フリーランスサミット『NOMADS'』の初回大会は大成功!次回大会で復帰をほのめかす夏すみれは「今までのプロレス業界の常識が変わる」

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 20日、東京都・新宿FACEにてフリーランスサミット『NOMADS'』が開催された。

 フリーランスサミット『NOMADS’』とは、スターダムの大江戸隊で活躍していたが2020年10月より肩の脱臼手術により長期欠場に入っていた夏すみれ、アイスリボンを2020年末で退団しフリーになった雪妃真矢、2019年よりフリーとして国内外男子女子問わず闘ってきたデスマッチファイター山下りな、2020年末に所属していたアクトレスガールズBeginningが解散しフリーになった高瀬みゆきの4選手が発起人となって企画された“フリーランスのフリーランスによるフリーランスの大会”。

 今までにありそうでなかったフリーランスだけの大会は、フリーのマイナスイメージである『引退する場がなくなる』『周年興行や復帰戦ができない』『スポンサーが居なきゃできない』『主戦場がなきゃできない』『自力ではすごい小さい規模じゃなきゃできない』を払拭する場としても機能することを目指しており、業界内で大きな注目を集めた。第1回目となる今大会ではあっという間にチケットが完売となり、ファンからもその期待の高さが伺える。

この日は、本間多恵vs花園桃花、米山香織&真琴&尾崎妹加vs清水ひかり&網倉理奈&櫻井裕子、小林香萌vs松本浩代、SAKI&安納サオリvs朱崇花&優宇、水波綾&高瀬みゆきvs山下りな&雪妃真矢の全5試合が実施。
 サプライズの第0試合で夏すみれが5分間のエキシビジョンマッチを行ったり、小林が約10ヶ月ぶりの復帰戦でビルドアップされた見事な肉体で松本と真っ向勝負を展開するなど大会は大いに盛り上がりを見せた。


 メインイベントでは、実行委員の3人に水波が加わったタッグマッチが実施。
 キャリアも長く、AEWに出場して海外でも高い評価を受けるなどフリーランスとして大成している水波は高い壁として3人に熱い魂を伝えていく試合模様の中、山下&雪妃の息の合ったコンビネーション高瀬が捕まる展開となるも、最後は水波が大爆発。自身との対戦を熱望していた雪妃をラリアットでふっ飛ばした後にホットリミットで叩きつけて試合を決めた。

 今大会は開催前から超満員札止めが確定していたこともあってか、大会エンディングには8月5日にNOMADS’の第2回大会が開催されることが発表。


 夏は「これ、続けていったら多分、今までのプロレス業界の常識が変わるんじゃないかなって思いました。なんの垣根もないからこそ、選手がすごい伸び伸びと試合をしてくれたような気がする。『自由にやって』ってコンセプトでやったら自由の方向が大荒れになっちゃったのでビックリしましたけど、そういうのが欲しかったんですよね。選手が自発的にどんどん自分をアピールできる場っていうのは必要だと改めて今日思ったので、次回大会8月が決まってますけど、NOMADS'っていう場をもっともっとキャリアとかそういうものを関係ない場にしていきたいって思いました」と大会を総括。

 そして、エキシビジョンを行ったことは近々での復帰を見据えてのことかと問われると「見てるとね。『あぁ、リング上行きてぇ~』って、やっぱそれはNOMADS'を発表してから色んなSNSとかの反応を見ていって、『私もこの空間で試合したいな』って思いが、最初は全く無かったんです。本当に運営に専念するつもりだったんですけど、膨れていって、3人に頼み込むような形で『5分間だけ試合させてくれ』って。やっぱり、『私はリング上で居たいな』って今日思いました。私、今年で30歳を迎えるんですね。私もなんとなくのざっくりした目標として、20代の内に復帰したいと思ってて。次回大会が8月5日の金曜日を押さえさせていただいてるんですけど、私の誕生日は8月6日です」と遠回しに次回大会で復帰する意志があることをほのめかした。

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