【インタビュー】ACEのエースは果たしてどっちだ!?感情がぶつかり合う5.1新木場決戦直前!頓所隼「新木場で立花に勝って、俺が“ACEのエース”になる!」
- 2017-4-26
- コラム, ニュース
- プロレスリングA.C.E.
プロレスリングACEとして初の外での会場での興行となる5.1新木場大会。同期のライバルである立花誠吾に己のプロレスを否定された頓所隼は、一騎打ちを前に感情がすこぶる高まっている。プロレス総合学院1期生のプライドをかけた闘い、そしてACEのエースを決める闘いがいよいよ目前に迫ってきた。この一戦にかける頓所の思いを聞いてみた。
──頓所選手、デビューして1年経ちましたけど、この1年間はいかがでしたか?
「あっという間の1年でしたね。デビューしてから試合数もめちゃめちゃ多かったし、めちゃくちゃ濃い1年を過ごしたと思います。凄く充実した1年でした」
──今も毎月試合をしていますもんね。そしてACEが昨年の11月に旗揚げされて、改めてプロレス総合学院の卒業生というだけではなく、ACEの所属選手として闘いの日々を過ごしてきました。この半年間というのも中身が濃かったんじゃないですか?
「濃かったですね。ただ、旗揚げ戦の時は結構お客さんも入っていたんですけど、2回目は1回目よりも少なかったし、そういう部分はまだまだだなと思っています」
──でも、若い選手だけの団体でここまでやれているのは立派だと思いますけどね。
「そうですね。若い人間しかいないんで、逆に若さを活かしたプロレスをこれからもドンドンやっていって、ACEを大きくしていけたらなと思っていますね」
──そして、これまでは本拠地というかプロレス総合学院時代もずっとトレーニングを行なってきたGENスポーツパレスで興行をやっていたんですけど、いよいよ新木場1st RINGという外の会場で興行を行なうことになりました。お気持ち的にはどうですか?
「めちゃめちゃ楽しみですけど、やっぱり不安な気持ちもありますね」
──W-1の試合には何度も出ていらっしゃるじゃないですか? もちろん後楽園ホールも経験している。いろいろな会場での試合を経験していても、いざ自分たちの大会となるとやはりお気持ち的に違いますか?
「違いますね。やっぱりお客さんの入りも気になってしまいますからね。自分たちの力でなんとかしなくちゃいけないんですけど、たくさんの方に来てもらいたいですね」
──そういう大会で同じ1期生の立花誠吾選手との一騎打ちが組まれました。どういう心境ですか?
「やっぱ学院時代から今までずっと一緒に練習してきたんで、自分としてはライバルだと思ってここまでやってきたんですよね。おそらく、観ているお客さんにしてみれば、『どっちがエースなんだ?』みたいなところがあると思うんですよ。だから、この5.1新木場で立花に勝って、俺が“ACEのエース”になりたいなと思っていますね」
──ACEのエース! 先程、立花選手にもお話をお聞きしたんですけど、総合学院に入った時にできる組とできない組に分けるとしたら、頓所選手はできる組で、立花選手はできない組だったということもあって、歳下で凄くジェラシーを持っていて、負けたくないという気持ちが強いみたいなんですよ。
「たしかに自分で言うのもなんですけど、学院に入った時は俺はできる組でしたね」
──できる男でしたか(笑)。
「はい。ただ、今は同じぐらいじゃないですか、立花も」
──ははあ。では、もう一度突き放しやりたいみたいな気持ちもあるんじゃないですか?
「ありますね。だから、新木場で勝って、もう一度俺が上にいきたいと思うし、上だっていうことを証明してみせますよ。元々、総合学院に通っていた1期生の男子で卒業できたのは俺と立花の2人だけなんですよね。だから、俺たちはずっと試合も組まれてたし、闘ったこともあるし、組んだこともある。俺もあいつには負けたくないっていう気持ちはめちゃくちゃ強いです。このカードは自分の中では本当に特別なカードですね」
──なるほど! 4月19日の後楽園ホール大会では立花選手と組んで、カズさんと鼓太郎さんという元タッグチャンピオンと闘ったわけですけど、大ベテランと闘う中でお互いの成長の手応えを感じることはできましたか?
「う~ん、多少は感じることはできたんですけど、まだまだレベルが違うのかなっていうのも感じましたね。もちろんデビューしたての頃にやってたら秒殺されていたと思うんで、それに比べたら成長しているんでしょうけど、俺も立花もまだまだですよね。だから、そこはこの一騎打ちをやってしっかりと成長を確かめ合いたいですよね」
──では、立花選手との試合ではどういう部分を見せたいですか?
「あいつと出会ってどれぐらい経ったかはわからないですけど、俺は感情を爆発させたいです」
──感情!
「はい。お互いの感情をぶつけ合いたいし、俺の怒りもぶつけたいです」
──怒りですか!(笑)。何か立花選手に怒っていることがあるんですか?
「3月のACEの興行で俺はあいつに自分のプロレスを否定されたんで」
──ああ、ありましたね。
「まあ、あいつに否定されたからと言って、自分のプロレスを変えるつもりは毛頭ないですよ。ただ、あいつが否定したプロレスがどういうものなのか、しっかりと味わってもらいたいです。だから、この試合は技とかじゃないですね。感情のぶつけ合いです」
──ヒリヒリした試合になりそうですね! ちなみに逆に立花選手のプロレスで否定したい部分ってあります?
「いや、それはないですね(笑)。基礎もしっかりとできる男だし、それにプラスアルファもあるし。ただ、俺は自分のプロレスを否定されているんで、そこはしっかりと見せつけてやりますよ」
──あと総合学院の1期生という部分だと女子ということもあって、木村花選手と才木玲佳選手が非常に注目されていますよね。そこにジェラシーはありますか?
「めちゃめちゃありますね。やっぱり女子2人が注目を浴びてて、男子はパッとしない感じに見られちゃいますからね。だから、5.1新木場で立花といい試合を見せて、俺たちが上にいけたらなと思っています」
──内容で勝負だと。
「はい。それを証明してみせます」
──期待しています! 今後の目標として掲げいてるものはありますか?
「ACEをもっと大きくしたいですね。他団体の方たちに出てもらったりしていますけど、まだまだプロレス界で認知されているとは言い難いし、そこを浸透させていけたらなと。やっぱり自分らの団体なんで、大きくしたいです。あとは俺自身もドンドン大きくなって、プロレス界のトップにいけたらなと思っています」
──ちなみに目指している選手はどんな選手ですか?
「動けて華のある選手ですね。だから、新木場では立花にはできないプロレスをして、プラスアルファ感情を爆発させて、必ず勝ちたいと思います」
──わかりました! では、ACE初の新木場大会期待しております!
『Pro-Wrestling ACE ― Vol.5 ―」5.1東京・新木場1stリング大会』
日時:2017年5月1日(日)
開始:19:00
会場:東京・新木場1stリング