秋山準が“大鵬三世”納谷幸男に王道プロレスを伝承!「DDTで最高のものを持ってるかも」

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 25日、東京都・後楽園ホールにて行われた『STREET FIGHT CLUB Produced by 爆破甲子園』にて、秋山準と納谷幸男がシングルマッチで激突した。

 秋山は2014年から代表取締役社長として全日本プロレスを率いて所属選手の大量離脱後の全日本プロレスを立て直したが、昨年7月に社長職を譲ってGMに就任し、今年1月には肩書のない1選手に。そして今年6月末には「全日本での僕の役割は終わった」と自身がレギュラー参戦していたDDTへレンタル移籍。連綿と受け継がれる技術や王道プロレスの魂を伝承することが期待されており、スーパー銭湯アイドル・純烈から公認を受けたユニット“準烈”も発足するなどその存在感を示している。

 そして納谷幸男は 横綱・大鵬の孫であり関脇・貴闘力の長男。2017年に“初代タイガーマスク”佐山サトルの指導を受けてプロレスデビューし、身長201cm、体重130kgの体格を持つ逸材として未来のDDTヘビー級戦線を牽引することを期待されている選手だ。

 この日は“王道伝承マッチ”と銘打たれた両者のシングルマッチが実施。超大型選手がひしめく全日本で育ってきた秋山には、以前より納谷を覚醒させて欲しいという期待の声が寄せられており、両者のシングル戦がどのようなものになるのか注目を集めていた。

 納谷はそのパワーを生かしてショルダータックルやエルボードロップなどで突貫していくが、秋山はこれをいなして場外戦に持ち込み、鉄柵への串刺しランニングニーや納谷をエプロンに寝かせて後頭部への断崖式ニードロップを見舞うなど非情に攻め立てる“氷の秋山”の一面を垣間見せる。
 納谷は初代タイガー仕込みの蹴り技やボディスプラッシュで反撃し、ニーパッドを外した秋山のランニングニー、胴絞めフロントネックロックも耐えて見せるものの、最後は秋山のエクスプロイダーに沈んだ。

 試合後、納谷は悔しさに顔を歪めながら「負けました。それが全てです。秋山選手が何を言うかですね。自分としてはそれだけです。以上ッ!」と言葉少なに去っていく。

 一方、秋山は「やる気、前に出ようという気持ちは感じた。今まで若い選手とずっとやってきたけど、彼が一番時間かかるかも分からない。本気になってる気持ちはわかるけども、じゃあその本気をどういうふうに魅せるか。それを考えないと。いいもの持ってんだから。もしかしたらDDTで最高のものを持ってるかもわからない。その最高のものを自分でどう活かすかも本人次第だし、まだ活かしきれてない」と納谷を分析。

 そして、納谷の巨体をエクスプロイダーで投げきったことに対して話が及ぶと、「割と投げてますよ。ビッグバン・ベイダー投げてますよ。昔で言ったらスティーブさん(スティーブ・ウィリアムス)とか、そのくらいでしょ?DDTではもしかしたらすごい体重あって皆が投げないのかも分からないけど、俺はそんなんばっかりだったからね。背の高い選手はどう攻めるべきか、低い人にはどう攻めるべきか。やっぱ高い人のほうが得意だからね。どっちかと言うと。今日は足も攻めなかったけど、足攻めればいいだけだから」と笑顔で語り、歴戦の余裕を感じさせた。

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