【試合詳細】5・27 ベストボディ・ジャパンプロレス新宿FACE大会 【BBW無差別級】島谷常寛vs吉田和彦 【BBWタッグ】ライジングHAYATO&イマバリタオル・マスカラスvs大和ヒロシ&ベストボディ・ベイダー 大鷲透&男色ディーノ&バキュームけーすけvs遠藤哲哉&石井慧介&アントニオ小猪木&前口太尊

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『ベストボディ・ジャパンプロレス~BBJ SATSUKI 2022~』
日程:2022年5月27日(金)
開始:19:00
会場:東京都・新宿FACE
観衆:301名

▼エキシビション タッグマッチ
谷口智一/○なべやかん
7分22秒 腕ひしぎ逆十字固め
木村昌嗣(練習生)/●榎本高志(練習生)

▼『SEXY BODY JAPAN 2022 May』~セクシーボディの美女コンテスト^
第1ラウンド:規定ポーズ審査
第2ラウンド:パフォーマンス審査(大会の後半)

▼女子タッグマッチ
チェリー(フリー)/○赤井沙希(DDT)
12分17秒 新人賞→片エビ固め
竹林早苗/●しゃあ(愛媛)

▼タッグマッチ
[ダンカンプロレス軍団]諸橋晴也(フリー)/○鈴木悟(フリー)
9分34秒 チョークスラム→体固め
政宗(フリー)/●唐澤志陽

▼ハンディキャップタッグマッチ
大鷲透(フリー)/男色ディーノ(DDT)/●バキュームけーすけ
19分26秒 合体パワーボム(未遂)
○遠藤哲哉(DDT)/石井慧介(ガン☆プロ)/アントニオ小猪木(西口)/前口太尊(飯伏プロレス研究所)

▼BBWタッグ選手権試合
【第6代王者組】○ライジングHAYATO(愛媛)/イマバリタオル・マスカラス(愛媛)
13分57秒 しまなみドライバー→片エビ固め
【挑戦者組/ダンカンプロレス軍団】ベストボディ・ベイダー/●大和ヒロシ(フリー)
※第6代王者組が初防衛に成功。

▼BBW無差別級選手権試合
【第3代王者】●島谷常寛(フリー)
13分37秒 横入り式エビ固め
【挑戦者】○吉田和彦
※第3代王者が2度目の防衛に失敗。吉田が第4代王者となる。

吉田和彦が33歳差を覆し島谷常寛からBBW無差別級王座奪取!HAYATO&タオルがDPGを退けタッグ王座初V!第3回セクシーボディ・コンテスト出場者がイケメン王者にケツバット連打!?

エキシビジョンマッチ


この試合の評価次第では次回大会でのデビューもありえるという練習生2人のエキシの相手は、谷口CEO&前やかんという現6人タッグ王者の大物タッグ。

 4人それぞれ握手を交わし、やかんと榎本の対面でゴング。
 バックの取り合いを制したやかんが首投げからスリーパーホールド。レッグロックから袈裟固も、榎本がヘッドシザースで切り返して両者タッチ。

 谷口と木村がロックアップで押し合い、パワーで勝る谷口が押し込むも木村はショルダータックル。谷口は正面からこれを受け止めていくが木村は2発、3発とぶつかっていき谷口をなぎ倒してスピニング・トゥーホールド。引き起こしていくが、谷口は軽々と持ち上げてボディスラム2連発からやかんにタッチ。
 やかんはエルボースタンプ連打からコーナーに振って串刺しバックエルボー。さらに木村をエルボー合戦に誘って打ち合っていく。これは体格に勝る木村が優勢に進めるも、木村がロープに飛ぶとやかんはカウンターの低空ドロップキックでヒザを撃ち抜き、両者タッチ。

