歴史あるアジアタッグ戦に大仁田厚が有刺鉄線ボードを持ち込み王座防衛

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 2日、後楽園ホールにて開催された全日本プロレス『2017 ニューイヤーウォーズ』。第5試合では渕正信&大仁田厚の持つアジアタッグに秋山準&井上雅央が挑戦。しかし第100代王者組はタイトルマッチに凶器を持ち込む暴挙に出た。

 大仁田はこのタイトルマッチを「エニウェア・ストリートファイト・トルネード・バンクハウスタッグデスマッチ」にすることを提案していたが、全日本プロレス社長である秋山は「エニウェアはない。あくまでPWFルール」とこれを拒否。大仁田は「エニウェアはダメだけどストリートファイト・トルネード・バンクハウスタッグデスマッチは決定」と態度を崩さず、当日はリングに有刺鉄線ボードが設置された。

 試合が始まるなり大仁田は急襲し井上を場外に連れ出すと、客席に叩き込み場外乱闘。エプロンに棒立ちになり唖然とする秋山と渕だったが、大仁田は構わずリング上に机を持ち込み机上パイルドライバー。5分ほど見守っていた秋山はやっとカットに入り大仁田を有刺鉄線ボードに叩き込む。大仁田は渕とタッチするが、秋山が渕をエクスプロイダーで投げようとしたところに毒霧を噴射。視界を失った秋山は井上にタッチするも、渕が井上を首固めから逆さ押さえ込みで3カウントを奪った。
 勝利した大仁田は「プロレスはなんでもありじゃ。レフェリーも5カウント以内だったら反則自由ですからね。全日本プロレスにはシークもいれば、タイガー・ジェット・シンもブッチャーもいましたし、あらゆる悪役の選手がいたんでその末端の末席に座らせていただけたらありがたいなって。ハードコアの世界をWWEがECWを飲み込んだように、太っ腹にハードコアの世界を飲み込んでもらえればありがたい。今度はエニウェアを取り入れなければ出場する気持ちはない。エニウェアストリートバンクハウスじゃないと出ない」と王者としての強権を発動する構えを見せた。

 

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