新プリプリ王者・瑞希が団体初の2冠獲りに意欲! 3・31米ロサンゼルスで「121000000」VSマジラビのプリンセスタッグ王座戦が緊急決定
東京女子プロレスが3月20日、都内で記者会見を行い、同31日(日本時間4月1日)の米カリフォルニア州グローブ・シアター・ロサンゼルス大会で組まれていた「121000000(ワン・トゥー・ミリオン)」山下実優&伊藤麻希VSマジカルシュガーラビッツ(マジラビ=瑞希&坂崎ユカ)の一戦をプリンセスタッグ選手権にすることを発表した。
同18日の東京・有明コロシアムで「121000000」が同王者組のウェイストランド・ウォー・パーティー(マックス・ジ・インペイラー&ハイディ・ハウイツァ)を破って同王座に就いたことから、急きょタイトル戦として行われることになった。両チームは、マジラビが同王者組だった2021年11月25日、東京・後楽園ホールでベルトをかけて戦い、マジラビが勝利しており、今回は立場が逆になってのタイトル戦となる。
挑戦者組の坂崎は「有明から、マジラビで組むのは次が初めてになるのかな? なのでパワーアップしたマジラビをLAで見せられると思うので皆さん期待しててください」、瑞希は「私はこのなかで、海外に行った経験値は少ないけど。私は今、東京女子の(プリンセス・オブ・プリンセスの)チャンピオンなので何一つ怖くなくて。自分らしさと、ユカッチ(坂崎)と一緒に米国で試合できることにとてもワクワクしているので全力で楽しみたいと思います」と抱負を述べた。
新王者組の山下は「私たちが有明で(タッグ王座を)獲ることができて。私たちが獲れたのが奇跡だと思っているぐらい、ほんの数年前では想像できない景色が見れて。私の隣に伊藤がいて幸せですし、そしてバケモノを倒せたと思ったら、ある意味違う種類のバケモノが私たちの前に立ちはだかってきて。私たちがこのタッグベルトを獲って、マジラビは避けて通れないし、必ず倒さなきゃいけないタッグチーム。それにロスの大会、私たち東京女子初の米国大会で闘うことができるのは、私たちにとってベストなタイミングじゃないかなと思っています。今の私たちならマジラビを倒す自信もあります」とキッパリ。
パートナーの伊藤は「マジラビとやるのはいつも楽しいけど、毎回負けてばかりなので。今回はタッグチャンピオンとして絶対に負けてはいけないと思うので、必ず結果を残したいと思ってます。あと米国の『Maki Itoh simps』(伊藤麻希オタク)たちにも、いつもの米国で見られる伊藤麻希じゃなくて、東京女子の伊藤麻希を見られると思うので、楽しみにしててほしいなと思ってます」と必勝を期した。
3・18有明で坂崎とのパートナー対決を制して、初のプリプリ王座戴冠を果たした瑞希にとっては、早くも2冠王のチャンスが到来したが、「私はユカッチから勝って、ユカッチからベルトを受け取った瞬間にベルトの重さをあらためて感じたんですよ。防衛していこうってすごい気持ちがグッて引き締まったところでのタッグのタイトルマッチ。次は私たちが挑戦するんですけど、東京女子では誰も2冠になったことがないので、瑞希が一番になってやろうと思います」と2冠獲りに意欲を見せた。
「121000000」は、プライベートで交流はなく、リング上だけの関係であることを公言してきた。「ベルトを獲ったことで、その関係性が変わったのか?」と問われると、山下が「私は変わったと思っているんだけど」と言えば、伊藤は「何も変わってない。試合が終わってから初めて話したし」と返し、すっかりおなじみとなった口論に発展。山下はこれまで発言してきた“ビジネスパートナー”というドライな表現を「ビジネスパートナーは取り消し! あれは勘違い。ソーリー! ベストパートナーです」と謝罪して訂正。このやりとりを聞いていた坂崎は「勝った! 余裕ですね」と勝利を確信する発言。
マジラビの2人は対戦してから、まだ2日しか経っておらず、気持ちの切り替えについて、坂崎は「自分への課題みたいなのはもちろんありますけど、関係性自体は」、瑞希は「試合後も昨日も一緒にご飯食べて」と問題なしとした。
また、山下は「私のなかではタッグ力がすごいなっていうのもありますし。タッグ=マジラビみたいなところは悔しいけどあるからこそ、私たちが倒さなきゃいけないって思ってる。私と伊藤の関係は色々ありますけど、でも闘いとなれば私たちにとっては関係ないのかなと思うので。勝負となれば絶対に取りにいきますし、マジラビだからこそ私はその気持ちが強くなるし。絶対に勝ちたいって相手なので。そこは変わらないかなと思うし、大きい存在だからこそ倒したいな、崩したいなと思います」と王座死守を誓った。
伊藤が「別に結果が出せたらビジネスでもなんでもいいんですよ。でも、結果が出せなかったらベストパートナーでもなんでもないと思ってるので。必ず結果で見せてほしいし、見せたいなと」と言うと、山下は「見せます!」と言い切った。