W-1 11.1両国大会 武藤敬司デビュー30周年記念大会のメインで武藤が河野の持つW-1王座に挑戦

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武藤敬司デビュー30周年記念大会
HOLD OUT
日時:2014年11月1日(土)
開場:17:00 開始:18:00
会場:東京・両国国技館
観衆:7200人(満員)

▼第1試合 WRESTLE-1vsNovus 8人タッグマッチ 30分1本勝負
○中之上靖文/稲葉大樹/吉岡世起/村瀬広樹
9分6秒 ノックアウェイ→片エビ固め
児玉裕輔/土肥孝司/黒潮“イケメン”二郎/●藤原ライオン

▼第2試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○大和ヒロシ
6分27秒 ノーザンライトボム→片エビ固め
●LEON(ドラディション)

▼第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○浜亮太/アンディ・ウー/エル・イホ・デル・パンテーラ
6分7秒 オオキドプレス→体固め
高山善廣(高山堂)/●NOSAWA論外(東京愚連隊)/MAZADA(東京愚連隊)

▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
AKIRA/○征矢学
6分7秒 ワイルドボンバー→片エビ固め
崔領二(ZERO1)/●KAZMA SAKAMOTO(フリー)

▼第5試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●KAI
11分54秒 スライディングD→片エビ固め
○田中将斗(ZERO1)

▼第6試合 WRESTLE-1vsTNA 6人タッグマッチ 30分1本勝負
カズ・ハヤシ/○近藤修司/田中稔
13分3秒 キングコング・ラリアット→片エビ固め
ロビー・イー(TNA)/ジェシー・ガッデス(TNA)/●DJジーマ(TNA)

▼第7試合 WRESTLE-1vsDESPERADOvsTNA 3WAYマッチ 60分1本勝負
○真田聖也
10分0秒 回転足折り固め
●TAJIRI
※もう1人はマット・ハーディー(TNA)

▼第8試合 スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負
●船木誠勝
8分32秒 横入り式エビ固め
○アルベルト

▼第9試合 WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負
[王 者]●河野真幸
18分20秒 足4の字固め
[挑戦者]○武藤敬司
※初代王者・河野が初防衛に失敗。武藤が第2代王者となる

デビュー30周年記念大会で河野を撃破した武藤がW-1王座奪取!蝶野や小橋さんも祝福
アルベルトに敗れた船木は怒り爆発!征矢&AKIRAのニューワイルドオーダー発進!

オープニング

阿部リングアナの前説のあと、公式サポーターのCheer-1(チアワン)の3人が登場。四方の客席に向かってCheer-1の3人が歓声を煽り、一番大きな声援を飛ばしたファンに記念品をプレゼント。最後は「行くぞ両国! GO! レッスル〜ワーン!」と叫んで締めくくった。

第1試合

2104-11-1_武藤30周年記念大会_第1試合両国大会のオープニングマッチはWRESTLE-1の若手vs.Novusの8人タッグマッチ。煽りVの中で存在感の薄さを指摘された中之上。福山雅治の『Hallo』に乗って入場したNovus。黒潮はジャンピングリングインし、ナルシスト全開で観客を煽っていく。
中之上は阿部リングアナから名前をコールされるのを忘れられるという存在感の薄さ……。先発を買って出た黒潮に場内から「イケメン」コールが飛ぶ。マタドールのようにジャケットをはためかせて村瀬のタックルをかわした黒潮。

村瀬がショルダータックルでなぎ倒すと、ヘッドスプリングで立ち上がった黒潮だが、村瀬はそこに逆水平チョップ。続いて土肥が稲葉をボディスラムで叩き付けると、児玉がスリングショット式エルボードロップを投下。続いて黒潮がチョップからハリウッドスタープレスを投下。
ライオンが重たいミドルキックから串刺しニーを叩き込むと、稲葉はグッタリとコーナー下に座り込む。そこに顔面ウォッシュを見舞ったライオンは土肥にタッチ。逆水平チョップで稲葉をなぎ倒した土肥はサンダーファイアーから逆エビ固めへ。

シャチホコ式で決めにいった土肥だが、稲葉は辛くもロープに脱出。稲葉のエルボーを受けた上でエルボー一発で吹っ飛ばしてみせた児玉だが、稲葉もカウンターのジャンピングショルダーを返すと、ようやく吉岡にタッチ。ミドルキックからゼロ戦キックを叩き込んだ吉岡は、飛び込んできた土肥にRKO。
さらにW-1側は児玉にトレイン攻撃を決める。そこから吉岡がトルベジーノで叩き付けるが、児玉もドロップキックからのトラースキックを返して手を伸ばす黒潮をスルーしてライオンにタッチ。

ジャンピング・ラリアットを叩き込んだライオン。中之上が入って来るが、児玉と黒潮のダブルトラースキックから土肥がラリアットを叩き込むと、ライオンがコンプリート・ショット。だが、カウント2でカットに入った吉岡らがNovusを場外に追いやってプランチャを投下。その間にライオンにエルボーからカウンターのラリアットを返した中之上は、左右のエルボーからKNOCK AWAY(=ランニングエルボー)を叩き込んで3カウントを奪った。

<試合後コメント>
中之上靖文&稲葉大樹&吉岡世起&村瀬広樹
稲葉「Novusとやったんですけど、今日は負けられなかったんで。勝ててよかったです」
村瀬「これでいいんだよ。これで。これからはもっと戦うことがあるんなら、全部勝ってやる!」
吉岡「僕はそんなにNovusとやってないんですけど、今日は武藤さんの30周年記念興行WRESTLE-1生え抜きの、武藤さんについてきたぼくらが負けるわけにはいかないでしょう。中之上さんが最後決めてくれて。見たか!って感じですよ」
中之上「個人的に彼らに負け続けていて、存在感がなくていいとこ見せられてなかったんですけど。ここから巻き返します。次、WRESTLE-1のタッグ、誰と組むかはプロレス界に入ってずっとお世話になっている人にお願いしました。その人にずっと教えてもらって今の自分があると思っています。組むとしたら、彼と組みたいという事で太陽ケアさんにぜひ組みたいとお願いしました。いい返事をもらいましたので、次のタッグのベルト、僕はケアさんと組んでチャンピオンを目指します」

児玉裕輔&土肥孝司&黒潮“イケメン”二郎&藤原ライオン
児玉「武藤さんの30周年記念大会を僕たちNovusが一発目から盛り上げようと思ったら……いっぱい食わされた。まぁ終わったことはしょうがないんで」
土肥「今日負けただけだ。何回勝ってると思ってるんだ!」
児玉「勝率自体はめちゃめちゃいいから!これからも4人で頑張っていきましょう!」
イケメン「あ、ちょっと話変わってタッグリーグなんですけど、僕、Novusとして出る気ないんで。悪い意味じゃないんですけど、考えてることがあって。スゲー楽しいんですけど、タッグリーグのことで忙しいんで(と言ってひとりインタビュースペースから離れる)」
土肥「どういうこと?」
児玉「まぁイケメンにはイケメンなりの考えがあるんで。このまま気を引き締めてもう一回。よろしくお願いします!」

第2試合

2104-11-1_武藤30周年記念大会_第2試合久しぶりにW-1に参戦するLEONAと対戦する大和は自身のテーマ曲を生歌で歌いながら入場。大和から握手を求めていくと、LEONAは両手で応じて試合開始。低い姿勢からタックルを狙うLEONAだが、潰してグラウンドに持ち込んだ大和。LEONAがすぐに脱出すると、脇の差し合いに持ち込んだ大和だが、LEONAは片足タックルからグラウンドに引き込む。
立ち上がってショルダータックルを見舞った大和だが、アームホイップで投げていったLEONAはストンピング。だが、大和もカウンターのドロップキックを返すと逆水平チョップ。フライングメイヤーから背中にも逆水平チョップを叩き込んだ大和。

