンチを当てる。木下がジャブ、左ボディ。
 残り30秒で木下がタックルに入り、ケージへ押し込む。テイクダウン。しかし遠藤はすぐに立ちパンチを振るが、終了。
ジャッジは1名が29-28、2名が30-27の3-0で木下がランカーを破った。

第6試合


 第9代ウェルター級KOP・村山は2012年より参戦。直近では2連敗のあと、昨年11月、川中孝浩に判定勝ちし連敗を止めている。
 長岡は2001年よりパンクラスに参戦。2002年にはタイトルマッチにも挑戦している。その後、2005年5月を最後にパンクラスから遠ざかっていたが、2010年に復帰。さらに、2016年11月以降、再びパンクラスを離れる。 2021年6月にはGRACHANのベルトを巻いた。2022年12月に再びパンクラスへ戻るが、3連敗中。
 長岡の2022年の復帰戦の相手が村山だった。この時は長岡の判定負け。舞台もこの時と同じ横浜武道館で、長岡がリベンジを果たすのか、返り討ちにあってしまうのか。

 1R。パンチで出る村山。長岡が組むが、村山がケージへ押し込んだ。長岡が細かく殴り、お互いいヒザ。長岡が入れ替えると、村山は投げを打とうとするが長岡がこらえる。村山が戻すと、長岡が入れ替え。お互い位置を変えながらヒザ、ロー。
 両者離れる。長岡がパンチで前に。組んでケージへ押し込むが、村山が入れ替える。長岡が戻し、さらに村山が入れ替え。終了間際、村山が投げを狙うが長岡がこらえて終了。
 ジャッジは1名が10-9長岡、2名が10-9村山。

 2R。長岡は消耗している様子。しかしプレッシャーをかけていく。長岡が組んでケージへ押し込むが、村山が入れ替え。お互い何度も入れ替え合う。ヒザなど手数は村山が上回るか。最後に村山がケージへ押し込み、ボディを殴ったところで終了。
 ジャッジは3名ともに10-9村山。荒い呼吸をしている長岡。

 3R。長岡がパンチで出る。組んでケージへ押し込むと、村山がヒジを入れて入れ替え。ボディを殴る。長岡、入れ替えたが消耗している。村山がヒザを入れて離れた。
 プレッシャーをかける長岡。村山がゆっくり組んでケージへ押し込む。ヒザ、ボディブローを叩き込んでいく。入れ替えようとする長岡だが、顔面にヒザを入れる村山、首相撲からヒザを入れ、ケージへ押し込んでボディ、ヒザを入れる。入れ替えた長岡はボディを殴って離れた。
 長岡が左右ジャブ。しかし、村山が組んでケージへ。長岡が入れ替えるが離れた、長岡がパンチから組んでケージへ。村山が「ヨイショー!!」と声を出しながら投げる。残りわずかだが、村山は腕十字を狙う。こらえる長岡。村山が鉄槌を連打したところで終了。
 ジャッジは2名が30-27、1名が29-28、3-0で村山が勝利。
 かなり消耗していた様子の長岡。リベンジは成らなかった。村山は息が上がることなく、45歳とは思えないスタミナを見せた。

第7試合


 矢澤は2020年より参戦中。パンチでのKOイメージが強い矢澤だが、ここ3戦は笹晋久(2023年9月)、井村塁(同年11月)、松井斗輝(昨年111月)と3連敗中。2025年の初戦で連敗を止めたいところ。
 対する山木は昨年7月パンクラスデビュー。前田海に2RでTKO勝ち。続く同年11月の宮城成歩滝に1RでTKO勝ちと衝撃の2連勝をしている。今年はNBTにエントリーするかと思われたが、NBTではなくランカーと闘ってのし上がっていくルートを選んだようだ。

 1R。開始そうそう、矢澤が詰めて左右のフック連打。山木はミドル。左パンチを振る矢澤。続いて右パンチ。さらにスイッチして左パンチで飛び込もうとするが、山木の左フックがヒット。矢澤ダウン! 3戦目も山木がKO勝利を収めた。

