メロン記念日の熱狂的ファンが初代インディー統一王座を戴冠し「この栄光を、ハロープロジェクトのすべてに捧げるよ」

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 19日、東京都・新宿FACEにてTTTプロレスリング『TTT BIG MATCH 2022』が開催され、藤原秀旺&ガーリン・シュー・ペローズB(後藤恵介)&ガーリン・シュー・ペローズC(竹田光珠)がTTT認定インディー統一6人タッグの初代王座を戴冠した。

 TTT(TOTAL TRIUMPH TEAM)とは、故・ターザン後藤さんに薫陶を受け、ミスター雁之助を師に持つ黎明期インディープロレスの後継者的存在であるガッツ石島が2020年1月に“インディープロレス統一”を掲げて旗揚げした団体であり、PWC、FMW、IWA JAPANなどの流れを汲むベテラン選手たちが数多く参戦中。90年代インディープロレスの“おもちゃ箱をひっくり返したようなプロレス”の魂を令和の世に伝え続けている団体だ。

 TTTでは、かつてガッツ石島が率いた団体『ガッツワールド』が管理していた6人タッグ王座・GWC6人タッグ王座を復活させて運用していたが、TTTも団体として軌道に乗ってきたことからシングル王座、タッグ王座に続いて独自の6人タッグ王座・TTT認定インディー統一6人タッグ王座を創設。
 新王座の設立に伴い、GWC6人タッグ王座は2度目の封印。新王座の初代王者決定戦は、GWC6人タッグ王座の最後の王者である政岡純&木下亨平&青木魔太郎と、彼らと因縁ある藤原秀旺&ガーリン・シュー・ペローズB(後藤恵介)&ガーリン・シュー・ペローズC(竹田光珠)によって行われることとなった。

 挑戦者チームの首魁である藤原秀旺は、黎明期インディープロレス界を生き抜いてきたキャラの濃い選手たちによる群雄割拠が展開されているTTTの中でも一際異彩を放つどインディー界隈の怪人。
 秀旺は、入場後にリング上で仲間たちとチンチロや鷲巣麻雀を行ったり、「脱原発を進めて俺の地元・岩手県花巻市大迫町に2.5兆円かけて水晶パワーによる発電センターを作る」と謎の政治的主張を行ったりといった独特な世界観や過激な言動でコアなインディープロレスファンからカルト的な人気を誇る。
そして秀旺はグループ解散から10年以上経った今も『メロン記念日』を愛し続けており、“100%メロ~ンジュース(※高角度パワーボム)”、“ロマンチックを突き抜けろ!(※変形バックドロップ)”、 チャンス of LOVE(※フライングニールキック)、メロンティー(※ジャンピングDDT)といった同グループにちなんだ名を付けた必殺技を使うことで啓蒙活動を続けている。

 関西インディープロレスシーンで絶対的な実力を誇る政岡らは序盤から鉄壁のチームワークを見せるものの、筆舌に尽くしがたい奇っ怪な動きしかしないガービー&ガーシーの動きを受けて動揺し、連携にほころびが生じてしまう。
 その勝機を見逃さず、インディー界屈指の体格を誇る秀旺はジュニアヘビー級揃いの政岡らをパワーファイトで圧倒。政岡&木下の分断を受けてローンファイトを強いられ魔太郎に100%メロ~ンジュースを回避されるというピンチに陥るものの、カウンターでチャンス of LOVEを叩き込み、最後はロマンチックを突き抜けろ!で叩きつけて勝利。


 試合後、見事初代王者となった秀旺は「この勝利もハロープロジェクトに対しての愛だから、このベルトを守り続けるよ。OCHA NORMAもデビューするし。言いたいことはまあ1つだけだよ。この栄光を、ハロープロジェクトのすべてに捧げる」と言い残し、夜の歌舞伎町へと姿を消した。

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