「私は戦っていないと生きてる理由がみつからねえ」約3年半ぶりにMMA復帰のメルヘンレスラーマドレーヌが1R負けも「どんなオファーでもどんとこい」
1月22日(日)大阪176BOXで開催された『WARDOG CAGE FIGHT.41』。第4試合ではMMAに久々出場のマドレーヌ(ワールド女子プロレス・ディアナ)が1Rで散った。
『DEEP JEWELS』出身の"メルヘン戦士”マドレーヌが約3年半ぶりにMMAに復帰するとの一報は、派手に巷を駆け巡った。WARDOGでの試合が決まってから2ヶ月かけて肉体改造に励み、増量によるムキムキボディへ。
対戦相手は昨年7月プロデビューしたTEAM AGENTの新谷琴美。新谷も、昨年10月パンクラスに出場した際TKO負けを喫して以来の復帰戦となった。
試合開始そうそう前に出て打撃で攻めに出たのはマドレーヌ。新谷を金網に押し込めるが新谷は膝でマドレーヌのレバーをえぐる。ケージ中央でマドレーヌのミドルをキャッチして今度は新谷がマドレーヌを金網へ誘うと、そのままテイクダウン。横四方固めでマドレーヌをがっちりと抑え込み、流れるように腕を取ってそのままアームバーの態勢へ。マドレーヌが切り返すかと思いきや勝負あった。
マドレーヌのMMA復帰は大きな話題となっていただけにあっけない幕切れの瞬間、観客席からは「ええっ」という声が漏れてきた。ただマドレーヌは負けて逆に闘魂に火が点いた様子。試合後には「プロレスと並行してMMA復帰をするのは無謀かもしれないけれど両方全力で戦ってこそマドレーヌ。だから最高に私は私が好き。頑張ります。すぐにでも殴り合いできる準備はできているし、毎日プロレスの試合にも耐えられる。とにかく私は戦っていないと生きてる理由がみつからねえんだい。プロレス、MMA 、異種格闘技、ライティング、MC、どんなオファーでもどんとこいよ」と前向きなコメントを残した。
休む間もなく27日にはディアナの大会で笹村あやめとデボラKを相手に3WAYマッチが、28日は山縣優主催興行でバンビとタッグを組み真琴&柳川澄樺とのタッグマッチが控えている。
新型コロナで歩くこともままならないどん底から這い上がったマドレーヌはリング上で生き続ける。
『マリオンアパレルPRESENTS WARDOG.41』
日程:2023年1月22日(日)
開始:11:00
会場:176BOX
▼第4試合 WARDOG女子MMA 50kg契約 5分2R
●マドレーヌ(ワールド女子プロレス・ディアナ)
1R 4分20秒 アームバー
○新谷琴美(TEAM AGENT)