【試合結果】3・11 九州プロレス福岡大会 【九州プロレス選手権】三原一晃vs玄海 【九州プロレスタッグ選手権】筑前りょう太&火野裕二vs野崎広大&GAINA めんたい☆キッド&桜島なおきvs佐々木日田丸&藤田ミノル ばってん×ぶらぶらvsハイビスカスみぃ 田中純二vs阿蘇山

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『筋肉飛梅’18』
日時:2018年3月11日(日)
開始:16:00
会場:福岡県福岡市・アクロス福岡 イベントホール 
観衆:502人

▼春闘!純九州のプロレス! 15分1本勝負
●田中純二
6分16秒 サソリ固め
○阿蘇山

▼九州×沖縄プロレスサミット番外編~沖縄からの花便り~ 20分1本勝負
●ばってん×ぶらぶら
8分47秒 カサドーラ
○ハイビスカスみぃ(琉球ドラゴン)

▼九州開花宣言!~めん桜vs玄武會~ 30分1本勝負
○めんたい☆キッド/桜島なおき
11分23秒 めんたいスプラッシュ→片エビ固め
佐々木日田丸/●藤田ミノル(フリー)

▼筋肉飛梅2大タイトルマッチ① ~九州プロレスタッグ選手権試合~ 60分1本勝負
【王者組】○筑前りょう太/火野裕二(フリー)
16分59秒 まっすぐとぶバイ!→片エビ固め
【挑戦者組】●野崎広大/GAINA
※第3代王者組が初防衛に成功

▼筋肉飛梅2大タイトルマッチ②~九州プロレス選手権試合~ 60分1本勝負
【王者】●三原一晃(フリー)
22分18秒玄界灘→片エビ固め
【挑戦者】○玄海
 ※第5代王者が2度目の防衛に失敗。 玄海が第6代王者となる

玄海が三原を撃破し九州プロレス選手権奪還!筑前&火野が野崎&GAINAを制してタッグ王座を貫禄防衛!ばってんがアンドレ・ザ・ジャイアントパンダとの対戦を熱望!

第1試合


 オープニングマッチは、旗揚げメンバーでもある九州のベテラン2人による純九州のプロレス!
 序盤は、技という技に頼らない昭和の匂いのするプロレス。阿蘇山は純二をコーナーに追い詰め突っ張りでふらつかせるとチョップ、串刺しエルボー、エルボードロップで畳み掛ける。純二は、阿蘇山の串刺し攻撃をフロントキックで迎撃すると、ブルドッキングヘッドロック、ブロックバスターで反撃。阿蘇山は、純二を豪快なジョン・ウーで吹っ飛ばすと、強烈なタックルからのサソリ固めをガッチリと決め、純二からギブアップを奪った。

第2試合


 九州vs琉球ドラゴンプロレス対抗戦。沖縄から自称・琉ドラの大将格 みぃが初参戦!
 キモいと嫌がるみぃを相手に、ばってんは相手が女子だろうと「正々堂々と闘う」と宣言。
 真面目にリストの取り合いを見せる。安心したみぃに握手を求め、そこからセクハラスタート。さらにバックを取り、グランドに引きずり込む大セクハラ。そして、髪はいいよな!と髪を掴んで投げる暴挙に大ブーイング。みぃのチョップは効かないアピールもダウン。みぃは、お返しとばかりに、ばってんの薄い髪を掴んで投げる。ばってん大ダメージ。
 しかし、ばってんは、ボディスラムを狙うみぃの手を股間に挟み精神的にダメージを与えると、「安室!シーサー!めんそーれ!」の沖縄エルボー2連発。5分過ぎ、コーナーに追い詰め、みぃの顔面を踏みつけると、みぃ大泣き。大ブーイングの中、ばってんはギャグで笑わせる作戦に。お尻を出しにじり寄ると、みぃはしゃもじで迎撃。ダウンするばってんに、コーナーからボディプレスを狙うが、思いの外、ばってんが遠くへ。全く届かず、みぃダウン。そこへ、ばってんが浣腸攻撃を狙う。さすがに女子に浣腸はまずいと、ケニーレフェリーがカットしイエローカード。怒りのばってんはケニーをコーナーに投げるも、逆にケニーのラリアットを食らう。チャンスと見たみぃは、すかさずカサドーラに丸め込み3カウントを奪う!
 対抗戦は琉球ドラゴンプロレスに凱歌。女にも負け、やけくそになったばってんは、次は「動物」とやりたいと宣言。