LEONAはエルボーで反撃するが、エルボーからの逆水平チョップでなぎ倒した大和はセントーンを投下。大和のブレーンバスターを背後に着地したLEONAだが、コーナーに叩き付けていった屋後は張り手を見舞って挑発。串刺し式スピアーをかわして誤爆させたLEONAは、コーナーに登った大和を追いかけると、雪崩式ドラゴンスクリュー。
さらにドロップキックを連発すると、気合いの咆哮からブレーンバスター。逆片エビ固めに捉えたLEONAだが、大和はすぐにロープに脱出。ダブルアーム・スープレックスを狙ったLEONAだが、大和はリバースで切り返す。

走り込んできた大和をカニ挟みで倒したLEONAは父の得意技であるジャパニーズ・レッグクラッチホールド。カウント2で返した大和を首固めで丸め込んだLEONAは、続けて逆さ押さえ込みを狙ったが、踏ん張った大和はヘッドバットを叩き込む。そして足を踏みならしてのスピアーからノーザンライトボムで叩き付けて3カウント。
大和はLEONAの健闘を称えると、EWPインターコンチのベルトをアピールした。

<試合後コメント>
大和ヒロシ
「LEONA選手、LEONA選手、いいじゃないですか! 彼の父親がレスラーで、しかも伝説になっているような、生きる伝説のようなレスラーですよ。彼がデビューしたら父親がどうとかそんなこと言われるのは当然ですよ。誰だって始まりは1からですから。それでもプロレスが好きだからこうやって……。彼まだ大学生ですよね? 大学に行きながらプロレスやって。嬉しいですよね。自分もこうやって好きで続けてきて。しかももっといろんな人に広めたいと思っているプロレスを、自分から飛び込んできてくれて。嬉しいことです。もし彼が練習する場所に困っていたり、もっと経験を積みたいと思っているなら僕らはWRESTLE-1の練習生、募集してますから。練習生と一緒とはさすがに言わないですよ。でも基礎とか、僕が知ってることを彼に教えてやりたいですね。僕がこうしてベルトを、日本だけじゃなくて世界を見るようなことがなんとかできましたが、なんでこうしてできたかを彼に伝えたい。そして今日の試合は愛を伝えるため。今度始まるタッグリーグでは僕が持ってる世界と、同じ視点を持った男と組たいと思っています。誰だかわかりますか? 真田聖也です。僕は聖也と組んで必ず今度のタッグの頂点を奪いに行きます。以上です!」

LEONA
「(長い沈黙のあと)……すべてにおいて飲まれました。本当にその一言に尽きるというか」
――それは会場が両国だからということですか?相手がチャンピオンだからですか?
「すべてですね。多くのレスラーたちが戦ってたこの両国で、相手に飲まれました。それが今の僕の実力です」
――きょうは武藤さんの30周年記念興行ですが?
「憧れです。父親をリスペクトするのと同じような目で。武藤さんはリスペクトする存在です。1年を前にして、もうすぐキャリア1年ですけど、この舞台に立てたことは非常にいい経験になりました。19日は関本(大介)さんという強大な相手を前にしますけれど、自分が何をしたいというのかをより明確に見せる試合です」

第3試合

2104-11-1_武藤30周年記念大会_第3試合パンテーラvs.MAZADAで試合開始。ロープに飛んでバック転を切ったパンテーラは、MAZADAの腕を掴んでトップロープでバウンドしてからアームドラッグ。しかし背後から論外が羽交い締め。そこにMAZADAが殴りかかるが、蹴りで迎撃したパンテーラはフェイントを入れて自軍のコーナーに愚連隊を引きつけると、アンディがミサイルキックを発射。
さらにアンディとパンテーラで愚連隊を場外に追いやってトペを連続発射する。リングに戻ったアンディはMAZADAに側転からダブルニーアタック。だが、エプロンから高山が攻撃すると、すかさず愚連隊がアンディを捕まえて合体攻撃。

アンディを踏みつけた高山は、串刺しフロントキックを狙ったが、かわしたアンディは浜にタッチ。ブチかましからコーナースプラッシュを見舞った浜は、ケツを引き締めてからスティンクフェイス。さらにハンマーとヘッドバットを叩き込むが、カウンターのビッグブーツを返した高山はクロスボディー。
アンディとパンテーラが飛び込んでくるが、愚連隊が合体攻撃で蹴散らすと、高山が浜にビッグブーツ。アンディとパンテーラが再び飛び込んできてカット。さらに2人がかりで高山を抑え付けると、その間に浜が合体攻撃を狙った愚連隊をダブルラリアットで吹っ飛ばしてから、ジャンピング・ボディプレスを投下して3カウントを奪った。

<試合後コメント>
浜亮太&アンディ・ウー&エル・イホ・デル・パンテーラ
浜「センキュー! 僕にとっては一番思い入れの強い場所だから。相手が帝王だろうが誰だろうがね。もう負けたくなかった。本当、彼ら(=アンディ&パンテーラ)も誰よりもいっぱい練習するしね、今日は俺が取ったけれど動きはすごいよかったし。彼らと組んでいい結果出して感無量です。今日もビール60杯飲むよ(笑)」

高山善廣&NOSAWA論外&MAZADA
論外「隊長、今日はすいません。僕とこの先のタッグリーグを見据えているんで。ぶっちゃけ今日はちょっと本気出せなかった」
MAZADA「バカは出し切るんですよ。リーグ戦あるある。勢いのいいやつに限って落ちちゃうんで」
論外「これから東京愚連隊のね、ベルトかかってるからね。タッグと言えば東京愚連隊。全勝優勝。今日は遊んでしまったというか、誰ひとりWRESTLE-1の人がタッグリーグに向けて発信しないんで」
高山「俺も知らなかったもん(笑)。じゃ出ますか? 出ますか? 一緒に出る?(と笑顔で取材陣に問いかける)パートナー募集中です」

第4試合

2104-11-1_武藤30周年記念大会_第4試合征矢にデスペラードのスパイ疑惑をかけられて激突したAKIRA。結局スパイはTAJIRIだったのだが、紆余曲折あって征矢とAKIRAはワイルドタッグを結成することに。まだ“ワイルド1年生”のAKIRAに独自のワイル道を説く征矢。
「W-1をワイルド色に染める」という征矢とAKIRA。AKIRAも征矢に合わせて紫とシルバーのロングタイツに毛皮シューズ、そして豹柄のパーカー姿で登場。

一方、なぜか学生服に白仮面姿で登場した崔だが、ZERO1ではブードゥー・マーダーズと合体したこともあってからペットボトルの水を撒き散らしながら入場。KAZMAは如意棒を竹刀代わりにして面を連打。だが、AKIRAはKAZMAを鉄柵に投げつける。リング上では学生服を脱いだ崔が征矢にミドルキックからチョップを叩き込む。
チョップを返していった征矢は、観客の「ワイルド!」の歓声に合わせてダブルチョップを連打していき、崔をなぎ倒すとAKIRAにタッチ。ドロップキック、DDT、ミサイルキックと決めていったAKIRAはジャンピング・ラリアット。

