みちのくプロレス12.12後楽園大会 宇宙大戦争〜神々と亀々の戦い〜ムーの太陽vs.みちのく忍者タートルズ

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宇宙大戦争〜神々と亀々の戦い〜
日時:2014年12月12日(金)
開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1580人(超満員)

▼第1試合 オーエン・フェニックス&アントニオ・デ・ルカ日本ラストマッチ 15分1本勝負
○剣舞/オーエン・フェニックス
7分50秒 厳鬼→体固め
Ken45°/●アントニオ・デ・ルカ

▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負
●ヤッペーマン3号
5分56秒 みちのくドライバーII→片エビ固め
○マリー・アパッチェ(AAA)

▼第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
新崎人生/気仙沼二郎/○FUNAKI(Fu-Dojo)
11分31秒 ショーンキャプチャー
大柳錦也/●カツオ/イーグルス・マスク

▼第4試合 ラッセ海外武者修行壮行マッチ 30分1本勝負
●ラッセ
8分29秒 アサイDDT→片エビ固め
○ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)

▼第5試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○フジタ“Jr”ハヤト/南野タケシ/卍丸
15分39秒 ヘルム→片エビ固め
日向寺塁/●佐々木大地/郡司歩

▼第6試合 宇宙大戦争〜神々と亀々の戦い〜 時間無制限1本勝負
○ザ・グレート・サスケ/バラモンシュウ/バラモンケイ/ウルトラマンロビン
37分55秒 サンダーファイヤーパワーボム→体固め
●かめっしー/かめっしー1号/かめっしー2号/かめごろー

水の惑星から帰還したサスケが連れ来た神様はウルトラマンロビン!
2014年の宇宙大戦争はムーの太陽がタートルズを撃破して地球の平和を守る

オープニング

2014-12-12みちのく後楽園_オープニングまずは気仙沼二郎が登場し、「昨日11日ですけど、私たちはいつも11日はやっぱり3.11を思い出しちゃうんですよ」と言うと、復興応援ソングの『しゃぼんだま』を熱唱。まだCD化されていないということで、レコード会社の人に向けてCD化をアピールした。

第1試合

2014-12-12みちのく後楽園_第1試合オープニングマッチはオーエン・フェニックスとアントニオ・デ・ルカの日本ラストマッチ。爪楊枝を口にくわえ、伊達男っぷりをいかんなく発揮しながら入場したアントニオ。一方、新日本時代のプリンス・デヴィットを彷彿させるオーエン。
アントニオは試合開始のゴングが鳴ってもトップロープの上に寝転がる。そして剣舞と睨み合うと、腕の取り合いを展開。腕を取って捻り上げたアントニオは指まで極めていく。しかし剣舞も下から蹴り上げて脱出。

続いてKenとオーエンがリングイン。アームホイップで投げたKenはエルボーを叩き込むとアントニオにタッチ。逆水平チョップからブレーンバスター。タッチを受けたKenが串刺しラリアットを叩き込むが、オーエンもミサイルキックを返すと剣舞にタッチ。
コルバタでアントニオを投げた剣舞だが、Kenがヘリコバクター(=投げ捨てエアプレンスピン)からライガーボムで叩き付けると、アントニオとトレイン攻撃。さらにアントニオがスワンダイブ式ダイビング・ラリアット。

オーエンとKenが場外に行った間に、アントニオが剣舞をエアプレンスピンで回していくが、脱出した剣舞はカニ挟みから619。さらにオーエンが背中にダイビング・フットスタンプを投下。さらに延髄斬りでKenを場外に追いやると、ノータッチ・トペコンを発射。
その間にリング上では剣舞がアントニオに厳鬼(=ジャンピングダブルニーのまま相手を押し潰す技)を決めて3カウント。

