後楽園ホールで2年半ぶりに声出し応援解禁!新型コロナに奪われた本来のプロレス観戦の形が復活へ

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 14日、東京都・後楽園ホールにてDDTプロレスリング『Road to PETER PAN 2022 in KORAKUEN~みんなで声出そう!~』が開催された。

 今大会は、会場収容可能人数の50%収容のソーシャルディスタンスを保った座席配置とし、不織布マスクの着用を前提とするなどの条件付きでコロナ前と同じように声を出して応援できる大会。まだ以前と全く変わらぬ形とは行かないものの、約2年半ぶりに聖地・後楽園ホールで声援が復活した。

 観衆の「DDT後楽園大会、スタート!」の大合唱で始まった今大会。
 第1試合では男色ディーノらの“フェロモンズ”が繰り出すセクシームーブに黄色い声が上がり、股間やお尻の穴などを活用した耽美な技の数々には歓喜の悲鳴。謎の白ブリーフ男の正体が竹田光珠であったことが判明すると驚きの声が溢れるなど最初から観衆の様々な感情が爆発。
 第3試合でデビューした正田壮史には対戦相手のHARASHIMA以上の声援が飛ぶ場面もあった。試合に敗れはしたものの、コロナ禍に入ってからデビューした新人でデビュー戦から声援を受けた選手は数少ない。正田はDDTファンの声によって最高のデビューを迎えることが出来たと言える。
 そしてセミファイナルで行われたDDT EXTREME王座戦の“蛍光灯IPPONデスマッチ”では蛍光灯を巡って争う彰人とジョーイ・ジャネラの激しい頭脳戦に会場が大熱狂し。観衆が「蛍光灯!蛍光灯!」と蛍光灯を応援する選手コールを合唱するという恐らくDDTでしか見られない光景も繰り広げられた。

 メインイベントでは、迫る8月20日の大田区総合体育館で行われる樋口和貞vs遠藤哲哉のKO-D無差別級王座戦の前哨戦として、樋口和貞&吉村直巳vs遠藤哲哉&秋山準のタッグマッチが実施。
現KO-Dタッグ王者でもある“ハリマオ”と、遠藤&秋山“バーニング”が激突するという前哨戦ながら豪華なカードに観衆は大興奮。最後は吉村が秋山を下して勝利し、HARASHIMA&大鷲透がハリマオのタッグ王座に挑戦を表明。
 観衆が拍手と声援を送る中、“いつでもどこでも挑戦権”を持った青木真也がリングに現れ緊張が走るが、青木は特になにもせずリングを横切って退場。場内は一転して笑いに包まれ、DDTが目指す“緊張と緩和”の世界が広がった。

 そして最後は樋口と遠藤がマイクを持って向かい合い、テレビ朝日が8月13日に放映した『プロレス総選挙』でDDT選手の名前が1人も挙がらなかったことを自虐するでもなく真剣に憂うという今のDDTらしさを見せて大会は終わった。

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