【インタビュー】パンクラス育ちの本格派・佐山駿介がタナカ岩石と”頭突きvs蹴り”のバチバチを希望!「同じ若手として負けたくないという気持ちが強いんです」

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 10月9日(月・祝)に開催されるACE『PRO-WRESTLING ACE Vol.7』にASUKA PROJECTが送り込んでくるイキのいい若手。それが佐山駿介だ。パンクラスで総合格闘技を学んで下地を作り、海外志向の強いこの男。タナカ岩石を相手にどのような試合を見せてくれるのか? 話を聞いてみた。

──佐山選手はまだデビューしたばかりなんですよね。
「5月3日にデビューしたのでまだキャリア5カ月弱ですね」

──元々プロレスを始めるきっかけはなんだったんですか?
「中学の時にWWEを観て、そっからプロレスラーになりたいなと思いましたね。海外のプロレスから入りました」

──WWEきっかけなんですね。その頃、憧れていた選手は誰ですか?
「日本人でTAJIRI選手が凄いなと思いましたね。蹴り一発で外国人を仕留めてしまうんだって感動したのを憶えていますね」

──じゃあ、まだTAJIRI選手がアメリカにいる時のWWEを観られたんですか。
「いや、その時は観てなかったんですけど、あとでWWEで活躍した日本人選手がいるっていうのを聞いて、YouTubeでTAJIRI選手の試合を観たんですよ。それで蹴り一発で仕留めていたのを観てびっくりしたのを憶えていますね。自分が観ていたのはヨシタツさんが出ていた時代でしたね。それからTAJIRIさんに憧れてプロレスラーを志しました」

──なるほど。それでTAJIRI選手の系譜に連なっているASUKA PROJECTに入団されたんですか?
「そうですね。やっぱりTAJIRIさんのいらっしゃるWNCに入りたかったんですけど、団体が解散してしまったじゃないですか? それで以前から代表の篠瀬さんにはよくしていただいていたんですけど、その篠瀬さんが団体を立ち上げるということで練習生を募集するっていう話を聞いたので、自分も入らせていただいたんですよ。その時はまだ高校3年生だったんですけど、少しでも早い段階から経験を積みたかったんで、頭を下げて練習生にしていただきました」

──そうすると、デビューするまでは結構間がありますよね。
「高校卒業後に1年間、専門学校に入っていたんですよ。それで学業と練習生の両立が難しくて、少しお休みさせていただいて、学業に専念していたんです。学業が終わって、今年の2月にまた練習生に戻って、5月にデビューしたという感じですね」

──なるほど。ちなみに専門学校では何を勉強されていたんですか?
「英語の専門学校に通っていました」

──それはTAJIRI選手のようにいずれ海外でプロレスをやるための準備ということで。
「そうですね。少しでも英語を話せればと思いまして。元々英語が好きだったというのもあるんですけど」

──海外志向が相当強いですね。
「だから、プロレスラーになってまだ5カ月ぐらいのキャリアしかないんですけど、4戦目がオーストラリアで試合をやらせてもらったんですよ」

──早くも海外での試合を経験されているんですね。
「はい。まだデビューして5試合しかしてないんですけどね(笑)」

──なるほど。それで今回10月9日のACE興行に参戦されますけど、ACEにはどのようなイメージがありますか?
「若手の人の団体なので元気がある団体だなと思いますね。ファイトスタイルも皆さん、「この野郎!」っていう気持ちが伝わってくるレスラーの方が多いという印象があります」

──ただ、彼らはプロレス総合学院の卒業生で構成されているんですよ。そういう中で、三富選手なんかが言うように「お金を払ってプロレスラーになった」という偏見に晒されがちなんですよね。そのことについてはどう思われますか?
「僕は特に変な偏見はないですね。それぞれいろいろな背景を抱えてプロレスラーになったんでしょうし、そういう部分に関してはなんとも思ってないです。ただ、先程、瀧澤さんがおっしゃったように実際に実力がある人なのか、あるいはただお金を払ってプロレスラーになっただけの人なのかっていうのは、試合をしてみてわかることじゃないですか? そういう意味でも早く試合がしてみたいですし、僕は同じ若手同士なのでバチバチとした試合ができるんじゃないかと期待しているんですけどね」