ばってん「プロレス界で一番人気の動物、知ってるか?アンドレ・ザ・ジャイアントパンダだ!あいつにばってんボンバー!7.7、俺が闘ったら面白いと思いませんか?俺はアンドレ・ザ・ジャイアントパンダとやりたい!」

 ばってんは、7.7福岡国際センターでの対戦相手に、アンドレ・ザ・ジャイアントパンダを熱望した。果たして実現するのか??

第3試合


 めんたい&桜島の春らしいコンビ「チームめん桜」。対する初合体の玄武會の異色コンビ・日田丸&藤田組は、かねてより日田丸が「昔から大嫌いだけど、大好きでもある。」と語っていた通り、入場から小競り合いが絶えず。
 めん桜は序盤からWのドロップキックを放つなど息ぴったり。玄武會はそれぞれ、卒業した元メンバーの桜島にキツい当たり。特に藤田は「なおきだけは許さない。」「裏切り者」と容赦ない。しかし、チームワークに難ありの日田丸&藤田は息が合わず、相打ちで度々仲間割れ。
 めんたいは、日田丸に照準を絞り、オーバーヘッドキックから、二人相手にバックエルボー。日田丸に串刺しエルボー、串刺しWニー、めんたいバスター、フットスタンプ、ダイビングボディプレスと畳み掛ける。刺激された桜島も、日田丸に串刺しエルボーからブレーンバスター、さらには二人まとめてコブラツイストで締め上げる。桜島のスライディングDは日田丸の腕ひしぎ逆十字固めに切り返される。さらに日田丸は桜島の腕にキック5連打。桜島も負けじと低空ドロップキックからのシャイニングウィザード。日田丸は強烈な膝蹴りと一進一退の攻防。藤田はめんたいをキャプチュードで投げると、串刺しラリアット。コーナーのめんたいに延髄斬りからのフランケンシュタイナー。そしてSAYONARAを決めるが桜島がカット。
 再び連携を狙う玄武會は、日田丸の稲妻レッグラリアートが藤田に誤爆。桜島は、日田丸を場外へ落としプランチャで分断。チャンスと見ためんたいは、藤田へコーナーtoコーナーのミサイルキック。
 さらにめんたいスプラッシュを決め、藤田から3カウント。

第4試合


 大型の新王者コンビに挑むのは、2度目の挑戦となる巨漢コンビ、GAINA&野崎。野崎は髪を緑に染め、気合十分。
 筑前は初対決となるGAINAを意識しまくり、ゴング前からいきなり突っかかっていく。12月にシングルで対戦した火野vs野崎でゴング。パワーとパワーのぶつかり合いは、野崎も力負けせず。筑前とGAINAも互角のタックル合戦。GAINAがパワースラムで筑前を投げると場外戦へ。
 5分過ぎ、火野と野崎のエルボー、チョップ合戦は火野に凱歌。筑前は野崎にチョップ連打から、串刺しニールキック。さらに火野とWのチョップ乱れ打ち。筑前のリバーススプラッシュ、火野のセントーンと若手に容赦ない。
 火野とのブレーンバスター合戦を野崎が制すると、ようやくGAINAにタッチ。GAINAは火野にタックル、串刺しラリアット。筑前はGAINAにラリアット2連発。串刺しニールキックはキャッチされバックドロップに叩きつけられる。息を吹き返した野崎は、筑前は旋回式ゴリラハンター。さらにインパクト絶大の雪崩式一本背負いで、あわや大金星。
 チャンスと見た挑戦者組は、筑前へWのブレーンバスターから交互に全体重を浴びせるプレス。さらにGAINAを背負った野崎が、筑前にプレス。
 15分過ぎ、野崎がダイビングギロチンからSTOを狙うが阻止される。火野はジャーマン、GAINAと火野のラリアットの打ち合い。3発目を火野が制すると、筑前のスピアー&火野のラリアットの合体技。さらに火野のファッキンボムからの筑前のまっすぐとぶバイ!で野崎から3カウント。初防衛に成功した。