【山木 ケージ上コメント】
「山木麻弥です! いつも1Rdえ終わっちゃうんですけど、怪我もないんで、また応援してください。ありがとうございました!」

第8試合


 合島は2014年より参戦しているベテラン。2018年11月の原田維紘戦を最後にパンクラスから遠ざかっていた。しかし、昨年5月、6年ぶりに復帰。小原統哉、安藤武尊(12月)に2連勝。健在ぶりを見せつけた。勢いに乗り連勝を伸ばすか。
 一方の後藤は2016年にパンクラス初参戦。コンスタントに試合を行っていたが、2020年2月の力哉戦を最後に、修斗、RIZIN、DEEPで経験を積んだ。記者会見では「5年前とは比べものにならないぐらい強くなっている自信がある」と話す後藤。復帰戦で証明できるか。

 1R。プレッシャーをかける後藤。左ハイ、左ミドルと足を使っていく。合島はジャブ。後藤が合島の蹴り足をつかむが放した。
 後藤が蹴り、左ストレートと攻め、タックルに入るが合島は切る。パンチを振っていく後藤。ジャブ、左ボディ、ワンツーとたたみかける。
 合島が前に出ると、後藤の左フックがヒット! 合島が後ろへフラつく。後藤はさらに左パンチを打ち込むと合島ダウン! レフェリーが試合を止めた。

【後藤 ケージ上コメント】
「TRIBE TOKYO M.M.Aから来ました後藤丈治です。5年ぶりのパンクラス、強くなって帰って来ました。この階級最強を目指しているので、上の選手との試合をお願いします」

第9試合


 第3代ストロー級QOP・藤野は昨年、修斗のインフィニティリーグを制し、初代ストロー級王者となる。同年9月にはパンクラスに復帰し、史上初の2団体王座同時獲得を目指すが、ソルトに判定負けを喫した。今回は復帰戦。再びの王座獲得を目指し闘う。
 対する本野はパンクラス初参戦。元JEWELSストロー級王者で、昨年はRoad To UFCにも参戦している。パンクラスへはUFCを見据えての参戦だ。

 1E。藤野がパンチ。プレッシャーをかける。本野はロー。藤野がケージへ押し込みヒザ。本野もヒザ、ボディ。入れ替えたいが、藤野がさせずヒザ。本野はボディ、カカト。しかし展開なくブレイクがかかった。
 本野がロー。プレッシャーをかける。藤野は圧をかけケージへ押し込む。本野がボディ、カカトを入れたが離れる。終盤、本野がパンチからテイクダウン。藤野はギロチンに取っている。絞めるが、時間切れとなる。
 ジャッジは3名10-9藤野。

 2R。藤野がパンチで押してケージへ。ヒザ。両者離れる。本野は左右パンチ。右に回る。藤野がパンチからケージへ押し込むと、が入れ替え。投げたい本野だが、藤野がこらえる。
 残り1分。藤野がヒザを入れ離れる。本野がハイキック。藤野がケーキへ押して細かく殴る。終了。
 ジャッジは3名とも本野。藤野は押し込んではいるが、その先の展開が欲しい。

 3R。藤野がパンチで出る。本野もパンチ。右に回る。本野がジャブからのタックル、テイクダウン。藤野ガードポジション。密着してボディを殴る。首を狙うが、本野が頭を抜いた。藤野が殴るが、本野立った。藤野は蹴り上げるが、一気に立ち離れた。
 お互い打ち合う。本野がやや下がり気味。藤野は果敢にパンチを振っているがヒット率が低い。終了。
 ジャッジは3名とも29-28、3-0で本野がパンクラスデビューを白星で飾った。

第10試合


 3位のRyoは2020年より参戦中。2023年、名田英平、栁川唯人に勝利し、昨年は平田直樹とタイトルマッチ次期挑戦者決定戦に臨むも敗れている。最近はジャッジなど裏方の仕事も行っている。
 山本はパンクラス初参戦。当初は昨年12月にデビュー予定だったが、交通事故により負傷欠場、今回がデビュー戦となった。

 1R。山本ジャブ。Ryoもジャブを振り前に出ていく。山本が右ミドル。Ryoがその蹴り足をキャッチするが、離した。Ryoがタックルに入ろうとすると、山本がRyoの頭部にヒザ!
 山本がタックル、ケージへ押し込むが、Ryoはギロチンに取っている。しかし、山本は外して離れた。Ryoの立ち際にパンチを入れる。さらにミドル。
 残り1分。間合いを詰めた山本にRyoがヒジ。ヒットしたが、山本はそのままバックについてチョークを狙った。Ryo振りほどいて離れる。パンチを振るが終了。
 ジャッジは3名10-9山本、