 谷口が出てくると、榎本はドロップキックを2連打も、谷口は倒れず耐え、串刺しラリアットの連打からロープに飛んでラリアット。さらに逆エビ固めも榎本はなんとかロープに逃れて木村にタッチ。
 谷口と木村は逆水平チョップで打ち合っていき、谷口が打ち勝ってなぎ倒しやかんにタッチ。
 やかんは側頭部への低空ドロップキックからバックドロップを狙うが、木村はニークラッシャーで切り返し、ボディスラムで叩きつけて榎本にタッチ。
 榎本はストンピング連打からロープに飛んでドロップキック。さらに引き起こしていくが、やかんが組み付いてバックドロップ。さらに榎本の首に足をかけながら転がす形で入る腕ひしぎ十字固めで榎本からタップを奪った。

第1試合(『SEXY BODY JAPAN 2022 May』)


(↑写真左からエントリーナンバー1番:武田登与美さん、2番:中田明美さん、3番、木村美弥さん、4番:寺岡優美さん)

(↑写真左から5番:小川由樹さん、6番:葉山愛理さん、7番:児島あいりさん、8番:小沢いくみさん)

 第3回目となる今回は、評判を聞きつけて前回、前々回に勝る応募数があり、上限である8名がエントリー。

 第1試合枠で行われた第1次~第2次審査では、フロントポーズ、サイドポーズ、バックポーズとベストボディ・コンテストでの規定ポーズを取っての審査が行われ、続けて各々が自由に自身のセクシーさをアピール。最終審査は大会後半に行われる旨がアナウンスされた。

第2試合


 若手vsベテランの構図となる女子タッグマッチ。前回大会にて、首の負傷から約10ヶ月ぶりの復帰を果たした竹林は復帰第2戦で大金星を飾れるか。

 試合前に若手2人が握手を求めるも、ベテラン2人は仲間同士でだけ握手を交わし、赤井と竹林の対面でゴング。
 リストロックの応酬となるも、赤井はその長い脚をロープに伸ばすて悠々とロープブレイク。竹林も同じく足の長さを生かしたロープブレイクを狙うも、足がかかる寸前で赤井に引っ張られてブレイクはならず、そのままヘッドロックに捕らえられる。これを抜け出した竹林に赤井がビッグブートを発射も、竹林は必死の回避を見せ両者タッチ。
 
 チェリーとしゃあの対面となり、リストロックの応酬からチェリーがカニバサミで倒して変形キャメルクラッチ。さらにしゃあの桃色の髪をブチブチと引き抜いてばらまいたり背中をガリガリと引っ掻いたりとダーティファイトを見せ赤井にタッチ。
 赤井はしゃあにサッカーボールキックを見舞いチェリーにタッチ。
 チェリーはスイングスリーパーホールドからマウントエルボーを連打し赤井にタッチ。

 赤井はしゃあにプラチナムロック。チェリーも参加して顔面を蹴りつける中、赤井はファンに笑顔で手を振ったり複数のポーズを決めて写真撮影に応じたりと余裕たっぷり。
 代わるチェリーはしゃあをコーナーへと叩きつけていくが、しゃあがミサイルキックで反撃し竹林にタッチ。


 竹林はチェリー、赤井へそれぞれドロップキック。さらにゴリーボムの形で落とす変形ブルーディスティニーからY字バランス式ギロチンドロップ。さらに619を発射もチェリーが回避しヒザへの低空ドロップキック。片膝を突いた竹林を踏み台にして飛びつき、腕十字から三角絞め、さらに腕十字へと切り替えてタップを迫るもしゃあがカット。

 竹林&しゃあは2人でトレイン攻撃を狙うものの、連携攻撃どころか味方をコーナースルーするにも慣れておらずまごまごしている間にチェリーが回復し2人の攻撃を誤爆させ、2人を重ねてフットスタンプ。さらにチェリーが飛びつき腕十字を狙うが、飛びつかれた瞬間に転んでしまった竹林は奇しくも腕十字をまぬかれてエビ固め。思わぬ形で返されたチェリーはキックアウトして赤井にタッチ。

