8・31 HEAT-UP新百合ヶ丘大会 【HEAT-UPユニバーサル選手権】田村vs岩本 藤原喜明&佐野&那須&兼平vs藤波辰爾&渡辺&アラケン&LEONA

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ドクターストレッチプレゼンツ、障がい福祉チャリティー大会
【Road to とどろきアリーナII~新百合ヶ丘にあらわる”鬼”】
日時:2016年8月31日(水)
開始:18:30
会場:神奈川・新百合トウェンティワンホール
観衆:315名

▼第1試合 “We are HEAT-UP!”シングルマッチ 15分1本勝負
○近藤”ド根性”洋史
6分55秒 ド根性デスロック
●飯塚優

▼第2試合 “せいき軍再び出動!~田村の地元新百合ヶ丘を死守せよ~”タッグマッチ 30分1本勝負
○藤田峰雄/ロッキー川村(パンクラスism)
9分49秒 スワントーンボム→片エビ固め
高梨将弘(DDT)/●阿部史典(スポルティーバ)

▼第3試合 “我闘雲舞の夏2016in新百合ヶ丘”6人タッグマッチ 30分1本勝負
○志田光(尻神教)/帯広さやか(我闘雲舞)/鬼塚真紀(我闘雲舞)
15分43秒 ファルコンアロー→エビ固め
さくらえみ(我闘雲舞)/「ことり」(我闘雲舞)/●アーサ米夏(我闘雲舞)

▼第4試合 “無宿人御子神の慎也~牙は引き裂いた~”タッグマッチ 30分1本勝負
PSYCHO/○CHANGO
11分40秒 画竜点睛→エビ固め
TARU(CRYSIS/VM)/●石田慎也(スポルティーバ)

▼第5試合 “飛龍新百合ヶ丘伝説Ⅴ~聖地に現れる鬼~”8人タッグマッチ 30分1本勝負
○藤原喜明(藤原組)/佐野巧真/那須晃太郎/兼平大介
10分13秒 ワキ固め
藤波辰爾(ドラディション)/●渡辺宏志/新井健一郎(DRAGON GATE)/LEONA(ドラディション)

▼第6試合 HEAT-UPユニバーサル選手権試合60分1本勝負
【王者】○田村和宏
23分48秒 腕ひしぎ十字固め
【挑戦者】●岩本煌史(スポルティーバ)
※初代王者が三度目の防衛に成功

田村和宏が地元新百合ヶ丘でV3達成!とどろきアリーナのメインで鈴木みのるに「ケンカ売ります」!藤波辰爾対藤原喜明がHEAT-UPのリングで蘇った!

▼大会開始前

2016-08-30HEATUP_op1 地域の障がい者施設より、利用者の方々が来場され就労体験が行われる。施設の方がサポートに就き、配布物綴りや座席タグ作成、新百合ヶ丘駅前にてフライヤー配り、開場時には入口で観客を出迎えた。
 かわさき色輪っかとのコラボレーションである”HEAT-WAKKA”プロジェクトが始動。短冊に願いを綴り、輪っかにして繋げとどろきアリーナ大会で大きなオブジェを作成。10月31日当日に会場で展示される。この日は障がい者施設の利用者や売店ブースに出店したBABBO ANGELOのシェフ・アンジェロ氏とスタッフ一同、昭和下町たこ焼き「ふわっと」店主、HEAT-UP練習生、てっしー手島も協力。約一万の輪っかが必要とされる当プロジェクトは今後も各会場やイベントにて協力を募っていく。
2016-08-30HEATUP_op2
 開場後、栗平HEAT-UP道場キッズクラスの発表会が近藤”ド根性”洋史先生監修のもと行われる。マット運動から受け身、練習に練習を重ねたモルタルからクロスボディという流れを観客の前で披露。田村和宏がレフェリーを務める中、観客から大きな拍手を受けていた。
2016-08-30HEATUP_op3
 てっしー&やぶちんのインフォメーションにてゲスト解説の須山浩継氏、麻生区・禅師丸柿ゆるキャラのかきまるくんを紹介。この日のために用意していたてっしーの一発芸はまさかの惨敗。選手入場式の際、川崎市議会議員老沼純氏の挨拶、地域の障がい者施設に大会収益の一部が寄付金として田村和宏より手渡される。代表挨拶は兼平大介。
 「皆さん、今日は…あ、違う!本日はご来場誠にありがとうございます!前回の新百合ヶ丘、僕は怪我からの復帰戦だったのですが、今回はベルトを持ってきました。今日の対戦相手はレジェンド、かなり強敵なのですが…チャンピオンとして必ず勝ちたいです!よろしくお願いします!」

