「先の見えない治療を続けていく事に私の精神もどんどん削られていきました」ジャングル叫女が2度の手術失敗で4・14NOMADS新宿大会を最後に無期限休業へ

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 21日、都内某所でフリーランスサミット『NOMADS'(ノマズ)』が会見を開催。ジャングル叫女が4月14日に開催される『NOMADS’vol.3』を最後に無期限休業に入る事を発表した。

 叫女は2015年11月にスターダム7期生としてデビュー。2017年には松本浩代とともにゴッデス(タッグ)王者となり、2019年には木村花さん&小波と『TOKYO CYBER SQUAD(以下TCS)』を結成し活躍する。しかし2020年5月に木村花さんが亡くなり、現場に真っ先に駆けつけた叫女が遺志を継ぐ形でTCSを存続させるが同年10月にTCSは解散に。数日後に左膝前十字靭帯と右膝外側側副靭帯の断裂及び右肩・肩鎖関節完全脱臼の手術のため長期欠場を発表し、その後はスターダムに戻る事はなく『木村花メモリアルマッチ』後楽園ホール大会で花さんの母である木村響子さんとエキシビジョンマッチを行った以外はプロレスから離れていた。
 だが2022年8月の『NOMADS'vol.2』のリングに現れ復帰を示唆すると、9月にアメリカで復帰。海外で里歩や雪妃真矢と戦い、今年1月のNOAH横浜アリーナ大会で日本復帰戦を安納サオリ&ジャングル叫女vs夏すみれ&雪妃真矢のNOMADS'メンバーで行うと「GHC女子があってもいいんじゃないかって思いましたよ。グローバル・オナー・クラウン、ワールドワイドな私にピッタリだと思うので。初代を巻きたいなって思ってるけどどうですか?」とNOAHに提言していた。

 この日の会見に出席した叫女は、2020年・2021年の2度の左膝の手術に失敗したことから日常生活に支障をきたす状態になっているという。力を入れると激痛が走るため、膝周りの筋力トレーニングはほとんどできず2割以上の筋力が付けられないという状況から、すでに発表されている3月5日のZERO1後楽園ホール大会と、この日発表された4月14日のNOMADS'新宿FACE大会への参戦を最後に無期限休業に入るとのこと。
 神妙な面持ちで「怪我を抱えながらリングに上ってる人はたくさんいます。でも明日にはよくなると信じ今までリハビリに励んできましたけども、原因がわからない先の見えない治療を続けていく事に私の精神も一緒にどんどん削られていきまして、膝の悪化を考えることでそのたびに心が壊れていきました。ずっと歩けなくなることよりも、大好きなプロレスができない怖さの方が勝っていましたが、やっと決心がつきました。時にはどうしようもならないことを受け止めて、認めることも必要だと決心致しました。決心後、私の心は少し元気になってきたと思っております」と語った叫女は、今後の半月板切除の手術費用と後遺症の治療費にあてるためのクラウドファンディングを来月から開始するという。もし治療費以上にお金が集まった場合は、プロレスで還元できるような何かしらの形で恩返しをしたいと語った。

 このクラウドファンディングにはNOMADS'も協力し、リターン品には大会チケットを提供する他『希望があればそれを極力叶えてあげられる場所としてNOMADSを機能させていきたい』と実行委員会の夏すみれが宣言。
 『NOMADS'Vol.3』では叫女が希望する山下りな、高橋奈七永、水波綾、松本浩代と絡むカードを交渉し、他にも全5~6試合を予定。チケットは3月1日20時よりチケットペイにて発売を開始する。


『NOMADS'Vol.3』
日程:4月14日(金)
会場:新宿FACE
開始:19:00

<参戦選手>
ジャングル叫女、夏すみれ、雪妃真矢、山下りな、高瀬みゆき、他...

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