 赤井は竹林にジャンピングミドルキック、串刺しビッグブート、サッカーボールキックと連打。竹林がエルボーを連打して抵抗するも、赤井がミドルキック一発で黙らせて貫通ビッグブート。赤井がロープに飛ぶも、竹林はカウンターのスピンキックをクリーンヒットさせ、しゃあにタッチ。

 しゃあは赤井にエルボー連打からランニングネックブリーカードロップ。さらに鎌固めも、チェリーが足払いをかけることでカット。ここに竹林が加勢に入り、先程よりはスムースな動きで赤井にトレイン攻撃を見舞い、しゃあがミサイルキック。しゃあはブレーンバスターを狙うが、赤井がブレーンバスターで投げ返し、そのまま首のロックを解かずフロントネックロック。ここへチェリーが「どっこいしょ!」と大外刈りで叩きつけ、赤井が新人賞を発射。しかししゃあはこれをかわしてスクールボーイ、スモールパッケージ、バックスライドと丸め込み連発で粘りを見せるが、キックアウトした赤井がハイキックをクリーンヒットさせ、最後は新人賞で沈めた。

第3試合


 試合はDPGの奇襲からの場外乱闘に始まり、唐澤が集中砲火を浴びる。
 唐澤は鈴木の延髄斬りからミドルキック連打で反撃していくが、体格差は如何ともし難く鈴木に耐えられてボディスラムで叩きつけられてしまう。
 代わる諸橋はストンピング連打から鈴木にタッチ。
 鈴木はロープに振ってバックエルボーからエルボードロップ。諸橋にタッチ。
 諸橋は背中へのひっかき攻撃からスリーパーホールド。引き起こしてバックエルボーからナックル攻撃連打。さらにクォーラルボンバーを狙うが、唐澤がカウンターのゼロ戦キックを叩き込み、政宗にタッチ。

 政宗は諸橋へダイビングクロスボディからチンクラッシャー、河津掛けのコンボ。さらにダイヤル固めからゆりかもめに入るも大和がカット。諸橋はレフェリーを突き飛ばして目線を逸らさせ、政宗を急所蹴りで怯ませてからショルダータックルで吹き飛ばし鈴木にタッチ。

 鈴木はロープに飛ぶも、政宗がカウンターのドロップキックを叩き込み、唐澤にタッチ。
 両者向かい合ってエルボー合戦、ミドルキック合戦を展開し、打ち勝った鈴木がファイヤーマンの体勢も唐澤がバックを取りながら胴締めスリーパーに捕らえてグラウンドに引き倒す。鈴木がロープブレイクすると、援護に入った政宗がスイングネックブリーカーで追撃し、唐澤がサッカーボールキック。もう一発を狙うが、鈴木がキャッチして逆水平チョップでなぎ倒し、諸橋とのトレインラリアットからブレーンバスター。さらに芯喰う飛び膝蹴りからのチョークスラムと連撃し、唐澤から3カウントを奪った。

第4試合


 本来は、大鷲透&男色ディーノ&伊橋剛太&バキュームけーすけvs遠藤哲哉&石井慧介&アントニオ小猪木&前口太尊の8人タッグマッチが予定されていたが、伊橋の欠場によってハンディキャップマッチに。
 ディーノは「お前らのせいで伊橋は……!」と涙ぐみ、大鷲は「伊橋、見ててくれよ」と天を指差すなど、遠藤らのせいで伊橋がお星さまになってしまったかのように悲しみつつ、敗北要因の塊であるけーすけを敵軍に押し付けようと画策するも失敗。