第2試合

2014-12-12みちのく後楽園_第2試合握手を交わすとまずはロックアップからマリーがロープまで押し込む。ロープに走ってコルバタで投げた3号だが、マリーも足をすくって倒す。トーキックから後頭部にバズソーキックを見舞ったマリーはロメロスペシャルで吊り上げると、そのまま横回転して吊り上げる。
どうにか脱出した3号はマリーの串刺し攻撃を迎撃するとハリケーン・ラナで投げていく。さらにドロップキックを叩き込んだ3号は、身体の大きなマリーを相手に真っ向からエルボー合戦を挑んでいく。

互角の打ち合いを展開した3号はそこからクリスト(=デジャ・ヴの途中で回転を止めて首と腕を極める関節技)に捉えるが、マリーはロープに脱出。ならばとダイビング・クロスボディーを見舞った3号は、そのままロープに飛んだが風車式の要領で担ぎ上げたマリーはアルゼンチン・バックブリーカー。
さらに串刺しラリアットから変形STF、裏STFで3号を追い込んだマリーはオデレータバスター(=フェースバスター式ファルコンアロー)からブレーンバスターの体勢に。これを首固めで切り返した3号は、続けて逆さ押さえ込み。しかしカウント2で返したマリーはバズソーキック。3号もマリーがみちのくドライバーIIを狙ったところを丸め込みで切り返したが、カウント2で返したマリーはラリアットを叩き込むと、今度こそみちのくドライバーIIで叩き付けて3カウント奪った。

第3試合

2014-12-12みちのく後楽園_第3試合人生&沼二郎と組むXは元WWEスーパースターのFUNAKI。約1年ぶりのみちのく登場となったFUNAKIは人生、沼二郎とガッチリ握手を交わすと自ら先発を買って出る。みちのく若手側は大柳が先発。
アームドラッグで投げた大柳はリストロックに捉える。ロープに押し込んでからアームドラッグで投げたFUNAKIは腕を固めていくと、そこから腕十字に移行。控えのカツオが「地味だな! 地味過ぎるでしょ、攻防が! 俺がいてイーグルス・マスクがいて、6試合中第3試合、どう考えてもお笑いマッチでしょうが!」と言うと、FUNAKIに沼二郎と替わるように指示。

FUNAKIが沼二郎にタッチすると、カツオはチョップを叩き込む。チョップの打ち合いから沼二郎によそ見をさせたカツオは足を踏んづけていく。さらに腹から体当たりしたカツオはショルダータックルでなぎ倒すと、FUNAKIに向かって「こういう感じの楽しい試合で!」とリクエスト。
続いてイーグルスがリングインし「第3試合、面白い試合やな? 任せておいて!」と言うと、観客からは「人生」コール。ショルダータックルの相打ちで両者倒れると、伏せかわし、リープフロッグもまるで鏡合わせのように同時にやってしまう。

人生組の3人は相手の3人を捕まえてぶつけようとするが、6人が同士討ち状態になってダウン。そこからイーグルスが沼二郎にランニングホームラン(=リング1周してからの低空ドロップキック)を決めると、続いて新技のホームスチールへ。沼二郎のダメージをよーく確認したからスライディングで突っ込んだイーグルスだが、かわした沼二郎は「アウト!」。
だが、大柳が沼二郎をコーナーにホイップし、エプロンからロープ越しに卍固めを決めていく。ここで人生が救出に入ってきて大柳をリストロックに捉えると、そこに入ってきてイーグルスとカツオもまとめてリストロックに捉えていき、3人を束ねるようにして念仏拝み渡り。

さらに人生は念仏ダイビングショルダーから念仏パワーボムを狙うが、リバースで切り返したカツオはヒップトス。ならばと沼二郎が回転エビ固めを狙うが、これもヒップトスで防いだカツオ。FUNAKIも回転エビ固めを狙うが、これもヒップトスで防御。
10分が経過し、カツオはコーナーに登っていくが、FUNAKIは反対側のコーナー下まで転がっていた。かなり遠くなってしまったが、カツオは「届くわけないでしょ!」と言ってドラゴンリングイン。ところが、自らの体重でヒザを傷めてしまったカツオにFUNAKIはショーンキャプチャーを決めてギブアップを奪った。

