サウナカミーナ興行で若手の小嶋斗偉が先輩・勝俣瞬馬から殊勲の星を挙げ第3弾の開催を誓う!
DDTプロレスの人気ユニット・サウナカミーナが2月14日、東京・新宿FACEで1年ぶりのプロデュース興行『花より熱波2~みんなの知らない世界~』を開催。最終セット(メインイベント)では若手の小嶋斗偉が2カウントフォールルールながら、先輩の勝俣瞬馬から殊勲の星を挙げ、第3弾の実施をファンに誓った。
第3次サウナブームといわれるなか、2020年11月に同団体のサウナ愛好家の竹下幸之介、上野勇希、MAO、勝俣の4人がDDTサウナ部を本格始動。後にユニットとして活動を始め、2021年11月には小嶋が加入し勢力を拡大。昨年4月に竹下が米AEWへの長期遠征に出発して、単発出場となったが、残った4人が獅子奮迅の活躍を見せ、今や同団体きっての人気ユニットに成長した。
昨年2月15日、新宿大会以来となった第2弾プロデュース興行は、メンバー各選手がそれぞれ1試合ずつに出場。清めの1セット目では、MAOと勝俣の「しゅんまお」がクリス・ブルックス&高梨将弘、大石真翔&旭志織、ツトムオースギ&バナナ千賀との4WAYマッチで対戦し、俺たちのまっどまっくすからMAOが大石を押さえ込んで勝利。4セット目では上野がゴージャス松野&がばいじいちゃんとの「血で血を洗い流す正々堂々のスペシャルハンディキャップマッチ」に臨み、がばいじいちゃんのスワントーンボムを誤爆させ、松野から3カウントを奪取。5セット目では小嶋がヤス・ウラノとのシングル戦に挑んだが、ウラカンラナを切り返されて敗れた。
そして、メインでは4人が揃い踏み。試合形式は天の声として流れてくる竹下の指令で決定。まずは4WAYマッチで始まり、MAO VS勝俣、上野VS小嶋のシングルマッチ、上野&MAO VS勝俣&小嶋のタッグマッチ、上野&MAO&小嶋VS勝俣のハンディキャップマッチ、同一カードによるハンディキャップハードコアマッチへと移行。そして、最後はサバイバル4WAYマッチ(2カウントフォール&オーバー・ザ・トップロープルール)で決着がつけられることになった。
まず、上野がエプロンでの攻防の末、MAOを場外に落とし、オーバー・ザ・トップロープで失格させた。続いて、勝俣がフットスタンプから丸め込んで上野が失格。最後は勝俣と小嶋の一騎打ちになったが、小嶋が変型片エビ固めで強引に押さえ込んで殊勲の星を挙げた。小嶋には、勝利者賞として、「なにわ健康ランド湯~トピア」の「お食事&マッサージ&お泊りすべて無料」年間パスポートが贈呈された。
小嶋は「たぶん人生で初めて、勝ったときに“小嶋コール”を聞けて、メチャクチャ興奮しました。それで最高にととのいました。『花より熱波3』見たいですか? これだけ求めていただいてるんでやりましょう!」とマイク。最後はお決まりの“熱波WER!!”で大会を締めくくった。
また、今大会ではハリウッド大会(3・30&3・31)への出場権をかけた若手リーグ戦「D GENERATIONS CUP」公式戦も行われ、Bブロックでキャリア最長の中村圭吾が2連敗中だった石田有輝の炎掌で敗れ、1勝2敗となり脱落が決定。この結果、同ブロックは2月18日、名古屋国際会議場イベントホールでの小嶋VS正田壮史の勝者が決勝に進むことが確定。これを受け、小嶋は「正田君は今さら優勝に興味あるとか言ってるけど、最初はハリウッドにしか興味ないと言ってた。僕は最初から優勝もハリウッドも興味あって、どっちも手に入れるつもりで言ってた。正田君は僕が潰します。そして今日の勢いで優勝します」とキッパリ言い切った。Aブロックでは2勝で並んでいる岡谷英樹と高鹿佑也が名古屋大会での直接対決で決勝進出を争う。