小悪魔JKレスラーが“ババア狩り”!木村花さんから受け継いだ必殺技で初のシングル王座戴冠!

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 12日、東京都・品川インターシティホールにて、スターダム『FIBREPLEX presents NEW BLOOD 8』が開催され、吏南が壮麗亜美を制してフューチャー・オブ・スターダム王座を戴冠した。

 フューチャー王座は20歳以下もしくはキャリア3年未満の選手を対象にした王座。2020年8月デビューの壮麗が昨年10月に羽南のV11を阻止して悲願の王座戴冠を果たし、これまで3度の防衛に成功。王座を保持できる今年8月までの期間でフューチャー新時代を築くべく奮戦していた。

 この日、フューチャー王座に挑戦したのは、スターダムの“南三姉妹”の末妹・吏南。
 吏南は2018年に中学生のキッズレスラーとしてデビュー。かつては故・木村花さんのユニット“TOKYO CYBER SQUAD”に所属して花さんに妹分としてかわいがられ、花さんが天国へと旅立ってからは必殺技のハイドレンジア(※変形卍固め)を継承して必殺技の1つとして使い続けている。

 16歳の吏南は、「お前がフューチャーのベルト持ってて、全く面白くねーんだよ。フューチャーはもっと若手で争って注目されるべきベルトだから、この吏南様が巻いて、もっとフューチャー戦線盛り上げていきます。テメーの出番はもう終わりだよ、クソババア!」と25歳の壮麗をババア呼ばわりする衝撃の挑戦表明を行い、壮麗は「私もそんなふうに言われる歳になったんですね……。でもお前もすぐクソババアになんだよ!」と切り返していた。


 試合は、壮麗が体格を活かしたパワーファイトで攻め込むのに対し、吏南は柔道殺法やスピードを活かして対抗。中盤までは壮麗のワンサイドゲームとなるが、吏南が壮麗を場外に放り出してから放つダイビング・ダブルニードロップで流れを変える。
 吏南はサブミッションで攻め込み卍固めで試合を決めに行くが、壮麗が力任せで振り払ってラリアットからツイスター。さらに壮麗がロープに飛ぶが、吏南のセコンド陣が凶器攻撃でアシストし、壮麗が怯んだところに吏南がハイドレンジアを決めてギブアップを奪った。

 試合後には、吏南にシングル戦で勝利しているレディ・Cが挑戦を表明。
 レディが「本当にその獲り方でいいの?」とセコンド介入が絡んだ結末に苦言を呈するも、吏南は「うざっ。うるせーんだよ結果が全てだろなぁ!あ?その身長もあってよ、フューチャーまだとれてねーお前に言われる筋合いはねーよバカが」と罵倒する悪童ぶりを見せながらも「吏南がずっととりたかったこのベルト、お前にそうそう渡すわけねーんだよバカがよ」とレディの挑戦を受諾した。

 しかし、吏南はバックステージに戻るとホッとした表情を見せ、「獲れてよかった、ていうか、辞めないでよかった!長かったけど、長いし、ずっと言ってきたからその分負けてばっかでイヤだったけど、やっと獲れた。やっぱ言い続けるって大切だし、これからは吏南が若い世代をもっと盛り上げていくんで、楽しみにしててください。吏南がこのフューチャーのベルトを輝かせていきます!」と爽やかに語って去っていった。

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