第4試合

2014-12-12みちのく後楽園_第4試合海外武者修行に旅立つラッセが師匠ウルティモ・ドラゴン相手に壮行試合。ラッセがゴング前に奇襲攻撃を仕掛けていき、いきなりハンドスプリングエルボーから延髄斬り。しかしウルティモは下から両足でラッセの頭を挟むとコークスクリュー・シザースで投げていく。ラッセはウルティモの弱点である左ヒジをロープに巻き付けて痛めつけると、ハンマーロックから腕十字へ。
どうにかロープに逃れたウルティモだが、ラッセはウルティモの左ヒジにストンピングを落としていく。だが、ラッセのハンドスプリングエルボーをドロップキックで迎撃したウルティモは、ローキックからローリングソバット。

両足でラッセの足を挟み込んで横回転して入る独特なアンクルホールドから、スタンディングクラッチ、さらに変形のカンパーナ。さらにローキックからソバットを叩き込むとアサイDDTを狙ったが、ロープに飛ばして逃れたラッセはカウンターの首固め。さらにウラカン・ラナを狙ったウルティモを回転エビ固めで丸め込んでいったラッセは、カウント2で返したウルティモにトラースキックからジャーマンで投げ捨てる。
コーナーに登ったラッセはジャガラギ(=ファイアーバード・スプラッシュ)を投下するが、かわして自爆させたウルティモはソバットからアサイDDTを決めて3カウント。

試合後、マイクを持ったラッセは「校長、今日は本当にありがとうございました。貴方に憧れてこの世界に入って、そして最後にこうして試合が出来て、僕はあなたの弟子で本当によかったと思います。……本当に(涙)ありがとうございました。僕は……あなたからいただいたこの看板を汚さないように、そしてあなたが胸を張って『アイツは俺の弟子だ』と自信を持って言えるような選手になって帰ってきます。本当にありがとうございます」と涙ながらに語った。

武者修行に旅立つラッセを送り出す校長それを聞いたウルティモは「ラッセ、泣くなよ。今日はお前にとって再スタート。強くなって帰ってこい! そして今度お前がまたみちのくのリングに戻ってきたら、もう1回シングルで闘おう」と言って握手を交わし、愛弟子の腕をあげて送り出した。
ウルティモが引き上げたあと、ラッセは「皆さん、僕はここで一旦この場所からいなくなりますが、応援してくださって本当にありがとうございました。そして今日は敵も味方も関係なく、僕が個人的な思いで仲間たちに俺のワガママを通して悪かったと思う。本当にありがとう。ちょっと俺は行ってくるよ。俺が帰ってくるまでは、このリングを守っててくれ。そして最後にここにいる皆さんがいなければ、僕はプロレスラーとしてこのリングでずっと闘い続けることはなかったと思います。皆さんの温かい声援があったから僕は頑張ってこれました。本当にありがとうございます。また、いつになるかは分かりませんが、僕が帰ってくるまで皆さん、このみちのくプロレスを好きでいてください。そして僕が帰ってきたときは、またどうか受け入れてください。しばらくお別れになりますが、帰ってくるまで、皆さん、僕を笑顔で見守ってください。では最後にアレ言わせてもらっていいですか。よっしゃ、いくぞー! ラッセ、そしてみちのくプロレスと言えば絶好調!」と叫んだラッセはコーナーからのバック転を披露すると、みちのくのリングから旅立っていった。

第5試合

2014-12-12みちのく後楽園_第5試合日向寺が先発を買って出ると、BAD BOYからは南野が先発で出て行く。ロックアップからお互いに押し合うと、ロープ際で揉み合いに。そこから日向寺がクリーンブレイクすると、タックルを狙うがガブって潰した南野。バックに回った日向寺だが、腕を取った南野。だが、リフトしてマットに叩き付けた日向寺。
南野はサーフボードストレッチに捉えるが、日向寺は反転。そこからヘッドロックに移行するが、南野もヘッドシザースで脱出。ここでハヤトと郡司がリングイン。

