【インタビュー】プロレス総合学院1期生の意地が激突!5.1ACE新木場大会直前!立花誠吾「本当に僕らでACEを引っ張っていけるのかっていう覚悟を確かめ合いたい」

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昨年11月に旗揚げされたプロレス総合学院卒業生によって結成されたプロレスリングACE。これまで本拠地であるGENスポーツパレスでの興行を行なってきたが、5月1日(月)、ついに新木場1st RINGに進出する。そこで組まれた1期生同士のシングルマッチ、立花誠吾vs頓所隼。ACEの中心を担う男たちのプライドが激突するこのカード。決戦を控えた立花に話を聞いてみた。

──立花選手は昨年3月のプロレス総合学院の卒業試合でデビューして約1年が経過したわけですけど、この1年はどういう1年でした?
「僕は今年ハタチになるんですけど、その20年の人生の中で一番早い1年間だったかなって気がしますね。小中高ときて、その頃の1年間とは濃さが違いますよね。部活もやってきたんですけど、比べ物にならないぐらい濃密でした。あっという間に過ぎてしまって、本当に早かったです」

──凄く充実した時間を過ごせたんですね。特に去年の11月にACEが旗揚げされてからはさらに濃密だったんじゃないですか?
「濃密でしたね。最初にACEができるって聞いた時はビックリして、大丈夫なのかなって思いました。若手しかいないし、知名度も低いし、プロレス総合学院出身ということで色眼鏡で見る人も多かったので非常に不安な気持ちはありましたね」

──でも、なんだかんだ言われてもW-1に試合に出たり、このGENスポーツパレスで興行をやってきて、プロレス界にACEの存在をアピールできているっていう実感はあるんじゃないですか?
「いや、まだないですね。ただ、僕らの試合を観てもらえれば、絶対に目を引くと思うんですよ。ACEの個々の面々は個性が強いですから。もちろん他の団体の方たちも個性の強い人はたくさんいらっしゃると思うんですけど、所属選手が少ない中でこの濃さは圧倒的だと思います。だから、一度観戦してもらえれば、お客さんの目を引かせることはできると思っていますね」

──そういう自信はあると。
「ありますね。学院に通っていた半年間でいろいろな講師の方々から教えていただいたんですよ。近藤さん、カズさん、そして今はいないですけど、KAIさんや中之上さん、AKIRAさん。あと大和さんもそうですけど、そういった方々の血が僕らの中には混ざっているんです。それぞれの教えを飲み込んで、自分なりに噛み砕いて、吸収すべきものは吸収する。だから、そこで得られた知識や技術というのはもの凄く幅が広いし、いろんなことに対応できるし、別の団体でトレーニングを積んできた人よりも濃い教えを受けられた。それは自信になってますね」

──そういう教えを受けたうえで、いよいよACEが5月1日に新木場1st RINGで試合を興行を行うことになりました。どのようなお気持ちですか?
「不安と楽しみが混ざっているっていう感じですかね。新木場という会場に対してもそうだし、お客さんは果たして入るのかっていう。ただ、初めてACEだけで外の会場でやるので、成功したらACE自身がドンドンステップアップすると思うんですよ。そういう意味では非常に大切な大会だと思っています。失敗したらACE自体もなくなるかもしれないし、これからのACEがかかっている大会だと思いますね」

──成功すれば大きな一歩になりますけど、そこで同じ1期生である頓所選手との一騎打ちというのは、ACEのプロレスがどういうものかを見せることを考えると非常に大切な試合になりますよね。
「1期生で卒業できたのは男子では僕と頓所しかいなかったんですよ。2期生や3期生よりは僕らのほうがキャリアは上なので、僕ら2人が引っ張っていかなきゃいけないっていう気持ちがあるんですね。だから、ここで彼の気持ちや覚悟を確かめたいんですよね。本当に僕らでACEを引っ張っていけるのかっていう覚悟を。僕は自分の気持ちをあいつに全部ぶつけます。あいつも僕にぶつけてほしいですね」

──これからのACEのためにお互いの覚悟を見せ合う闘いだと。
「僕らがダメダメだったら他の2期生や3期生もついていこうと思わないし、ACE自体も終わってしまうと思うんですよ。僕らがACEの柱だっていう自覚はありますし、後輩たちをしっかり支えてあげないといけない。そういう覚悟を見せ合う闘いですよね」

──なるほど。ちなみに立花選手にとって、頓所選手はどういう存在なんですか?
「学院時代から彼はなんでもできてたんですよ。学院時代は、できる組とできない組に分かれているとしたら、僕は初めはできない組だったんです。でも、彼は最初からなんでもできてましたね」

──身体能力が高かったんですね。
「運動神経は良かったですね。あと感覚を掴んだり、コツを掴んだりするのも早くて。歳下なんですけど、尊敬する気持ちもあったし、嫉妬してたっていうのもあります。だから、あいつに負けないように身体を大きくしたりしたし」

──やはりそこにはライバル意識があるわけですか。
「ありますね。彼には絶対に負けたくないです。プロレスをやっていくうえで、有名になりたいとか強くなりたい、巧くなりたいっていう気持ちもありますけど、もう一つ頓所に負けないっていうのも僕のモチベーションの一つなんですよ」

──それは凄いライバル意識ですね。
「僕と頓所は学院時代、1日しか休んでないんです。他の人たちは5日から10日は休んでいるんですけど、単純にプロレスを学びたいっていう気持ちの強い2人だったんだと思います」

──なるほど。その頃から競争は始まっていたんですね。ところで、ACEでは同じ1期生でも女子の木村花選手や才木玲佳選手の注目度が高いじゃないですか? そういう部分で男子としてジェラシーはありますか?
「ありますね。本当に悔しいし、羨ましいという気持ちがあります。同じ学院出身でなんでこんなに差が出るんだって。学院時代は技術的なものだったら全然僕らのほうが上だったんですけど、やっぱり悔しいですね。嫉妬しますね」

──でも、ここで頓所選手との一騎打ちが組まれたわけですから、内容で男子も凄いっていうところを見せたいですよね。
「見せたいですね。試合内容だったら絶対に負けてないと思うので。そして、頓所、一(はじめ)さん、そして女子も合わせて僕が一番できるんだぞっていうところを新木場で見せますよ!」

──わかりました。では、今後の目標を教えてください。
「とりあえずACEを有名にしたいですね。1カ月に何回も何十回も興行を単体で打てるようになりたいし、そして僕自身はもっと強くなりたいです」

──では、最後にファンにメッセージをお願いします。
「5月1日、ACE初の新木場に進出っていうことで、絶対に試合内容で損はさせません。プロレスを観たことのない人も、色眼鏡で観ている人も、普段は他の団体を観ている人にも来てほしいですね。それでACEってこんだけできるんだっていうところを見せて、ACEの底力とACEの1期生の立花誠吾という存在を見せてやります。是非ご来場お願いします!」

『Pro-Wrestling ACE ― Vol.5 ―」5.1東京・新木場1stリング大会』
日時:2017年5月1日(日)
開始:19:00
会場:東京・新木場1stリング

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