2月に引退するNOSAWA論外が全日本プロレスに乱入!「思い出じゃなく記念を残したい」とラストマッチでカシンとともにアジアタッグ挑戦!?
7日、後楽園ホールにて全日本プロレス『2022 世界最強タッグ決定リーグ戦 ~積田冷熱工事株式会社 presents~【優勝戦】』が開催。第4試合では『アジアタッグ選手権4WAYマッチ』が行われた。
11・27神奈川大会で児玉裕輔&花畑正男が王者となり、ヨシタツ&TAJIRIがリマッチを要求。さらにブラックめんそーれ&ATM、大森隆男&井上雅央が挑戦表明をしたことで史上初のアジアタッグ4WAY戦が決定した。
試合開始直後にATMがレフェリーを買収するが、ヨシタツがATMと井上を蹴散らし花畑正も打撃で圧倒。ヨシタツが大森を羽交い締めにするとTAJIRIがグリーンミストを噴射するが、これを大森が避けて誤爆させると場外戦に。
リングでは花畑正に井上がサミングからエルボー合戦となり、打ち勝った花畑正が投げようとするが、耐えた井上がバックを取ると大森がアックスボンバーで花畑正を叩き伏せる。そこを井上がフォールし3カウント。
試合直後にNOSAWA論外がリングに乱入し「2月21日東京ドームでプロレスを引退するNOSAWA論外です。最後、全日本プロレスで思い出じゃなく記念を残したいと思って、大森元取締役、次の挑戦者NOSAWA論外どうだい?」と挑戦を表明。
大森は「タッグパートナーいんのか?」と挑発するが、論外は「俺今タッグパートナー、NOAHでもいない。東京愚連隊も終わってしまう。タッグパートナーがいない、問題だ。すげー問題だ。プロブレム。よしわかった、俺のパートナーは悪魔仮面、ケンドー・カシンだ」と、はぐれIGFインターナショナルや杉浦軍でともに活動していたカシンをパートナーに連れてくることを宣言した。
バックステージに戻った論外は、「俺が全日本プロレス上がり始めてから、天龍さんにボコボコにされ、みのるとつらい思いをして……鈴木みのると一緒にいるっていうことで嫌な思いをしながら巻いたアジアタッグのベルトが4WAYってのがマジ許せねえな。時代の流れだから、サッカーと一緒でさ、俺の知らない若い素晴らしい選手が出てるのも分かるんだけど、やっぱり4WAYはおかしいだろ。『日本で一番古いタイトルで4WAYやるくらい成り下がったのか、全日本プロレスは』って気持ちもあるよね」と、第102代王者として現在のアジアタッグ戦線に苦言。
そして、「パートナーいなくてついつい“悪魔仮面”ケンドー・カシンの名前を口にしちゃったから。俺は責任取らないからな。俺は必ずケンドー・カシンを連れてくるから、責任は全日本さんが最後記念で責任を取ってくれたら。正直言うと、関わりたくなかった。めんどくさいことに。ただ、アジアタッグのベルトを見てしまったら身体が動いたというか」と語りつつ、「決定だよ。ただ、俺ケンドー・カシンの連絡先は知らないから。これは東スポが責任をもって『挑戦が決定した』『来てくれ』と。東スポに委ねる」と馴染みの記者にカシンの扱いを丸投げした。
一方、この日の大森は、入場時にNO FEARのTシャツを着用していた。その不退転の覚悟が実って1999年6月に高山善廣と戴冠して以来のアジアタッグ王座を巻いた大森は、「久しぶりのアジアタッグ、重みがやっぱり違う。帰ってくるところに帰ってきた」とほほ笑みを浮かべる。
しかし、カシンの話題になると「(論外がカシンを連れてきたら挑戦を)受けざるをえないですけど、(カシンは)来ないに半分くらい気持ちがあります。そっから勝負は始まってるんだ、来るか来ないか……」と表情を曇らせた。