チョップからロープに駆け上がってのアームドラッグで投げていった郡司は、ハヤトのハイキックをかわしてドロップキック。ここで佐々木にタッチすると、卍丸が入ってきてサイドキックを叩き込んで走り込むが、佐々木はドロップキックで迎撃。だが、ロープに飛んだ佐々木の背後からハヤトが蹴っていくと、すかさず卍丸が顔面に低空ドロップキック。
そして佐々木を場外に落とすと南野が鉄柱に叩き付けてからハヤトが蹴り飛ばす。さらに南野がイスで殴打してからリングに戻す。南野がナックルを叩き込むと、佐々木もエルボーと逆水平チョップを返す。

そこにハヤトが入ってきてサッカーボールキックを叩き込むと、佐々木も張り手を返すが、ハヤトがゴツゴツと鈍い音は響かせながらヘッドバットを連打すると、顔面への低空ドロップキックから倒れた佐々木を蹴り飛ばす。さらに舎人一家が合体攻撃を決めると、日向寺が入って来るが、卍丸が場外に蹴り出す。卍丸は佐々木にシュミット流バックブリーカー。
さらに南野がシットダウン・コブラツイストに捕らえる。
どうにかロープに逃れた佐々木。すると日向寺が入ってきて「戻ってこい!」と大の字に倒れた佐々木に張り手を見舞って喝を入れる。ハヤトにエルボーで向かっていった佐々木をスタンディングのK.I.Dで捕獲したハヤとだが、佐々木はブレーンバスターで投げるとようやく日向寺にタッチ。

BAD BOYの3人にラリアットを乱れ打ちした日向寺はさらにフライング・フォアアーム、スピアーを叩き込んでハヤトと卍丸を場外に追いやると、ノータッチ・トペコンを発射。リング上では郡司が南野に向かっていく。ミサイルキックを発射した郡司だが、南野はすぐに立ち上がると、コーナーに登った郡司を追いかけていって雪崩式ブレーンバスター。しかし今度は郡司がすぐに立ち上がってロックボトムで叩き付ける。後頭部にハイアングルのレッグドロップを投下した郡司は佐々木にタッチ。
ランニングエルボーで卍丸をなぎ倒した佐々木は串刺しジャンピングエルボーを連打。しかし卍丸はカウンターのケンカキック。佐々木もカウンターのトラースキックを叩き込むと、日向寺と郡司が入ってきてトレイン攻撃。さらに郡司のブルドッキングヘッドロックから佐々木がトラースキック、日向寺がダイビング・エルボードロップを投下。

カウント2だと佐々木の旋回式ガンスタンと郡司のダイビングフェースクラッシャーの合体技から、佐々木がバックを取る。卍丸がバックを奪い返すとジャーマンで投げ捨てる。そこにハヤトが串刺しランニングニー。カウント2で返した佐々木だが、ハヤトはミドルキックからランニングニー。さらに南野がスタンディングのシャイニング・ウィザード。
15分が経過し、舎人一家の合体式パワーボムからハヤトのヘルム(=ランニング式顔面ニーリフト)はカウント2で日向寺がカット。ならばとバズソーキックを叩き込んだハヤトだが、これも佐々木は自力でキックアウト。ハヤトはダメ押しのヘルムを叩き込んで、ようやく3カウントを奪った。

試合後、日向寺はハヤトに一騎打ちを要求、ハヤトも頷いてみせた。

第6試合

2014-12-12宇宙大戦争_最初に登場したのはミゼットマスター今年の宇宙大戦争は滝沢市を侵略する異星人だというかめっしー率いるみちのく忍者タートルズから、“マスター”サスケ率いるムーの太陽が地球の平和を守れるかどうかの闘い。