 2R。プレッシャーをかける山本。右ハイキック。Ryoは蹴り。Ryoが跳びヒザを出そうとするが、山本のローに阻まれる。パンチで詰めるRyoだが、山本が組んでテイクダウン! 立とうとするRyoだが、山本が腕! これがガッチリ極まりRyoが痛みに叫びタップアウト。

【山本 ケージ上コメント】
「K-PLACEの山本歩夢です。パンクラス初めてですが、皆さん、試合どうでしたか。地元の親友だったり、今回応援に来てくださった皆さん。結構います。(言いたいことは)タイトルを獲ったら涙ながらに言いたいと思うんで。Ryo選手が3位かな。みんな、判定で勝ったり負けたり、フィニッシュしきれてないんで、もういいじゃないですか、タイトルマッチやらせてください。まあ、いろんな意見があると思うんで、タイトルじゃなかったら試合はしないつもりなんで、よろしくお願いします。タイトル戦も絶対フィニッシュするんで、応援よろしくお願いします。ありがとうございました」

第11試合


 粕谷は2017年よりパンクラスに参戦。2019年9月にはサドゥロエフ・ソリホンと初のタイトルマッチに臨むも敗れる。また、2023年12月には雑賀ヤン坊達也との次期挑戦者決定戦で敗退。ランカー上位をキープしているものの、あと一歩でタイトルに届かない。しかし、前戦はホン・ソンチャンに1ラウンドTKO勝ちを収め勢いに乗る。2戦連続の国際戦、勝って次に進みたい。
 初参戦のバルボーザは空手ベース。長い手足を活かした打撃を得意とする。空手の生まれた国・日本に来るのが夢だったという。公開練習ではテンション高く、激しい打撃を見せていた。今回は2年のブランクを経ての試合となる。

 嬉しくて仕方ないという風に飛び跳ねながら入場してきたバルボーザ。めちゃくちゃ元気に走ってケージイン。
 1R。警戒しながら回る粕谷。蹴り。しかし組み付けず。粕谷がローから組んでケージへ押し込む。足をかけるが、投げは打てない。バルボーザが入れ替えてヒザ。粕谷はボディを殴り戻す。さらに押し込んでいく。お互いヒザを入れる。粕谷が「相手がグローブを掴んでいる」とアピール。
 その隙にバルボーザがテイクダウン、マウントへ。さらにバックマウントになり殴る。お互い殴る。やや苦しそうな粕谷だが、向き直り上に。会場から拍手が起こる。
 バルボーザが三角を狙うが頭を武いた粕谷。粕谷が殴り、バルボーザがヒジを入れて終了。
 ジャッジは3名とも10-9バルボーザ。

 2R。粕谷がロー。バルボーザがジャブ、ロー。粕谷が入ってボディ。バルボーザがジャブ。粕谷がケージ際で組み、押し込んで殴る。お互いヒザ。
 一気に離れたバルボーザ。粕谷は左右パンチ、ミドル。さらにケージ際でパンチを叩き込む。
 両者離れる。粕谷ボディから片足タックル。粕谷がガブりからマットにヒザをついた状態になるが、バルボーザが頭部にヒザを入れてしまう。グラウンド状態での頭部の攻撃はパンクラスでは反則となるためタイムストップ。バルボーザにはイエローカードが出された。1点減点となる。
 スタンドから再開。バルボーザの飛びヒザをかわす粕谷。右フックをヒットさせる。粕谷がタックルに入ると、ガブったバルボーザが引き込む。首にガッチリ入り、粕谷が落ちた!

