「コロナで固まって苦しくなった心を少しずつ解きほぐしてやりたい」棚橋弘至がAEW暫定世界王座戦進出を決めアメリカでジョン・モクスリーと対戦へ!

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 12日、大阪府・大阪城ホールにて新日本プロレス『DOMINION 6.12 in OSAKA-JO HALL』が開催され、棚橋弘至がジョン・モクスリーとAEW暫定世界王座戦を行うことが決まった。

 AEW世界王座はCMパンクが保持しており、先月には棚橋弘至がアメリカに乗り込んでいってパンクに挑戦表明。6月26日に行われる新日本とAEWの合同興行でパンクvs棚橋という夢のカードが実現するかと思われたが、パンクは今月に入って負傷欠場。
 パンクの王座は返上されること無く、新たに暫定王者を決めることが決定。新日本とAEWでそれぞれ暫定王座戦へ出場する代表者を決めることとなった。


 こうして実現したのは、新日本が苦しい時期から最前線で闘い続けてきた棚橋と後藤のAEW暫定世界王座戦進出者決定戦。
 試合は互いの歩んできた歴史を確かめ合うかのような丁寧なレスリングに始まり、後藤は棚橋の首に狙いを定めて一点集中攻撃。棚橋もかつて後藤のアゴを折ったこともある強烈なドラゴン張り手で反撃していくが、後藤は牛殺し、棚橋の足をロープにかけて「せーの!」と掛け声をかけながらの1人GYRなどで猛攻
 後藤はGTWを狙うが、棚橋はゼロ距離スリングブレイドで切り返し、GTRもしのいでドラゴン張り手から正調スリングブレイド。さらにハイフライアタックからのハイフライフローと黄金パターンを決めて3カウントを奪った。
 
 これにより、棚橋は先に暫定王座戦進出を決めていたジョン・モクスリーとの対戦が決定。
 バックステージに戻った棚橋は、「やるべきことがある。人に頼りにされる。団体に代表を、『行ってこい』と任される。こういったことがどれだけ嬉しいことか、今回のAEWの挑戦で身に沁みました。USヘビーを失って、もう1回もう1回って思うけど、『G1』も今日発表されてあるけど、『棚橋がいいんだ』と、『お前に来てほしい』と。何度でも何度でも立ち上がれます」としみじみ語る。

 そして「少しずつ状況が良くなってますけども、今のプロレス界、日本、世界、エンターテインメント全般に言えることだから。プロレスも絶対に諦めず、今まで以上の新しい形を作っていきますよ。その第一歩、日本でもアメリカでもこうして行き来して、試合が出来て、『今まで通りじゃないか』と。『棚橋、しょっちゅう外国に行っているけど大丈夫なんだ』と。まあ、気をつけることは前提にして、このコロナで固まって固まって、小さくなって苦しくなった心を、少しずつでも少しずつでもいいから俺は解きほぐしてやりたい。そして、心からプロレスを楽しめるその日まで、俺は諦めないから。信じてついてきてください」と未だコロナ禍に苦しむ世界中のファンに向けてメッセージを贈った。

 一方、後藤は「棚橋弘至、AEWに負けんじゃねえぞ!お前は新日本プロレスを、ストロングスタイルを代表して出るんだからな。しかし、相変わらず俺の未来は見えねえな。言っとくけど、暗くて見えないんじゃねえぞ? 明るすぎて見てないだけだ」と棚橋に真っ直ぐなエールを贈りつつも後藤らしいコメントを残した。

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