新世代の皇希と元スターダムの澄川菜摘がトーナメント準決勝へ!惡斗が挑発もスルー

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 17日、新木場1stRingにてアクトレスガールズが『ACTwrestling Step14』を開催。新体制となって初のシングルトーナメントがスタートした。

 2015年に旗揚げした『Actwres girl'Z(アクトレスガールズ)』は、相羽あいな(播磨佑紀)、尾崎妹加、安納サオリ、なつぽい(万喜なつみ)、ひめか(有田ひめか)、中野たむなど現在も様々な場所で活躍する選手たちを輩出。2019年からは『Beginning』と『Color's』の二団体制へ移行し、2021年に旗揚げした演劇団体『アクトリング』がコロナ禍であるにも関わらず超満員となる成功を収めていた。
 しかし2021年12月31日をもってアクトレスガールズはプロレス団体としての活動終了を発表。『プロレスを用いたよりエンターテインメント性の高い公演』へと移行していたが、2022年8月より元スターダムGMの風香がアドバイザーに就任。プロレスの『アクトレスリング』と、舞台演出にプロレスの要素を取り入れた『アクトリング』という分け方でプロレス活動が再開された模様だ。
 そんな中、この日より開催されたシングルトーナメントには青野未来、松井珠紗、入江彩乃、澄川菜摘のプロレスラーとして生まれた4人に加え、皇希、夏葵というアクトレスガールズの新世代がエントリーされた。


 トーナメント1回戦の入江彩乃vs皇希は、170cmの皇希と163cmの入江がビッグブーツでお互いを蹴り合いながらもリーチの差をものともせずに入江が圧倒。河津落としからお主の耳にドロップキックと得意な技を仕掛けていくが、皇希がカウンターのショートレンジラリアットを叩き込んで形勢逆転すると、バックドロップからアメジスト・バタフライ(=旋回式ダイビングボディプレス)を投下し3カウント。見事先輩超えを果たした皇希は「今の私は彩乃さんや、たくさんの先輩方のおかげで今の自分が居ます。まだまだ強くなります。そして次は横浜で、(松井)珠紗さんと戦います。代表!次の珠紗さんとのカード、メインにしてもらえないですか?絶対に私が勝って、アクトレスガールズの未来を証明してみせます」と宣言した。

 同じくトーナメント1回戦の澄川菜摘vs夏葵は、夏葵のスピードや丸め込みを澄川がものともせずに冷静に切り返し、少林寺仕込みの強烈な蹴りで心と体を折っていく。夏葵もハイキックからジャンピングニーと突き刺していくが、澄川はお返しとばかりにパワーボムから蒼魔刀を叩き込み、最後はダイビングダブルニードロップを投下し3カウントを奪った。
 澄川は「デビューしてまだ一年ちょっとですか?それでシングルトーナメントのメンバーに入れることは本当にすごい事だと思います」と評価するも、「だけど!ね?太陽になりたいサマーファイター?太陽になりたいくせに、いつもいつも真面目ですっげぇ暗いんですよ。アクトレスガールズ盛り上げてエースになりたいんだったら、その名の通り太陽のようにいつも笑って元気にアクトレスガールズを引っ張っていってください」と夏葵を叱咤する。


 試合後にはトーナメントを勝ち抜いた2人が所属するユニット『The Royal(ザ・ロイヤル)』の前に惡斗が現れ「皇希、あぁいいねいいね、絶好調だね。だがしかし、そのラッキーも、次?松井珠紗が止めると思うんで、お前の3・12後楽園のカード、あたしが決めてやるよ。後楽園、ザ・ロイヤルと、私達ビーリベ(ビースツ・リベリオン)で戦おうか」と挑発するが、皇希は「大丈夫です。私決勝戦あるんで」と、澄川は「私はちょっと決勝で皇希と同門対決ありますんで、勝手によろしくやっといてください」と冷たくスルーした。

 トーナメント準決勝は2月23日横浜ラジアントホールにて松井珠紗vs皇希、青野未来vs澄川菜摘が行われ、決勝戦は3月12日後楽園ホールで予定されている。

 団体を牽引してきた3人と新世代の皇希、誰が新体制のエースとして君臨するのか?トーナメントの行く末に注目が集まる。

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