 大鷲は、「出てこいチャンピオン!」とKO-D無差別級王者の遠藤との一騎打ちを要求しゴング。
 途中から大鷲が正座して遠藤を見守る2人の華麗なルチャムーブの応酬に観衆から拍手が起きると両者見得を切ってタッチ。
 けーすけと小猪木の対面となると、解説のブル中野さんから「全ッ然練習してないのがわかりますね~」とけーすけの肉体に対し批判以上に辛辣な感想が述べられる。けーすけは小猪木に挑発の言葉をかけようとするが、小猪木が途中で「うるせぇバカ!」と遮ってチョップ。さらにコブラツイスト。けーすけは腰投げで切り返して「バキューーーーム!」と長い必殺技コールからバキュームプレスも、小猪木が下から両足で顔面を蹴り上げてカウンター。
 ディーノと太尊の対面となると、ディーノは早速初めて味わう太尊に舌なめずりをしながらカニバサミで倒して寝バック。さらにタイツに手を突っ込んでの男色クロー。さらに太尊の手を自信の股間へと導こうとするが、太尊が振り払ってミドルキック。さらに石井をの連携攻撃を狙うが、ディーノは2人にまとめてコンプリート♂ショット。けーすけにタッチ。

 けーすけは見よう見まねで格闘家のような構えで向かっていくが、太尊の冷静なローキックに悲鳴。あっという間に崩れ落ちると太尊がマウント掌底を連打。大鷲はゆっくり歩いてカットに訪れ、しばらくニコニコ笑ってけーすけがやられている様を眺めてからカット。
 大鷲の逆水平チョップと太尊のミドルキックの打ち合いとなり、大鷲が優勢も太尊がドロップキックを見舞って反撃し、両者タッチ。

 石井とけーすけの対面となるも、石井はけーすけをガン無視してディーノへ向かっていき打撃合戦を展開。けーすけは「けーすけ(慧介)!俺のことも見て!」と“けーすけ対決”を要求してロープに飛び、石井の攻撃をかわし続けるものの最終的にビッグブートの餌食に。しかし、石井のパワーボムをフランケンシュタイナーで切り返すという意外な切り返しを見せ、石井が吹っ飛んだ先にはディーノが待ち構えており、リップロックの餌食に。
 ディーノは「お待たせしました皆さん。私は今からアナルを晒す。私の晒したアナルにブチ込むがいい!」とコーナーに上って地獄門を開門。石井、太尊、小猪木が地獄門に吸い込まれて意識を失う中、遠藤だけはディーノのアナルをヒールキックで貫いて反撃に成功。さらに遠藤は大鷲&けーすけにオーバーヘッドキックを見舞い、3人をリング中央に並べてからコーナーに上がり、バーニングスタープレスで試合を決めようとする。

 しかし、ここで突如軽快なミュージックとともにセクシーボディ・コンテスト第3次審査『ケツバット審査』が行われることがアナウンスされ、美女8名がリングに入場。
 コンテスト出場者が好きな選手を選び、その選手にケツバットを叩き込むことで肉体美を披露するパフォーマンス審査であることが説明され、選手たちは大ブーイングも抗議は認められず。








 武田さんは小猪木を、中田さんは大鷲を、木村さんはディーノを選んでケツバットも、やはり最も人気が集中したのは若いイケメンである遠藤。
 残る5人は全員遠藤を選んで全力のケツバットを叩き込んでいき、遠藤の尻は真っ赤に腫れ上がってしまう。

 審査が終了し、美女たちが退場していくと、ディーノが満身創痍の遠藤にファイト一発から男色ドライバーを狙うが、小猪木の延髄斬り、太尊のタイキックでカット。さらに石井がディーノの尻めがけてケツバットをフルスイングも、先の2発でダメージが深かったディーノが倒れ込んだためケツバットが遠藤に誤爆。
 あまりの激痛にのたうち回る遠藤をけーすけがスクールボーイで捕らえて漁夫の利を狙うが、これが怒りを買い4人で袋叩きにされた挙げ句に4人での合体パワーボムの体勢へ。掲げ上げられた段階ですべてを諦めたけーすけが全力でギブアップを叫び、試合は終わった。

『SEXY BODY JAPAN 2022 May』結果発表


第1位:小川由樹(5番)
第2位:中田明美(2番)
第3位:葉山愛理(6番)
第4位:木村美弥(3番)
第5位:小沢いくみ(8番)

(※写真前列左から、小沢いくみさん、葉山愛理さん、小川由樹さん、中田明美さん、木村美弥さん。後列左から児島あいりさん、武田登与美さん、寺岡優美さん)