▼第1試合

2016-08-30HEATUP_1st 須山氏いわく「近藤にとっては絶対に負けられない相手」である飯塚優。1年半以上行動や練習を共にした後輩を相手に、いつものように元気いっぱいで入場する近藤。飯塚を指差して愛称である「少年」を連呼する近藤。
 「来い!」と挑発して飯塚の攻撃を受ける近藤、ショルダータックルで飯塚をなぎ倒す。ボディスラムで苦悶の表情を浮かべる飯塚、近藤はフライングメイヤーからスリーパー。飯塚の背後に忍び寄った近藤はアルゼンチン・バックブリーカー。若い飯塚の出鼻をくじくように近藤が攻め続ける。前方に投げ捨ててジャンピング・ボディプレス。飯塚が立ち上がるのを待ってロープに走る近藤だが、飯塚はカウンターの左ミドルでお返し。

 「ミドルキックというと『赤いパンツの頑固者』を思い出す」と弥武リングアナが実況する中、雄叫びをあげた飯塚は左ミドルから水面蹴り。倒れた近藤に走り込んでPKを叩き込む飯塚、カウント2。近藤の左脚を取ってアキレス腱固め、ロープに逃げる近藤。近藤の逆水平と飯塚の左ミドルのラリー、打ち勝った近藤はド根性ホームラン。ここで5分経過。

 飯塚を立たせる近藤、隙を突いた飯塚は前転して膝靭帯固めへ。先輩・近藤もこれには苦しまされるがロープに手を伸ばす。左脚にローを連打、ロープに跳んだ飯塚だが近藤はカウンターのスピアー。ダメージを負った左脚に根性を叩き込んだ近藤、気合もろともジャンピング・ブレーンバスター。フォールはカウント2で返した飯塚だが、続いてド根性デスロックを極められるとギブアップ。

 マットを叩いて悔しさを露にする飯塚、先輩・近藤は飯塚の健闘を称える。HEAT-UPの歴史を一緒に歩んできた両者の対戦に、館内から惜しみのない拍手が鳴り響いていた。

▼第2試合

2016-08-30HEATUP_2nd 須山氏言うところ「中京の生臭坊主」というミドルネームをつけられた阿部。李日韓レフェリーのボディチェック、何故か股間を突き出して峰雄を挑発する阿部。高梨が「やり過ぎ!」と諌めるも峰雄への挑発を止めない阿部。開始前からリビドーを抑えきれなくなってしまっている峰雄、諌めるように先発する川村。よく見るとボクシングシューズを履いている川村、身も心もロッキーとなっている。
 場外にエスケープして「やりづれえ~!」と絶叫する高梨。しかしリングに戻ると「ボクサー相手には…これ!」と仰向けに寝そべりローキックを連打する。会場からは期せずして「猪木」コールが。やりにくそうな表情を浮かべる川村に対し、してやったりの表情な高梨。余裕たっぷりで阿部にタッチ。もちろん川村も峰雄と交代。

 ファーストコンタクトでロープに阿部を押し込んだ峰雄、右手が股間を鷲掴みに…せずクリーンブレーク。川村も拍手して称える。場外に峰雄と川村を叩き落とした阿部、ロープに走るが峰雄は素早くレッグシザース。エプロンに顔を出した状態の阿部に、川村がパンチングボールよろしくパンチの連打を浴びせるという連携を見せたせいき軍。
 もんどり打って倒れる阿部、何故かテントのように股間を天に向ける。リビドー爆発寸前の峰雄、吸い込まれるように阿部の股間をむんずと鷲掴みにする。必死に引き剥がす日韓、止めに入る川村。高梨がカットに入るが、恍惚の表情で白目をむいている阿部。