野坂昭如さんの『マリリンモンロー ノーリターン』に乗って、バラモン兄弟の御輿に乗せられて登場した“マスター”サスケは、ミゼットのほうのマスター。それでも聖水に念を入れると、早速バラモン兄弟が撒き散らす。盃に入った聖水を観客に浴びせてからリングに上がったミゼットマスター。
2014-12-12宇宙大戦争_みちのく忍者タートルズ続いてみちのく忍者タートルズが登場。巨大化したかめごろーは本当にデカイ! 4匹のタートルズはコーナーで街を破壊するというバズーカを発射すると、バラモン兄弟に向かって「やっぱりサスケは(水の惑星から)帰ってこれなかったようだな!」と言い放つ。しかしバラモン兄弟が「いや、俺たちはマスターのことを信じているぜ! マスターは必ず帰ってくるー!」と叫ぶと、映画『インターステラー』の曲が流れ、南側客席の通路から水の惑星でほかの亀宇宙人と闘っていた“マスター”サスケが宇宙服姿で登場! 無事帰還したサスケが連れて帰ってきたアルミホイルにくるまれたカッパみたいな宇宙人が、どうやら“神様”の模様。

2014-12-12宇宙大戦争_水の惑星から帰還したマスターサスケが登場したことで宇宙大戦争が開戦。いきなり場外乱闘なる中、リング上ではかめっしーと1号をシュウが竹刀で殴打していくが、2号が竹刀を使って逆上がり。これで竹刀で折れてしまう。ここで巨漢のかめごろーがリングインしてヌンチャクを豪快に振り回してバラモン兄弟を蹴散らす。
するとバラモン兄弟はサスケが連れてきた神様を拘束から解いてリング上に解き放つ。どんな力を発揮するのか注目された神様だが、ふな●しー的な動きをするだけであっさりとタートルズに捕まってしまう。さらにサスケも捕まえるたタートルズは罰当たりなことに、神様を植木ハサミで切り裂いていく。すると神様の中から現れたのは何とウルトラマンロビン!

ウルトラダイナマイトで反撃したロビン。そこから再び場外乱闘へ。かめっしーが南側客席通路からケイを突き落として階段落ちさせていると、シュウの水噴射を観客の上着で防いだ1号にブーイング。すると1号は観客に中指を立て、ミゼットマスターにヘッドロックパンチ。
「千賀●ね!」コールが起こる中、1号はミゼットマスターに急所攻撃。しかし背後からシュウがスーツケースで殴打していくと、バラモン兄弟が股間にスーツケースをセットしてボーリングでストライクを奪う。「ち●こ」コールが起こる中、リング内に和桶を持ち込んだサスケは、和桶の上にラダーを乗せると、1号と2号を叩き付ける。

2014-12-12宇宙大戦争_サスケのラムジャムサスケはそこにラムジャム(=映画『レスラー』の主人公ランディの必殺技であるダイビング・Wエルボードロップ)を投下するが、1号と2号がかわして自爆! そこからバラモン兄弟&ロビンとタートルズのラダーによる綱引きが始まる。最後に場外でKOしていたサスケが戻ってきて、ムーの太陽側に加勢すると思いきや、なぜかラダーをくぐろうとする。
兄弟から「違う、違う」と言われたサスケはコーナー二段目に登ると一気に念を送る。マスターの気を受けてムーの太陽が押し込んでいくが、かめごろーが一気に押し戻して綱引き対決はタートルズの勝利。するとかめごろーはミゼットマスターをラストライドで叩き付けようとするが、うまく背後に逃れたミゼットマスター。

2014-12-12宇宙大戦争_どうなれば成功なのかが分からないマスターの秘技すると1号、2号、かめっしー、かめごろーをドラゴンスクリューで投げていったミゼットマスター。そこから再び場外戦になると、サスケとロビンはリング下からイスを取りだしてリングに持ち込み、イスを使ってトレーニングをやり始める。かめっしーが「何がしたいんだー!」と突き飛ばすと、サスケは大2つ、小1つのラダーをセット。
大2つに鉄棒を通したサスケは逆上がりをするが、途中でラダーが倒れてやっぱり自爆! 「マスター」コールが起こる中、1号がサスケに襲いかかるが、場外に投げ出したサスケは再びラダーをセットして鉄棒を通す。小2つのラダーにも鉄棒を通してミゼットマスターに逆上がりするとうに指示したサスケは、大きいラダーで逆上がりにトライするが、かめっしーたちが入ってきて突き倒す。

