長与千種率いる女子プロレス団体マーベラスがアニメ化プロジェクトをAnimeJapanでお披露目!

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 2017年3月23日(金)~26日(日)の4日間、東京ビッグサイトにて開催される世界最大級のアニメイベント『AnimeJapan2017』に、長与千種率いる女子プロレス団体MARVELOUS(マーベラス)が出展した。

 昨年のAnimeJapanは総来場者数135,323人を記録し、アニメ関連企業・団体174社が出展。今年は228社が出展する中、女子プロレス団体が出展することは史上初。

 東京ビッグサイトのマーベラスブースには3m四方のリングが組まれ、モニターには各レスラーが二次元キャラクター化された映像が流される。
 『マーベラス神話記「百花闘乱」プロジェクト』と題されたこの映像は、スポーツの情熱とエンターテイメントの華やかさ・面白さを兼ね備えたプロレスならではの魅力をもっと知ってもらうために、実在するプロレスラー達を日本神話の神々になぞらえキャラクター化したプロジェクトとのこと。長きに渡る闘いと継承をテーマとしたオリジナルのストーリーを軸に、登場キャラクターも展開もどんどん進化していく。今後はアニメ・コミックス・グッズなど様々な媒体で、対象を問わず幅広い展開を目指していく予定だ。


 全選手がそれぞれのキャラクターのコスチュームに身を包みリングに登場。
長与千種「(今日まで)本当に大変でしたね。女子プロレスとアニメってあんまりイコールがなかったので、さあどうしたものかって。でも出展するにあたって、本当にトントン拍子じゃないですけどいい形で出展できるという審査もおりて。さあこれからどうしようと思った時に歴史が好きだったので、神話から下っていこうかなと。今回神話ですけど次回やる時は幕末あたりから。
(声優は選手が担当されているんですよね?)
 彩羽だけ、彩羽真矢という元宝塚の男役だった子がたまたま彩羽と知り合いでアテレコ入れてくれるということでしたので、曲もあわせてお願いしました。若い子達はプロレスラーっぽくしたくなかったので、逆にコスプレイヤーな感じに仕上げました。劇中では門倉はツクヨミというアマテラスと兄弟なので、恐ろしい力を持っているはずなんですけど意外とその辺歩かせたら弱者になりますね(笑)桃野のスクナヒコナはもともと一寸法師とも呼ばれていたので、小さな小さな神様をイメージしたら妖精のようなイメージがあったので羽を背負わせました。
 4月15日にマーベラス1周年記念興行を行いますが、そこで新たに二人選手を誕生させたい。田中未来と男子レスラー第一号井坂玲大を。最後の一週間ぐらいが一番つらいと思いますが、一勝のうちの一瞬である一ヶ月二ヶ月を自分のために自分を追い込みにかけてもいいのかなと思いますね。昔に比べて出来は今の子のほうがいいですし、羨ましいなと思う事ばっかりですね。物に溢れてますし、先輩はデビュー戦まで見てくれないですから。教えてくれないので、見て勉強するだけだったので、そういう時代に比べると羨ましい時代になったなと。
 今回まさか映像になると思ってなかったんですけど一人ずつのキャラクターを本当にアニメチックに、絶対的なインパクトを持って作ってもらったんですけど、プロレスでもたくさん映像使ってます。半ばプロレスを見に来てるようで舞台を見に来てるような、映画を見に来てるような気もしますので、ドラマティックな展開にプロレスの方も仕上げてますので興味を持っていただけたらなと思います。ほんとに博打をしていると思います。初めてここで見てプロレスを見たことがあると言って欲しいですね」

 長与のリング上インタビューが終わると、全選手との記念撮影へ。
 初めてプロレスを見る方や外国人のお客さんも列に並び、新たなこの試みは女子プロレス界の裾野を広げることに見事成功した。


<長与千種コメント>
――なぜ今回アニメジャパンに出展しようと思われたんでしょう?
「東京ゲームショウから始まって、ゲームもいいけどアニメもいいなと。意外とアニメからゲームにしたりとかいろいろな形で出ていっているのでちょっと面白かなと思って」

――ストーリーは長与さんが考えられたんですか?
「だいたい考えてますよ。でもさすがに神話物は難しいですよね。まだもうちょっと若い時代、若い時代のほうが書きやすいです」