 意外と珍しい峰雄と高梨の絡み、「あ、この二人昔DDTでアイドルユニット組んでました」と須山氏の深い引き出しを開ける。股間攻めをかわした高梨はチンロック、カットに入らない川村に「なんで助けてくれないの?」と文句を言う峰雄。阿部と交代、フライングメイヤーからスリーパー。「変な奴だけどプロレスはしっかりしている」という須山氏の評価、高梨に交代した時点で5分経過。
 「みねぴょんどうした!」と叫ぶ高梨、徐々にテンションが上がってくる峰雄と打撃のラリー。高梨の連打に崩れ落ちる峰雄、股間を掴もうとするが高梨が阻止。逆に鼻摘みからロープに振るが、ヘッドシザースホイップで投げ飛ばす峰雄。川村に交代すると高梨、阿部の順にボディーブロー連打、両手を突き上げてアピール。高梨のチンクラッシャーを受けるがボディに一発、「エイドリアーン!」と謎のアピール。コーナーの阿部を使った連携からブレーンバスターで投げ飛ばす高梨、両軍交代。

 素早い動きから峰雄にドロップキックを叩き込む阿部、ソバットから回転ハイキックでなぎ倒す。「僕も、せいき軍に、入りたーい!」と叫んでサッカーボールキック、館内からは「えぇ~!?」の声。すかさず高梨は「阿部、目を覚ませ!」と顔面を張る。正気を取り戻した(?)阿部は高梨との連携攻撃。スーパーキックを狙うが、川村がリング内に戻ってきた事に気を取られてしまう。峰雄は阿部に急所蹴り、高梨の蹴り足を掴んでちんちんごっちゃんです。「お子様はあまり見ないでください!」と懇願する弥武リングアナ、「クリーンファイト!」と叫び両者を引き剥がす川村。駄々をこねる峰雄、高梨の蹴り足を川村の股間にぶつけて排除。ステップ延髄斬りを見舞う峰雄、倒れた高梨は川村の股間にダイブ。
 邪魔者を排除しマンハッタンドロップからボディスラム、スワントーンボムと立て続けにぶち込んだ峰雄が阿部を料理。チームワークは微妙ながら結成から負けなしのせいき軍。次の餌食は誰になるのやら。

▼第3試合

2016-08-30HEATUP_3rd 新百合ヶ丘名物となっている我闘雲舞、今回は新人の鬼塚とアーサが、そして尻神教の志田が初登場。先発のアーサと帯広が交代すると何故かマイクを握っているさくら。
さくら「オイ、志田!お前HEAT-UP初参戦らしいな。あたしは新百合ヶ丘大会全部出てるさくらえみだ。いわば、新百合ヶ丘のスター!私さくらと志田の人気の違いを見せてやるよ!」
 豪語したさくらがリングイン、しかし館内の声援は志田に集中。「なんで?」という表情のさくらに志田はジャンピング・ヒップアタック。帯広と鬼塚を呼び込んでさくらを張り付けの刑。いきなり捕まってしまうさくら、帯広は予測不可能なムーブからドロップキック。鬼塚は館内からの「ま~き!ま~き!」コールで腕を極めていくが、さくらは付き合わずにアーサと交代。串刺し米アタックが自爆に終わると再び腕極めからボーアンドアローを見せる鬼塚。トーホールドの極め合いを制した鬼塚は帯広と交代。