第5試合


 愛媛から来た若きタッグ王者に対するは、悪のDPGの大和&ベイダー。DPGには諸橋&鈴木がセコンドに付いており介入する気満々。

 大和&ベイダーの奇襲から始まり、タオルがその餌食に。トレイン攻撃を被弾しかけるタオルだったが、うまくかわしてベイダーにフランケンシュタイナー。HAYATOとのダブルフェイスクラッシャーを決め2人でマッスルポーズ。
 代わるHAYATOが大和にチョップで攻め込んでいくも、ロープに飛んだ所で場外からベイダーに足を引かれ、DPGが4人がかりで王者組をボコボコに。

 闘いの場がリングに戻ると、ベイダーがバンテージを外してHAYATOの首を絞めあげ、さらに大和がスライディングキックで追撃。大和は逆水平チョップの連打からボディスラムで叩きつけベイダーにタッチ。
 ベイダーはセントーンアトミコから顔面かきむしり。さらにロープに飛ぶもHAYATOが追走ドロップキックを見舞い、タオルにタッチ。
 タオルはベイダーにドロップキックからジャンピングバックエルボー。さらにフランケンシュタイナーで場外に放り出してコーナートップから場外へのダイビングタオルアタック。さらにタオルがベイダーにバリタニックを狙うが、ベイダーはタオルの腕をサーフボードストレッチのように捕らえる変形ゴリースペシャルからバックスライド。さらにネックブリーカーからDDTと連撃し大和にタッチ。

 大和はスピアーからスライディングXを叩き込むも、タオルはトラースキックからカサドーラ式フェイスクラッシャーを見舞い、HAYATOにタッチ。
 HAYATOは大和へスワンダイブ式ミサイルキックからしまなみドライバーを狙うが、大和が耐えてチョップ合戦へと持ち込み、ゼロ戦キックを叩き込む。HAYATOは再びスワンダイブ式の攻撃を狙うが、ベイダーがロープを揺らして妨害。エプロンに落下したHAYATOに大和が突っ込んでいくが、HAYATOはその攻撃をベイダーへと誤爆させる。

タオルが大和へドロップキックを突き刺し、「HAYATOさん!行きましょう!」と鼓舞。HAYATOのトラースキック→タオルのトラースキック→HAYATOのファルコンアロと流れるように連撃が決まっていくが、ベイダーがレフェリーをコーナーへと釘付けに。その動きに気づいた大和はHAYATOをコーナーシュートしてレフェリーへとぶつけ、レフェリーが昏倒して無法地帯となったリングにDPGの面々がなだれ込んでくる。

 4人でのトレイン攻撃からベイダーのセントーンアトミコ、大和のフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドが決まるもタオルが必死のカット。ここでベイダーが先程のコンテストで使われていたバットを持ち出してフルスイングも、これが大和に誤爆。HAYATOのトラースキックがベイダーに、タオルのトラースキックが大和へと突き刺さり、最後はHAYATOがしまなみドライバーで大和を沈めた。

第6試合


 BBJきっての色男・吉田は先程のセクシーコンテストで2位&3位となった中田明美さん&葉山愛理さんを伴って入場し、そのままセコンドにつけてしまう。

 ゴングが鳴るとロックアップからリストの取り合い、グラウンドでの首の取り合いが展開。島谷が「なんかヌルヌルするぞ?!」と抗議する中でクリーンブレイクも、スタミナ切れで息も絶え絶えの吉田はタイムを要求。

 吉田は「これからベストボディのポージング対決をしよう」と盤外戦術を仕掛けるも、島谷は「やんねーよ!タイトルマッチだぞ!自分とこのメインイベントだぞ?!」と至極まっとうな反論をして憤慨。吉田が構わずポーズを取って島谷にも要求するも島谷は断固拒否。ならばと吉田は「コンテストでは使用が禁止されているベビーオイルを塗って肉体美を増しても良い」と審査委員長にあるまじき誘い文句で島谷を口説くと、島谷も仕方なしと言った様子で身体にベビーオイルを塗り始める。その背後から吉田がスクールボーイ。戦前に宣言していた「手段を選ばず勝ちに行く」という姿勢を見せるもカウントは2。

