【試合詳細】5・5 Evolution新木場大会 ZONESvs松本浩代 サニーvs駿河メイ Chi Chivs雪妃真矢
『Evolution新木場大会 #2』
日程:2023年5月5日(金)
開始:19:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:200人
▼シングルマッチ 30分1本勝負
●Chi Chi
12分14秒 TSULALA→片エビ固め
○雪妃真矢(フリー)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
●サニー
10分24秒 フットスタンプ→片エビ固め
○駿河メイ(我闘雲舞)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
●ZONES
14分28秒 テキサスクローバーホールド
○松本浩代(フリー)
ZONESが松本の“大サービス”を引き出すも破壊されて悔し泣き!Chi Chiを破った雪妃が気迫と受け身を絶賛!メイがサニーとの“148cmタッグ”結成を提案!
オープニング
まずは所属三選手がリングに上ってそれぞれ挨拶を行った。
Chi Chi「こんばんは!EvolutionのChi Chiです!2戦目、全力を尽くしますので、どうか応援よろしくお願いします!」
サニー「皆さんこんばんは!Evolutionのサニーです!今日はよろしくお願いします!」
ZONES「皆さんこんばんは!EvolutionのZONESです。今日は勝つためだけに練習を積んできました。応援よろしくお願いします」
その後、フィットネスと自らが歌うパワー溢れるオリジナルソングを融合した誰よりも、男よりも熱いアグレッシブなスーパーヒーローアーティストであるA.Lyssa(@alyssastronger)によるライブパフォーマンスが実施。選手に負けない運動量と軽快なマイクを見せ、3曲終わる頃には観衆の緊張もほぐれ会場が熱気に満ちた。
続けて、なぜかプロレスのルール把握があやふやなブラックめんそーれレフェリー&石川修司プロデューサーによるプロレスのルール説明が行われ、大会オープニングコールとともに大会スタート。
第1試合
Chi Chiが握手を求めるも、雪妃は「ウェ~イ♪」と陽気にその手をはたき落として拒否。
ゴングが鳴ると、Chi Chiは雪妃にリストロックを仕掛けていくが、雪妃はChi Chiの引き出しの数を確かめるかのように多彩な切り返しを見せて教育。Chi Chiがロープに押し込んでブレイクするも、雪妃はヘッドロックに捕らえてChi Chiの顔面をロープにこすりつける。ブラめんレフェリーが激怒すると、おちょくるかのようにブラめんの前でもう1度ロープへの顔面こすりつけ。
雪妃はチンロックから背中へのニードロップ。引き起こしてエルボー連打からサッカーボールキック、ニードロップと連撃。Chi Chiも雪妃を睨みつけながら立ち上がり、胸板へのエルボーを連打。雪妃は強烈なエルボー一発でChi Chiをコーナーまでふっ飛ばし、串刺しニーキック。
もう一発を狙うが、Chi Chiがかわしてお返しの串刺しビッグブートを突き刺し、ミサイルキック、ランニング・ビッグブート。雪妃のビッグブートを顔面に受けても怯むこと無く組付き、卍固めで捕らえながら雄叫びを上げる。
雪妃がロープブレイクすると、Chi Chiがビッグブート3連撃で追撃し、ミサイルキック。さらにバックドロップを狙うが、雪妃が振り払ってアイシクルバックトライアングル。さらにロープ際での貫通ランニングニーを発射も、Chi Chiがかわしてスクールボーイ。エルボー連打で追撃し、雪妃の反撃のエルボーからのソバットを耐えて顔面へのビッグブート。さらにトラースキック、片足でのランニング・ドロップキックから気迫のエルボー猛連打。
さらにロープに飛ぶが、雪妃がカウンターのミドルキックをボディにめり込ませ、ロープ際での貫通ランニングニーからTSULALAを突き刺して3カウントを奪った。
試合後、雪妃が握手を求めるとChi Chiが両手でしっかり握り返すが、その後にChi Chiが荒々しく振り払う気の強さを見せた。
<試合後コメント>
Chi Chi
