シングル二冠王の真霜拳號が20年来の盟友・十嶋くにおを下して王座防衛!木髙イサミを後楽園ホールで迎撃へ!

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 28日、千葉・2AWスクエアにて『GRAND SLAM in 2AWスクエア』が開催され、真霜拳號が20年来の盟友・十嶋くにおを下して2AW無差別級選手権王座を防衛した。

 本来であれば今大会では2AW無差別級選手権試合、2AWタッグ選手権試合の2大タイトルマッチが行われる予定であったが、チチャリート・翔暉、滝澤大志、吉田綾斗、浅川紫悠がコロナ陽性判定を受け欠場。
 吉田綾斗&エクシリオvs花見達也&仁木琢郎の2AWタッグ選手権試合は、9月11日『GRAND SLAM in 後楽園ホール』に延期となった。

 メインイベントでは、真霜拳號vs十嶋くにおの2AW無差別級選手権試合が実施。
 現在、十嶋くにおは真霜と紅炎のチームメイトとして活動しているが、過去を辿れば2人は常に同じユニットに属し、KAIENTAI DOJO時代には2人でタッグ王座を戴冠したこともある盟友とも呼べる存在。

7月31日に行われた『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』で羆嵐から2AW無差別級のベルトを防衛した真霜へ挑戦表明をしたのは、木髙イサミと十嶋くにおというKAIENTAI DOJO初期を支えた盟友の2人。
 最終的には十嶋が挑戦することとなったが、真霜はリング上やSNSで、同じユニット内での対決は反対という意思を示していた。当初は『同じ志や考えがあって普段組んでいる人間とは戦いたくない』と主張していたのの、20年来の関係である十嶋の本気を確かめたいという理由で挑戦を受ける決意を固めた。

試合は両者が歩んできた歴史を確かめ合うかのような真っ向からのぶつかり合いを展開。一進一退の攻防の末に得意技のぶつかり合いとなり、最終的には真霜の無道で十嶋が敗れた。

  32分22秒の激闘を終えた真霜がマイクを握り、「十嶋、やっぱお前はつえーわ。今の流行りのプロレスじゃねぇけど、20年前から俺らは当たったらこんな感じだよ。素早い攻防とか、難しい技とかそんなんじゃねんだよ。シンプルに殴って、投げて、決めて、どっちが強いか、そういうプロレスを20年やってきたんだよ。そして俺も十嶋もここまで強くなった。十嶋どうだ?久々に本気出して」と問いかける。

 これを受けた十嶋は「まずさ、こんなボコボコにしてよ。強くなったはないだろ。あと俺は、今まで俺は強い後輩や同期に隠れて、逃げてたんじゃないかなって思うんだよな。でもこれからは俺なりのやり方でトップ目指して行くから」と語り、真霜と絆を深めた。

 その後、次期挑戦者に決まった木髙イサミがリングに上がり真霜と対峙。両者の対決は 9月11日『GRAND SLAM in 後楽園』にて行われることとなった。
 今月25日に初代タイガーマスク率いるストロングスタイルプロレスのシングル王座・レジェンド選手権も獲得してシングル二冠王となった真霜に敗北は許されない。千葉に残って頂点を極めんとする者と千葉を出て頂点を極めんとする者との闘いの行方に注目したい。

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