RIZINメインを見た平本蓮が『なんで牛久、引き込みに行っちゃうの?』セミを見た朝倉未来は平本戦に『タイミング次第で。俺はいいですけど』
29日、国立代々木競技場・第一体育館にて『FEDELTA presents RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』が開催。第8試合では斎藤裕vs平本蓮が行われた。
ビッグマウスで朝倉未来を挑発し続ける平本が、以前未来に勝利してRIZINフェザー級王者となった斎藤と対戦。
試合が始まるとお互い冷静に見合う展開となり、斎藤がタックルを仕掛けると平本がケージを背に耐える状況が繰り返される。平本がスイッチしながらハイキックやカーフキックを打ち込んでいくが、打ち終わりに的確に斎藤がワンツーやタックルを仕掛けていき、判定2-1で斎藤の勝利となった。
試合を終えた平本は「待ちに徹しすぎたのが敗因。いい経験になりました。ホント、負けたけど負けてないっす。(ダメージがないので6月に)皇治とボクシングやったろうかな(笑)(メインは)『なんで牛久、引き込みに行っちゃうの?』って。作戦が全然わからなかったです。すげぇ引き込むから(笑)下から、自信あったのかな?『普通にMMAやったら良かったのに』って見てて思いました。1年前の勝ち星1つ無かった俺が、1年後に斉藤選手とこんないい試合してるなんて誰も想像してなかったと思うんで、絶対必ず俺は復活するんで。絶対ついてきてほしい。大丈夫です」と未来戦へのアピールは続ける様子を見せる。
これを受けて未来は「試合見てたんですけど、平本が結構やるなあって思いました。思ったより、テイクダウンディフェンス出来てたし、立つの上手いし。急成長したなと。(対戦は)まあ、タイミング次第で。俺はいいですけど。俺にとってもメリットがあるように社長とお金の交渉します」とビジネスライクなコメント。
二人の意見を聞いた榊原代表は「僕は未来が十分彼の成長を見て取って『今のタイミングでチャレンジしたいなら受けるよ』っていうならアリだと思うし、それもファンの人達もそれをよしとするっていう熱が作れれば。見てみたいと思わせるカードであることは変わらずに、これに勝ったから組む、負けたから組まないってことを僕は決めてはいないので。多分、今日の闘い方で未来と闘ったら負けると思いますね。競技会じゃないんで。別に2勝3敗でも、5連敗でも、そこでファンが見たいってタイミングと熱が生まれていれば、それは組めばいいかなと思ってます。別に焦ることもないだろうなと思うし、『今の平本だったら未来に勝てるよ!』って乗っかることが出来るタイミングが直近で来れば。未来としてはそういうところでやるにしても割り切るというか、経済効果が本人に起きるんだったらと言わんとすることはよく分かります。そこも含めて、もう少し今日この場での答えは明確に出ないですけど、5月6日の試合もその先の大晦日に向けて、どうそれぞれの階級でドラマを進めていくかってところも、しっかりみんなで考えてまた発表していけるように準備していきたいと思います。ファンの皆さんの意見がどうだったのかって部分にも耳を傾けて考えていきたいと思います」と前向きに語った。