 リング中央で逆エビを決めた帯広、さくらがドロップキックでカット。お返ししようとするアーサだが、コメツキバッタのように跳ねて決めさせない帯広。ここで鬼塚が腕極めからアームドラッグという攻撃を完成させる。志田登場、コーナーのさくらと「ことり」を排除した時点で5分経過。アーサに串刺しジャンピングニーからエプロンでのニー。リング中央でシュミット式バックブリーカーを連発する志田、逆エビから厳しい角度の逆片エビ、アーサはロープへ。
 帯広は逆水平からボディスラム、踏ん張ったアーサはリバースで投げようとするが帯広回転エビ固めで切り返す。ロープに走った帯広、カウンターの米アタックで倒したアーサがようやくタッチ。

 「ことり」は帯広にドロップキックからメダルラッシュに湧いた日本柔道を祝福するかのように大内刈り、巴投げ、大外刈りと連発。さくらに対しては鬼塚がカットに入るも逆に二人まとめて「さくらえみ、70キロ!」をお見舞いする。志田のカットには変則ロープワークから志田の背中に乗ってプレス。「ことり」とのトランスフォーマーで志田と帯広をまとめて攻撃。
 リバースフルネルソンで帯広を捕らえたさくらだが、志田は強引にさくらをブレーンバスターでぶっこ抜く。帯広は志田との連携でさくらを丸め込むが「ことり」がカット。帯広のハーフハッチ狙いに「ことり」がまとめて投げようとカットにはいるがこれは無理。ならばとさくらを踏み台にしてクロスボディ。さくらはリバーススプラッシュ、続けてムーンサルトを狙うが自爆。

 「ことり」と志田に交代、エルボーのラリーから志田の目突き、ヒップアタックをかわした「ことり」は巻き込み一本背負い。離れなかった志田はスリーパー、スタンドに戻してスイングスリーパーを出すが「ことり」は隙を突いてワキ固め。回転して逃れた志田を丸め込む「ことり」、カウント2。ロープに跳んだ「ことり」に志田はケブラドール・コンヒーロ。組み手を切った「ことり」は払い腰、決めさせない志田はニーリフト連打。ロープに跳んだ志田にカウンターの払い腰で一矢報いた「ことり」。コーナーからのダイビング・ボディーアタックを繰り出しアーサと交代。

 米アタックを志田に読まれ、躊躇したアーサだがトリプルドロップキックをかわし米アタックを連打して面目躍如。しかし志田への連携攻撃を逆手に取られてしまい大ピンチに。鬼塚のドロップキックから繋ぎ、トーキックからスリーカウント狙い。かわしたアーサがスクールボーイで丸め込むが、志田は返してクロスフェース。決まるかと思われたが「ことり」が懸命のカット。帯広のミサイルキックを呼び込むが同士打ち、「ことり」との連携でジャックナイフ固めを決めるが鬼塚カット。
 ピンチに陥ったかに見えた志田だが、さくらと「ことり」をまとめてブレーンバスター、アーサの米アタックをヒップアタックで制しファイヤーマンキャリーからバックブリーカーへ。フォールは「ことり」のカットに阻まれるが、続いてファルコンアローを豪快に決めてカウント3。HEAT-UPマット初登場の志田が竹刀を使うまでもなく勝利を収めた。

▼第4試合

2016-08-30HEATUP_4th 大きなミートフォークを持参して入場するTARU、観客席を練り歩いて威嚇する。コール直後石田と共に奇襲を仕掛けてCHANGOを排除。PSYCHOに集中攻撃を仕掛けるが、戻ってきたCHANGOは二人をまとめて蹴散らしていく。
 新宿大会の因縁が残るCHANGOと石田、連携攻撃で石田をダウンさせネチネチといたぶっていく。しかしロープに跳んだ所でTARUが足を取って倒し石田の低空ドロップキックに繋がれてしまう。場外をフルダッシュしたTARUはコーナーのPSYCHOを攻撃、会場全体を使った場外乱闘に発展する。PSYCHOはステージ上でTARUのボディスラムを食らい、CHANGOは石田に南側ひな壇席の階段から突き落とされてしまうという憂き目に。
 分断されたCHANGOを二人がかりでいたぶるTARUと石田、なんとか反撃しようとするCHANGOだが多勢に無勢、しかもTARUの壁は大きい。5分経過、ダメージを負ったPSYCHOがようやくエプロンに戻る。
「連携なんぞなんぼでもあるわい!」と初めてのタッグでありながら息の合う所を見せるTARUと石田。TARUの蹴りを見て思わず出た実況の弥武リングアナの「武輝道場」には「いらんこと言うな!」、須山氏の「もともとは空手から来た人」に「うるさい!」と過剰に反応するTARU。その鬱憤をCHANGOにぶつけるのだからたまったもんじゃない。グロッギーになってしまったCHANGOだが、TARUへのゼロ戦キックで反撃。

