死闘から一夜明けたKO-D無差別級王者・樋口和貞「竹下幸之介に勝ったので堂々とDDTのチャンピオンとして歩んでいきたい。坂口征夫を倒したい」
DDTプロレスが9月26日、東京・渋谷区のAbemaTowersで同25日、後楽園ホール大会の一夜明け会見を開き、竹下幸之介との死闘を制して、KO-D無差別級王座の2度目の防衛に成功した樋口和貞が登壇した。
樋口は「竹下幸之介、強かったという印象が強い。米国でゼロから登り詰めていって、いまだに成長し続けている男の強さを感じました。ただ、昨日は自分がそんな竹下に勝ったので、堂々とDDTのチャンピオンとして歩んでいきたい」と話した。
試合後にはイラプション時代の“兄貴分”坂口征夫から挑戦表明を受け、10月23日、後楽園での防衛戦が決まったが、「坂口さんが来たなという感じですね。オマエの強い部分も弱い部分も知ってるぞと言われて、確かにその通りなんです。あの人は自分のそういうのをすべて知っています。自分はそれを飲み込んだうえで、目の前に立った坂口征夫を倒したいと思います。坂口征夫、勝負だ!」と早くも王座死守を誓った。
また、「いつでもどこでも挑戦権」を保持する青木真也も現れ、グータッチを交わしたが、「青木真也に関しては待ってます。こっちはいつでもやられる覚悟もありますし、ずっと自分は待ってます。いつ来るのかと」と臨戦態勢。
KO-Dタッグとの2冠王者になり、両方の防衛戦が続くハードスケジュールになっているが、「2冠王者なので、きついと見ている方もいるかもしれないですけど、それが2冠王としての道だと思っているので。自分はそれに殉じるつもりで歩んでます」と語った。
「前日の試合がプロレス人生のなかで、どういう位置づけになったか?」との問いには、「自分と竹下幸之介との戦いの歴史のなかでターニングポイントになったと思う。KO-Dのなかでも新しいものが見せられたのかなという感じです。昨日が分岐点だったのかなという感じがします。これからDDT、どうなっていくか分からないですけど、これからの一つの道しるべ的なものになったのかなという感じはあります」と答えた。