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5月13日（水）、都内GSPメディアセンターで行われた記者会見で、WRESTLE-1とアメリカTNAのダブル所属だった真田聖也が、WRESTLE-1との契約が5月15日付で満了となり今後はフリーとして海外で活動して行く事を報告した。

真田「ちょっと報告が遅くなってしまったのですが、4月中旬でTNAとの契約が終わりまして。その後、何度か武藤社長、高木CEOと今後の話し合いをしフリーという形になりました。高木CEO体制となってこれからWRESTLE-1が新しくなっていく中で、この間の後楽園ホールも満員と聞きましたし、凄く波に乗っている状態で自分のわがままを聞いてくれた武藤社長、高木CEOには凄く感謝しております。いつか恩返しできたらいいな、と思います。今後については全く決まっていないんですけど、取り敢えず今週か来週にまた一回アメリカに戻りまして、ツアーがあるのでそれに出る予定です」

ーーアメリカでの活動を継続してやりたいと思った理由はなんでしょうか？
真田「やっぱりまだ自分の中で中途半端な状態なんですね。満足しきっていないというか。自分が納得してから帰ってきたいというのがあります」

ーーあえてWRESTLE-1との契約を終了して、ということには何か意図があるのでしょうか？
真田「去年、WRESTLE-1とTNAでダブル契約したんですけど、なんか中途半端だったんですよね。両立ってなかなか難しくて。で、海外行って思ったのが日本とアメリカのプロレスが全然別だという事です。それが大きかったですね」

ーー後ろ盾がない状態で、一から始めていきたいという事でしょうか？
真田「その方が自分のためになるかと思いまして。必死でやっているつもりでも、それよりもっと必死になるんじゃないかなと思います」

ーー今現在はどこに上がることが決定しているのでしょうか？
真田「今のところはカナダ、2年前と同じツアーなんですけれど、レネの所にオファーされたので。あとホームページにも出ているんですけど、GWFっていうジェフ・ジャレットの新しい団体にも出ることは決まっています。ただし、所属ではないです」

ーーアメリカで満足できる状況というのはどういう状況を想定しているのでしょうか？
真田「自分でもまだわからないですけど、今日本に帰ってきても誇れるものがないというか。満足することは一生ないかもしれないですけど。今じゃないなっていうのは自分の中でありますね。かといって次のWRESTLE-1の後楽園にいるかもしれないですけど、フリーなんで」

ーー生活拠点は海外に置く形になるのでしょうか？
真田「いまだに部屋を借りている状態でして。どうしようか迷っている状態ですね。その場所が不便に感じたら移るでしょうし。今日本に住所無いんですよ」

ーー武藤社長からはどんな言葉をかけられましたか？
真田「最近話した時に、俺がここでやめたって後でああやこうや言われるのが嫌なんで自分の好きなタイミングにするのが一番いいんじゃないか、と言われました」

ーーアメリカにはたとえばWWEなど多数の団体がありますが、どこか上がりたい団体などあるのでしょうか？
真田「何とも言えないですね。ただなかなかオファーって自分で攻めないと来ないので。WWEというのも可能性としてはゼロではないです、全てが一致した時とか…。まぁ何とも言えないです」

ーー将来的に日本マットに帰って来るのか、海外でずっと続けていきたいのかなどの考えはありますか？
真田「去年TNA行ったときにゴールは日本って決めていたんですよ。数年行った後に。でもそこに海外に対する欲に甘えが出たっていうのもあるので。本音を言いますと日本でやりたいというのはあります。けど今はあまり考えず無我夢中でやりたいです。アメリカに骨をうずめる覚悟でやらないとむこうでも成功しないですから。かといってまた来月のWRESTLE-1後楽園ホール大会にいるかも知れないですね（笑）」

ーー日本の他団体に興味はあるのでしょうか？
真田「興味はないと言われればウソになりますけどまだ考えられないです。人生で俺、初めてフリーになったんで。ずっと甘えてきたんで。それが嫌だったというのがあって自分を変えたいという意味でも今回行動を起こしました。だからまだなんとも言えないです」

【記事提供／WRESTLE-1】