K-1 WORLD GP参戦の城戸康裕が公開練習!過去最高の煽りVTR&減点法で世界の壁を突破する!?「日本人なめんなよってところを見せたい」

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 東京・三軒茶屋のK-1ジム・シルバーウルフにて、6月18日(日)埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント~」のトーナメント一回戦でジョーダン・ワトソンと対戦する城戸康裕が公開練習を行った。

 新生K-1では初めてのワンデートーナメントに出場する城戸。公開練習ではテニスボールをひもで結んだキャップをかぶり、テニスボールにパンチを打ってかわす…というトレーニングでウォーミングアップを続ける。
 これはボクシングWBO世界スーパー・フェザー級王者ワシル・ロマチェンコのトレーニングとして知られ、大宮司進トレーナーに勧められて始めたもの。
 始めた当初は「2回くらいしかパンチが当たらなかった」というが、今ではノーミスでパンチを当て続けられるようになり「これをやると自分に迫ってくるものに対して目が慣れる。練習前にやっておくと動きが良くなって、勘が良くなる」と効果を感じている。

 続くミット打ちでも城戸は離れた間合いから一気に飛び込んでパンチを打つ今までにない動きを見せる。
 記者から伝統派空手の動きを意識しているのか?という質問を受けると「僕は浮気性だから、人がやっていていいと思ったものは何でもやっちゃう」と笑いつつ、VS外国人対策の一環であることを明かした。

「やっぱりトーナメントに出ているこいつら(外国人)と打ち合ったら勝てないというのがある。パワーで真っ向勝負は無理だと思うので、そこは技術で対抗したいと思うし、細かいテクニック勝負になるのかなと思います。大宮司さんと作戦を練って、どういう形で戦えばいいのかを考えている感じですね」

 城戸が一回戦で対戦するのは今回がK-1初参戦となるワトソン。世界的なムエタイイベントYOKKAOのタイトルを保持し、YOKKAOではジョーダン・ピケオーやサニー・ダルベックに勝っている強豪だ。
 城戸自らも「他の選手の対策? そんなのおこがましい! 僕はこいつ(ワトソン)のことしか見てないですよ。一回戦で全部使い果たして帰ろうかなって思ってますから」と語るほど高い壁だ。
 ではそんな強豪をどうやって攻略するのか?と聞くと、なんと城戸は“減点で自滅させる”作戦をぶちあけた。

「ワトソンはピケオーやダルベックに勝っていると言ってもムエタイルールで勝っているんですよ。で、戦い方もムエタイスタイルだから、癖で蹴り足を掴んできちゃうと思うんです。そうしたら僕はすぐ反則(※K-1ルールで蹴り足のキャッチは反則)をアピールしますよ! それを繰り返してワトソンを減点させて、最終的には自滅させようと思います。ワトソンとは真っ向勝負しないけどルールと真っ向勝負する、みたいな。加点法ではなく減点法で勝ちます(笑)」

 先日のスカイツリーイベントで中島弘貴・日菜太に「日本人が一丸となって誰かが優勝する形でいこう」と結託を呼び掛けるも、日菜太にやんわり拒否された城戸だが「確かに日菜太くんも僕も言うことに乗っちゃダメだと思うけど(笑)、でもこのトーナメントで日本人対決は実現しないでしょう」と断言。
 「スーパー・ウェルター級はそんなに甘っちょろい階級じゃないから、日本人みんなで潰し合いに持ち込んで、日本人みんなでボコボコにして削って削って……になるでしょう」と持論を展開しつつ「きっと外国人4選手は俺たち4人じゃなくて、外国人のことしか見てないと思うんですよ。だからそこでなめんなよってところを見せたいですよね」と日本人としての意地をのぞかせた。

 城戸と言えば本人が脚本・演出・主演を務める煽りVTRが名物となっているが、今回の煽りVTRは「過去最高傑作。煽りVTRではなくて、もはやショートムービーです」というほどの超大作。撮影時間も約6時間、ドラマ用のクルーが撮影を担当し“スペシャルゲスト”まで登場するという。
 ある意味、それだけトーナメントに向けて気合いが入っている(?)ことでもあり、相手の減点でもいいから勝ちたいというのは勝利への執念(?)の現れだ。
「今回はトーナメントなんだからとにかく一回戦を勝てばいい。試合内容はともかく日本人が誰か一人勝ち残った方がトーナメントも盛り上がるでしょ? だから必死に勝ちに行きますよ」と語った城戸。煽り映像&試合で“城戸劇場”を見せ、世界の壁を突破することが出来るか?

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