しかし崔もブレーンバスターを返すとKAZMAにタッチ。コーナーからダイブしたKAZMAをドロップキックで迎撃したAKIRAは征矢にタッチ。トレイン攻撃を決めた征矢&AKIRAだが、AKIRAが征矢をホイップすると、かわしたデスペラードが逆に征矢にトレイン攻撃。
ニューワイルドオーダーKAZMAはトラースキックからラリアットを狙ったが、征矢は腕へのラリアットで迎撃。そこにAKIRAが延髄斬りを叩き込むと、征矢が走り込んできて征矢のワイルドボンバーとAKIRAの延髄斬りのサンドイッチ攻撃。辛くも崔がカットに入ったが、AKIRAが崔を場外に追いやると、征矢がKAZMAにデスバレーボムからのワイルドボンバーを叩き込んで3カウント。

セコンドの若手に八つ当たりする崔を睨み付けた征矢とAKIRAの新GET WILDは、花道で2人揃って空手ポーズを決めると、肩を組んで引き上げていった。

<試合後コメント>
AKIRA&征矢学
征矢「ワイルド一年生、いいでしょう。合格でしょう」
AKIRA「ワイルド的には何ポイントですか?」
征矢「今日のワイルドは……21ワイルド!」
AKIRA「厳しいな!」
征矢「ワイルドはそんなに甘くないんだよ。ワイルドを名乗る以上、死ぬまでワイルドだから、それまで何日、何年あるんだ。いくらでもポイントは稼げるんだ」
AKIRA「ライフワークをかけてポイントを稼ぐんだな!」
征矢「よし、今日で覚醒したぞ。いいかお前ら。次タッグリーグがあるだろう。タッグリーグはこの野上彰、ワイルド一年生とエントリーする。頼むぜ、AKIRAさんよ。そのコスチューム、かっこいいんじゃないか」
AKIRA「ワイルドに合わせたんだよ。ヒョウ柄に(シューズには)毛皮がついてるだろう?」
征矢「いいか? オレに合わせろって言っただろう。なんで俺よりかっこいいんだよ! おかしいだろ! ……いいですか。ワイルドはヒョウ柄だけに収まらないんですよ。ワイルドのワ……」
AKIRA「ワイルドのワと和風の和をかけた! そのこころは……か?」
征矢「そこまではいかない。ただよぉ! 組んでいくに当たって、新しいワイルドだから……」
AKIRA「チーム名ってことか?」
征矢「チーム名だ。まずは気持ちからだ。何かある? ニュー・ワイルドですからね。最近ワイルドを名乗り始めてるヤツがいっぱいいる。俺の知らないところで。他の団体でも一緒に組んでいるヤツはいるけど。プロレス業界のみならず他の業界でもワイルドを名乗っているヤツがいるでしょう。いいですか? YouTubeでワイルドを調べたらスゲーかっこいい男しかでてこないんですよ。それは間違ったワイルドだ。ということでここ最近ワイルドの秩序が乱れている。AKIRAさん、秩序って英語でなんて言うんですか?」
AKIRA「秩序? ……オーダー!」
征矢「オーダー。じゃあニュー・ワイルド・オーダーにしましょう! 新しい野生の秩序を俺たちで創りましょう!」
AKIRA「新しいワイルドを提案していく。その秩序を創っていく! ニュー・ワイルド・オーダー! 略して、N、W……O? ……略せねぇじゃねぇーか(苦笑)」
征矢「AKIRAさん、NWOはダメです。いいか! 俺たちのことは絶対に略すなよ。ニュー・ワイルド・オーダーだ。決してNWOって言うなよ。……あ、言っちゃった。絶対だぞ!」
――カタカナで書きます
征矢「ニュー・ワイルド・オーダーで新しい秩序を俺たちで創っていくからよ!」

第5試合

2104-11-1_武藤30周年記念大会_第5試合「誰が何て言おうとW-1のエースは俺だ!」と叫び続けてきたが、大事な場面で結果が出せず、W-1初代王者にもなれなかったKAI。そこでKAIは1から出直すため、何の遺恨もなく、憧れの大仁田厚の遺伝子を持つ田中将斗に対戦を直訴。このシングルマッチが決定した。
ゴングと同時にロックアップすると、まずはロープに振られた田中がショルダータックル。KAIが倒れないとエルボー合戦へ。「まだまだ行くぞ!」と叫んだ田中がエルボーを連打してからロープに走ると、KAIはカウンターのドロップキックで田中を場外に追いやってからトペを発射。

鉄柵に叩き付けた田中だが、KAIもフロントキックを返す。ならばと田中はもう一度鉄柵に叩き付けてからラリアットで鉄柵の外まで吹っ飛ばす。ペットボトルでKAIを殴打していった田中は先にリングに戻る。KAIが戻ってきたところで今度は逆水平チョップの打ち合いに。
胸板が真っ赤になったところで田中は串刺しジャンピングエルボー。お互いにボディスラムを狙うが、どちらもあげさせない。どうにかKAIはボディスラムで叩き付けるが、田中はKAIの肩口にエルボーを落とすと、首筋へのエルボーで吹っ飛ばす。

ロープにもたれかかったKAIにジャンピングエルボーを叩き込んだ田中は、もう一度走り込むがかわして延髄斬りを叩き込んだKAIは串刺しフロントキック。田中も追走して串刺しラリアットを返したが、KAIはブレーンバスターからフェースロックに捕らえる。下から蹴り上げて脱出した田中は、快KAIのLAT(=変形みちドラII)を背後に逃れるとDDT。
さらに串刺しランニングエルボーからKAIをコーナーに乗せた田中は、雪崩式ブレーンバスターを狙う。だが、KAIも必死に抵抗。お互いコーナーの上でヘッドバットをぶつけ合ったが、KAIの動きが止まったところで田中が雪崩式スタナーでトップロープにKAIを叩き付けてからロープ越しにラリアット。

だが、田中の串刺し攻撃をトラースキックで迎撃したKAIはLATで叩き付けると、コーナーに登っていく。だが、立ち上がって下から殴りかかった田中は最上段まで登っていって雪崩式ブレーンバスター。拳を握って立ち上がったKAIだが、田中はラリアットでなぎ倒す。カウント2で返したKAIだが、田中はスーパーフライを投下。
これもカウント2で返したKAIだが、田中はスライディングD。これをかわしてトラースキック、延髄斬りを叩き込んだKAIはジャーマンで投げ捨てるとラリアット。さらに両ヒザをつくパワーボムで叩き付けてからスプラッシュ・プランチャを投下。

これを剣山で迎撃した田中。10分が経過し、お互いにダッシュしてラリアットの相打ちになると、KAIの腕に田中がラリアット。そしてショートレンジラリアットから垂直落下式ブレーンバスターを決めた田中は、弾丸ローリングエルボーを狙う。これを延髄斬りで迎撃したKAIだが、田中は返す刀でショートレンジのスライディングD。そこからヒジのサポーターを外してのスライディングDを叩き込んで3カウントを奪った。
勝った田中に「もう1回」とアピールしたKAI。すると田中もKAIの健闘を称えて握手をしてからリングを降りていった。敗れたKAIは盟友・浜の肩を借り、また“負けからのスタート”を切ることになった。