 交代したPSYCHOは二人まとめて相手をする。重量級のTARUに対してもスピードでかく乱するが、カウンターのT-クラッシュを食らってしまいダウン。石田はクロスボディーから飛びつきDDTと繋ぐ。そして早くも首を掻っ切り△(デルタ)ドライブへ、PSYCHO切り返してネックブリーカー、エアプレンスピンから石田を背後に投げ捨てる。
 CHANGOと石田はチョップのラリー、数で押した石田だが上手く入ってきたPSYCHOとのダブルシザースキックを食らってしまう。PSYCHOがTARUを分断、客席からの「フィニッシュ!」の声に乗ったCHANGOは石田をロープに固定し後頭部へのニーからスタンディングギロチン。TARUがカットに入って10分経過。
 今度はそのTARUに襲いかかるCHANGOだが右中段蹴りから側頭部への廻し蹴りを食らう。そして待っていた石田が狙いすましたトラースキック。フォールはPSYCHOがカット。
 場外でグリーンボックスを手にしたTARU、阻止する日韓レフェリーを払い除けて振りかぶるが石田に誤爆、PSYCHOのドロップキックで場外へ。勝機を掴んだPSYCHOとCHANGOは一気に画竜点睛へ、CHANGOが石田を押さえ込んでカウント3。

 タッグのトップコンデンターであるチームが新百合ヶ丘のリングで見事に勝利。パートナーが破れたが、TARUは石田の健闘を称える。コスチュームに書かれたVMを指差し石田と固い握手を交わしてリングを去った。

 第4試合終了後、10月31日とどろきアリーナ大会特別参戦選手の紹介が流れる。特にジャガー横田と越中詩郎が映し出されると館内からは大きな拍手が沸き起こった。

▼第5試合

2016-08-30HEATUP_5th 豪華な顔ぶれが揃った新百合ヶ丘大会のセミファイナル。兼平大介は先日奪取したインターナショナルマーシャルアーツ王座のベルトを腰に巻いて入場。村杉レフェリーのチェック後、渡辺は青コーナーサイドの選手一人一人と固い握手。藤波も握手を交わしていくが、藤原だけはこの握手を拒否。そして先発は何と藤波と藤原!

 ロックアップからコーナーに藤原を押し込む藤波、クリーンブレーク。再びロックアップから藤原の左腕を極めていく藤波、フロントネックロックからテークダウン。すると藤原がグラウンドで優位に立つ。藤波が立ち上がりコーナーを背にすると藤原は張り手一閃!一気にムードが高くなるリング内、そんな中弥武リングアナの「1993年、G1クライマックストーナメントの…」と告げると藤波は「よく覚えてるね」と弥武を見つめる。

 藤波が自軍コーナーに藤原を連れて行きLEONAとタッチ。チョップを打ち込んでいくLEONAだが、藤原はコーナーで張り手を一発。崩れたLEONAにストンピングから一本足頭突きを二発。たまらずコーナーから藤波が出てきて喝を入れる。片足タックルを仕掛けたLEONAだが、藤原は何食わぬ表情で腹固めに切り返すと館内からどよめきが。もう一発ヘッドバットを食らわせて佐野とタッチ。

 藤原が押さえるLEONAに佐野がチョップ、ほとんど見られない連携に魅入られる館内。コーナーのLEONAにソバットを叩き込んだ佐野はこの段階でダブルフットスタンプ!場外にLEONAを放り出すと那須のサポートから藤原が張り手を連発。より観客席に近いところで乾いた音を響かせる大サービス。