2014-12-12宇宙大戦争_イルカに乗った神様バラモン兄弟とタートルズが場外乱闘をしている間に、三度ラダーに鉄棒を通したサスケはその前に和桶をセットすると、ロビンをその上に立たせる。さらにミゼットに補助をさせて逆上がりして宙づり状態になるが、そこからどうしたら成功なのか誰にも分からず、結局かめっしーが突き倒していく。
そこにバラモン兄弟が巨大イルカの“わんぱくフリッパー”を持ち込むと、ロビンがイルカに乗ってみんなで持ち上げようとする。しかし重たくて持ちあがらず、結局タートルズの反撃にあってしまう。そこから場外にセットしたテーブルにタートルズたちを寝かせたムーの太陽。

2014-12-12宇宙大戦争_恒例のサスケ和桶自爆ダイブするとサスケは和桶を頭から被ってコーナーに登り、場外にタートルズに向かってアトミコを投下。だが、やっぱりかわされて自爆したサスケ! グロッキー状態のサスケをリングにあげたかめっしーは、ダイビング・ヘッドバットを投下。カウント2で兄弟がカットしたが、タートルズは4人同時にランニング甲羅アタックでサスケをサンドイッチ。
かめごろーが3匹の亀をオンブし、“親子亀”状態になってからサスケにボディプレスを投下。だが、これもシュウが道路標識で殴打してカット。ケイを捕まえたタートルズは一斉にイス攻撃を見舞って行くが、ケイがかわしてかめごろーに誤爆。

ここで兄弟はイルカをタートルズに投げつけると、2号に対してメシヤ降臨をお見舞い。だが、サスケのダメージが大きくてカバー出来ない。ならばと1号に対してもう一度メシア降臨をお見舞いするが、サスケはやっぱりカバー出来ない。かめごろーにケイが墨汁ミストを噴射すると、シュウが「マスター、目を覚ましてください!」とバケツの中の“亀汁”をぶっかける。
これで目を覚ましたサスケはかめっしーをサンダーファイヤー・パワーボムで叩き付けて3カウント! 30分を超す宇宙大戦争に終止符を打った。

エンディング

2014-12-12宇宙大戦争_ムーの太陽イギリス支部に任命されたオーエンとアントニオ地球の平和を守ったムーの太陽。するとリングサイドで何とも言えない表情でこの戦争を見守っていたオーエン・フェニックスとアントニオ・デ・ルカがリングに上がってくる。マイクを持ったオーエンが「ウチュウダイセンソウ、ダイスキー!」と絶叫。さらにアントニオも「メチャメチャ、イケテルー!」と絶叫。
するとマスターが「今日から俺たちの仲間だ! 入信だ、入信」と告げるが、この日は最後に2人は母国に帰ってしまう。そこでマスターは「海外支部だ!」とムーの太陽イギリス支部に任命。

2014-12-12宇宙大戦争_地球の平和を守ったムーの太陽バラモン兄弟が「よっしゃ、今日は地球の危機を守ったぞー! お前ら今日もマスターの奇跡の数々、その目で見たかー! そして俺たちがムーの太陽! そしてあそこにいるのがマスターだー! よっしゃ、これで気持ちよく平和に(2015)年が迎えられるぜ! そして今日倒した亀星人は死んで地獄に墜ちて、今度生まれ変わったら蛆虫になるぞー!」と叫んで締めくくった……かに思われたが、“神様”ロビンがマイクを奪い取り「オイ、これで亀星人の侵略を阻止したぞ!」的なことを叫ぶが、よく聞き取れない。
すると「もう1回いきます」と言ったロビンだが、マスターがそんな神様からマイクを取り上げ「皆さんが一人でもいる限り、みちのくプロレスと地球は永遠に不滅だー!」と叫んで2014年の宇宙大戦争を終戦させた。