<試合後コメント>
田中将斗
「本当にエースを名乗る上での通過点みたいなものに俺はなる気は毛頭ないし、世代とかそういうこと言ったら古臭いけどね。やっぱこう、俺より若い世代に俺たちのプロレスを刻み込みたいっていうのもあったし。その中で彼が大仁田厚のことを、俺の師匠である大仁田厚さんのことをずっと応援し続けてきて、そういうのを目標にやってきたというのは俺だってわかるし。俺だって大仁田さんのことが大好きでFMWに入った人間なんで。俺と同じ世代やったら同じときにFMWに間違いなく入っていたと思うよ。あんだけ大仁田さんの名前を 出すってことは心から好き だってことで、俺だってそれ以上に大仁田さんのことは慕っているし好きだし。今だってすごい恩を感じてるし、今度の電流爆破だって上がるわけやし。その中で世代は変わってしまったかもしれないけど、KAIとやれたってことは俺にとっても大きなことだし。俺だって達者で大きいことをいろいろ言うけど、それだけのものをやらなあかんというのをずっと気持ちの中でずっと持ってるから。それを言うことでのいいプレッシャーを自分に与えているつもりやし。その中でKAIが俺の言葉をどう解釈するか、それはわからんけど。俺はやっぱりけなすものはけなすし、その中での自分に対するプレッシャーやから。まぁ他人が田中将斗のプロレスをこれくらいを期待していたら、その上を俺は行きたいと思っているし、試合の順番なんか関係ないけど、この大きな両国でシングルで組まれるってことはレスラー妙利に尽きるっていうか、そういう風に感じるし。その中で今日は武藤さんのお祝いの大会かもしれないけど、その中で一番目立ってやろうというのはみんなが思っていることかもしれないけれど、俺はそいつらよりもっと思ってるから。武藤さんの上を行こうって常に思ってるから。格とか言ったら全然違うかもしれないけど、レスラーとしてのなんたるかは負けたくない、それだけです」
――KAI選手から再戦のアピールがありましたが?
「シングルでやってみて、やっぱりエースを名乗るだけのものは持ってるけど、それはみんな、周りが認めてくれてナンボのものだと思うし。強さだけでエースになるんやったら大仁田さんなんかFMWのエースになっていないからね。強さだけじゃ語れない部分がプロレスであって、エースの証明だと思うんで。まぁもう一回もう一回って言ってましたけど、悔しいっていう部分もあると思うし、負けてね。田中将斗のプロレスを体感して、もっと感じたいと思ったかもしれないし。それは今の俺にはわからないので、後で本人が来たら聞いておいて(笑)」

KAI(浜亮太も同席)
KAI「正直悔しいですね。悔しいけど、こう言っちゃ変かもしれないけど、気持ちよかったですね。僕があこがれていた大仁田さんの弟子だったし、昔団体を引っ張っていた人でもある田中選手と。ずっと一対一で戦いたくて、今日やっと実現して。やっぱり自分の想像した通り、想像以上の熱くて、真正面からぶつかって、気持ちで来てくれて。全部俺の攻撃を受けてくれて、その上で向こうが勝ったんでね。今日は完敗です。完敗だけど、俺は胸いっぱいのプロレスを今日できたと思っているし、俺がやりたかったプロレスはこういうことなんだって改めて再確認しましたんで。今日ここから、前から言ってるように負けから始まるのがプロレスですよ。負けても負けても最後に立ち上がるのが俺です。もう一回、田中さんとやりたいですね。やらせてくれ。向こうもやってくれるっていうサインを出してくれたんで、いつでもどこでもまたやりたいですね。僕はもう今日で蘇りました。もう負けたからって後ろ向きの言葉なんて言わないです。浜ちゃんから教えてもらった相撲のように、前へ前へ出ていきたいと思います」
浜「本当は僕もプロレスラー、同業者なんだけど、試合なんか何百試合も見てきてるのに、今日は正直素直に感動しましたよ。やっぱ僕が感動したってことはお客さんはもっと感動したと思うし、彼のレスラーとしてのポテンシャルはこんなものじゃないと思うし。田中将斗さん相手でも堂々と小細工なしでね。プロレスって性格が出るんだなぁって、改めて。お互いの魂と魂のぶつかり合いというか、僕はもう素直に感動したし。でもこれで満足したら終わりだからやっぱ結果は負けてしまったんで、最大限のサポートをしていければなと思います。僕も見ていて燃えてきましたし、俺がサポートしたら鬼に金棒だと思うし。金棒が220キロだったら重たいと思うけど(笑)、でも本当にいい試合をしたと思うよ。でもそれで満足したらダメだ。次はタッグでね。タッグでも勝つし、いい目標ができたじゃない。田中将斗というね。体はシャープだけど、すごい偉大さを感じた。間近で見て。長年第一線でやってるだけあるなぁと思いましたね、素直に」
KAI「これからも頼むよ。ありがとう」
浜「これから2人で頑張っていくんで。二人三脚」
KAI「重いな(笑)。……頑張ります! サンキュー!」

武藤にお祝いメッセージ

放送席に座った蝶野と小橋さん。実況は辻アナ休憩後、放送席には蝶野正洋と小橋建太さんが着席。大きな歓声があがったあと、小橋さんは「メインでは武藤選手に勝ってほしい」とエール。武藤が勝った場合は初防衛戦に蝶野を指名すると言っていると言われた蝶野は苦笑い。
さらに武藤のデビュー30周年を記念して以下のメンバーからのビデオメッセージが流れた。以下は一部抜粋。

ザ・ロック「ムタから大きな影響を受けた」
小島聡「いつまでも夢を与える存在でいいてください」
坂口征二相談役「W-1だけじゃなく日本のプロレス界のために頑張ってください」
棚橋弘至「若い頃は付け人につかせてもらっていろんなことを学ばせてもらいました。では最後に武藤さん、愛してま〜す!」
ももいろクローバーZ「私たちとのコラボTシャツ作ったんだって? 許可取ってんだろうなぁ。許可取ってなかったら掟破りのシャイニング・ウィザード倍返しだ! 河野なんてただのでくの坊なので3秒でやっつけちゃってください!」

第6試合

2104-11-1_武藤30周年記念大会_第6試合マイクを持ったジーマが呼び込む形でロビーとジェシーが登場し、ブローマンズが入場。一方、円陣を組んだW-1側はカズが先発を買って出る。いきなりカズがブローマンズの3人を次々とショルダータックルでなぎ倒していい、さらにロビーにヘッドロックパンチからニールキック。
タッチを受けたジェシーは身体中の筋肉を振るわせると、近藤と手四つの力比べへ。互角の展開から一旦離れると、もう一度力比べをすると思わせておいて、ジェシーがガットショット。ジェシーが攻撃する度にジーマが「パパパパーン」と煽ると、怒った近藤がジーマを攻撃。

そしてジーマがリングインすると、稔が入ってきてロープに走る。リープフロッグでかわしてドロップキックを見舞ったジーマはコルバタで投げて「パパパパーン」。だが、稔も前転からカウンターのドロップキックを決めると、ロープに飛ぶが背後からジェシーが攻撃。そこから稔を場外に連れ出して痛めつける。
ブローマンズは稔をリングに戻すと3人一斉にランニングニー。さらにロビーが馬乗りナックルを見舞って行くと、ジェシーがコーナーに追い込んでショルダーをぶつけていく。ジーマが拷問技を仕掛けるが、これはカズがカット。

ジェリーの串刺し攻撃を蹴りで迎撃した稔はミサイルキックを返すとカズにタッチ。アラバマスラムからライオンサルトを投下したカズだが、ジェリーもリフトアップスラム。10分が経過し、ラリアットの相打ちで両者ダウンすると、近藤とジーマがリングイン。ジーマはサミングから走り込むが、近藤はマンハッタンドロップから低空DDTで叩き付けるとランサルセ。
しかしザ☆オリジナルをスイングDDTで切り返したジーマは、コーナーに登っていく。追いかけていった近藤は雪崩式のKUBINAGE(=背後の選手の首をつかんで前方に投げつける荒技)で投げ捨てる。そこにジェリーとロビーが入ってきてカズと稔を場外に落とすと近藤に合体攻撃。