【バルボーザ ケージ上コメント】
「今まで辛いことがたくさんあったけれども、亡くなった父のために空手を一所懸命やると誓ってここまで来ました。今日試合ができたことを本当に嬉しく思っています。マチダ空手、最高です。シンゾー先生、リョート先生、それからマチダ先生、お母さん、みんな大好きです。ありがとうございます」

第12試合


 2位・井村は2020年 NBTを4戦全て一本勝ちで優勝。翌年 12月にはバンタム級暫定王者決定戦に臨むも、中島太一に敗れた。しかし、その後もコンスタントに試合をし、TSUNE、河村泰博に敗れたものの、矢澤諒、田嶋椋に勝利。昨年9月、初の国際戦に臨むも、カリベク・アルジクル ウルルに1ラウンドTKO負けを喫した。今回は背水の陣。ベルトを目指し、再び始動する。
 5位・松井は2023年より参戦。昨年は原料に苦しみ、前戦からバンタム級に階級を上げた。バンタム初の試合は1ラウンド19秒で矢澤諒にTKO勝ち。勢いに乗り、井村に挑む。

 1R。井村が先に出てジャブ。松井はロー。井村が遠い片足タックルからケージへ押し込む。入れ替えた松井はヒザを入れ、殴って離れる。松井がロー、強い右パンチ。
 井村が遠い距離からタックルに入るが、松井は切る。井村パンチ。松井が右フック。松井が右オーバーハンドを放つが、井村は腕でブロック。さらに左パンチがヒット、松井ダウン! 井村はすかさずカバーに入り、パウンドからバックに回る。チョーク! 松井は腕をつかみ防ぐが、井村はチョークを取り直した。これが極まり、松井がタップアウト。
 終始、落ち着いてその時やるべきことを遂行した井村。極めの強さもさることながら。打撃での進化も見せ、2025年、幸先の良いスタートを切った。

【井村 ケージ上コメント】
「どうも、PUGNUSの井村です。前回、キルギス人にやられちゃって、本当どうしようもないところまで行っちゃったんですけど、でも、年内、必ず僕がKOPになるんで、応援よろしくお願いします。ありがとうございました!」

第13試合


 第4代KOP・黒澤は2023年より参戦。2016年、修斗第6代世界ストロー級チャンピオンとなるも、2団体制覇のためパンクラスへ。昨年4月には算定王者の座を懸けリトルと対戦、2ラウンドでKO勝ちしている。その後、正王者に昇格、第4代KOPとなる。今回が初防衛戦。
 対する植松は2021年初参戦、2022年のNBTウィナー。昨年は増田大河、尾崎龍紀、高島俊哉と3連勝し、チャンピオンシップへの切符を手にした。ISAO、菊入正行に続き、3本目のベルトをNEVER QUITにもたらすか。

 1R。黒澤が入ってボディ。植松は蹴り。黒澤がタックルに入ると、植松はギロチンに取る。しかし、これは外れた。黒澤がハーフマウントに。ボディを殴る。顔を上げた黒澤の左まぶたから出血している。ボディを殴る黒澤だが、ドクターチェックのためブレイク。タックルに入った際、相手の腰骨にぶつけてカットした模様。
 やや長めのチェックのあと、再開。パンチを叩き込んでいく植松。黒澤もパンチ。しかし残りわずか。植松がハイキック。終了。
 ジャッジは3名ともに10-9黒澤。

 2R。黒澤がジャブ。植松はロー。黒澤がロー、左ジャブ、ボディ! 黒澤がケージに詰めて左ボディ! 効いた! パンチのラッシュ!植松は頭を抱えて打たれている。黒澤はヒザを叩き込み、さらに左右のボディを連打。なんとか返したい黒澤だが、続行不可能と見てレフェリーが試合を止めた。
 黒澤が初防衛。

【黒澤 ケージ上コメント】
「どうもありがとうございます。(怪我は)バッティングじゃなくて、僕が(相手の)腰骨に当たってしまったので。それも弱さなんで。格闘技、やってもやっても強くなれなくて、いつになったら強くなれるんだろうと思うんですけど。でも、これより面白いものはないんで、もっともっと頑張ります。今日はありがとうございました」