「雪妃選手、下に見られてる感じがあって。ナメられてる感じがあって。『2戦目だからこんくらいでいいだろ』みたいな。ちょっと余裕が感じられてムカつきましたね。あこがれの選手の1人だったんですけど、そういう気持ちを捨てて、雪妃選手の上の存在にならなきゃいけないんだなって、最初は握手を拒否されたときに思いました。あのとき、カチンと来て、やってやろうと思って。謙虚でいたつもりだったんですけど、コールとかにも『もっとコールしろ』みたいな態度でいましたし。もっともっと強くならないと雪妃選手には勝てないんで。絶対雪妃選手に勝ちたいです。キックとかもいっぱいやられて、ファイトスタイルも被る所あるかもしれないですけど、だからこそライバル視していきたいと思います」
――自分で前回から良くなったと思う点は
「前回は初めてお客さんの前でリングに立って、って感じだったんで、声援とかレフェリーが見えないとか、そういう視野の狭さが反省点にあったんですけど、今回は2戦目ってことでお客さんたちも見えて、ちょっと落ち着いていたというか、空気を感じることが前回より出来たかなと思います。相手の余裕も結構見えたんで、そこも1つ1つ、こういうところを強みにしていかなきゃいけないんだなと思います」
雪妃真矢
「エヴォ女さん、旗揚げ戦に私が出られなかったんですよ、お話を頂いたときに。なので、2戦目に出られて嬉しかったのと、デビュー2戦目のChi Chiさん。素晴らしかったですね。気持ちがすごく出る選手ですし、エルボーも強いし、ミサイル(キック)とかも強いし、しっかり練習してきたんだなって。負けないようにしなきゃ!(笑)」
――「石川修司選手が教えているだけはある」と感じる部分はあったか
「なんか、なんでしょうかね?エルボーが、フォアアームが強い。あとは受け身じゃないですか?きちんとした受け身。ミサイルとかってリスクがある技なので。背面から受け身を取る技って。そういうのをきちんと出せるっていうのは、そういう指導の賜だと思うんで。あとは元々運動神経は良い方なんでしょうかね?度胸もあるし、全然緊張してる感じもないし、最後の最後まで気持ちが死なない、途切れない。いやあ、ステキだなと思いました」
――スタミナ切れのような部分もあった
「いや、疲れますよ!試合勘ですね、試合勘。それだけの問題です。スタミナを付けてたとしても、『練習で走れるのに、なんで試合で走れないの?!』『練習で1時間走れるのに、なんで10分の試合で走れなくなるの?!』って。それは絶対あることなので。それで練習不足とは決められないですよ。試合を重ねたら試合で出来るようになるとかも絶対あるので、そういう点なんじゃないかと思います。実は緊張とかもあったんですかね?」
――Chi Chi選手を見守りたい?成長したあとに再戦したい?
「再戦したいですねえ!ハイ!でも見守るのも楽しそうですね。どっちもいいですね。欲張り(笑)あっという間に抜かされちゃったらイヤだから、チェックしとこ♪」
第2試合
メイが入場すると、レフェリーのブラめんとメイがリング上で向き合うというなんとも不思議な光景が広がる。
両者満面の笑みでしっかり握手を交わしてからゴングが鳴ると、元気にコールを煽り合う。
そして、メイ(148cm)とサニー(148cm)が背くらべで張り合ってから手4つでの力比べ。さらにリストロックの取り合いとなり、メイが多彩な返し技で翻弄するもサニーが低空ドロップキックで先制。
サニーがロープに飛ぶが、メイは「わっ!」とメイジャンプで威嚇してサニーの足を止め、メイジャンプ式アームドラッグからサーフボードストレッチ。さらにダイヤル固めからのニコニコフォールもカウントは2。さらにメイがサニーの腕を足に絡めてアームツイスト。さらにサーフボードストレッチで痛めつけていくが、ブレイクしたサニーがクロスボディで反撃。メイもドロップキックを放つが、サニーがかわして逆にドロップキック。さらにサンセットフリップの連打からコーナーに上っていくが、メイが「わっ!」とメイジャンプで驚かせたことで足を踏み外してしまう。
メイはヒザへのひっかき攻撃&噛みつき攻撃でサニーをコーナーに逆さ吊りにして串刺しドロップキック。さらにダイビングダブルフットスタンプで追撃。