だが、稔が戻ってきてハイキックを叩き込むと、カズもハンドスプリング・レッグラリアットを決めてジェリーとロビーを場外に追いやってプランチャを投下。その間に近藤がジーマにザ☆オリジナルからキングコング・ラリアットを叩き込んで3カウントを奪った。

<試合後コメント>
カズ・ハヤシ&近藤修司&田中稔
カズ「やられたらやり返す。そのまま返す。そして返したんで言わせてもらう。僕と近ちゃん、246でWRESTLE-1初代タッグベルト、獲りに行きます。エントリー、決定です! 以上!」
稔「とりあえず武藤さんの30周年記念興行ということで、良くも悪くも華を添えられたんでね。246はタッグリーグで組みますけれど、俺はこの選手と組んだら確実に優勝できるし、俺とコイツがタッグを組んで同じベルトを巻いたら似合うだろうなっていうビジュアルを持った人間。この間の後楽園でラブコールを送っておいた……(吉岡)世起! 彼とだったら確実に優勝を狙えるし、ビジュル的にこの2人がベルトを巻いたら似合うと思ってる。タッグのベルトを狙いましょう!」
吉岡「よろしくお願いします!」

第7試合

2104-11-1_武藤30周年記念大会_第7試合TNAから参戦してきたジェフ・ハーディーと、元WWEで現在はデスペラードのTAJIRI、そして現在W-1とTNAのダブル所属で活躍する真田が3WAYマッチで激突。
TAJIRIはマットに共闘を申し出る。するとマットも握手を交わし、2人で真田にダブルのカウンターエルボー。ターンバックルに真田を叩き付けていったTAJIRIとマットは、ダブルのチョップで真田を場外に追いやる。

これでTAJIRIとマットの一騎打ち状態に。マットがショルダータックルでなぎ倒すが、TAJIRIもアームドラッグを返す。そこに真田が飛び込んでくるが、ダブルのボディブローで迎撃したTAJIRIとマット。マットがキャメルクラッチに捉えると、TAJIRIが真田の顔面に低空ドロップキック。
しかし2発目はマットの顔面に低空ドロップキック。怒ったマットは真田と共闘してTAJIRIにトレイン攻撃。握手を交わしたマットと真田だが、TAJIRIが場外にスケープするとマットは真田にスクールボーイ。

カウント2で返した真田は走り込んできたマットにカウンターのドロップキック。するとTAJIRIが拍手をしながらリングに戻ってきて握手を求める。握手に応じた真田だが、次の瞬間ガットショット。さらにコブラツイストに捉えるが、マットがカット。ならばと真田はマットにコブラツイスト。
するとTAJIRIが背後から2人まとめてバックスライド。カウント2で返したマットはTAJIRIを場外に投げ捨てると、真田に変型のロックボトム。しかしTAJIRIがマットを場外に引きずり出すと、そこに真田がノータッチプランチャを発射。

TAJIRIをリングに戻した真田はその場飛びムーンサルト。TAJIRIがかわすと着地した真田はそのまま低空ドロップキック。真田がTAJIRIをホイップすると、エプロンのマットに倒立キック。さらにTAJIRIは真田にトラースキックからバズソーキック。かわした真田はRKOを決めるが、そこにマットがエクストリーム・ツイスト・オブ・フェイト(=捻りを加えたダイヤモンドカッター)。
TAJIRIがカウント2でカットすると、ハンドスプリングエルボー。そのTAJIRIに真田がスワンダイブ式ミサイルキック。さらにマットにドロップキックを叩き込んだ真田は、TAJIRIにシュミット流バックブリーカーからラウンディング・ボディプレスを投下。

カウント2でカットしたマットは真田を場外に投げ捨てると、TAJIRIにムーンサルトプレスを投下。カウント2で真田がカットすると、マットは真田に串刺しラリアット。さらにTAJIRIにも串刺しラリアットを叩き込むが、TAJIRIが真田をエプロンに追いやってトラースキック。マットがTAJIRIに攻撃していき、ボディスラムからダイビング・レッグドロップを投下。
カウント2で真田がカットしてからコーナーに登っていくが、追いかけていったマットは雪崩式ブレーンバスターの体勢に。だが、TAJIRIがパワーボムでマットと真田をまとめて投げつける。TAJIRIはさらに真田をレフェリーに叩き付けるが、真田はRKOを狙う。TAJIRIはかわしたが、マットに飛び付いて決めた真田は、TAJIRIのグリーンミストもうまくかわすと、背後に回って回転足折り固めを決めて3カウント!

<試合後コメント>
真田聖也
――TAJIRIとマットと闘って勝ちを得られたわけだが。
「まず第一に、すごい自信になりましたね。また今日で進化したと思います。なんでかって、ハーディー・ボーイズってTNAで一番人気なんですよ。アフリカ人ではトップクラス級のトップクラスだったんですねWWEで。TAJIRIさんも、昨日も言ったんですけどWWEが一番いい時代に日本人で唯一活躍してた人だと思うんですよ。TAJIRIさんは。これで夢が一歩近づいてきましたね、世界と日本で活躍する」
――マット選手に勝ったという実績は世界にも伝播すると思う?
「実は初対決でマットとは。すごいなんかオーラがありますね。やっぱアメリカ行って一番覚えるのってオーラなのかなって。それはすごい感じましたね」
――それは身についてる実感は?
「今日自信になったんで、やってる時も自信はあったんですけど、もっと自信になりました」
――タッグリーグ、大和選手がパートナーとして聖也しかいないと言っていましたが、真田選手は?
「まだコンタクト取ってないですけどね、そうは言っても。向こうが一方通行で俺もどうしたらいいかわかんないですね」
――勝手に以心伝心と思ってるんでしょうかね?
「唯一の共通点は同期ぐらいかなって。まだわかんないです」
――タッグリーグ自体については
「出たいですね。一応スケジュール大丈夫だったんで、全部」
――今パートナーが居るわけでは
「いないですね。まだ1人です。孤独です」
(大和がインタビュースペースへ)
大和「聖也」
真田「聖也?」
大和「今日おめでとう。今日実は、言いたいことがあってきたんだよ。次のタッグリーグ戦、俺と聖也でタッグ組もう……いやいいよ、急にこうやって手を出されても握れないかもしれない。今も共通してることは同期ってことぐらいしかないって言っていた。でもね、その同期っていう絆も、大事な絆だと思う。でもそれだけじゃないでしょう? 俺たちさ、まずこのドイツのベルト、俺はもう、世界を見てる。世界を相手にして闘ってる。そして、アメリカで闘ったオーラ、言ってたでしょ? それを学んで、しかもその視点が世界に向いてるのは、この団体で、俺と、聖也しかいないんだよ」
真田「聖也……?」
大和「この二人だけ、同期で、しかも世界を見て、そしてさらに、その太い腕と、この(Tシャツを脱ぎ捨てて)この肉体! コレが合わされば、この二人に敵うものなんていないよ。そしてもう一個だけ、もう一個だけ言わしてくれ。いいか? 俺には、そのお前の自由さが、羨ましくてしかたないんだよ。俺正直、色んな物にがんじがらめになっちまう。それもしかしたら、強さかもしれない。でも、お前のその、自由さ、聖也のその自由さ、俺に足りないその自由さと、聖也に足りないこのカチンコチンの頑固さが合わさった時、わかるかい? 水と油、確かに水と油は普通には合わさらない。分離しちまうよ。でも、熱された! 水と油が合わさった時、どうなるよ? 大爆発すんだぜ! なぁ? ちょうど(コスチューム)青でしょ? 水の青と、白熱の白、この2つが合わされば、最強のタッグチームになると思わないか?なぁ、ヒロシと聖也で、頂点目指そうよ、WRESTLE-1のタッグの!」
真田「ヒロシ! じゃあ組もう!」
大和「マジか!?」
真田「よし!」
大和「キター! 来たよ! オイ! なぁ、オイ! オイ! いいか、次、このタッグチーム、今この一本のベルトしかないよ。一本のベルトしかないけど、これは俺ら二人のベルトだ。そして! 次、WRESTLE-1のタッグの頂点のベルト、あわして三本のベルト、取りに行くぞ!」
真田「頼むぞ!」
大和「おぉキター! ほんとはアレだろ? 俺しかいなかっただろ? なぁ、やっぱ俺なんだよ。お前には俺なんだよ!」

