「まだまだ心は折れてない!」女子初の無差別級王座戴冠を目指す笹村あやめが王者・真霜拳號に敗れるも気迫むき出し!
22日、千葉・2AWスクエアで『チーバトル133』が行われた。
今大会では、今月29日の『GRAND SLAM in 2AWスクエア』で行われる2AW無差別級選手権試合、真霜拳號vs笹村あやめの前哨戦として行われた真霜拳號&花見達也&仁木琢郎vs笹村あやめ&滝澤大志&吉野コータローの6人タッグマッチ。
4月24日の『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』で、吉野コータローからベルトを守った真霜。
試合後にリング上に現れ挑戦表明をしたのは、旭志織、滝澤大志、笹村あやめ3人で、それを受け真霜は次期挑戦者決定戦3WAYマッチを提案。後日行われた3WAYマッチを制したのは、なんと唯一の女子選手である笹村。これにより笹村は団体初の女子挑戦者となり、もちろんベルトを奪取すれば初の2AW無差別級女子王者となる。
このチャンスを逃すべく、対策を練りに練っているだろう。「パワーもスピードも何もかもがお前より上回っている。どうすれば勝てるのかをよく考えろ」とバックステージで真霜が発言しており、笹村もそのことはよくわかっているはずだ。
試合が始まる直前、パートナー2人を押し退け笹村が先発に躍り出た。そして笹村に指名される形で、紅炎からは真霜が先発で試合は始まった。
笹村は序盤から真霜だけしか見ておらず、常に挑発を繰り返し、手を踏みつける等細かい攻撃を仕掛けていった。後半には真霜を追い詰める場面もあったが、最後は真霜の無道で笹村がレフェリーストップ負けを喫する形となり、悔しい結果に終わった。
勝利した真霜がマイクを握るかと思われたが、笹村は断固としてマイクを渡さなかった。挑戦表明をした時から同じような場面が何度か見られ、笹村の気合いを感じられた。
笹村がマイクを2本握り、「喋らせないって言ってるでしょ!最初で最後の前哨戦、こんな強いパートナーを引き連れているなら、勝たなきゃいけなかった。でも真霜拳號の指をぶっ壊すことには成功しました!私は負けたけど、(真霜は)もう帰ってください。29日のタイトルマッチではもっと考えて、必ず無差別級のベルトを腰に巻きます。最後まだやれたと言ったら負け惜しみだけど、心は折れてないんで、タイトルマッチは必ず勝ちたいと思います」と強気のマイク。
そして吉野がマイクを握り、「ギブアップしてないってことはまだやれるよな?来週ベルトを巻いてるのは誰だ?」と問いかけると、笹村は勢いよく「笹村あやめだ!!この勢いのまま突っ走ります!来週お待ちしてます!ありがとうございました!」と、自信を見せつつ大会を締めた。
5月29日『GRAND SLAM in 2AWスクエア』で、笹村は団体初の女子王者となることは出来るのか?真霜も絶対に負けられないこの試合。今までとは明らかに違うタイトルマッチで、何を見せられるのか。そして今後の2AWにどう響いていくのか。注目したい。