11.1パンクラス271で第6代ライト級K.O.Pの座を懸けて北岡と対戦する徳留「やるかなぁとは思っていたので“来たな!”という感じ」

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10月26日午後、東京都八王子市のパラエストラ八王子で徳留一樹が公開練習を行なった。徳留は『PANCRASE 271』(11月1日、ディファ有明)に於いて、北岡悟(Lotus世田谷)と第6代ライト級キング・オブ・パンクラシストの座を懸けて闘う。
徳留は塩田館長をパートナーにミット打ちを披露した。Tシャツを着ていてもわかる、引き締まった身体。コンディションの良さは「そうなんですよ、本当に調子いいんです」と館長も太鼓判を押す。徳留自身も「体調、いいですね。体重もあと5〜6kg落とすくらいで、バッチリです」と笑った。

徳留は柔道をバックボーンとし、高校卒業後、総合格闘技を始め、2010年パンクラスデビュー。2011年にはライト級王座挑戦者決定トーナメントにエントリー。決勝でISAOに敗れたが、ファンには忘れられない激闘を演じた。その後、目標にしていたUFCに参戦。4戦1勝し、2戦目ではファイト・オブ・ザ・ナイトに輝くなどインパクトを残したが、リリースされている。今年3月にパンクラス復帰し、児山佳宏、JJアンブローズを破ってタイトルマッチにたどり着いた。再度のUFC挑戦のためにも、絶対に勝たなくてはならない重要な試合だ。
「やるかなぁとは思っていたので“来たな!”という感じです。タイトルマッチが5ラウンドになったのは、マジかよ! と思いましたけど(笑)、それに向けてのトレーニングをしっかりしてきたので、やれるかなと思っています」と話す徳留。デビュー当時は、勝ってもスタミナが切れて、試合後のガッツポーズを座ったまましていたこともあったが「サーキットとか、どんどん数値を上げていくような感じですね。走り込みとか結構メインでやったので、体力はかなり上がったと思います。試合で100%出せるかはやってみないとわかりませんけど、5分5ラウンド闘える身体を作ってきたつもりです」とたくましく変貌している。

パンクラス_北岡戦に向けて公開練習を行った徳留一樹以前はLotus世田谷の合同練習に参加し、北岡とともに汗を流していたこともあった徳留だが、試合が決まって離れた。パラエストラ八王子の他には、シルバーウルフで打撃、TLIVE TOKYO M.M.A(長南亮の主宰するジム)、OTOKOGI(石渡伸太郎、中村K太郎らプロ選手の練習チーム。植松直哉が指導)に加え、拓殖大学でレスリングを練習してきたという。「でも、練習内容については、これと言って変えたことはないですね。北岡さんのスタイルに合わせた練習が必要だと思ったら全部磨かないと勝てませんから、全てやってきました」
北岡のスタイルに対する作戦を訊ねると「北岡さんの“あの形”にさせないのがベストですけど、難しいですね。やってみないとわかりませんけど、あのタックルはスピードが速いですし、捕まれば絶対に倒されると思います。壁ぎわの攻防では四つに組んだら負けないと思いますけど、やってみないとわかりませんね。どう攻略するか、対峙してみて考えます」と慎重だ。北岡の強さを熟知する故だろう。
北岡は戦極ライト級王者にして現DEEPライト級王者。名実ともにライト級日本人ナンバーワン選手だ。「日本の70kgトップ選手で、それも、僕が格闘技を始めた頃からずっとトップにいる。そんな選手とやれるのは光栄ですし、気合いも入ります。練習のときよりも試合の方がもっと強いんだろうなと思います。僕も全部出せればいいかなと思っています」と控えめな徳留だが、その横顔はほどよい緊張感とリラックスの均衡が保たれ、肉体的・精神的に非常に良い状態であるようだ。「いつもの試合でも結構しますけど、ベルトも懸かっていますし、今回はいつもよりも長くイメージトレーニングしているかも」と話す。

少し話をずらし、勝ったあとのことを訊いてみると「少しだけゆっくりしたいかな」という答えが返ってきた。いつもは、ケガがなければ試合の翌日からでも練習をしているが、今回は少し休みたいのだという。「と言っても、1〜2週間くらいですけど。あれ、これって普通かな(笑)。今回の試合のために本当にスゲー練習してきてキズだらけなんです。休んで、ケガとか治して100%に戻したいですね」と話す右目下は、練習でパンチをもらって少し腫れていた。「前にUFCに出たときは、たまたま運良く空きが出て出られましたけど、次に狙うとしたら、70kg日本一は誰だと言われたときに、僕の名前が挙げられるようになりたい」と、並々ならぬ決意を感じさせた。
シルバーに輝くパンクラスのベルト。これを巻けば、北岡に勝てば、ライト級日本人ナンバーワンの称号を手に入れることができる。そして、再びUFCへ挑戦する道も開けるだろう。「本当に強い相手なので、見ている人が楽しめる試合よりも、とにかく勝ちにこだわりたいです。5分5ラウンドしっかり闘って、ベルトを巻くのは僕です」。徳留の目に、強い光が宿った。

【写真・文/佐佐木 澪】

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