TAJIRIと秋山準が初シングルで王座戦を行いTAJIRIが王座奪取!「昭和のレスラーって身体もハートもなんでも強い」

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 15日、東京都・後楽園ホールにて『2018 SUMMER ACTION SERIES」【開幕戦】』が行われ、TAJIRIが秋山準を撃破しGAORA TVチャンピオンシップの新王者となった。

 秋山は去年3月より同王座の防衛を続けている絶対王者。これが秋山との初シングルとなるTAJIRIは、この一戦について「このクラスとのシングルなんてこれまであまり経験がないし、今後は確実にもっと機会が消失していく。だから、一秒も無駄にせず記憶しながら戦う。のちのち後世に語り継ぐため」とTwitter上で意気込みを語っていた。

 試合は、互いの歴史を確かめ合うような堅実かつハイレベルなグラウンドの攻防を展開。TAJIRIは秋山の足を一点集中攻撃、秋山は執拗なヘッドロックで頭部への集中攻撃を見せた。
 試合中盤の場外戦を優位に終えた秋山は、ランニングニーで決着を狙うがカウントは2。TAJIRIをロープに振っていくが、TAJIRIはハンドスプリングエルボーからトラースキックと続けバズソーキックを放つ。これをかわした秋山は組み付いてエクスプロイダーを狙うがTAJIRIがグリーンミストを噴射。これも回避した秋山は満を持してのエクスプロイダー。
 しかし、ここからフォールへ行ったところへTAJIRIが下からグリーンミストを噴射。これで怯んだ秋山を首固めで丸め込みカウント3。TAJIRIが新王者となった。

 バックステージに戻ったTAJIRIは、「昭和のレスラー、(秋山選手は)昭和デビューじゃないけど便宜上。意味分かりますよね?昭和のレスラーって強いんだよ。なんでも強い。体もハートもなんでも強い。別物なんですよね。今日まで何回も何回も秋山さんと1年間戦ってきて、1回も毒霧をかけたことがなかったんですよ。それを取っといたののが1年かけて勝因を作ったのかなって今は思ってるんですよね。なんでも長期的スパンでやっていかないと、次々次々手を変え、品を代えじゃあ毎回こう読み切り漫画の並び替えじゃあネタが尽きる。1年間俺の中で秋山さんとの物語を勝手に紡いでいたんですよ。1年かけて今日、ようやく終わったね。また第二章が始まるかもしれないけど」と秋山を激賞し、再戦もほのめかした。
 王者としての今後の展望を聞かれると、「このベルトを取ったからには、秋山さんもいろんなルールでやっていたじゃないですか。僕もあれをやってみたい。これは三冠と違って自由にやっていいベルトじゃないかと思っていて。なんかあったらアイディアください。今日からリニューアルだな、このベルト。新しくします!」と防衛ロードに新たな風を吹かせる意向を語った。

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