 片膝立ちのLEONAに那須は右ミドル二発、コーナーに追い込んで逆水平、フライングメイヤーからサッカーボールキック。ものすごい先輩と盟友兼平の立つリング、那須のキックに重さが増しているようだ。兼平はLEONAにエルボー、ラリーになるが兼平ボディスラムからボディプレス、カウント2。コーナーでは藤原が上手くリードしながらLEONAを捕まえていく。
 5分経過、佐野の足四の字から藤原が入ってきて膝十字、佐野はヒールホールド。カットに入ったアラケンは藤原にチョーク攻撃、藤波は佐野に首四の字。全選手が入り乱れたリング内だったが、佐野は冷静にフェイスカット、兼平と交代。ブレーンバスターをかわしたLEONA、兼平のバックを取るがエルボーで振り切られジョンウーを食らう。ロープに振られたLEONA、兼平の一撃をかわしてフライングフォーアーム。5分以上捕まっていたLEONAがようやく交代。

 藤波は兼平をロープに振ってカウンターのスリーパーからドラゴンスリーパーへ。カットに入った那須の右ミドルをキャッチ、本家ドラゴンスクリュー。ヘッドロックを切った兼平はエルボー連打から首固め、カウント2。佐野はローからミドル、キャッチした藤波は振り向かせて張り手、佐野をダウンさせる。

 渡辺がリングイン、ニーリフトからロープに振ってショルダースルー。ロープに跳んだ渡辺、佐野はカウンターのソバット。そこから一気にノーザンライトボム、カウント2。渡辺はこのソバットで肋骨を痛めていたという。もう一発佐野のフットスタンプ、アラケンがカット。両軍入り乱れる中、佐野は藤原とタッチ。

 渡辺に一本足頭突きからスリーパー、アラケンがカットに入り「何がレジェンドだ!」と叫び掟破りの逆一本足頭突きを敢行するものの、藤原のダイヤモンドヘッドにはかなわずダウン。LEONAもヘッドバットで蹴散らし、リング上は藤原と渡辺の一騎打ちに。新日本プロレス学校出身者としてこの上ない状況に立たされた渡辺、藤原の打撃に応えていくがキャッチした藤原がフジワラアームバーを極めて勝負あり。

 勝負が決した後、藤原は両手を叩いて「こんなもんか」とでも言いたそうな表情。初登場となるHEAT-UPのリングでその存在感をこれでもかと表してみせた。かと思えばLEONAに歩み寄り健闘を称える握手。そんな中、アラケンは一度もタッチを受けることなく試合が終わってしまったのであった…

▼第6試合

2016-08-30HEATUP_6th1 両者のシングル対決は三度目。しかも他の二回は名古屋でしか実現していない。コール時に期待の表れからか多くの紙テープが舞う。しかしとどろきアリーナという巨大な舞台を控えている田村、観客の期待度は岩本のそれを遥かに上回っている。岩本はタイトルへの挑戦と田村の地元、二つの巨大なプレッシャーの中で試合に挑むようなもの。

 ゴングが鳴った後、少しの間組み合わない両者。組み合ったと思えば腕の取り合いという静かな序盤。田村のヘッドロックから岩本がロープに飛ばしてタックル、お互いに倒れない意地の張り合い。ボディスラムで投げられると悔しがる田村、チョップのラリーから岩本がショルダータックルでなぎ倒す。場外にエスケープした田村、岩本はコーナーに上がって両手を叩き挑発する。
田村の戻り際に膝を突き立てた岩本、チンロックでスタミナを奪いにかかる。その場飛びのニードロップ、フォールでのしかかるだけでも田村にプレッシャーをかけていく岩本。エルボーでなぎ倒し、サーフボードからフェースロック。硬柔を組み合わせた攻撃、尚且つ田村を走らせることによりスタミナを削り取っていく。カウンターのエルボーから逆片エビ固め、コーナーに詰めてストンピング。この時点まで田村が攻勢に立っていない。
2016-08-30HEATUP_6th2
 10分経過、コーナーに振られた田村がカウンターのウルトラタイガーを放ちようやく反撃。館内はそこまで暑く感じられなかったが、田村の顔は汗で大いに濡れている。串刺しミドルから対角線に振りもう一発、岩本が両足キックで逃れてロープに走るが、田村はドロップキックで迎撃。場外に転がり出た岩本に対し、田村はリングを駆け抜けてドラゴンロケット。手応えを感じたのか、場外で両拳を握って雄叫びを上げる田村。