【黒澤 試合後コメント】
――今の気持ちは?
黒澤「今の気持ちは、ホッとしてますね。内容的にちょっと危ない場面があったので、無事終わってよかったです」
――左まぶたのカットは、アクシデントではなかった。
黒澤「はい。タックルで腰骨に当たっちゃって。相手が打撃をけっこう警戒してる感じだったので、1回タックルに行ってみようと思って。すごく綺麗に入れたんですけど、その代償がデカすぎました」
――減量後は骨がゴツゴツしていることもありますからね。
黒澤「相手はストローでは背も高くてスリムだったので、それもあるかも知れないですね」
――傷口がこれ以上開いたら、負けになってしまう可能性もあります。
黒澤「ドクターチェックの時に、レフェリーとドクターが『けっこう深いな』て言ってて、これ終わっちゃうのかな、止められるのかなとドキドキしました。でも、再開になって。再開しても、出血し続けると無理と言ってたので、早く倒すしかないのかなと思って、焦っちゃいました」
――血は流れてこなくてよかったです。
黒澤「しっかり処置していただいて。でも、寝技に行くのはやめようと思って」
――相手が一発でも当てれば、また出血していたかも知れないですね。
黒澤「そうですね」
――相手は右のパンチの対策をしっかりしていて、なかなか当てさせてくれませんでしたね。
黒澤「その対策が大半というか、そういう感じでしたね」
――最後はボディを効かせたんですか。
黒澤「最後は左ボディフックで、かなり動きが止まったなと感じました」
――上を警戒させてガードを上げさせたところで上下を打ち分けて。腹に効かせてからのラッシュでしたね。
黒澤「はい。ラッシュとヒザですね」
――黒澤選手は同階級の他の選手より頭1つ、2つは抜きん出ていると思います。ご自分ではいかがですか。
黒澤「「今回も周りからは『大丈夫でしょ』っていう雰囲気を感じていましたし、自分としても、全体的なレベルはやはりこっちの方が上だろうなとは思ってたんですけど、別にナメてはいないんですけど、でも、やっぱりいざ始まると、うまくいかない場面とかあるし、今日は危ないところもあったし、格闘技は難しいなと思います」
――防衛をして、今後、海外へ目が向いたりしますか。
黒澤「正直、海外でやってみたいという気持ちはあります。さっきと言ってることがちょっと逆になるんですけど、ランカーを見ると、まあ勝てるかな…っていう人がいる、僕なら勝てるかなって思う人がランキングにいるんで、『こいつに勝てるのかな? 厳しいのかな』と思える人とやりたいですね」
――もっと広い世界で挑戦してみたいと。
黒澤「はい」
――ケージ上では「やってもやっても強くなれない」と話していましたが。
黒澤「なんか弱いなと思って。試合に向けてやってきたことをしっかり出したいという思いがあるんで、それがうまく出せないと…」
――今日のような圧倒的な勝ち方をしても出てないんですか。
黒澤「なんかちょっと、…そうですね。こんなもんじゃないとか、そういうことではないですけど、なんか…そう思います」
――強さに対する探究心は尽きないですね。
黒澤「はい、それはそうですね。やっぱり好きなんで、面白いです」
――では、ファンに向けて一言お願いします・
黒澤「今日はご覧いただいてありがとうございました。本当はもっと綺麗な勝ち方を狙っていたんですけど、試合はなかなか難しくて。でも、最後はKOで勝ったんで、楽しんでもらえたんじゃないかと思います。また機会があったら、ぜひご覧ください」
――ありがとうございました。

第14試合


 第4代QOP・杉山は2024年3月、パンクラス初参戦。ライカを下し、同年7月のチャンピオンシップへ。重田ホノカをチョークで破り、QOPに輝いた。今年はベストボディ・ジャパンが主催する『マッスルモデル&フィットネスモデル日本大会』でボディコンテストにも挑戦、初参加でフランプリに輝いている。
 挑戦者・渡邉史佳は2023年3月初参戦。初戦ではライカに敗れたものの、2024年は3月にNØRI、9月に元QOP・端貴代を破り、タイトルへの切符をつかんだ。端戦でつかんだという打撃が今回も威力を発揮するか。

 1R。開始すぐから、渡邉が力強い左右パンチを振る。渡邉の右がヒット、杉山後ろへダウン! しかし反応は良く、足で追撃を阻止し立ち上がった。しかし効いているか、ややフラついている。
 杉山はタックルに入るが、渡邉は付き合わずパンチ。杉山は再びタックルに入るが、やはり切られてしまう。渡邉が右パンチ。杉山、これは少し効いた模様。
 杉山が組んでテイクダウン。しかし、力が入らないのか押さえ込めない。渡邉が立った。ふらつきがある杉山だが、左パンチを打ち込もうとしたところに渡邉の右クロスカウンターがヒット! 杉山がダウン! レフェリーが試合を止めた。
 この結果をもち、渡邉が第5代女王となった。

