子供たちのヒーロー・近藤“ド根性”洋史が地元相模原で凱旋興行!地元民に祝福された近藤は頂点獲りを誓う!

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 17日、神奈川県を中心に活動するプロレス団体・HEAT-UPが1神奈川県・相模原総合体育館大会で、相模原出身の近藤“ド根性”洋史の凱旋興行を行った。

 近藤“ド根性”洋史は、HEAT-UPで2014年にデビューし、次世代のHEAT-UPを担う存在として選手活動も行いつつ、HEAT-UPが主催する“HEAT-UP道場”で子供や女性も対象にしたトレーニングクラスの講師としても活動している。
 同団体はプロレスの興行だけでなく、神奈川県川崎市の地域密着団体として、障害者支援・福祉活動・警備活動・子供達への支援など社会貢献活動をプロレスを通じて行っている団体であり、神奈川県内では広く知られている。

  近藤“ド根性”洋史はその名に冠するように“ド根性”が持ち味であり、自身よりキャリアや体格で勝る相手に対しても全力でぶつかっていく闘志をむき出しにしたファイトが光る選手。その闘志が評価され過去には越中詩郎や大谷晋二郎ともタッグを組んだことがある。そのエモーショナルなファイトスタイルから、試合会場では子供たちから大きな声援を受けている。

 近藤は凱旋興行のメインイベントで、近藤と同じく"HEAT-UPの次期エース"と評される兼平大介とのシングルマッチを行った。
 この試合の勝者には現王者であるノリ・ダ・ファンキーシビレサスへの次期挑戦権が与えられるということもあるが、キャリアも近く、互いに団体を背負う覚悟を固めるライバル同士の二人の意地の張り合いは熾烈を極めた。

 二人で共に歩んでいたキャリアを振り返り、一つ一つ確かめ合うような打撃の応酬、互いの攻め口を知り尽くしているからこそ出来る相手の動きを先読みした関節技など、序盤から見る者を惹き入れる試合展開。
 これを兼平が有利に進め、近藤がふらついて膝立ちになる場面も見られたが、兼平は近藤が立ち上がるのを待ち、真正面から近藤の全力を受け止めた。
 近藤は、ド根性デスロック(サソリ固め)、投げっぱなしバックフリップ、スピアータックル、コーナートップからのダイビングショルダーアタックなどを繰り出し、体全体で兼平にぶつかっていく。
 しかし、兼平も、近藤の凱旋興行だからと花を持たせるわけにもいかない。膝蹴りを得意とする兼平は、突撃してくる近藤のボディにカウンター気味にヒザを入れ、怯んだところへブレーンバスター、バックドロップなどの大技を畳み掛ける。
 近藤にも地元を背負う意地がある。兼平のコンビネーションエルボーを耐えきった近藤は正面からヘッドバッド。続けて垂直落下式ブレーンバスターから、4つ全てのコーナー上からぴょん吉スプラッシュ(フライングボディプレス)を連続で投下。
 トドメを狙う近藤がフライングショルダーを狙うが、これを読んでいた兼平が顔面に虎王(変形ランニングニー)。崩れ落ちる近藤に兼平がバックドロップを2連発。ダメ押しの膝蹴りを顔面に入れると、近藤のド根性も限界に達し、カウント3。

 試合後には、勝者に賞品として王座への次期挑戦権が手渡される予定だったが、「そんなものはどうでもいい」とばかりに二人は健闘を称え合う。
 先にマイクを取った兼平は「僕がデビューして1ヶ月後位に『HEAT-UPのメインで近藤さんとシングルマッチするのが目標です』って言ってたけれど、それは今日近藤さんのおかげで実現できました。ありがとうございました!次、メインで近藤さんとシングルやる時はタイトルマッチでやらせてもらいます!僕がチャンピオンになって、近藤さんと防衛戦をします!」と宣言し、近藤の凱旋と健闘を称え、感謝の気持ちを述べた。
 対する近藤は、「今日はHEAT-UPファンだけじゃなくて、中学校の同級生や高校の同級生や、知り合いとか沢山色々来てくれて、試合は負けてしまったけど僕の成長した姿を見せることで恩返しができたと思います。僕はまた一回り大きくなってここに帰ってきたいと思います!今日はありがとうございました!」と、地元・相模原の民への感謝の気持ちを叫んだ。

 凱旋興行を終えた近藤は、試合後に改めて「一番自分の成長を見せたいと思っていた相模原の凱旋大会で、一番闘いたいと思っていた相手と試合が出来ました。悔しいけど、全力でぶつかってきてくれた兼平くん、ありがとう。アイツが言った『次やるときはタイトル賭けて』という言葉、それを目標に来年もド根性で駆け抜けていきます!!」とコメントし、来年の飛翔への覚悟を新たにした。

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