サニーとメイがエルボー合戦で打ち合っていき、サニーがメイの攻撃をかわしながらの連打を入れてロープに飛ぶが、メイがカニバサミクラッチ。さらにバックスライドからブレーンバスターを狙うが、サニーがスモールパッケージで切り返す。これを返したメイがボディスラムを狙うが、サニーが耐えてフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。
サニーはコーナーに上がってダイビング・クロスボディを投下し、スリーパーホールド。首を抜いてグラウンドに組み伏せたメイがフットスタンプで追撃。さらに足を使った両腕固めで痛めつけ、セカンドロープを踏み台にしたブーメラン式ダイビングダブルフットスタンプで3カウントを奪った。
試合後、メイは両手の人差し指を立て、自身とサニーを交互に指さしていつかの再戦を誓った。
<試合後コメント>
サニー
「ホントに、1回目もそうだったんですけど、あっという間ですね。いやあ、全然練習してきたものが出せなかったというか。対戦させていただいた駿河選手のメイワールドに完全に取り込まれてしまったなっていうのが、ホントに……。足元にも及ばなかったですね」
――自分で前回から良くなったと思う点は
「前回はホントにがむしゃらに、ホントにとにかく自分が向かっていかなきゃって感じだったんですけど、今回はそのなかでも、前回は全部相手の技を食らってしまったんですけど、ちょっと逃げることが出来て。でも、もっと倍くらいぶつけてぶつけてっていうので相手の動きを止めたかったんですけど、全然上回るスピードで……。前回から出来たことって、なんでしょう?見直して、もし1個でも見つかればいいなって思います」
――今回は、サニー選手にとってお手本になるような選手との対戦だった
「本当に、もう身長も体重も同じで、本当に同じ小柄なところから、どこからあのスタミナが出るんだろうって思ったので、私もそこまで、同じ身長で小柄であっても駿河選手のように、これから色んな男性・女性関係なく大きな選手と闘うためには、あれだけのスタミナと瞬発力と、色んなものを身に付けて、私もまだまだですけど、そこまで行けるのかなって思ったので。メチャクチャ悔しいんですけど、でも『いつか組めるかもね』って言ってもらったのが、あこがれの選手だったので嬉しかったので、今のままじゃちょっとおちょくった感じで『組めるかもね』って言ったのかなって思うんで、あちらから『組んで?』って言われるまで、もっともっともっともっと成長したいと思います」
――試合後もずっと笑顔なのは、その駿河選手の言葉があったから?
「なんか、あっけなさ過ぎて、飲み込まれすぎて、ちょっと笑えてきちゃうというか、こんなにも……。何度も何度も駿河選手の試合を繰り返し見て、あのくらいのスピードで、あのくらいのスタミナで、って思ってたはずなのに、実際にリングの上でぶつかると、ホントに速くて。試合中も速すぎてびっくりして……。そういう笑いなのかなって思います。でも、『いつか』って言ってもらえたのはすごく光栄で嬉しいです」
――駿河選手のように男子とも闘っていくビジョンを持っている?
「もちろん。そういう機会があればどんどんいろんなことを経験して、それを経験値として、いろんなことに挑戦させてもらえたらなと思うんで、それだけの価値のある選手になります。師匠(石川修司)のためにも、まだまだホントに、ここが底辺であとは上がるだけですね」
――いつかは師匠とも闘いたい?
「たたかい……闘うまえにちょっと組ませてもらって学びたいですね(笑)まだ許されないと思うんですけど(笑)」
駿河メイ
「いやぁ~!同じ148cm!どんな148cmの女の子かと思ったら!あ~んなに明るい子がもう1人いただなんて、メチャクチャ嬉しいです!今日デビュー2戦目?2戦目とは思えないくらいみんな風格が漂ってて、すごくこれからもっと一緒に試合したいなって思いました!サニーちゃんとは闘ったし、いつか148cmタッグなんて組めるんじゃないかな~ってすごく楽しみにしてます!またEvolution女子、よろしくお願いします!シーユー♪エヴォ女♪」
――闘ってみて、サニー選手のどこに魅力を感じたか
「なんか、もちろん小さいことがこの先結構自分にとって1つの壁になってくるんじゃないかなって思うんですけど、サニーさんを見てたら強さ、小さいことを強さに出来る選手の1人なんじゃないかなって。メチャクチャ輝いてました!」
――これからもっと強くなると思った?