 リング内に岩本を戻してすかさずミサイルキックで追い打ち、カウント2でフォールを返されてもすぐに腕十字へ。左腕を狙ったミドルキック連打、しかし岩本は田村がロープに跳んだ所を持ち上げて膝を叩き込む。トップロープに固定して田村の背中にニー、そこからネックスクリューで田村の首に大きなダメージを与えていく。動けない田村だが、岩本がフォールに入るとカウント2で肩を上げる。

 「いつになく田村の息遣いが荒い」須山氏の解説通り、かなりスタミナをロスしているような感じがする田村。そこを狙ったかのような岩本のスリーパー、上背を活かして田村をぐいぐい絞め上げていく。ボディへのエルボーから抜け出した田村、ロープに走るが岩本は変則ロープワークを駆使してコブラツイストへ。館内から「ああ~!」という歓声が上がる中絞り上げていく岩本。腕を極めて脱出する田村、投げられそうになっても腕を離さず耐え、離れ際に左腕への前蹴りからミドルキック、ロープに飛んでアックスボンバー、岩本キャッチしてブレーンバスター、すぐに起き上がった田村はバズソーを叩き込むが崩れ落ちる。ダウンカウント9で立ち上がる両者。

 打撃のラリー、田村は袈裟斬りチョップを連打して岩本をニーダウンさせる。ロープに走ろうとする田村、岩本はしっかり手を握って引き込み式大外刈り。左拳を握って引き起こそうとする岩本、もう一発大外刈り。大の字になってダウンする田村を見て、珍しく首を掻っ切るアピールをする岩本。立ち上がれない田村を無理やり引きずり起こし、バックを取ってコーナーに座らせる。そこからリバースのネックブリーカーを決める岩本、ダメージの大きい田村はコーナーで宙吊りに。更に岩本は抱え込んでバックドロップ。
2016-08-30HEATUP_6th3
 バックを取る岩本、切り返した田村は居合い抜きアックスボンバー。ロープに跳んでもう一発、倒れない岩本にもう一発を狙う。かわした岩本、大外刈り、かわした田村はジャンピング・ハイ。ここで再びロープに走る田村、岩本カウンターで孤高の芸術、カウント2で跳ね返されると驚異の肩固め。動けない田村、落ちたかと思ってフォールに行く岩本だがカウント2。

 あとはフィニッシュに持ち込むだけ、確信した岩本は田村の立ち上がりを待ってバックを取る。なんとか投げられまいと耐える田村。腕を取って切り返し、腕へのキックを放って形勢逆転。20分経過、ロープを掴んで立ち上がろうとする岩本、その腕めがけて田村はダブルフットスタンプ。岩本が立ち上がるとラ・ミスティカからアンドレへ。岩本前転で逃れるが田村は腕十字へ、身体を反転させる岩本、田村三角絞めへ、それを持ち上げた岩本がボムで叩きつける。
2016-08-30HEATUP_6th4
 「うおおー!!」雄叫びを上げた岩本、田村のバックを取って今度こそジャーマンへ、カウント2。しかし岩本には切り札が残っている。カレリンズ・リフトの体勢からグンを叩く担ぎ上げて…空中で切り返した田村、スクールボーイやマヒストラルで丸め込んでいく。マヒストラルを返した瞬間アンドレ、逃れた岩本にバズソー一発。立ち上がる岩本に右ハイ、ソバットコンビネーションから顔面へのキック、ミノルスペシャルへ。身体を反転させて逃れる岩本、田村アンドレ、再び逃れようとする岩本、田村逃さず腕十字。右脇に岩本の手首を抱えて絞ると遂にギブアップの意思表示。諦めずに左腕を狙った田村が三度目の防衛に成功した瞬間であった。