TAJIRI
「真田の野郎……あの青二才、クソう。いいや、今日は真田の小僧とシングルやって負けたんじゃないから。やっぱね、俺はマット・ハーディーにやられたね。真田はなんともないのよ。なんでもない! やっぱマットがそこにいてね、その威圧感にね、ちょっとクルクルって関係ない奴に丸め込まれちゃったな。まあこんなのどうでもいいや。あの、タッグリーグ、DESPERADOのビッグボスと二人で組んで、必ず、必ず。クソッ、以上!」

マット・ ハーディー
――久しぶりの日本でした
「日本に来れて光栄だ。武藤選手の30周年記念の興行に出れて本当に光栄だ」
――マット選手の世代だと、ムタvs.スティングの試合などを見ていたと思うが
「自分とジェフはすごく影響を受けてるよ!」
――今日だけではなくまた来日してもらえますか?
「世界中で最も素晴らしいファンが揃ってるのは日本だ。また是非戻ってきたい」
――真田選手はいかがでした?
「TAJIRIとずっとやってきただけある。彼は闘ってみてどれぐらいできるのかという思いでリングに上がったが、彼はすごいじゃないか。これからもっと良くなって、日本のファンは真田を誇りに思う日がじきに来るよ。それぐらいすごい選手だ。見た感じだとかわいいボーイだが、とても強くて根性もある。闘ってすごく根性を感じたよ」
――またハーディーボーイズを見れる機会はありますでしょうか?
「それができたら最高だ」

第8試合

2104-11-1_武藤30周年記念大会_第8試合1元WWEの“アルベルト”デル・リオがW-1の初参戦。ドス・カラスJr時代にはPRIDEなど総合格闘技にも参戦した経験があるアルベルトと対戦するのは船木誠勝。
白いマフラーを手に観客を煽りながら入場したアルベルトに対し、船木は黒いショートタイツに黒いレガースという大一番のときのスタイルで登場。

まず船木が牽制のハイキックからミドルキックを出していくが、かわしたアルベルトは場外にエスケープ。すぐにリングに戻ったアルベルトは「船木」コールに不快感を露わにした表情。ローキックを蹴っていった船木は、痛がるアルベルトを座らせると胸板にローキック。エプロンにエスケープしたアルベルトは、近づいてきた船木の腕を掴んでアームブリーカーを決めると、対角線上のコーナーに叩き付ける。
ブレーンバスターで投げたアルベルトはコーナーに登ってダイビング・スレッジハンマー。そこから船木の左腕を決めていったアルベルトだが、船木がコーナーに押し込んで逃れようとすると、ぶら下がり式腕十字。

左腕を押さえてうずくまる船木に対して、ダイビング・スレッジハンマーを落としたアルベルトは、ロープに左腕を巻き付けてから左腕に低空ドロップキックを狙う。船木がかわすと勢い余って場外に転落したアルベルト。だが、エプロンからトップロープに船木の喉元を叩き付けたアルベルトはコーナーからダイブ。
蹴りで迎撃した船木はソバットからミドルキックを連打。さらにランニングローを叩き込むがカウントは2。チキンウイング・フェースロックを狙った船木だが、アルベルトはコーナーに叩き付けて逃れると駆け上がり式延髄斬り。さらにフロントキックを狙ったが、かわした船木は掌底から浴びせ蹴り。

2104-11-1_武藤30周年記念大会_第8試合2コーナー下に座り込むアルベルトを蹴っていった船木は、止めに入るレフェリーを突き飛ばして踏みつける。だが、アルベルトがかわしてコーナーに足が引っ掛かり、逆さ吊りになった船木にアルベルトはダイビング・フットスタンプを投下。船木もバックドロップを返したが、アルベルトは左腕へのコードブレイカーからトラースキック。
そして駆け上がり式の延髄斬りを狙ったが、かわした船木はハイキック。そこから一気にハイブリッド・ブラスター(=リストクラッチ式変型ツームストンパイルドライバー)を狙ったが、レフェリーを掴んで脱出したアルベルトはスクールボーイで丸め込んで3カウント!

そのままマス席に駆け上がっていったアルベルトは、ファンと腕をあげて勝利をアピール。さらにファンから受け取ったドス・カラスのマスクまで被るサービスをしてみせたアルベルト。船木は悔しさいっぱいの表情でその様子を見つめるしかなかった。

<試合後コメント>
船木誠勝
――闘ってみていかがでした?
「う〜ん、そうですね、まあ、すごいいい選手だとは思います。ただ…オンリーワンがないですね。皆人の真似。ああいうキャラクターの選手もいっぱいいるし、あのぐらいの身体の選手もいっぱいいるし、色んな人のミックスしただけなんじゃないですか? 特になんかこれっていうのないですね」
――父の遺伝子を感じるような部分は
「あの、身体がありますよね。身体は。身体はそれはお父さんとお母さんに感謝した方がいいと思います。でももっと、もっと強い選手いっぱいいます。まあいい選手、いい選手だとは思いますよ。ただ、ただ、もう二度とやりたくない。二度とやりたくない! …二度とやりたくない!!」
――……それは理由をお聞きしても?
「理由はここでは言えないです。ちょっと会社に迷惑かけそうになりましたからね! 二度とやりたくない! あんな奴とは。選手じゃないよ、あれは! ふざけんなって。親父の顔に泥を塗ってるよ。試合直前に居なくなったんだあいつは。会場から居なくなったんだよ。それが奴の作戦かもしれないけど、ほんとにこっちは、失跡したって報告までしようとしたんですよ? アナウンスする準備までしたんですよ。ほんとに、何時間探したか、皆で。試合終わった選手全員探したんですから。話にならない! もう終わり、この話は終わり。ドス・カラスJrはもうない! 俺はマスカラス、マスカラスだけ。ドス・カラスJr関係ない。もう二度と! 二度と関わらない! 二度と、な?(端っこで呆然と見ていた黒潮に)いいんだよ、俺らは俺らでやっていくしかないよな」
黒潮「あ、あんな、ずっと試合見てましたけど、タイツ掴んでましたから」
船木「いいんだよ、そういう奴なんだよ、あいつは」
黒潮「あれがスーパースターですか?」
船木「そういう奴だから。いいんだよ。それは終わり。あいつの話は終わり。先の事考えよう、な? タッグ組むか?」
黒潮「タッグリーグ、船木さんと、出たいです」
船木「俺らはたいした血筋ないけど、いいじゃん、父親アル中?」
黒潮「はい」
船木「俺、父親ギャンブラーだから」
黒潮「はい」
船木「アル中とギャンブラーで頑張ろうよ」
黒潮「よろしくお願いします」
船木「次、出ますんで」
黒潮「お願いします」
船木「今日はもう終わり」

