【会見全文】那須川天心vs武尊の『THE MATCH 2022』はAbema TVで全試合完全生中継!野杁vs海人のビッグカードは互いに圧勝宣言!江幡睦が「歴史を変える闘いをする」と決意表明!

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 19日、都内某所にて『THE MATCH 2022』についての記者会見が行われ、新たな対戦カードの発表および同大会がAbema TVにて全試合完全生中継されることが明かされた。

 『THE MATCH』は那須川天心vs武尊のドリームマッチを実現するために創設され、格闘技界の各組織が手と手を取りつつ「格闘技界が1つになる」をテーマに掲げて行われる一大イベント。RIZIN、RISE、K-1のトップが実行委員として名を連ねており、既にRISEとK-1の全面対抗戦が決定済みと、その注目度は非常に高いものとなっている。

 この日の会見に出席したのは、株式会社ドリームファクトリーワールドワイド代表の榊原信行氏、株式会社サイバーエージェント執行役員の藤井琢倫氏。
 そして江幡睦、璃明武、海人、野杁正明、内田雄大、マハムード・サッタリ、笠原友希、中島千博の選手8名。

 まずは榊原代表が挨拶を行った。

榊原信行代表
「こんにちは!あっという間に時は過ぎ、今日5月19日。ほぼ1ヶ月後の6月19日、いよいよ世紀の一戦。天心vs武尊。そしてその試合を1つのトリガーにして、日本中の格闘技界が力を合わせて、日本中、世界中に勇気や元気を発信するTHE MATCH。開催が迫ってまいりました。今日追加カードを4試合ほど発表させていただきますが、冒頭でお話させていただきますが、個人的な……本当に残念なんです。個人的な僕にまつわる情報ということで、このTHE MATCHに水を差す。本当に世紀の一戦に向けてみんなが1つずつ積み上げているイベントに、こういう形に便乗する、便乗されてしまうことが本当に残念なんです。天心、武尊の写真も使われて、残念な記事が出る。今日この場にお集まりいただいているメディアの皆さんには、是非前向きに、メチャクチャ便乗してもらっていいですけど、前向きにこのイベントに関わってほしい。この、戦争がありコロナがあり、暗いニュースが多い中で日本の格闘技界が1つになって、人生をかける選手、男たちが命がけで戦う姿、格闘技でしか届けられないものをみんなで紡いでですね、世界に勇気や元気を届けようとしているイベントにメディアの皆さんも前向きに関わってください。今日発表する選手たちの生き様もそうですし、天心、武尊、彼らがどんな思いでこのリングに1ヶ月後上がるのか。是非そういうところにクローズアップしてですね、こんなくたびれたオヤジの話題で世間に便乗するんじゃなくて、人の足を引っ張るとか揚げ足を取って自分たちのメディアの話題を取るとか、やめましょうよ。そんなのSNSの一般の個人の人たちに任せればいいじゃないですか。自分たちで看板を掲げて、自分たちのブランドで雑誌を売る、新聞を売る、メディアとして報道して世の中にキッチリしたものを届けていく。そういう使命の中で、僕らも皆さんとともに、メディアの皆さん無くては届けられるものも届けられないと思っていますし、真摯に向き合わせていただきますので、是非しっかり取材を尽くしていただいて、是非このイベントに前向きに関わっていただいて、ご一緒出来ることをこの場を借りてお願いしたいと、そう思います。1ヶ月後、もう待ったなしですので、今日4試合発表させていただいて、しっかり僕らも選手たちが闘いの準備を整えるとともに配信環境・放送環境を整えて、縁の下の力持ちとして改めて私も頑張る所存でいますので、どうぞ宜しくお願い致します」

 チケットは既に完売しているとのことだが、Abema TV、フジテレビ等との調整により、追加席を発売できるよう準備中。6月上旬ごろに準備が整い次第販売形態含めて後日アナウンスされるとのことだ。
 その後、榊原代表によって追加の4カードが発表され、選手たちが登壇。今後、当イベントに向けてさらに3~4試合の追加カードが予定されているとアナウンスを行った。

藤井琢倫氏
「Abema TVの藤井と申します。AbemaではK-1、RISE、はじめ多くの立ち技格闘技の生中継をこれまで行っておりました。今回こうしてTHE MATCH 2022のPPV生中継をさせていただくことになり、大変光栄に思っております。思い起こせば3年前からこの件に関してはご相談させていただいており、悲願の実施に至りましたので、非常に感慨深く思っております。Abemaとしても全力を挙げてこの大会を盛り上げていけるように尽力したいと思いますので、視聴者の皆様、関係者の皆様、選手の皆様、改めてよろしくお願いいたします」

 その後、藤井氏によって各種チケットの内容・価格の案内が行われ、各選手のコメントへと移行。

▼THE MATCHスペシャルルール 100.0kg以下契約 3分3R(延長1R)
内田雄大(フリー)
vs
マハムード・サッタリ(TEAM OTA/ICF)