<試合後コメント>
ムーの太陽(※マスターは売店に行ってしまったため不在)
ーー見事、亀宇宙人を撃退しました。
ケイ「お前ら、いまこうして平和でいられるのはマスターのお陰だぞ!」
シュウ「これがもしマスターや俺たちが負けていたら取材どころじゃなかったからな! 後楽園ホールなかったんだからな! お前(=某専門誌のみちのく担当記者)一番分かってないだろ!」
ケイ「まだ亀側にいるだろ」
シュウ「お前は何らかの異星人で、紛れ込んで地球を侵略しに来ている一人に違いないと俺は踏んでいるんだ」
ケイ「その耳の出方が怪しいからな」
シュウ「そういうのいただろ、スタートレックによ! スポック船長とかよ。その眉毛も怪しいんだよ」
ケイ「マスターはよ、あんな激しい試合…じゃねぇよ。戦争をしたあとなのに、売店に行って布教活動をしているんだぞ」
シュウ「今日だって外国人二人がめでたく入信したからな。海外支部だよ、海外支部! どんどん世界にムーの太陽の力は侵略……侵略じゃねぇよ!」
ケイ「広まっていくんだよ。しかしな、俺たちもマスターが連れて来た神様には驚いたぜ!」
シュウ「これ(=ロビン)神様だったんだな、オイ! 神様ぁ……神様(グローブの先から)指出てるよ」
※そう言われて手をグーにする神様
ケイ「隠すな!(苦笑)」
シュウ「アレだ、霊柩車通ったらとかじゃないんだからさ(苦笑)」
ケイ「光の国の神様…なんじゃねぇのかな? 俺はまだあんまり信じられねぇけど、今日は勝っちまったからな。でもすべてマスターのお導きのお陰だよ」
シュウ「……何かないのか、オイ! お前ら平和ボケして何も出てこないんだろう? 今日の戦争はどうだったんだよ、オイ」

ーーこれで地球から亀宇宙人は駆逐されたと思ってよろしいんでしょうか?
ケイ「そうだな」
シュウ「ただ、更なる危機がもしかしたら迫っているかもしれないからな」
ケイ「そうだな。マスターが売店で布教活動しているってことは、まだ地球に“完全な”平和が訪れたわけじゃねぇってことだよ」