アルベルト
――アルベルト選手は日本でデビューし、父もヒーローとして長らくプロレスファンを喜ばせてきました
「ここで初めて戻ってこれて嬉しい」
――WWEを辞めて真っ先に日本を選んでくれて嬉しいです
「武藤敬司という世界中でも最もスゴイ部類に入るスーパーヒーローだ。その人の30周年に今回これたことはとても嬉しいと思っている」
――船木はいかがでした?
「あんな強いと思わなかったよ!」
――最後は勝利をおさめました
「お客さんの反応は船木選手を応援し、私のことも応援して、両方応援出来てHAPPYだったんじゃないかな。私はそういう試合をしたかった」
――試合後はファンがもっていたドス・カラスのマスクをかぶっていたが
「WWEではマスクをとって試合をしたが、マスクは常に自分の心にあるものだ。それだけ自分にとっての宝であり、自分の心に宿っているものだ。目の前にドス・カラスマスクを出されたから思わずつけてしまったよ(笑)」
――試合直前にアルベルト選手の姿が見えなくて皆心配されていたようだが
「メキシコと日本には14時間の時差があって、眠くなってしまって寝ちゃいました(笑)皆慌ててるの知らなくて、寝ていて起きたらビックリだったよ!」
――また日本に来て欲しいが
「是非戻ってきたい。日本は自分がレスリングする上で一番好きな国だ!」
――武藤選手に30周年のメッセージを
「今回呼んでくれてありがとう。また自分に素晴らしいレスリングを見せ続けてくれて感謝しています。本当におめでとうございます」

第9試合

2104-11-1_武藤30周年記念大会_第9試合1武藤敬司デビュー30周年記念大会のメインはやはり武藤が登場。だが、武藤は初代W-1王者となった河野真幸への“挑戦者”という立場。河野としてはこの記念大会で師匠・武藤を超えることこそが最大の恩返しだと考えている。蝶野、小橋さんが見守る中、30周年を迎えた武藤はもう一度トップに立つのか? それとも次世代から引導を渡されるのか?

武藤はTHE FINAL COUNTDOWN〜HOLD OUT〜TRIUMPH〜nWo TRIUMPH〜OUTBREAK〜TRANS MAGIC〜SYMBOLと歴代入場テーマのイントロを前奏にした『HOLD OUT A』に乗って入場。対する王者・河野はデスペラードの面々を従えて入場。
大「武藤」コールの中、試合が始まると、まずは河野がガブっていくが、武藤はローリングしながらグラウンドに持ち込む。一旦立ち上がった河野はタックルを仕掛けると、組み付いていったニーリフト。

だが、その足をキャッチした武藤はドラゴンスクリュー。河野は場外にエスケープしたが、追いかけていった武藤はドラゴンスクリューから鉄柵に叩き付けると、鉄柵越しにドラゴンスクリュー。先にリングに戻った武藤はエプロンまで戻ってきた河野のヒザに低空ドロップキックを叩き込むと、ロープ越しにドラゴンスクリュー。
さらに串刺し式シャイニング・ウィザードから、河野をコーナーに乗せての雪崩式ドラゴンスクリュー。そして右ヒザへの低空ドロップキックから足4の字固めへ。KAZMAがエプロンまで上がってきてレフェリーを引きつけると、崔が河野にイスを手渡す。そのイスで武藤の脳天を殴打して河野は脱出。

ブーイングが起こる中、河野は武藤のガラスのヒザに低空ドロップキックを叩き込む。思わず武藤は場外にエスケープするが、KAZMAが攻撃していく。武藤側のセコンドの船木やAKIRAが鬼の形相で詰め寄っていくが、突き飛ばした河野は武藤のヒザに低空ドロップキックを見舞ってリングに戻す。
足4の字固めを狙う河野に対し、武藤も必死に防御するが、ついに河野の足4の字固めが決まってしまう。またも大「武藤」コールが起こるが、武藤はなかなか動けない。苦痛に顔を歪めながら何とか耐えた武藤は、ようやくロープまで辿り着いたが、河野はなかなか離さない。

チョークスラムを狙った河野にエルボーを打ち込んだ武藤だが、河野は右足に絡みついてアンクルホールドへ。武藤はマットを叩きながらジリジリとロープに近づこうとするが、河野はアキレス腱固めにスイッチ。それでもどうにかロープに逃れた武藤だが、河野はニーリフトからバックドロップ。10分が経過し、河野はネックハンギングボムで叩き付けるがカウントは1。
すると河野はコーナーに登ってジャイアント・ニードロップを投下。これもカウント2で返した武藤。武藤の後頭部にランニングニーを叩き込んだ河野は、正面からもう一発。そしてもう一度足4の字固めへ。ポジションはリング中央のため、絶体絶命のピンチに陥った武藤。頭を抱えて悶絶する武藤を見て、村山レフェリーも林リングドクターのほうをチラチラ見始めるが、武藤は気力でロープに脱出。

河野は武藤の右足をロープに巻き付けると、止めるレフェリーを突き飛ばす。猛抗議する村山レフェリーに暴行を働いた河野だが、武藤はうずくまった村山レフェリーを踏み台にしたシャイニング・ウィザード。河野もランニングニーを返すが、武藤はシャイニング・ウィザード。さらに低空ドロップキックをお互いに打ち合うと、河野がドラゴンスクリューを狙うが、武藤は左ヒザでシャイニング・ウィザード。
さらに正調シャイニング・ウィザードから後頭部へのシャイニング・ウィザード。だが、正面からのシャイニング・ウィザードをブロックした河野はランニングニー。キャッチした武藤はドラゴンスクリューからシャイニング・ウィザードを発射。

2104-11-1_武藤30周年記念大会_第9試合215分を経過してダブルダウン状態から先に立ち上がった武藤が、プロレスLOVEポーズからシャイニング・ウィザードを叩き込むがカウントは2。すると武藤はシュミット流バックブリーカーからムーンサルトプレスを完璧に決めたが、河野はカウント2で返す意地を見せる。大「武藤」コールの中、武藤のシャイニング・ウィザードをブロックした河野だが、河野も武藤が飛び乗った右ヒザを押さえて悶絶。
すかさずドラゴンスクリュー2連発を決めた武藤は足4の字固めへ。デスペラードが乱入しようとするが、船木やAKIRAが飛びかかって阻止。リング中央で武藤がLOVEポーズを突き上げると、河野はマットを叩いてギブアップ!