▼エンディング

2016-08-30HEATUP_ed 起き上がれない両者、ようやく立ち上がった田村の腰にてっしーがベルトを巻く。マイクを握ったものの、周囲を見渡す素振りを見せる田村。
田村「…勝ったのか?(館内「勝った!」)…覚えてねえよ。ベルトがここにあるってことは、(立ち上がって)俺が勝ったんだよな!(館内拍手)岩本、心から言うよ。ありがとう。俺はね、HEAT-UP立ち上げて…お前デビューしたばっかりだよな、HEAT-UP立ち上げた頃。だけどね、お前はね、なんかすげー輝くもんあったし。お前全然名前売れてなかったけど、俺はお金がないのに名古屋から呼んで、お前を使い続けた。こうやって新百合ヶ丘の皆さんに喜んでもらえるまで、岩本、お前は成長したと思う。お前も色んな団体出て強くなった。ただね、いいか、お前は強い!だけどな、もっと強いものそれは、団体を背負う覚悟だよ!おい、岩本。今日の勝ちはその差だと思う。お前、強いよ。あと、マイクが出来たらもっと強いと思う。」
岩本「負けた差が?団体を背負っている覚悟の差。じゃあ僕も…団体背負います。って言うわけねえだろ!(館内笑い)そんなことをしなくてもアンタを超えてやるよ。」
固く握手を交わし、岩本はリングを去る。

田村「今日は応援ありがとうございました!勝ったからね、ひとつだけ言わせてください。とどろきアリーナ、まだ一人発表していない選手がいます。俺がこの『無謀を希望に変える』にふさわしい相手、この人しかいないと思っています」
「風になれ」のイントロが流れ、スクリーンに映し出されたのは鈴木みのる!館内からは大きな歓声が湧き上がる。
2016-08-30HEATUP_ed2
鈴木「(VTR内コメント)無謀は希望に変わらないからね。無謀の意味知ってんの?無謀は無謀のまんま。どんなにかっこいい名前とか言葉を持ってきたとしても、俺の前では全て無謀に変わるよ」
そして映し出される”田村和宏対鈴木みのる”の対戦カード。とどろきアリーナのメインイベントはこの両者による一戦である事が伝えられた。

田村「とどろきアリーナ大会、題名にもあるけど、無謀を希望に変える。これはね、団体代表者としてはお客さん入れなきゃいけないよ。そして希望を見せなきゃいけないよ。だけどね、俺はプロレスラーなんだよ!リングの上で勝って希望を見せられる相手、鈴木みのる!そんなにね、鈴木さんとは何もないけどね、俺は川崎に希望の光を見せるために…

鈴木みのるに、ケンカ売ります!!

皆さん俺が必ず勝って、リングの上で希望を見せますので、とどろきアリーナ見に来てください!よろしくお願いします!!」

 参戦した選手にリングに上がってもらい、締めようとする田村。そこにもう帰ろうとする藤原喜明の姿が。
田村「藤原さん申し訳ありません…」
藤原「(マイクを奪い取り)お前の話が長すぎるから帰るとこだったぞ!(館内爆笑)締めろ早く!」
田村「藤波さんも組長も、とどろきアリーナ是非力貸してください。よろしくお願いします!」
藤波「まずはおめでとう!本日は最後までご観戦ありがとうございました。田村君が言っている挑戦する気持ちも、僕は応援しますよ。次回はとどろきアリーナ!頑張って、ね。藤原選手も…今日帰るとこだけどね(藤原思わず苦笑い)。彼もすごく応援してくれているから、是非とどろきアリーナ、よろしくお願いします!」

とどろきアリーナまで残り2か月。無謀を希望に変えるにはリングの上で答えを出すしかない。灼熱の伝道師は止まれない。
2016-08-30HEATUP_ed3
(記事・写真提供 HEAT UP)

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