 激怒した島谷は吉田を場外戦へと連れ出して暴行。さらに先程のコンテストでも使われたバットで吉田の尻をフルスイングして行くが、吉田は初めてサミング攻撃を繰り出して反撃。さらに中田さん&葉山さんにもチョップ攻撃をさせ、ロープに顔面をこすりつけたりペットボトルで喉元をえぐったりとやりたい放題の後にサイドポーズ式リバース・インディアン・デスロック、空中胴絞め落としと連撃。さらにブレーンバスターを狙うが、島谷が逆にブレーンバスターで叩きつけて反撃開始。

 島谷は、ミサイルキック、串刺しラリアット、クロスフェイスと痛めつけ、吉田がロープブレイクするとラリアットを狙ってロープに飛ぶ。その間に吉田はペットボトルから水を口にふくみ、レフェリーを盾にして島谷の動きを止めてから顔面へと水噴射。さらにラ・マヒストラル、スモールパッケージと丸め込み連発も、キックアウトした島谷がドロップキック、ブレーンバスター。さらに島谷がブレーンバスターを狙うと、なんと中田さん&葉山さんがリングに上がり、セクシーポーズを取って島谷にお色気攻撃。

 島谷には全く効かず、怒号とともに美女たちを追い返すものの、その背後から吉田が忍び寄ってローブロー。最後はゴージャス松野も愛用するロープに足をかけながらのスクールボーイで3カウント。吉田がまさかまさかの無差別級王座戴冠を果たした。

吉田「やりました、やりました!これも愛理さんと明美さんのおかげで、いいところに入ってきてくれて。今度、ご馳走します(笑)島谷選手は、まともにやったら勝てないなと思って、ちょっと反則っぽいことを……。反則に近いことを……。だけど取れたんで良かったです。次回7月大会、4周年大会でも防衛したいと思います。では、皆さんと一緒にBBJで締めたいと思います。左手を拝借しまして……行くぞ!B!B!J!」

<試合後コメント>

吉田和彦
――見事王座を戴冠されました
「いやあ、嬉しいです。でもまだ信じられないです。強敵だったので、単純に嬉しいのと、ホッとしました、もう。生きて帰れてよかった……」

――普段とはファイトスタイルがガラリと変わっていたように思えます
「そうですね。今回島谷選手と初対戦なんですけど、動画とか見てて、すごい選手だなと思ったんですけど、最初に組んで速さと力強さと身体の厚みがすごくて、絶対まともにやったらダメだと思って、ちょっとだけ違う手を使ってしまいました」

――あの手この手を使っていましたが、やはりパートナーである松野選手の影響が?
「そうですね。前に松野さんと対戦したときに、僕がやられてたペットボトルでの目潰しとかをやられていまして、もうそれが脳裏に残ってて。そのときには僕が反則を嫌って負けたんですけど、『プロレスは綺麗事じゃ勝てない。甘く見るな。勝たなきゃしょうがないんだ』と言われたことが頭に残っていたので、それを今回出しました」

――形はどうあれ、団体のトップに立ちました
「終わってみればこういう形なので、ホッとしてます。最初に組んだときには、まともに帰れるかなと思ったんですが……」

――この流れだと、4周年大会のメインは吉田選手の初防衛戦になるかと思います
「無差別級の王者なので、そういう方が気がついたのでそうなると思うんですけど、今回女性の力を借りて勝てたので、次回も女性を使えたらと思ってます(笑)」

――33歳差を覆しての勝利でした。同世代、さらに上の世代へのエールになると思います
「そうですね。途中経過も大事かもしれないですけど、結果で言うと33歳年下。来月僕は59なんで、同世代の人にちょっとは希望を与えられたのかなとは思います」

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