日本人最激戦区65㎏トーナメントは“打倒ゲーオ”に燃える山崎秀晃が制す!師・前田憲作プロデューサーが明かした「ゴールデン・フィスト」復活秘話

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「組み合わせが決まった時は“マジか!”って思いました(苦笑)。でも自分を信じて。ここで終わりじゃない、あくまで通過点ですから。ゲーオにリベンジしないといけないんで」
 3月4日、東京・代々木第二体育館で開催された「K-1 WORLD GP 2016 -65kg日本代表決定トーナメント」。“ゴールデン・フィスト”山崎秀晃は、日本人NO.1フィジカルの左右田泰臣、NO.1テクニシャン久保優太、そして優勝候補大本命の「怪物」野杁正明と3人の難敵を次々に破って見事に優勝を果たした。試合後、そのモチベーションは「ゲーオへの復讐」だったことを明かした。

 山崎といえば、第三代Krush63kg王者として圧倒的な強さを見せて、後楽園ホールを沸かせてきた。だが、大きな期待を背に臨んだ新生K-1第一回大会(2014年11月3日、代々木第二体育館)の-65kg初代王座決定トーナメント1回戦ではゲーオ・フェアテックス(現ウィラサクレック)にいいところなく判定負け。しかも、ゲーオのハイキックで額を陥没骨折する重傷を負い、長期欠場に追い込まれた。
 復帰後、2015年6月にKrush63kg王座を防衛し、同年8月には65kg契約で野杁と戦って判定負けを喫した。この時の山崎の戦いぶりを見て、チームドラゴン会長として山崎を育てた前田憲作現K-1プロデューサーは危機感を抱いたという。
「彼は63kgの体で65kgでも戦おうとしていた。でも、この2kgの差はとても大きいですよ。65kgに合わせて体作りをしている相手と戦っていくというのであれば、63kgは捨てて65kgに専念すべきで、どちらを選ぶか、選択するように言いました」
 山崎は65kgを選択。先輩梶原龍児から受け継いだ愛着のある「Krush63kg」のベルトを泣く泣く返上したのは「ゲーオへのリベンジ」だった。
 山崎は「体重上げるのを意識するのではなくて、トレーニングした結果上がった感じです。65kgに照準を合わせた練習と食事で、パンチ力が上がりました。スパーリングをしていて“8オンスグローブで今のパンチが当たったら、相手はどうなってしまうんだ?”と思うほど、今、パンチには自信を持っていて“当たれば倒せる”と」
 前田プロデューサーも「山崎の武器は攻撃力と動きの良さ。階級を上げても、長所はそのまま生かせる形になった」と愛弟子の成長ぶりに目を細める。
 山崎は日本代表として6月24日(金)、代々木第二体育館で開催される「-65kg世界最強決定トーナメント」に出場する。山崎はこう意気込む。
「今回のトーナメントで自分のパンチには手ごたえを感じたし、3試合で課題もたくさん見つかったので1つ1つクリアしていきたい。ゲーオと当たったら? ゴングが鳴ったら走ってゲーオに向かっていくだけですよ」
 なお、K-1の次回大会は4月24日(日)、代々木第二体育館で開催される「-60kg日本代表決定トーナメント」。 ワンマッチにはー55kg世界王者・武尊が参戦する。

(スポーツライター茂田浩司)

『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-65kg日本代表決定トーナメント~』
日時:2016年3月4日(金)15:30開場/17:00開始
会場:国立代々木競技場第ニ体育館
観衆:4800人・超満員

▼プレリミナリーファイト第1試合/K-1 -55kg Fight/3分3R
○江川優生(POWER OF DREAM)
判定3-0
●笠見玲慈(TEAM OJ)

▼プレリミナリーファイト第2試合/K-1 -65kg Fight/3分3R
△和氣光春(TANG TANG FIGHT CLUB)
判定0-1
△松下大紀(NPO JEFA)

▼プレリミナリーファイト第3試合/K-1 -70kg Fight/3分3R
○神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
3R 1分40秒 KO
●剛王(Raja bangsa/FIGHT LAB JAPAN TOP TEAM)

▼K-1 WORLD GP -65kg日本代表決定トーナメント・リザーブファイト/3分3R・延長1R
●吉沼大樹(TANG TANG FIGHT CLUB)
4R 判定0-3
○西川康平(超人クラブ)

▼K-1 WORLD GP -65kg日本代表決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R
○野杁正明(K-1ジムEBISU小比類巻道場)
1R 2分54秒 KO
●木村“フィリップ”ミノル(Fighting Kairos/マイウェイジム)

▼K-1 WORLD GP -65kg日本代表決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R
●寺崎直樹(Booch Beat)
1R 2分19秒 KO
○HIROYA(TRY HARD GYM)

▼K-1 WORLD GP -65kg日本代表決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R
●左右田泰臣(K-1ジム・シルバーウルフ)
2R 32秒 KO
○山崎秀晃(K-1ジム・チームドラゴン)

▼K-1 WORLD GP -65kg日本代表決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R
○久保優太(K-1ジムGOTANDA)
判定3-0
●NOMAN(DTS GYM)

▼スーパーファイト K-1 -70kg Fight/3分3R・延長1R
●小鉄(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
判定0-3
○廣野祐(NPO JEFA)

▼スーパーファイト K-1 HEAVYWEIGHT Fight/3分3R・延長1R
○上原誠(士魂村上塾)
1R 2分6秒 KO
●訓-NORI-(K-1ジム総本部チームペガサス)

▼K-1 WORLD GP -65kg日本代表決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R
●HIROYA(TRY HARD GYM)
判定0-2
○野杁正明(K-1ジムEBISU小比類巻道場)

▼K-1 WORLD GP -65kg日本代表決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R
●久保優太(K-1ジムGOTANDA)
3R 2分57秒 KO
○山崎秀晃(K-1ジム・チームドラゴン)

▼スーパーファイト K-1 -60kg Fight/3分3R・延長1R
●卜部弘嵩(K-1ジム・チームドラゴン)
判定0-2
○ヨハネス・ウルフ(キックボックステンペル・インゴルシュタット)

▼スーパーファイト K-1 -65kg Fight/3分3R・延長1R
○ゲーオ・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックスジム)
判定2-1
●マサロ・グランダー(マイクスジム)

▼K-1 WORLD GP -65kg日本代表決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R
○山崎秀晃(K-1ジム・チームドラゴン)
判定2-0
●野杁正明(K-1ジムEBISU小比類巻道場)

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