坂口征夫が10・23後楽園でのKO-D無差別級王座戦に向け覚悟示した!「樋口和貞を倒すためなら、自分自身を鬼にでも獣にでも変えることができる」

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 DDTプロレスが10月21日、東京・千代田区の神田明神内で記者会見を開き、同23日の東京・後楽園ホールで樋口和貞の持つKO-D無差別級王座に挑む坂口征夫が並々ならぬ覚悟を示した。

 両者は7月上旬まで同じユニット・イラプションで行動をともにしてきた元同志で、いわば兄弟のような関係にある。2人が離れたのは“兄貴分”の坂口が樋口に“巣立ち”を促したためであって、決して仲違いしたわけではない。それだけに2人の心にはさまざまな思いが交錯しているはずだ。

 坂口は「挑戦が決まってから、自分自身に、樋口に対してもやるべきことはすべてやってきたつもり。もう何も残ってないかもしれない。一つ最後の問いかけをするとすれば、俺はチャンピオンになるために、樋口和貞を倒すためなら、自分自身を鬼にでも獣にでも変えることができる。俺にはその覚悟がある」とキッパリ。

 一方の樋口は長い沈黙の後、「ここまで来るのに非常に険しい道のりでした。遠藤哲哉、竹下幸之介、KO-Dタッグ戦後の青木真也。肉体的に非常に険しい道のりでした。ただ今回はそのどれとも違います。目の前に立つのが坂口征夫。内面をえぐられています。目の前の坂口征夫というプロレスラーとの戦いもあるのですが、自分自身との、過去の自分との戦いだと考えています。自分から言えるのは以上です。あとは23日、リング上で」と言うと、その後は一切口を閉じた。

 その発言を聞いた坂口は「いいね。ちょっと気付いてきたね。それでこそ俺が種をまいてきた成果が出たと思う。この種が23日の後楽園で花が咲いて、オマエがどう変わっていくか。いいツラ構えで、いい覚悟だ。その花がどんな風に咲くのか楽しみに待ってるよ」とニヤリ。

 10・15&16札幌で前哨戦を戦った印象について、坂口は「相変わらず強いなって。どっかで似た者同士なのかもしれない。お互い引かないし。何年前かにやり合ってた頃と変わってないので、俺も変えるつもりはない」と発言。

 まいてきた種に関して、坂口は「まいた種が確実に樋口の心に、芽が出てるから。だから今、樋口もこういう状況なんでしょ。まいた種がどんな種だったか、どんな花が咲くか楽しみではある。それをマスコミの皆さんも、お客さんも、WRESTLE UNIVRESEを見てる人にも、樋口がどんな花を咲かすのか。咲いた花を俺が踏みにじって刈っちゃうかもしれないけど、それを楽しみにしてもらえれば」と述べた。

 かねて、坂口は樋口の弱点を“心”と指摘してきたが、王者はそこを克服して、元兄貴分を超えることができるのか?

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