九州プロレスが設立10周年記念大会を実施!「豪雨なんて吹き飛ばせ!九州ば元気にするバイ!」と九州にエール!

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 7日、福岡県・福岡国際センターにて九州プロレス設立10周年大会『筋肉山笠’18』が行われた。

 九州プロレスは2007年にプロレス業界初のNPO法人によるプロレス団体として認証され、2008年7月6日に旗揚げされたプロレス団体。
 創立者の筑前りょう太が生まれ故郷の九州で、まちづくりの活性化を促進することを目指して「九州の九州人による九州のためのプロレス」をモットーに設立し、地元・九州の各県を中心に興行を行うだけではなく、老人ホームや障がい者施設、幼稚園、保育園での慰問活動、引きこもりの子供達に向けたプロレス教室での青少年健全育成活動など、プロレスを通じて地域貢献活動を行っている。

 この日、セミファイナルでは九州プロレスタッグ選手権試合として筑前りょう太&火野裕士vs桜島なおき&三原一晃が対戦。
 KAIENTAI-DOJOの“青い絆”で結ばれる筑前&火野の王者組に、大阪プロレス時代の同期である桜島&三原が挑んだ一戦は、序盤から王者組が優勢に進めながらも火野と三原がチョップ合戦でバチバチとやり合い、筑前と桜島の所属同士の対決では桜島が意地を見せていく展開。
 終盤、火野は三原へラリアットからのファッキンボム。チャンスと見た筑前はまっすぐとぶバイ!でトドメを刺しに行くが、桜島が剣山で迎撃し王者組二人をドロップキックで分断すると、グランドコブラで丸め込んで筑前から歓喜の3カウント。大阪プロレス同期チームの桜島&三原が第4代王者組となった。

 メインイベントでは九州プロレス選手権が行われ、王者・玄海にめんたい☆キッドが挑んだ。
 試合は、力の玄海とスピードで翻弄するめんたいの探り合いから始まり、玄海の猛攻を耐えためんたいがダイビングフットスタンプ、ミサイルキックと畳み掛け、必殺のめんたいスプラッシュを決めるがカウントは2。ならばと場外に逃れた玄海にプランチャを放つが、玄海がこれをキャッチし場外で投げ捨てる。
 エプロンでの攻防を制しためんたいは、ロープを飛び越えるフランケンシュタイナーで玄海を場外へ叩きつけ、大ダメージを負う玄海にめんたいスプラッシュを二連発放っていくが、これを剣山で迎撃した玄海が強引にツームストンパイルドライバー。さらに打首2連発で大ダメージを与え、ためにためた玄界灘が炸裂。粘るめんたいをようやく仕留め、玄海が初防衛に成功した。

 試合後、玄海はめんたいと固い握手を交わし、筑前りょう太をリングに呼び込んで「筑前さん、何もないとこから、九州プロレス作り上げてくれました。俺たち所属選手は、筑前さんのおかげで24時間、プロレスに集中できる 環境を作ってくれました!俺はもうすぐキャリア20年です。いろんな団体渡り歩いてきました。煮え湯を飲みました!だけど、九州プロレス、筑前りょう太に拾われました!俺は救われました!あんたの10周年ですよ!10周年おめでとうございます!」と感謝の言葉を述べた。
 この言葉を受けた筑前は「玄海。あんた、千代の体育館で、高校生の時に、『どうしたらプロレスラーになれますか』って聞いたよな。めんたい。お前、うちに来たよな。『引退します』って。だけどその二人がメインを務めて……」と感極まって涙で声を詰まらせた。

 そして最後は所属選手全員と「豪雨なんて吹き飛ばせ!九州ば元気にするバイ!」と10周年大会を締めくくった。

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