“大巨人”石川修司がKO-D無差別級王者クリス・ブルックスとの初の前哨戦で豪快勝利!「勝ちたい力、歌いたい力、クリスの男前に悔しいと思う力で俺は勝つ!」
DDTプロレスが1月11日、神奈川・横浜ラジアントホールで『KOTATSU FIGHTING 2025』を開催した。同26日の東京・後楽園ホールで、クリス・ブルックスの持つKO-D無差別級王座に挑む“大巨人”石川修司との初の前哨戦で豪快な勝利を挙げ、ベルト獲りをアピールした。
昨年5月19日の大阪大会での6人タッグ戦で対戦した両者は、ともに「いつかシングルで戦いたい」と意識していた。クリスが同王座を保持するタイミングで、石川が1・3後楽園での次期挑戦者決定4WAYマッチを勝ち抜いて挑戦権を手中に収めた。
石川はHARASHIMA、彰人とのトリオで、シャーデンフロイデ・インターナショナルのクリス&高梨将弘&正田壮史と対戦。石川とクリスが先発し、ショルダータックル合戦。クリスがゴムパッチンを狙うも、ゴムが切れてしまい、両者、場外でゴムで首を絞め合った。石川は高梨、正田には体格差で圧倒。石川のエルボー、クリスのチョップの激しい応酬へ。張り合いから石川がジャーマンで投げれば、クリスはパイルドライバーで逆襲。シャーデンフロイデは石川にトリプル・トラースキックを叩き込み、クリスが必殺のプレイングマンティスボムを狙うも持ち上がらず、石川にショルダースルーで返された。最後は石川のスプラッシュマウンテンで高梨がごう沈した。
この日のチーム名を「スマイルスカッシュ2025」と勝手に命名し、マイクを持った石川は「クリスが勝ってほしいという空気のなか、勝ってしまいました。今日あるレフェリーに言われました。万が一勝つことがあっても歌うなと。クリスのことはリスペクトします。でも俺のほうが強いと思ってるんで。そのクリスに勝ちたい力、歌いたい力、クリスの男前に悔しいと思う力、この3本の矢で俺はクリスに勝つ」とキッパリ。
バックステージで石川は「戦ってクリスの強さ、改めて分かったし。(シャーデンフロイデの)チーム力を感じた。それに対抗するものも生まれた。前哨戦もう1回(1・18品川で)あるし、それを超えて自分が強くなると思うんで。クリスを超えたいと思います」と改めてベルト獲りを誓った。
一方のクリス「(石川は)強い。ヤバかった…」とポツリ。セコンドに就いていたアントーニオ本多は「あの壁を超えたら、君はもっと最高の王者になる! そう信じてる。頑張ってくれよ」とゲキを飛ばした。