──なるほど。今回対戦する岩石選手についてはどう思われますか?
「YouTubeで試合の映像を観させてもらったんですけど、ガッツが溢れていて、元気のある選手だなと思いました。負けん気が強いですよね。ただ、負けたくないのでバチバチとした試合をして、僕が勝ちたいです」

──岩石選手はデビューして1年ぐらいですけど、UWA世界6人タッグ王座を巻いた経験もあります。
「W-1のリングでいろいろな方とやられているし、経験は向こうのほうがあるんでしょうけど、自分も5カ月ですけどそれなりに経験を積ませてもらいましたから。同じ若手として負けたくないという気持ちが強いんですよ。バチバチとやり合いたいですね」

──先程からバチバチという言葉が出てきますけど、佐山選手はどういファイトスタイルなんですか?
「蹴りを使うスタイルで、わりとオーソドックスなスタイルだと思っています」

──プロレスラーになる前に何か運動はやられていたんですか?
「実はパンクラスで総合格闘技をやっていまして」

──へえ! では、横浜のP’s LABに通われていたんですか?
「はい。家の近くにあったので。べつに総合格闘家になろうと思ったんじゃなくて、プロレスラーになるために体力を作ろうと思ってやっていたんですけど、佐藤光留さんとかいろいろなレスラーの方にご指導いただきましたね」

──なるほど。佐藤選手を中心としていろいろなレスラーの方がパンクラスで練習していたって話は聞きますからね。でも、実は岩石選手もブラジリアン柔術をやっていたんですよ。
「そうなんですか! それは寝技で共通する部分がありますね。寝技では負けたくないですね。実はプロの壁にぶつかっていて、パンクラスで培った技術を思うように出せてないんですけど、少しでも習ったことを出せればと思っているので」

──岩石選手との試合はいいきっかけになるかもしれないですね。
「はい。打撃よりは寝技をみっちりとやってきたので、岩石選手のブラジリアン柔術の寝技は特殊かもしれないですけど、自分もそれなりにやってきたという自負があるので負けたくないです」

──寝技の局面でおもしろそうな攻防が観られそうですね。改めて岩石選手とどのような試合をしたいですか?
「お互いに若いのでバチバチにやり合って、バチバチに勝ちたいですね。あと今話を聞いていて、寝技という共通点があることがわかったので、寝技で岩石選手を制したいです。あと、岩石選手は頭突きを使うイメージがあるので、自分は蹴りでやり返したいですね」

──頭と足でバチバチと。
「はい。バチバチの試合をして、バチバチに自分が勝ちます! ASUKA PROJECTにもイキのいい若手がいるんだぞ、佐山っていう奴がいるんだぞっていうのをファンの方に強くアピールしたいです」

──わかりました! それでは岩石選手との試合を期待しています!

『「Pro-Wrestling ACE ― Vol.7 ―」~プロレス総合学院4期生卒業試合~』
日時:2017年10月9日(月・祝)
開始:17:30
会場:東京・GENスポーツパレス(新宿区)大会

▼シングルマッチ
立花誠吾
vs
新井健一郎(DRAGON GATE)

▼シングルマッチ
伊藤貴則
vs
稲葉大樹(WRESTLE-1)

▼特別試合 10分1本勝負
木村花
vs
志田光(MAKAI)

▼タッグマッチ
一/皇壮馬
vs
三富政行(愛媛)/翔太(ガッツワールド)

▼Pro-Wrestling ACE vs ASUKA PROJECT シングルマッチ
頓所隼
vs
瀧澤晃頼(ASUKA PROJECT)

▼Pro-Wrestling ACE vs ASUKA PROJECT シングルマッチ
タナカ岩石
vs
佐山駿介(ASUKA PROJECT)

▼シングルマッチ
アンドロメダKEN
vs
寧々∞D.a.i(666)

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