漫画家・やしろあずきがボクシングトーナメントで優勝!けもフレ福原Pやゆるキャラが殴り合い!
8月30日、中野サンプラザにてアニメ監督プロレスラー福士"赤天狗"直也が代表を務める天狗工房主催の興行『爆裂夏祭り2022』が開催。オープニングファイトとして『第一回エンタメファイターズトーナメント 2022旗揚げイベント 2分1R(ボクシングルール)』が行われた。
年に1度『爆裂忘年会』として新宿で開催されている本興行には、エンタメ業界の様々な選手が参加し立ち技ルールでの試合が行われてきた。今年は来年閉館となる中野サンプラザに会場を移し、3人1組の計5チームでボクシングトーナメントが行われることに。
けものフレンズプロデューサーなどを務めた福原慶匡率いる『福原軍』、AKIBA観光協議会執行役員の加賀秀祐率いる『AKIBAチーム』、漫画家・やしろあずき率いる『やしろあずきチーム』、妖怪総大将ぬらりひょん率いる『妖怪チーム』、プリパラシリーズなどのアニメ制作会社アスラフィルムの社長・望月重孝率いる【アニメ制作会社チーム】がステージに登場。
1回戦第1試合は福原軍とAKIBAチームの戦いとなったが、本来AKIBAチームに所属しているはずのゆるキャラ・ちょうせい豆乳くんが姿を表さずに3vs2の構図に。加賀が健闘して2人抜きをするが、大将として出てきた福原がデトロイトスタイルからのラッシュを仕掛けスタンディングダウンを奪う。そのまま判定までもつれ込み、福原軍が準決勝へ。
1回戦第2試合はやしろあずきチームと妖怪チームの戦いだが、先程姿を見せなかったちょうせい豆乳くんがAKIBAチームを裏切りやしろチームのメンバーとして登場。妖怪チームの先鋒はアイドルユニット100-YOKAI(ひゃくよーかい)の稲荷ノ宮キツネが出てくるが、狐火ビビビームが豆乳くんに効かないとみるや100-YOKAIメンバーをリングに召喚し豆乳くんを引き倒し、身動きが取れなくなったところをボコボコに。アイドルがゆるキャラをリンチするという凄惨な状況を見てレフェリーが反則を言い渡した。
次鋒で妖怪総大将ぬらりひょんが出てくるが、100-YOKAIメンバーは先程自分たちがしたことを反省したのか「可哀想!」と豆乳くんを守りプロデューサーでもあるはずのぬらりひょんをボコボコに。日頃の恨みか場外で客に見えない場所でも殴り続け失格させると、大将で出てきたビューティ吉田がパワフルなロシアンフックで豆乳くんの鼻を折り勝利。そのままの勢いで、某社代表取締役のてっぺーとやしろあずきをボコボコにして3人抜きの大勝利。
準決勝は福原軍とアニメ制作会社チームとなり、一回戦で奮闘していた『憂国のモリアーティ』や『ディアホライゾン』の脚本家である福原軍の高林祐樹がアスラフィルム社長の望月重孝と必死の殴り合いでドローへもつれ込む。制作会社チーム次鋒として出てきたシステムエンジニアのモニカが、長い手足を活かしたリーチでなんなく大将を引っ張り出し福原vsモニカへ。この2人は2020年の爆裂忘年会で戦っており、そのさいに福原のフックでモニカは肋骨を骨折する怪我をおっている。
素人同士とは思えない殴り合いを見せた2人だったが、判定となりアグレッシブさを見せたモニカの勝利へ。
ついに決勝戦となったが、妖怪チームのぬらりひょんが「怪我をした」と仮病を使い、嫌がるやしろあずきを強引に代打として召喚。さらにキツネもちょうせい豆乳くんを召喚し、やしろ軍との混合チームでアニメ制作会社チームに挑む事に。
鼻が折れた豆乳くんがなりふり構わずラッシュを仕掛けてOGIKUBO100Wと望月重孝を相手に2連勝するが、大将のモニカが容赦なく顔面にダブルパンチを叩き込んでリーチの外から動きを止めての大人気ない勝利。
副将のやしろがリングに上がるがお互い連戦で疲労が見え、やしろが荒ぶる鷹のポーズで挑発すればモニカはトリケラトプス拳で対抗。やしろはブリッジで牽制したのちボディに組み付いた後ジャブで牽制するが、ここで両者のパンチが顔面に当たりダブルダウンに。そこへ妖怪チームが乱入してリング上がハチャメチャになったため両者失格に。これで妖怪チームが一人残りで優勝となった。
一番試合数をこなしてボロボロになった豆乳くんが「ダウンだけはしないようにと思ってたんですけど、3人連続はもう勘弁してください。皆さん本当にありがとうございました。ありがとうにゅー」と涙ながらにマイクを行い、初開催となったボクシングトーナメントは大団円に。
チームの勝利に貢献したやしろはすっかり妖怪と化したのか、三角コーンを会場に残し100-YOKAIメンバーと中野の闇へと消えていった。