タイチが全日本プロレスに里帰りし「なんでこの団体が伸びないか。世間に響いてないことに気付け」と古巣に喝!

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 25日、後楽園ホールにて全日本プロレス『#ajpw Xman MANIAx』が開催。
 メインイベントでは、宮原健斗&青柳亮生&タイチ&金丸義信vsジェイク・リー&青柳優馬&SANADA&BUSHIの8人タッグマッチが行われた。

 全日本プロレスでは、50周年となる2022年は他団体や全日本にゆかりある選手たちとの交流を活発化させ、過去を振り返るとともに未来につなげていく温故知新の試合が組まれてきた。年内最終興行となるこの日のメインイベントでは、歴代の全日本プロレスエースたちが勢ぞろい。
 BUSHIはT28(テツヤ)として、SANADAは真田聖也として、タイチは石狩太一として、金丸義信はそのまま金丸義信としてかつて全日本に在籍していた過去があり、全日本の過去と現在が交差するカードとなった。


 先発はSANADAと宮原。新旧エース対決となるが、宮原が入団した2014年にはSANADAはW-1に移籍しており所属時期は被っていない。
 ハイスピードな攻防から両者タッチし、優馬がタイチを「久しぶりだな」と挑発するが、記念大会で度々闘っているにも関わらずタイチは首を傾げ、気だるげなファイトを展開。 BUSHIと亮生も新日本と全日本のそれぞれのジュニアの色を活かした攻防を見せるなど、それぞれの見せ場が目まぐるしく入れ替わる試合模様に。

 タイチのチョーク攻撃にブチ切れた和田京平レフェリーがタイチの首を絞めあげたり、SANADAとジェイクが互いに得意とするパラダイスロックの出来栄えを競い合ったり、タイチとSANADAが相撲を始めたりと、中盤戦までは明るく楽しいプロレスを展開。
 しかし、終盤には全員が大技攻勢をかけてぶつかり合う激しいプロレスが展開され、決着が付くことなく試合は30分フルタイムドローという幕引きに。

 バックステージに戻ったタイチは、鈴木軍解散前にこのカードが組まれていたことでまた金丸とタッグを組めた偶然を喜びつつ、「俺らが正真正銘、最後の鈴木軍だよ。まさかここで最後になるとは思わなかった」と苦笑。

 そしてタイチは、「もはや俺とノブおじが知ってる全日本プロレスじゃねぇよ。毎回出るたびに思うよ。アイツらいいもの持ってるけどさ、あれだけじゃもう無理だって。お前らもう気づいてるだろ?頭打ちになっているのを。なんでこの団体が伸びないか。自分たちがよくわかってるだろ。自分の胸に聞けよ。俺らは今日試合をして見えてきたものがいっぱいあったよ。もうひとつ違うステージに行かないとお前はこのままだ。世間にもっと響かせろ。前にも言ったろう?なんだ、チャンピオン。ツイッターのフォロワーの数。1万?2万?なんだそれ?世間に響いてない事に気づけ(12月25日20時時点で宮原のフォロワー数は約1.6万人、タイチは13.1万人)。前にも言ったよな?いくらお前らが能書き垂れたって、結局16,000人とかしか見ていないんだよ。興味がないってことだよ。ファンとかじゃねぇ、興味がないってことなんだよ。これじゃ団体は引っ張れない。もっと考えてこいよ。せっかくいいものは持ってるんだからさ、みんな」と、古巣の全日本へ歯痒さを感じつつ真剣な表情でアトバイス。
 しかし、最後は「じゃあな全日本、じゃあな和田京平!いつまで生きてるんだ、この野郎!」といつもの調子に戻り悪態をついて去っていった。

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