「もちろん!」
第3試合
第3回大会が6月4日に新木場1stRINGにて開催されることがアナウンスされ、メインイベントへ。
松本が入場するとそのオーラに観衆が圧倒され、観客の1人が思わずつぶやいた「強そう……」の言葉に松本が「強いんだよ」と不敵な笑みで応える。
ゴングが鳴ると、しばらく睨み合ってからZONESが手4つを求める。松本もこれに応じて真っ向からの力比べ。一時はZONESが腕力で圧倒してみせるも、松本がすぐに盛り返してショルダータックルでふっ飛ばす。
松本は、ZONESのソバージュヘアに目をつけ、「テメー!この髪型、誰の許可もらってんだコノヤロー!許さねーぞ!」とヘアホイップを連発。そして両手を広げてZONESへチョップを求める。
ZONESは縦チョップ、松本は水平チョップを胸板に打ち込んでいき、松本が打ち勝って倒してチンロック。さらにロープに飛んでショルダータックルでなぎ倒し、コーナーに押し付けてマシンガンチョップ。さらに串刺しラリアットからブレーンバスターを狙うが、ZONESが逆にブレーンバスターでぶっこ抜いて反撃の狼煙を上げる。
ZONESは、お返しの串刺しラリアットからダイビングエルボードロップ。今度は胸板へのエルボーを打ち合う打撃戦が展開されるも、ロープに飛んだZONESへ松本が追走ラリアット。その後、松本はリングの外に放り出して場外戦へ。Evolution旗揚げ後初の場外戦へ。
松本が観客席にZONESを叩き込んだり、場外ボディスラムを決めたりと大暴れ。松本がコーナー上に座って待ち受ける中、ZONESはなんとかカウントアウトギリギリでリングに戻る。
ZONESがリングに戻ると、松本は即座にミサイルキックを発射。2発目も叩き込んでからロックドロップの体勢も、ZONESが振り払い、髪を掴み合いながらのエルボー合戦へ。さらに松本がラリアットを発射も、ZONESもラリアットで迎撃。5回も真っ向からぶつかり合うも互角。ZONESの6発目のラリアットは松本がラリアットで撃ち落とすも、ZONESは怯むこと無くすくい上げてバックフリップ。
ZONESはロープに飛んでラリアットでなぎ倒し、コーナーに上っていくが、松本が追っていって雪崩式ブレーンバスター。そして、「大サービスだ!」とライガーボムを狙うが、ZONESが大暴れしショルダースルーでの脱出を試みる。松本は投げられながらZONESの足を取ってエビ固めに捕らえ、ZONESのキックアウトの反動を使って逆エビ固めへ。さらにZONESをセカンドロープ上に寝かせて「ZONES、ぶっ壊すぞ~!」と串刺しボディスプラッシュ。最後はテキサスクローバーホールドでギブアップを奪った。
試合後、勝利した松本の前にChi Chiが立ちはだかってにらみつける。松本は相手にせず、ZONES&介抱するChi Chi&サニーを自信満々の笑みで見下ろした。
ZONES「……!……!(※悔し泣きで言葉が出ない)」
Chi Chi「ZONESに大きな拍手!(※観衆が喝采で応える)」
ZONES「はじめに、松本浩代選手に一言言いたい!ああっ!こんなにボコボコになるとは思わなかったけど!あぁ、痛い!全身痛いけど、この負けを絶対に無駄にはしないからなッ!松本浩代!EvolutionのZONESがタダで負けたと思うなよ!この試合のすべての内容を全部搾り取って、ZONESの血と骨と肉にしてやるからな!いつになるかは分からないけど、高いところにいる貴女を必ず倒しに行く!松本浩代選手、今日は対戦してくれてありがとうございました……!」
サニー「本日は皆さん、ご来場本当にありがとうございました。Evolution、大会2回目、また全員負けましたぁ~……!本当にあっという間だったんですけど、前回も同じこと言った気がするんですけど、でも、ここにまたまだまだひよっこの私たちの応援に駆けつけてくださった皆さんの応援を必ず力として、必ず勝ちますので、それまでまたよろしくお願いします!」
Chi Chi「Chi Chiです。今日は3試合、応援しに来てくださって本当にありがとうございました!たった3試合と思う方もいるかも知れませんが、私たちにとって1試合1試合本当に大切な試合です。私たちも、負けたくて負けてるわけではなくて、こんなお葬式モードが好きでこうなってるわけではないんです、ホントに……。ただ、まだまだ時間はかかるかもしれないです。今日2試合目やって思いました、正直。関節技決められたときは、『終わった』って思いました。なんでって、関節技決まったら、パーツ取れちゃうんですよ?!もげちゃうんですよ、ホントに。3試合、自分の試合だけじゃなくて、サニーの試合見て、ZONESの試合見て、ホント人の試合の分も悔しいんで、出直してきます。今日はホントにありがとうございました!(ZONESへ)……しゃべるか?」