第5試合


 3.4春日大会で、玄武會・佐々木日田丸を退け初防衛に成功した王者・三原は、玄海を挑戦者に逆指名。九州と大阪の一番熱い漢による頂上決戦!
いきなり突っかかったのは玄海。ジョン・ウー、バズソーで場外へ叩き落とすと、速攻の重爆トペ。さらにエプロンでの玄界灘を狙う。しかし、これは三原が切り返し、なんとエプロンで断崖式ブレーンバスター。
 序盤から大ダメージを負った玄海を、スリーパーで苦しめる三原。さらに強烈なエルボー一発で沈めると、さらに倒れた玄海に強烈な2発。玄海は張り手からのバックドロップ。胸元に重爆キック3連打。そこから、交互に雪崩式ブレーンバスター合戦で意地の張り合いを見せ、共にフラフラとなり、ペディグリーは上がらず。三原は垂直落下式ブレーンバスターでダウンさせ、ボディプレス。三原のエルボーと玄海のチョップ合戦。玄海はF5、三原のボムと一進一退。ラリアットの打ち合い、串刺しラリアット合戦は、キャッチした玄海が投げっぱなしフロントスープレクス。続けざまに放った串刺しスピアーはかわされ鉄柱に突っ込み場外でダウン。
 ようやくカウント19で生還するが、そこへ三原のボディプレスが待ち受ける。チャンスと見た三原は、メガトンラリアットで玄海を一回転。串刺しラリアットからキン肉バスターを狙うがなんとか阻止し、玄海のスウィング式DDT。玄海は玄界灘を狙うも切り返される。ならばとフランケンシュタイナーからの投げっぱなしジャーマン。さらにラリアットと畳み掛けるが、三原は耐える。
 20分、超人拳はスピアーで返される。ならばと再び超人拳を叩き込み、側頭部へ重爆キック2発。そして、セコンドについている仲間の日田丸に捧げる日田丸式パイルドライバーで叩きつけ、玄界灘でフィニッシュ!
 壮絶すぎる肉弾戦を玄海が制し、王者に返り咲いた。試合後、前・王者、三原に対する思いを語った。

玄海「三原がこのベルトの価値を上げてくれた。三原は、実は僕の後輩なんですよ。大阪の時の。僕が秀吉だった時に、三原は若手でずっと頑張ってました。こいつが中学卒業したくらいです。まだ子供ん時です。最初はこいつを蹴り倒してました。でも今はこうやって頼もしい姿を俺に見せてくれて、そして九州のベルトを奪ってくれて、価値も上げてくれた。ありがとう!今日はよ、いつもの呼び方で呼ばせてもらう。かずくん!ありがとう!お前のおかげで、このベルト価値が上がったよ!でももうちょっと手加減せえよ!脳が揺れたよ、コノヤロー!またやろうな!九州によ、移住して来てもいいんだぞ!待っとるからな!」

 そこへ、めんたいがリングへ登場。

めんたい「玄海選手、もの凄い試合でした。あなたは強い!そして今、強さはピークにきてると感じました。でも一つ気づいたんです。そのベルトしっくりきてないです。あなたに似合わないです。そのベルトが似合うのは、このめんたい☆キッドだ!お客さんに問いたい。九州プロレス選手権のベルトが似合うのはどっちですか?どうですか?7月7日九州プロレス設立10周年大会、筋肉山笠18、福岡国際センターで、そのベルトがどっちにふさわしいか、僕と対戦してくれませんか?」
玄海「断る理由はねえよな。あんだけの試合見せられてよ、その後、挑戦して来る、たいした度胸だよ。誰も挑戦して来ねえよ。お前だけだよ。俺とお前にしかできない、九州最高峰の試合、最高の場所、福岡国際センターでやろうじゃないか。ただこれだけは言っておくぞ。死ぬ気で来いよ。俺は今日のタイトルマッチのために、血のションベン流してきたんだ、コノヤロー。そのつもりで来いよ。俺が一番このベルト、ふさわしいと証明して、7月7日ベルトを巻いて、リングに上がって、そしてベルトを持ってリングを降りてやる」

 玄海は、めんたいの握手は拒否して、ベルトを見せつけ、一気に、7.7福岡国際センターでのタイトルマッチの機運が高まった。

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