――里見八犬伝をモチーフにしているのには何か理由が?
「里見八犬伝にしたのは、要するに仁義礼智忠信孝悌というのが全て大事な事が含まれている。義を持って何かする、悌を持って何かする、全てに意味合いがあるので、自分が歴女で歴史がすきなので(笑)」

――アニメはデザインは有名なクリエイターさんが作られたのでしょうか?
「そうですね、クリエイターはほんとしっかりしてます。クリエイターもそうですし、プロレスのアクションとかはもともとはリング・リング・リングとかで舞台で一緒にやっていたジャパンアクションクラブの子が入ってくれてますし、結構色んな人が意外と入ってくれてるんですよ。見えないところで入ってくれてる」

――手応えは
「午前中ってアニメファンの人が多いでしょ?午後くらいになると一般ファンの人、行ってみようかなって来た人たちが多いので、まあ目に触れればいいと思うのでそのつもりでやっているので。じゃなければやらない!こんな大博打やらない!ほんと2回ぐらい全員でアメリカ行って興行できますよ(笑)」

――3mのリングも今日のために?
「そうです。もう全て今日のためです。櫓の大きさもそうですし、衣装も全部そうです。意外と真面目にめちゃくちゃ取り組んでますよ。ほんと!皆がそこお金かけなくていいでしょって所にお金かけていくから。その無駄な所を大事にしないと、プロレスもおんなじ、無駄な動きほど大事にしないと。そうしないと定食になっちゃうからね。A定食B定食になっちゃうから。ムダほど面白い事はない。ムダは最高です」

――この作品の今後の展開は
「今後の展開は、色んな所がアクションかけてくれば進展しますし、まああのほんとにこれを開く前にビジネス会にうちのスタッフが行っているので、その時に色んな会社の人たちと知り合いになって、今日展開した結果面白いことになると思いますね」

――アニメ化コミカライズ化も視野に入れているということですが
「それもありますし、このキャラクターたちが独り歩きすればいいかなと思いますね」

――普段の大会にも今日のこの作品を持って帰ったりも
「反響があれば。反響があればこの格好で」

――選手たちはわりとキャラクターを演じることをやらない子達が多いと思うが、キャラクターづくりは苦労していた感じですか?
「意外とスッと入っていくんですよね。だから、意外とスッて入っていくんで何やらせても多分この人達キャラクターを付けてあげるとすぐそのまま入っていっちゃうタイプ。拒絶反応はなかったですよね。それはちょっとありがたかった」

――今日の中で一番ハマり役だと思ったのはどの選手ですか?
「これ(横に居た彩羽)と凛と美桜じゃない?スサノオノミコトとかまんまでしょう」

――闘いの神様でしたっけ?
「そうそうそう闘いの神様。(彩羽は)自分が行きます自分が行きますって感じでしょ?俺が行くって感じでしょ向こうだって。ヤマタノオロチ倒しちゃうぐらいだから。多分先鋒に任せず自分が行ってきますってタイプでしょ?まんままんま。やんちゃ坊主だし、遊び心いっぱいだし、こうじゃないといけないっていうの嫌うし。まんまです。ツクヨミもそっくり、門倉も桃野もよかったよね。イサカもはまり役。実直な感じ。ナイラローズも、皆はまってるんじゃないかな。面白い。でも今度は幕末で行く!幕末はもっともっと面白く書ける」

――1周年記念大会まで一ヶ月をきりましたが、改めて記念大会への思いをお願いします
「なるようになるっしょ!大丈夫でしょ!だってマーベラスヤダっていう人は来ないかもしれないけど、一回ぐらい見ていいかなっていう人は来てるわけだから。行く方向に行くし、なるようになっていくし。なるようにしていくし、あまりにもなるようになるなるなるって言ってたら、自分がポンと水をせき止めて『いやこっちだろう』ってそういう役割なので。あとね、団体はプロレス馬鹿が一人いるかいないかって大事だと思う。ほんとに。そうしないと冒険しないからね。遊ばない。プロレスというもので遊ぼうとしないからね。全然もう守るどころか攻め攻め攻めですよ。ムダに攻めてます。ちょっと目につく人はいるわけだから、絶対プロレス畑じゃない人も見てるわけだから、通りながらも。これが大事なの。通り過ぎながら見られるっていうのを覚悟してやってるので」

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