ーーじゃあまだムーの太陽の役割は終わっていない?
シュウ「終わってねぇな!」
ケイ「まあマスターが最終的にどうしたいのか、俺たちにも分からねぇからよ」
シュウ「……神様、何かしゃべらないのか?」
ロビン「ここ地球に来る前にサスケ君と一緒に亀軍団の星を、奴らの仲間を倒してきた」
ケイ「お前も(水の惑星に行ったマスターに)同行してたのか」
ロビン「俺も一緒に行ったんだよ」
ケイ「役に立ったのか、お前は?」
ロビン「(※ムッとした口調で)立ったよ!」
シュウ「なんでちょっと怒るんだよ」
ミゼット「(※爆笑)」
ケイ「ウルトラマンがキレちゃダメだろ!」
シュウ「神様だろ?」
ケイ「神様だろ? もっと広い心で俺たちに接してくれよ! 何キレてんだ、お前。器のちいせぇウルトラマンだな」
ミゼット「(※爆笑)」
ロビン「……」
シュウ「なんだよ、オイ。都合が悪くなるの黙るウルトラマンなのか?(苦笑)」
ケイ「お前、なんだよぉ。ヒーローだろ? 頼むぜ。神様だろ? あんた本当に神様なのか?」
ロビン「あぁ」
シュウ「あぁってなんだよ! もうちょっと気に聞いた台詞を言えよ!」
ミゼット「(※爆笑)」
ケイ「オイ! マスコミから笑いが……(苦笑)」
シュウ「あんたが黙りこくるから(マスコミも)黙ってるんだろ? あんたがしゃべれば返ってくる……鐘を鳴らしたら返ってくるんだよ!」
ロビン「まだ地球が完全に平和になったわけじゃありません。それだけは分かってください」
ケイ「どんな危機が迫っているんだ?」
シュウ「俺たちは神様じゃねぇからよ」
ケイ「分からねぇんだよ」
シュウ「あんた神様だろ?」
蹴り「光の国の神様ならちょっとくらい分かるんじゃないのか?」
ロビン「まぁいろいろあるけどな……」
ミゼット「(※爆笑)」
シュウ「いろいろじゃなくて何か1つくらい具体的に……」
ケイ「お前はクレイジーキャッツか!」
ロビン「まあ聞けよ! まあとにかく3年前にメフィラスが隠した卵もまだ出てきてないんだよ!」
兄弟「えー、3年前のはもう……」
ケイ「腐ってるだろ?」
シュウ「出て来ないと思うー」
ケイ「死んでるよ。メフィラスはいいよー」
ロビン「しかしどこにその卵があるのか分からないんだよ!」
ケイ「じゃあそれはお前一人で探してくれよ」
シュウ「どっかにあるんだろ? 地球のどっかにあるんだろ?」
ケイ「地球のどっかにあるんだ? じゃあ探しておいてくれ。俺たちはもういいよ」
シュウ「俺たちは俺たちで活動するから、お前はメフィラスの卵を(苦笑)。そもそもメフィラスって、アレ卵から生まれるのか?」
ロビン「いや、アイツが隠したんだよ」
シュウ「何の卵なんだよ!」
ミゼット「(※爆笑)」
ロビン「怪獣の卵だと思う」
ケイ「だと思う……」
シュウ「メフィラスが怪獣の卵を埋めたんだ?」
ロビン「分からない。その1つがまだ出てきてないんだよ」
ケイ「たぶんな、ここにいるマスコミはそういう話は聞きたくねえと思う(苦笑)。もっとムーの太陽に関わる何かを話してくれよ!」
シュウ「軽く脱線したなぁ(苦笑)」
ロビン「……」
シュウ「お前、そのマスク越しからHELPって出てるぞ」
ロビン「いや、そんなことはない!」
ケイ「そんなことねぇのか」
シュウ「今日、一旦は地球の危機を救ったんだ。何かないのか?」
ロビン「まぁ今日は一旦亀軍団を倒したが、次またあいつらが完全に消えたわけではないから」
兄弟「ウソー!」
ミゼット「(※爆笑)」
ロビン「分からないよ」
シュウ「分からないよって適当なこと言うなよ!(苦笑)神様だろ? どっちだよ」
ケイ「消えたわけじゃないけど分からないってどういうことだ?」
ロビン「いや、まだいるかもしれない!」
シュウ「お前、マスコミにあまり変なこと広めるなよ!(苦笑)」
ロビン「……とりあえず地球の平和は守られたわけだから」
ケイ「まあ一旦はな。これで来年は迎えられそうだよ」
シュウ「年は越せそうだぜ。年は越せそうだし、俺たちは疲れたからちょっと休もう! あとは最後、何とかマスコミが納得するような何かを残しておいてくれ」
ケイ「俺たちは今日マスターが還ってきてくれて、地球の平和を守ってくれた。それだけで充分だぜ」
シュウ「俺たちはこれで心置きなく年を越せて、平和にしばらく暮らせそうだな。よかった、よかった」
ケイ「そうだな。あとは神様が全部……」
※バラモン兄弟と一緒に控室に入ろうとする神様を制し、「ついてくるなよ」と兄弟とミゼットは控室へ
ロビン「皆さん、今日はどうもありがとうございました。えー、今日亀軍団を倒しましたけど、サスケ君と亀の惑星に行きました。そして奴らの仲間を倒したつもりですが、まだ完全に倒したわけじゃないと思います。……僕らが見えていないところで、また何か活動するかもしれないし、それは何とも言えませんが、とりあえず今日、この地球の平和は守られたと思います。今日はありがとうございました。しかし! いつ何時この危機が訪れるか分からないので、皆さんも気を付けてください! よろしくお願いします。失礼します」

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