10.4パンクラスでタイトルマッチを控えているナムとアンディ、レッツと鈴木は無事に計量をパス

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10月3日、都内武蔵野市のクロスポイント吉祥寺で、『PANCRASE 270』(4日、ディファ有明)の公開計量がおこなわれ、本戦第二部第2試合の北方大地(パンクラス大阪稲垣組)を除き全選手がパスした。梅木良則審判部長によると、北方は計量時間には間に合わなかったものの、恐らく本日の計量タイムリミットまでには間に合うだろうとのこと。前回(※今年7月、ハイミソン・ブルーノ戦)ローブローで試合続行不可能、ノーコンテストとなった悔しさを晴らすためにも、北方にはしっかり間に合わせてほしい。
明日にタイトルマッチを控えたナム・ファン(パラエストラ八王子/第4代フェザー級王者)、アンディ・メイン(Pure MMA/1位)はリラックスした表情で体重計に乗った。計量後は、両者ともチームメイトと談笑するベテランの余裕を見せていた。タイトルマッチは2度目のレッツ豪太(総合格闘技道場コブラ会/第7代ウェルター級王者)、鈴木槙吾(ALLIANCE/1位)はやや険しい表情ながら無事に計量を終えた。
その他の選手のコメントは以下。
パンクラス270公開計量_レッツ豪太と鈴木槙吾 太田駿平(P’sLAB世田谷/第1試合)
「コンディションはバッチリ。すんなり体重が落ちて、減量もうまくいった。今回からP’sLAB世田谷所属選手として闘う記念すべき試合。現在はパンクラスism(パンクラス横浜道場)での練習が中心だが、高橋(義生)さんにも指導を受けている。
相手の林源平選手(和術慧舟會IGGY HAND’S GYM)は背が高くて手足が長く、打撃にキレがある印象。ただ、グラウンドが完全に穴だと思うので、倒して闘いたい。練習は、特に何かを強化するというよりトータルで穴をなくすことを意識して練習してきた。打撃も寝技もできるところを見せないと狙われる。全体のバランスと、総合格闘技をやることを意識してきた。
今回からUFCファイトパスで中継されることは、全世界で見てもらえるチャンス。格闘家としてモチベーションが上がる。目立てるよう頑張りたい。特に第1試合なので盛り上げたい。
今回は初心に返って勢いあるところを見せたい。レスリングは誰にも負けない自信がある。倒してパウンドで決める練習も重ねてきた。グラウンドの打撃で勝ちたい」

清水俊一(総合格闘技宇留野道場/第5試合)
「体調は、今のところはいいと思う。フライ級に落としたことは、本音を言うと減量のときやりたくないなあと思う。試合が決まれば頑張って落とすという感じ。ただ、タイトルマッチでなければ少し計量規定に余裕ができたので(※タイトルマッチ以外は1ポンド=約450gまでオーバーを認める)、大丈夫かなと安心してはいる。今、試合は、相手よりは自分との闘いに勝つことが第一。
まだこの階級に慣れていないが、試行錯誤しながらやっているところ。
相手の荻窪祐輔選手(K-PLACE埼玉格闘技道場)は、並んでみたら自分より目線が上で大きいなというのが第一印象。この階級では、自分より身長の高い選手があまりいないと思うが…。また、最後まで勝利にこだわって、しがみついてでも勝つスタイルを持っている。すごく頑張って最後まで心が折れない。僕はなるべく頑張らないようにやっていきたいタイプなので、自分より格闘技に向いている人だと思う。そして、意外と若い(※24歳)。呑まれないようにしたい。僕は30歳。ひと昔前は30代の選手はほとんどいなかったが、今は多くなった。僕も怪我をしないし、体力も落ちない。まだいけそう、大丈夫。
試合では、自分の身体を動かすことが第一。サブミッションで1本取ることを求められていると思うので、それをいかに出せるかを考えながら練習してきた。そういう練習をひたすら繰り返している。
今回からUFCファイトパスで海外で映像が流れるのはうれしい。パンクラスを知らない人にも日本の総合格闘技を見てもらえる。また、今は地上波でも放送されているが、見られない地方の人もいると思うので、誰でもが見られる放送があるというのはすごいと思う。地方のファンや既存のファンに戻ってきてもらうチャンスでもある。パンクラスが動いていることをわかってもらえるのは喜ばしいことだし、自分としても、パンクラスでやるべきことが自ずと見えてくる。その中で光るものを出したい。しっかり動いて1本を狙っていくので注目してほしい」

村山暁洋(GUTSMAN/第6試合)
「計量が無事に終わって、コンディションを戻している感じ。明日に備えて戻していく。ヨガの先生にアーユルヴェーダを施術してもらい、かなり調子がいい。
相手の窪田幸生選手(坂口道場一族)は昔から見ていて、パンクラスを代表するような選手だと思う。前回、(※今年5月、高木健太戦)結果は負けたが、いい試合だった。自分も気をつけたい。トータルで闘うことを意識していく。
セミファイナルのウェルター級タイトルマッチは、やはり少し意識する。でも今は、この試合に集中したい。
相手は危険なパンチを持っている。その相手に、トータルなところで闘うところを見てほしい」

石川英司(GRABAKA/第10試合)
「コンディションはバッチリ。(ライト級に落として)試合前の減量も経験してゆとりが出てきた。やり方も工夫しながら、良くなってきている。
相手のドミニク・ロビンソン選手(Goon Squad)は、見た目は強そうだけど、しっかり練習してきたので大丈夫。
(相手は、石川選手を殴って、帰りもサングラスをかけさせてやると言っていたが)関係ない。逆にお前の目を腫らせてやる。でもサングラスはあげないよ(笑)。
ファイトパスでの放送は、大門が世界に流れると思うと興奮する。僕が一所懸命、闘う姿を見てほしい」

アキラ(久我山ラスカルジム/第11試合)
「コンディションはバッチリ。相手と向かい合ったが、身長が183cmもあるようには感じなかった。あまり威圧感がなかった。ベラトールでの映像を見たが、際が巧い選手だと思う。パワーでねじ伏せていけたらいいと思う。
(公開練習ではボディブローを盛んに見せていたが)でも、僕の方が背が小さいので大丈夫だと思う。
今回、久しぶりの試合(※前回は今年3月、北岡悟戦)なので、バッチリKOで決めたい。今後は海外も視野に入れていきたいので、ベラトールで勝っている選手と闘って勝てば、海外が近づくいいチャンスになる。思い切りやりたい」

【写真・文/佐佐木 澪】

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