【インタビュー】志田光が悩める木村花に厳しくも優しいエールを送る!「花ちゃんから『絶対に勝ってやる!』って気持ちを感じたことがない」

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 10月9日(月・祝)にGENスポーツパレスで開催される『PRO-WRESTLING ACE Vol.7』で注目のカードが組まれた。
 木村花が志田光を迎え撃つ一戦だ。華のある女子同士によるこの試合。ACE初参戦となる志田はこの一戦にどのような気持ちで臨むのか? 話を聞いてみた。

──10月9日に『PRO-WRESTLING ACE Vol.7』に参戦することになりましたけど、ACEに参戦するのは初めてですか?
「初めてですね」

──ACEって去年旗揚げしたばかりですけど、どんなイメージがありますか?
「若い……みたいな(笑)。学校とつながっているんですよね?」

──W-1でやっているプロレス総合学院を卒業した人たちが所属している団体ですね。
「だから、これからの人たちの場所っていうイメージがありますね」

──なるほど。志田選手はしばらくフリーでやられていましたけど、今年からMAKAIの所属になられて、何か活動に変化が起きたりはしましたか?
「いや、活動の内容的には変わらないですね。呼んでいただいたら極力断らないっていうのが私のモットーなので、そこは変わらないでやらせてもらっています」

──では、木村花戦のオファーが来た時はどう思われました? まだデビューして1年ちょっとの選手なんですけど。
「新人の方と試合をすることは結構多いので、もちろん「試合をします」ということで受けさせてもらいました。花ちゃんとはいろんなところで対戦することがあったんですけど、シングルは初めてだったので楽しみですよね」

──何度か絡みはあるんですね。
「あります。仙女さんではタッグのタイトルマッチもしましたし、4回ぐらいは当たってるんじゃないかと。この間の仙女さんの仙台サンプラザ大会でも対戦しましたし」

──6人タッグでやられていましたよね。木村選手に対してはどのようなイメージを持たれていますか?
「悩んでそう(笑)」

──悩んでいる感じが見受けられると。
「はい。凄くかわいいし、スタイルもいいから、周りが「いいね。スターになるよ」っていうふうに言うじゃないですか? ただ、本人のプロレスの技術がそこに追いついてないですよね。デビューして1年ぐらいの新人さんなら普通の技術なんだけど、周りがそういう状況じゃないじゃないですか? だから、追いついてないっていう印象が強くなってしまって、それに本人が凄く苦しめられているんじゃないかなって感じます」

──お母さんの名前もあるので、注目されるカードを組まれることも多いですけど、どうしてもそこに技術が追いついてないということですね。
「まあ、悩んでなきゃおかしい状況ですよね。そこが自分でも理解できているならうれしいし、わかっていてほしいです」

──本人がわかっているように見えます?
「それはわかっていると思います」

──なるほど。でも、こういう状況って誰もがなれるわけではないですよね? 同じ女子の選手としてジェラシーを抱いたりはしますか?
「いや、今の段階で私が花ちゃんにジェラシーを感じる部分はまったくないですね。まだこれからだと思うので、もうちょっとがんばってほしいです」

──むしろ今の状況が気の毒だなみたいに感じたりしているんですか?
「それはあります。私はデビューしたきっかけが映画で、プロレスが大好きで入ったわけじゃないんですよ。そういう中でも「これはいい人材が入ったぞ」みたいに期待をしていただいたことがあったんですけど、「そんな勝手に期待されても……」って思っていたところがあって。そういう期待を花ちゃんはもっともっと受けているんだと思うんですよね。だから、今は技術の向上をひたすらやっていくしかない時期なんだろうなって思いますね。花ちゃんと同じぐらいのキャリアの選手でも、もっともっと活躍している選手っていると思うんですよ。花ちゃんは凄くオーラもあるし、見た目も素敵だし、お母さんが木村響子さんだしっていう状況なんですけど、そこにいつまでもコンプレックスを抱きながらやっているとたぶん潰れちゃうんじゃないかな?」

──本人も親の七光りみたいに言われるのは嫌でしょうからね。
「でも、それに対して「やってやるぜ!」っていう気持ちが今はまだ見えないですよね。気持ちが状況に負けてしまっているような気がします」

──かつて志田選手も周囲から多大な期待を受けるという同じような経験をしてきた中で、この試合はどのようなテーマがあると思いますか?
「何かのきっかけって絶対に必要なんですよ。ただ、私が花ちゃんのきっかけになろうとか、その気持ちを伝えたいとかっていう気はまったくないです。正直、花ちゃんにとってどういう試合になるかはどうでもいい。私にとってACEは初めて出る団体だし、新たなアピールをする場所だなんですよね。そこで所属である花ちゃんよりもお客さんの心をどう掴むかが勝負だと思っているんで、花ちゃんのためにどういう試合をするかとか一切考えてないです。私が私のためにACEに参戦して全力を尽くすという気持ちしかないですね」

