パンクラスのP’sLAB世田谷が道場開き!高橋義生、川村亮らがインストラクターを務め、第1号所属選手は太田駿平

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

8月30日午後2時より、都内世田谷区にて、P’sLAB世田谷の道場開きがおこなわれた。23区内にオフィシャルジムができるのは2008年の広尾道場閉鎖以来、7年ぶりとなる。
ジムには廣瀬隆司コミッショナー、漫画家の猿渡哲也氏ら関係者や、近藤有己、伊藤崇文、渡辺大介、KEI山宮らパンクラスゆかりの選手、藤原喜明、またIGF関係の選手らがお祝いに駆けつけ、華やかな雰囲気となった。

最初に酒井正和・パンクラス代表があいさつ。「パンクラスの旗揚げから22年たって、格闘技は変化してきた。パンクラスも3年前から“世界標準”を掲げで格闘技を変革しようとしてきた。この中で、高橋さんが培ってきたノウハウを活かし、高橋さんの“パンクラスism”を開花させてほしい。もともとパンクラスがやってきたことを世界に見せつけるため、世界に通用するファイターを育ててほしい。また、現在はフィットネスの時代でもある。エンターテイメントからスポーツへ変化している格闘技という競技を極めるために全面協力する」と話した。
P’sLAB世田谷でインストラクターを務める高橋義生、安達美和子、川村亮続いて、メインインストラクターを務める高橋義生があいさつ。高橋は丸刈りにし、ヒゲも剃って、まるで新弟子のような出で立ちでマイクを持った。「僕のことを知っている人はわかると思いますが、今回、頭を丸めて、20年間剃ったことのなかったヒゲを剃りました。この道場のために気合いを入れたということです。僕は言葉が下手なので、こういう形でしか表せませんが、これが僕の決意です」と短めながら真摯に抱負を語った。

ほかに、川村亮とMEDIC First Aidの安達美和子さんがインストラクターを務める。川村は主にキッズ、安達さんは女性クラスの指導を受け持つ。
最後に第1号所属選手となる太田駿平があいさつ。「もう一度高橋さんのもとでやらせていただけることになりました。気合いを入れて、死ぬ気でチャンピオンになります」と誓った。
このあと、廣瀬コミッショナーの音頭で乾杯がおこなわれ、パンクラスの新ジム誕生と、高橋らの新しい門出を祝った。

太田駿平「ずっと高橋さんのもと(※D-ONEジム)でやらせていただいていたが、ジムがなくなってしまったために離れていた時期もあった。でも、また戻ってきたという感じ。また色々教えていただけると思うとうれしい。やっぱり僕は、高橋さんじゃなきゃ、しっくりこない。本当に嬉しい。
移籍の話は、このジムができるという話が出た頃からあった。聞いたときは、すぐにお世話になると決めた。ismではすごくお世話になっていて、ほぼ所属選手のように可愛がっていただいていた。ismではプロフェッショナルというものを教えてもらえる。ものすごく刺激をもらえる。今ismに若い選手がいないということで、パンクラスの後継者とも見られると思う。それに見合う選手になりたい。パンクラスを継げるような選手になりたいと思っている。
10月には移籍して初の試合がある。頑張ります」

高橋義生「引退した時からパンクラスの力になりたいと酒井社長にも言っていたが、IGFのコーチをやることになった。IGFには1年半お世話になったが、選手が結果を出せなかった。そして、そろそろ契約が切れる時期がくる頃に、この話をいただいた。もともと酒井社長は都内にP’sLABを復活させたいと言っていた。そして、この物件もちょうど見つかって、全てのタイミングが合って道場開きにつながった。もともと自分は、パンクラスをケンカして出たわけじゃない。困っている実家を助けるために家を出たようなもの。感情的なすれ違いでもないし、何もわだかまりもない。だからこそ、この話をいただけたと思う。
所属の太田には、ここだけでなく出稽古もさせる。柔術やグラップリングなどは、今の技を身につけるべき。ここでは、逆に今の若い人たちが知らない、(カール・)ゴッチスタイルを継承させていく。もちろん、いろいろな選手に出稽古にも来てもらえたらと思っている。
このジムでは、もちろんプロの選手も育てるが、基本的にゆるやかな感じでやっていきたい。ジムに来るのはプロ志望者だけじゃない。D-ONEジムを経験したことで、そういうメリハリがわかってきたところだったが、ジムがなくなってしまった。そのあとのIGFでは厳しいところばかりをやっていたので、このジムはメリハリのバランスの取れた内容にしたい。そういうところで、女性のインストラクターもお願いしたし、川村が子供クラスも担当する。まだクラス分けとかもできていないので、会員さんの希望を聞いて内容を考え、クラスを作っていく。
この立地は、駅からも近いし、商店街がしっかりしていてまさに地域密着型の土地。地域の人たちとうまくやっていければ、強い味方になりそうな気がする。プロ志望者にはガンガン練習させるが、一般の人たちが楽しめるような雰囲気を目指していきたい」

P’sLAB世田谷の正式オープンは9月1日。高橋の手腕に期待したい。

【文・写真/佐佐木 澪】

【P’sLAB世田谷】
東京都世田谷区船橋1丁目5-8 フレール磯崎 地下1階

<OPEN時間>
10:30〜12:00/14:00〜21:00

<問い合わせ>
03-6413-7643
info@pslab.jp

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2024年3月
« 2月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

月別

ページ上部へ戻る