9・4名古屋で樋口&吉村の持つKO-Dタッグ王座に挑むDBのベテランコンビが並々ならぬ覚悟を示した!HARASHIMAはKO-D無差別級を視野に、大鷲は2冠王座を返上

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 DDTプロレスが9月1日、東京・渋谷区のAbemaTowersで記者会見を開き、同4日の名古屋国際会議場イベントホールでハリマオの樋口和貞&吉村直巳が保持するKO-Dタッグ王座に挑むHARASHIMA&大鷲透のベテランコンビが不退転の覚悟で臨む姿勢を示した。

 HARASHIMAは「強いチームと戦うのは楽しみなので非常にワクワクしてます。ディザスター・ボックス(DB)から送り出した吉村が相手にいるということで、その対戦も注目されがちだと思いますけど、もう一人、樋口和貞。KO-D無差別級のチャンピオン。今度D王もあって、僕はそこにエントリーされないですけど、(無差別は)全然狙えるんで。強いハリマオの樋口から取れば、無差別級のベルトに挑戦するチャンスも出てくると思うので、ガッチリ狙っていきたいと思います」と力強く語った。

 今年のシングル最強決定リーグ戦『D王 GRAND PRIX 2022』は出場資格が40歳未満とされたため、現在48歳のHARASHIMAは出ることができないが、KO-D無差別級王座を過去10度も戴冠した“ミスターDDT”は、「ここでしっかり結果を見せていかなきゃいけない」と、現王者の樋口から直接勝利を奪って同王座挑戦を視野に入れた。

 46歳の大鷲は「バラエティー班の班長が何のこのこでてきてんだよと思ってる人もいるかもしれないですけど、俺は今回本気でそのベルトを獲りに来てんだよ。俺の本気を見せるため、一つ提案がある。俺は今アイアンマンとO-40の2本のベルト持ってる。それと併せて、そのベルトを獲って3冠と言ってたけど。O-40のベルトは(ゴージャス)松野さんだと思ってる。松野さんがいまだに言うよ。俺のベルト、ちゃんと磨いとけって。アイアンマンはバラエティーの仲間たち、すごい数の人たちが巻いてきた。そんな松野さんやバラエティーの仲間たち、そういうものをすべて捨ててこのタイトルマッチに挑もうと思ってる。ということで、俺はその2本のベルトを今ここで返上する」と退路を断ち、今林久弥GMもこれを了承した。

 王者組の樋口は「挑戦者組の心意気、2人の強さに尊敬と感謝の念があります。ただ、その尊敬と感謝の念を込めて、無差別級チャンピオンとして、タッグチャンピオン・ハリマオとして、HARASHIMA、大鷲透を飲み込みたいと思います」と発言。

 3月20日の両国国技館大会まで兄貴分・HARASHIMAとのタッグでKO-Dタッグ王座を保持していた吉村は「このタッグのベルト、個人として獲るのは4回目。もうこのベルトは自分のものだと胸張って言える。初防衛戦はDB、前にいたユニット。送り出したと言えば聞こえはいいかもしれないですけど、あのときの僕の率直な気持ちは追い出されたに近いです。送り出すと追い出すには大きな違いがある。だからこそ変わってやろうと思ってました。初防衛戦がDBというのは僕にとってはすごく意味がある。アイアンマン、O-40返上。そんなことしなくても大鷲さんの本気は伝わってる。DB、ユニット解散マッチのとき、僕ら本気だったじゃないですか。知ってるんですよ。本気の大鷲透、強くて怖い大鷲透。強くて厳しいHARASHIMA。この間の『KING OF DDT』トーナメント2回戦、HARASHIMAさんに僕が勝ちました。僕のなかでは超えたなんて思ってない。何回もやったうち、たった1回勝っただけ。でも、このベルトをかけて戦う名古屋。この試合で僕はHARASHIMAさん、大鷲さん、2人を超えます」とキッパリ。

 タッグ結成から1ヵ月弱であっという間にタッグ王者まで登りつめたハリマオに対し、大鷲は「自分が名乗りを挙げたいと思わせるくらい魅力あるタッグチーム。だからこそねじ伏せたい気持ちも出てきました。久しぶりにガッチリやり合いたいという相手が現れたなという感じです」と話した。

 タッグチームとしての挑戦者組に関して、樋口は「DBという歴史もあるし、樋口個人としては、対HARASHIMA、対大鷲透という歴史もある。そのなかで一筋縄では絶対いかないだろうという。DDTの歴史との戦いでもあると思ってるので、そう簡単にはいかない。それでもこの2人をハリマオで飲み込みたいと思ってます」、吉村は「(8・24)新宿で、HARASHIMAさん、大鷲さんと吉村、大石(真翔)で対戦したときは僕たちの知らないDBだった。その2人が組んで強いことは知ってるし、2人の強さも知ってる。このベルトをかけてハリマオとしてやって、僕自身がこの2人を超える戦いだと思ってます」と語った。

 ベルトを奪取した暁には、「どうDDTを盛り上げていくか?」の問いに、HARASHIMAは「最近若い選手、チームが注目されがちですけど、僕らだからできる戦い、僕らだから出せる味、色、チャンピオン像というのがある。そういうのを見せたうえで、いろんなチーム、選手とどんどん戦っていきたい」、大鷲は「DDTの世代交代が進んで、40オーバーの人たちの居場所がこの先なくなっていくんじゃないかという状況なのかもしれないけど、我々はDDTの歴史であって、DBは17年、18年やり続けて。どんなにDDTが変わっても、DDTはここにあるっていうのを見せていくために、まずは先のことより、アレを必ず手に入れること。それが一番です」とともに力を込めた。

 また、この日、50歳の誕生日を迎えた今林GMが9月7日の後楽園ホール、8日、9日(昼夜)の北沢タウンホールで開催される「まっする」が最終回となることを改めてアナウンスした。

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