ZONES「新木場にお越しの皆さん、今日はご来場誠にありがとうございました。今日は絶対に勝つところを皆さんにお見せしゅ、しょうと思って……すみません、ちょっとマウスピース外していいですか?……ふぅ。勝つところを必ず見せようと思って、1戦目のあとの練習をしてきました。ただ、ホントは“破壊する女”と言われている松本浩代選手が怖くて、破壊されるんじゃないかと……もう、途中の雪崩式ブレーンバスターのあたりから意識が朦朧として、終わっててもおかしくなかったです。でも、皆さんが温かい声援をくれて、Chi Chiとサニーの声も聞こえて、なんとか2カウントで返すことが出来ました。本当に、本来もっと早く負けるはずだった私が粘れたのは皆さんのおかげです。ありがとうございました!……ホントは勝って言うコメントばかり考えてて、あんまり負けた時のコメントを考えてなかったんですけど、負けたけど、このZONESをただの新人と思わないでいただきたい!『なんかコイツやりそうだな』って思ったんじゃないですか?!『なんかZONESおもしれーな』って思ったでしょ?!『なんか3人しかいないエボ女だけど、また見たいな』って思ったでしょ?!また見に来てくれますか?!(※大声援&大喝采)ありがとうございます!負けたのに、こんなに温かくて……。必ず次は勝って、皆さんにカッコいい姿を見せられるようにします。もっと練習して、私たち3人はもっともっと高いところへ行きます!だから、今は底辺かもしれないけど、ずっと見ててください!今日は本当にお越しいただきありがとうございました!」
<試合後コメント>
ZONES
「自分が許せないです。自分が許せないッ!勝つためだけに練習してきたので、相手が強いことは分かってましたけど、本当に悔しいです。こんな人前で泣いたことなんて無いのにッ!本当に悔しいです!だけど、この経験を絶対に無駄にしません。練習して、この試合の一瞬一瞬を、全部全部全部この私の血と骨と肉にして、必ず松本選手も倒すし、次の相手も絶対に倒します!もうこんなカッコ悪い姿ばかりお客さんに見せるわけにはいきませんので、明日からしっかり練習します。今日はありがとうございました」
――自分で前回から良くなったと思う点は
「終わったばかりで反省ばかりしか思い浮かばないですけど、唯一、周りを見ることが出来たなと思います。お客さん1人1人の顔を見たり、セコンドの声を聞いたりは出来るようになってきました」
――『「ZONESおもしれーな」って思ったでしょ』というマイクもあったが、その手応えは自分で感じたか
「私がイメージしていた姿ではなかったので、手応え3割といったところですけど、ただ私はこの鍛え抜いた身体も、気迫も、他の新人には絶対負けないと思っているので、そこは見せられたと思っています」
――山下りな選手、松本浩代とパワーファイターとの試合が続いたが、3戦目もパワーファイターとぶつかり合いたいと思うか
「そうですね。相手が誰であってももちろん全力でやる所存ではいますが、パワーファイターとぶつかり合うと、なんか熱いものが胸に残って、終わった後すごく楽しい気持ちが残るので、またパワーファイターとやりたいです」
<大会総括>
石川修司プロデューサー
「今日2回目ということで。Chi Chiには雪妃選手、サニーには駿河メイ選手、ZONESには松本選手、それぞれのベクトルの成長ラインにいる人というか、今回は2戦目ですが、その先の目標になるんじゃないかという3人を今回は対戦相手になってもらおうと思ってやったんですけど、やっぱり勝てはしなかったですね。その中で、今回で言えばZONESが頑張った。みんな頑張ったんですけど、ZONESが一番闘いを見せてくれたかなと。Evolution、全日本の僕や諏訪魔が教えている子なので、“闘い”というところを大事にしたいので。特にZONESが一番それを見せてくれたのかなと。今日の相手はベクトルの先にいる選手だと思うので、そこから吸収して、糧にして、全日本の大会とかに参加させてもらって他の選手とも当たるんで吸収してもらって。まだ3人しかいないんで、まあ、その3人でなんとかもっともっといいものをお客さんに提供できるようにしてほしいです」
――今後全日本プロレスのリングなどに参戦して試合数を増やしていきたいと思うか
「うーん……あまり、全日本プロレスの方でも、何回も出ちゃうとそれもそれで良くないのかなと思うんで、全日本さんと……あ、“全日本さん”って(笑)僕も全日本か(笑)全日本プロレスの会社の方とEvolutionの話だと思うんですけど、月に1回とかにはなると思うんですけど、増やしてもらって。そこで、こっち(全日本)とこっち(Evolution)での経験値、6人タッグとか初めてやるんで、こっち(Evolution)だとシングルマッチばかりなんで、組んでもらって。あとは新しい仲間も欲しいですね。増えていかないと」
――前回、今回と女子プロレスのトップ戦線の選手たちとの対戦だったが、今後もその路線か。それともキャリアの近い選手との試合になっていくか
「そこは、それがあと何回かなって感じです。そのあとに新しい物事を提供していかないと。選手もそういう経験しなきゃいけないでしょうし。そういうものをどのタイミングでどう変えるかは分からないですけど、変える時期は来ているのかなは思いますね」