那須川天心がトリケラトプス拳を試合中に出し元・ボクシング王者にKO勝利!
12日、大田区総合体育館にて開催された『KNOCK OUT vol.1』。セミファイナルでは“神童”那須川天心が“第19代IBF世界フライ級王者”アムナット・ルエンロンと対戦した。
KNOCK OUT旗揚げ戦ではルンピニースタジアム現役王者ワンチャローン・PKセンチャイジムを相手にバックスピンキックで1RKO勝利。その後大晦日格闘技RIZINに29日・31日と出場しMMA初挑戦ながら2試合ともKO勝利。破竹の勢いを見せる高校生ファイター那須川天心は、この日元・ボクシング王者であり元・ルンピニー王者でもあるアムナット・ルエンロンと対戦。
今までのバチバチした戦いをする相手ではなく、リングを周り自分の距離を維持するアムナット相手に天心は攻めあぐねる。自分の距離から前に出てこないアムナットに、天心はトリケラトプス拳の構えでプレッシャーを掛けると、前に出てきたアムナットを首相撲で倒す。4Rとなり、パンチ主体の戦いに切り替えたアムナットに天心はパンチを散らしていき強烈なボディブロー。これでアムナットはダウンし天心がKO勝利。
天心は「パンチで倒すって言ってたんで、それを有言実行できたのは自分の自信にもなりました。ああいう負けない闘いをしてくる相手にはもっとプレッシャーかけていかないと」と反省点を語り、トリケラトプス拳に関しては「あれは思いついたからですよね(笑)全然なんもやってこなかったんで誘い出してやろうと」とコメントした。
2017年一発目もKO勝利でスタートさせた天心の勢いは、4月のRIZIN横浜大会に向けてさらに加速しそうだ。