エンディング

武藤の王座奪取後、リングに上がった征矢、KAI、真田満身創痍の武藤だが、再びトップへと返り咲いた武藤は渾身のプロレスLOVEポーズ。そしてW-1チャンピオンシップのベルトをその腰に巻いた武藤は、「いやー! いやー、30周年記念大会に多数のご来場ありがとうございます。いやー、しんどい! しんどい! しんどい!」といきなりボヤいた武藤はリングサイドにいたKAIに向かって「旗揚げしたら俺のことラクさせるって言ってただろ? しんどいぞ!」とボヤく。

そこに征矢が上がってきて「武藤さん、30周年、そしてチャンピオンおめでとうございます。私も今年、生誕30周年です。あなたと同じ12月23日(生まれ)のB型、私もB型。次の挑戦者、私が一番相応しいんじゃないでしょうか?」とW-1チャンピオンシップへの挑戦を表明。
続いてKAIもマイクを持ったが、「今の自分に挑戦する資格は……ないと思います。いつか必ず這い上がりますので、その時までチャンピオンでいてください!」と挑戦表明ではなく武藤にエール。

さらに真田もリングに上がってきて「武藤さん、そのベルト、俺に挑戦させてください。理由は2つ。まずそのトーナメント、俺は出られませんでした。もう1つ。俺が時代を変えます! よろしく願いします」と武藤にタイトルをかけての再戦を懇願。
デビュー30周年記念大会で王座奪取した武藤武藤は「差し当たって今、疲れているから思考が働かないからもう少し時間をくれ。それにしても本来、皆様方を励まさなくてはいけない立場の俺が今日は本当に皆さんにパワーをいただきました! ありがとうございます」とファンに感謝の言葉を述べた武藤は同期の船木、AKIRA、さらに放送席の蝶野と小橋さんにもリングに上がるように言うと「俺たちの時代で写真撮ろうぜ!」と記念撮影。最後に武藤は「もう少し搾りかすが出そうだね! プロレス! WRESTLE-1! 俺の骨の髄までとことんしゃぶっておけ! 以上、今日はありがとー!」と叫んで締めくくった。

<試合後コメント>
武藤敬司
――久しぶりに巻くシングルのベルトの感触はいかがですか?
「試合前は不安で不安でしょうがなくてですね、みなさんも知っての通りコンディションは五体満足じゃないというか、正直こんな事言っていいのかわからないけど歩くのもままならない……この俺が、あえてまた言わしてもらいますけど、このまともに歩く事もできないこの俺がチャンピオンベルト持ってていいものかと思いますね」
――河野選手は深くて強かったと素直に負けを認めていました
「河野もひっくるめてそうだよ、俺がベルトを巻いてる現状でいいものなのかどうなのか。またあえて俺がチャンピオンで、疑問を投げたいですね」
――30周年記念試合ということで、豪華8人タッグみたいなものを予想したファンも多かったと思うが、あえてシングルを選んだ理由は
「俺の縁のある選手って(苦笑)、今日最後リングに上ってくれた奴らが一番俺の…正直30年を祝って欲しい仲間たちというか、その中で、AKIRAと船木は俺以上に一線でやってますんで。蝶野、小橋にしてみたらね、蝶野もあれで、小橋に至っては引退しちゃってるしさ。その中で、まあ、今チャンピオンになったことで改めて、自分自身に華を添えられてなんかよかった30年のこのイベントですね。30周年」
――戦前、今日以降のことは考えていないとおっしゃってましたが
「考えてないよ。あいつら途端に来たって余韻にも浸ってられないよ」
――ベルトを獲った以上…
「そういうものか。ただ、武藤チャンピオンはめっちゃワガママだからね。めちゃワガママだからね、アレぐらいの名乗り方、いまいち心に来なかったですね。これじゃ俺のこのチャンピオンベルト巻くと余計重くなるからさ腰が。俺の重い腰、あの程度のアプローチだとちょっと響かないですね」
――3選手来ましたが、現状だとあの中からじゃ選べないと?
「そうですね。まあまあだけど、そうですね、そんなわけにもいかないよな俺がベルトとっちまったから。一晩考えさせてくれよちょっと」
――コンディションが悪い中で勝てた最大の理由は
「とりあえずね、この30年で出した、意外とメモリーに残ってた技をこう上手く散らばらして出したりもしちゃってるんだよね。走馬灯のようによぎった技をね。そういう部分が勝因に繋がったのかもしれない。やっぱり搾りかすですよ」
――戦前少し自信がないとおっしゃっていたが、ベルトを巻いてまたレスラーとしての欲は出てきましたか?
「上がるまで自信なかったよ。欲もあるし、人間ですから、強気の時と弱気の時で波があるからね。弱気の時もあるし、なんか強い自分の時もあるし、こんな感じですね。多分これは、ずっとプロレスやってるいじょう続いていくと思うんですよ。多分歳とっていくほどこの波がおっきくなると思うんですよ。ただそこは強い気持ちで、常に挫けそうにもなるけど、強い気持ちをもって常に闘い挑んでいきたいですね」
――30年振り返っていかがですか?
「まあまあほんとに、何バージョンか昔のこういう引き出しを少しずつ出したけどね、まあいっぱい持ってたなって思いますね。まあ決まる技と決まらない技あったんだけどね」
――以前プロレスはゴールのないマラソンだとおっしゃっていましたが、それは今でも?
「一緒ですね。まだとりあえず、立ち止まろうとしたこともあるんだけど、実はだって、一年、一年半前はもう手術して人工関節入れて辞めようと、人工関節入れた時点でもう終わりですから。もう足を洗おうかなと、このゴールのないマラソンからちょっとゴールしちゃおうかなと思った時もあるんですよ」
――ベルトをとったことでますますやる気に
「そうですね、あとはもう、プロレスは1人でできるものではないわけであって、あとはね、強くて若くて、イキイキとしたチャレンジャー募集してます」
――かつての武藤さんのように
「そうっすね。俺みたいのなかなかいないぞ」
――入場の時歴代のテーマ曲をミックスされていましたが、その中でHOLD OUTで入場された理由は
「知らないよ! 思わず最初のHOLD OUTで出ようとしちゃったよ。知らないから最初で出て次になって腰砕けになったよ」
――武藤さんを今なお燃え盛らせているものはなんなのでしょう?
「なんなのかな?なんなのかな〜?やっぱりその、生きてきた30年のプライドっていうのもありますよね。若いやつ挑戦も上げてきたけど、やっぱり俺が生きた30年も、プライド、立派な30年だったというのを自分自身持ってますし、ただ、もう少しもしかしたらプロレスの神様がもう少し一線で頑張ってみようってあえて試練を与えてるのかもしれないし」
――今日ほどお客さんの声援が染みたのも珍しいんじゃないですか?
「なに? いつも沸いてないみたいな(笑)」
――いやいや、最後自分が力を与えなきゃいけないのにお客さんからパワーをもらったと言っていましたが
「ただ、プロレスっていうものはキャッチボールだと思うからお客とも。気持ちのキャッチボールだったりして、やっぱり俺が投げたからいい球が返ってきたという。それも俺のこれ(=腕)だと思っております」
――ある種やっぱり、苦しかったと思うが快感でした?
「そうっすね〜まあまああの、皆様にはわからないと思うけど、あのエクスタシーは、やっぱりレスラー冥利に尽きる時ですね一番。ああいうエクスタシーっていうのはここしばらくほんとに、チャンピオンになったっていうのはそうないからね、久しぶりで、ほんと正直嬉しかったですよ」
――前回IWGP獲った時、俺から勝った奴をファンもマスコミも団体の奴をエースとして認めろとおっしゃってましたが
「棚橋がそうなってるじゃん」
――そのベルトに関しても同じように
「いやもうそっから10年経ってるからね。俺自体も崖っぷちっていうか後がないわけであって。ただプロレスっていうのはそういう、見てる人が必死な部分に感情移入したりすると思いますので、まあまあ、巻いた以上は必死に頑張っていきますよ。今日はありがとうございます。普段こんな脈拍あげることないんだよ私生活で(苦笑)。キツイって」

河野真幸
「……とりあえず、(デスペラードのメンバーに)すいません。すいません。みんなに悪い。……いやもう負けは。俺はギブアップした。タップした。負けは認めます。武藤敬司は深いし、強かった。だけど、だけどこれで終わらない。前王者としてリマッチの要求、そしてデスペラードとしてタッグのベルト。もう一度シングルのベルト、WRESTLE-1の中心に行くために、もう一度デスペラード、行きます! またお願いします! お願いします!」
TAJIRI「とりあえず次はタッグだな」
河野「タッグのベルトは確実に取りに行きます」

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