 女子の試合がメインイベントとなるのは、2011年4月のWINDY智美VS V.V Mei戦、2019年12月の藤野恵実VSチャン・ヒョンジ戦に続き3度目。女子初メインのWINDY/V.V戦の時代から考えると、格闘技界の様相も変わったが、メインイベンターの重みは変わらない。今回は渡邉が打撃で圧倒し、満足度の高い内容で初戴冠。今後、メインイベントを張るにふさわしい女王となってくれるよう期待したい。

【渡邉 ケージ上コメント】
「FIGHTER’S FLOWの渡邉史佳です。応援に来てくださった皆さん、支えてくださっている皆さん、」練習してくださっているチームの皆さん、本当にありがとうございます。試合まで色々あったんですけど、支えてくださったみなさんのおかげで、今日、覚悟を決めて試合をすることができて、このベルトを獲ることができて、本当に嬉しいですし感謝の気持ちでいっぱいです。ここからしっかり(このベルトの)価値を上げるように、強い選手とどんどんやって頑張っていきたいと思います。今後も、渡邉史佳の応援と、FIGHTER’S FLOWの応援をよろしくお願いします。今日はありがとうございました!」

【渡邉 試合後コメント】
――おめでとうございます! 今の率直な気持ちをお聞かせください。
渡邉「もう最高に嬉しいです」
――声が出にくいですか?
渡邉「試合が終わってワーっとか叫んでたら喉が枯れちゃいました(笑)」
――それぐらい、喜びが爆発してしまった。・
渡邉「そうですね、嬉しすぎて」
――ベルトの感触はいかがですか。
渡邉「やっと巻けたっていう感じですけど、まだ実感は湧いてこないです。信じられない感じで。明日、目が覚めたらベルトが無いとかないですよね?」
――大丈夫です(笑)。
渡邉「自分の中で、まずベルトを獲ることが最初にやらないといけないことだったんで。所属しているFIGHTER’S FLOWにまず1本目のベルトを持ち帰りたいという思いがすごくあって。今回、自分のためというよりは、チームの仲間とか、いつも支えてくれている人のために闘ってこのベルトを獲裏たいなという気持ちがすごく強かったんで、それを叶えることができたので、めちゃくちゃ嬉しいですね」
――試合を振り返ると、いきなり出したパンチでダウンを取って。感触はありましたか。
渡邉「多分なんですけど、倒れているの(パンチ)は全部、自分的にはスコーンっていう感じ。あまり感触は残らなくて。多分、倒れるパンチはみんなスコーンタイプだと思います」
――あのままフィニッシュに行くんじゃないかと思うぐらいの倒れ方でしたけど、杉山選手も粘って。その時は冷静でしたか。
渡邉「そうですね。ああ、足まだ動くのか、立たせようかな、っていう感じでした」
――そこから右クロスで。それもスコーンと抜けるような感じでしたか。
渡邉「そうですね。今回、あのパターンをめちゃくちゃ練習していたので、狙ったというよりは多分、反射でドンドンと出たのが倒れたっていう感じでしたね」
――ベテランに勝ったということで、何か思うところはありますか。
渡邉「いや、特にそういうのはなくて、自分は挑戦させていただく側だったんで、ありがたいなと思っています」
――今後、防衛戦もあると思うんですが、どんなチャンピオンになりたいですか。
渡邉「女子の中だったら、自分みたいな選手はなかなかいないと思うんで、渡邉は当てたらヤバイぞというのをよりインプットできるような、そんな選手になりたいですね」
――やはり打撃で倒していく。
渡邉「バシバシ倒して盛り上げちゃいます! 理想はそうですね」
――きっちりとメインイベントの大役を果たしましたね。
渡邉「正直、メインなんて自分、大丈夫かなとちょっと思ったんですけど、締められるのかなとおもたんですけど、始まっちゃったらもう、やってましたね」
――男子のチャンピオンシップもあったのに、女子がメインということで。前の試合もKO勝利でしたけど、それを超えるようなKOで締めくくってくれました。では、最後にフェンの皆さんへ一言お願いします。
渡邉「いつも応援してくださる皆さん、ありがとうございます。今後も、このベルトの価値を上げていけるように、しっかり練習に励んでいきますのえ、応援よろしくお願いします」
――おめでとうご合いました。

(写真・文/佐佐木 澪)

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