──ご自分がデビューした頃に対戦していたキャリアの上の選手も、志田選手に対してそういう思いで試合をしてきたのかなって思います?
「わかんないです(笑)。本当に怖かったんで」

──怖かった(笑)。
「本当に毎試合、毎試合、凄く怖かったですよ(笑)。だから、先輩たちがどう思っていたのかなんて考える余裕なんてなかったし。ただ、怖い先輩とか「もっとこうしなよ」と花ちゃんに言うのは私の役目じゃないかなと思います。私は私で私のプロレス、私の生き様を見せる。それで何かを感じてくれる人がいれば、それはありがたいなと思いますけど、花ちゃんに何かを伝えること自体を目的にはしないということです」

──あくまで志田光というレスラーをアピールしたいということですね。
「そうです」

──でも、そういう姿勢がもしかしたら、今の木村選手には大事なのかもしれないですね。
「そうですね。フリーになってからは本当に個人勝負でやっているし、花ちゃんだけじゃなくどの選手もそういう思いでやっていかないと、プロレスが熱を持つことはないと個人的に思っているんですよ。今回もその点ではキャリアとか一切関係なく、自分のプロレスを貫いて、志田光とはこういうレスラーなんだということを見せる。そういう勝負だと思っています」

──ただ、この一戦が注目されているのは志田選手の存在が大きいと思うんですよ。
「そうですかね(笑)」

──でも、女子プロレス界の中で自分の存在がだんだん大きくなってきているなって実感はありますか?
「なんか順番のような気がするんですよ。ちょうど我々の世代に順番が回ってきたっていうふうに感じているんです。そういう順番を本当にぶっ壊して突き抜けないと意味がないと思っているので。順番を待っているのではなく、自分から掴みにいかなきゃいけないでうしょね。だから、今年と来年は勝負の年だと思っています……って毎年言っているような気がしますけどね(笑)」

──そういう気持ちを持っている志田選手に対して、木村選手はどう挑んでいったらいいんですかね?
「今まで花ちゃんと試合をしてきて、「うわ、危ない!」「負ける……」って思ったことがないんですよ。そう思わせてほしいですね」

──試合の中で焦ったことがない、と。
「今まではタッグだったからかもしれないですけど、花ちゃんからも「絶対に勝ってやる!」って気持ちを感じたことがないので、その部分を見てみたいという気はしますね。逆に花ちゃんにその気持ちが出てきたら、ちょっと怖いなと思います」

──逆に現時点の木村選手で光る部分ってありますか?
「私にとって凄く大事な部分なんですけど入場。花ちゃんは入場がめちゃくちゃカッコいい。私にとってはそれは凄く大事な部分で、入場の練習をするぐらい大事なんですよ。その入場がカッコいいなって思う選手ってそうそういないですから」

──それは天性のものなんですかね?
「そうかもしれないですね。本当に歩き方もそうだし、指先まで決まっていて絵になっているんですよ。やっぱりお客様が一番最初に見るのが入場じゃないですか? そこでぐっと引きつける力があるなと感じます」

──そこは素晴らしいけど、まだ試合の内容が追いついてないということですね。
「ハードルが上がっちゃっているんだと思うんですよね」

──わかりました。それではACEを観に来るファンの方にメッセージをお願いします。
「志田光を初めて見る方に私の人生だったり、プロレスに対する思いを込めて闘いたいと思いますので、是非楽しみにしていただければと思います」

『「Pro-Wrestling ACE ― Vol.7 ―」~プロレス総合学院4期生卒業試合~』
日時:2017年10月9日(月・祝)
開始:17:30
会場:東京・GENスポーツパレス(新宿区)大会

▼シングルマッチ
立花誠吾
vs
新井健一郎(DRAGON GATE)

▼シングルマッチ
伊藤貴則
vs
稲葉大樹(WRESTLE-1)

▼特別試合 10分1本勝負
木村花
vs
志田光(MAKAI)

▼タッグマッチ
一/皇壮馬
vs
三富政行(愛媛)/翔太(ガッツワールド)

▼Pro-Wrestling ACE vs ASUKA PROJECT シングルマッチ
頓所隼
vs
瀧澤晃頼(ASUKA PROJECT)

▼Pro-Wrestling ACE vs ASUKA PROJECT シングルマッチ
タナカ岩石
vs
佐山駿介(ASUKA PROJECT)

▼シングルマッチ
アンドロメダKEN
vs
寧々∞D.a.i(666)

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