内田雄大
「こんにちは、内田雄大です。自分は今までTeam Aertsだったんですが、今回からフリーとして所属が変わりました。今回の試合はかなり自分的にもモチベーションが上がってすごく試合は楽しみです。対戦相手の印象は目も良くて冷静な試合をするいい選手だと思っています。当日、楽しみにしていてください」

マハムード・サッタリ
「みなさんこんにちは、マハムード・サッタリです。K-1無差別級チャンピオン、Krushのクルーザー級チャンピオン。試合決まった。良かった。(※以降通訳)今回の対戦相手はチャンピオンということもありとても強い選手という印象です。その中でも自分はベストを尽くしてファンの皆さんに素晴らしいパフォーマンスをお見せ出来るよ頑張りたいと思います。押忍!」

▼THE MATCHスペシャルルール 55.0kg契約 3分3R(延長1R)
江幡睦(伊原道場)
vs
璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)

江幡睦
「新日本キックボクシングの江幡睦です!まずキックボクサーとしてこの大会をとても楽しみにしていました。こうして闘うことがなかった団体同士が闘う。このことがキックボクシングの発展につながると僕は思っているので、とても今回の大会は楽しみにしていました。前回の会見ですかね?中村プロデューサーが『こういう大会は今回きりだ』と言っていましたが、僕、そしてRISE側の選手もそうですが、K-1サイドに圧倒的に勝てば、『次回は無い』とはいえないんじゃないかなと僕は思っています。だからこそ、この大会が本当に歴史的な大会になると、僕はそう感じています。僕自身とても嬉しくて感謝していることが、この格闘技業界・キックボクシングの歴史が変わ。その瞬間に立ち会えていること、そしてこの歴史が変わることを今僕が聞けているということに本当に感謝して嬉しく思っています。僕はこの大会で歴史を変える闘いをします。相手の璃明武選手、必ず僕が倒して勝ちたいと思います。楽しみにしていてください。璃明武選手はとてもスピードも早くいい選手だと思っております」

璃明武
「Krushスーパーバンタム級チャンピオンの璃明武です。このようなビッグマッチに呼ばれてとても光栄なんですけど、出場するだけじゃ意味がないと思うので、しっかりインパクトのある勝ち方をしたいと思います。対戦相手の印象は、キャリアがあって攻撃力のある選手かなと思うんですけど、今『絶対倒します』って言われたんですけど、必ず自分がKOするので楽しみにしていてください」

▼THE MATCHスペシャルルール 60.0kg契約 3分3R(延長1R)
笠原友希(シーザージム)
vs
中島千博(POWER OF DREAM)

笠原友希
「シュートボクサーの笠原友希です。このような大きい舞台で試合を組んでいただき、関係者の皆様、ありがとうございます。相手の中島選手はすごいテクニックもあって変則的ですごい強い選手なんですけど、僕がここでしっかり勝って倒して次のスターになるんで、僕に注目してください」

中島千博
「こんにちは。POWER OF DREAMの中島千博です。今年1月にKrushスーパーフェザー級のチャンピオンにならせていただきました。榊原さんを始め、各格闘技団体の代表の皆様、このような素晴らしい大会に僕を選んでいただきありがとうございます。笠原選手はとても身長も高く好青年で、試合の映像も見たんですけど、素晴らしい闘いをしていました。この間の飛び膝蹴りも、背が小さい僕からしたら恐怖でしか無いです。ただ、そういう大きな選手と小さい選手がどうやって闘うかとか、どんな技で攻めていくのかとか、そういう部分を見ていただけたら僕は嬉しいです。今ここに野杁選手以外、この3人はKrushチャンピオンなので、『Krushチャンピオンは強いんだぞ』というところを皆さんに見てもらい、これからもやっていきたいと思います。よろしくお願いします!」

▼THE MATCHスペシャルルール 68.5kg契約 3分3R(延長1R)
海人(Team F.O.D)
vs
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)

海人
「シュートボクサーの海人です。この試合は、僕にとって通過点やと思ってます。自分が世界に行くために、世界と闘うためのスタートラインにつける一戦やと思っているので、圧倒的に勝つし、圧倒的に倒します。自分は世界に堂々と行けるようにしたいと思います。対戦相手の印象は、K-1の中でも一番強い選手かなと思っています。なので、その相手にしっかり、必ず勝ちます」

野杁正明
「皆様おまたせしました。本当にファンの方が望んでいるカードがやっと発表できるので、僕自身嬉しく思います。海人選手、僕も世界でやっていきたいと思っていて、日本人では相手はいないと思っていますし、正直いないんで、海人選手も同じ立場だと思うので、その2人が試合をすることによって世界に挑戦していく道筋が見えると思うので、今回決まって嬉しく思います。海人選手は本当に実力すごいありますし、テクニックもあるんで、倒せる武器も持ってるんで強い選手だと思うんですけど、正直レベルが違うと思うんで、試合当日はレベルの差を見せつけて圧勝したいと思ってます。最後に、先程、『K-1勢に圧勝できれば』って声があったんですけど、そう簡単に圧勝できるほどK-1は甘くねーぞというところを見せたいと思います」

<質疑応答>
――海人選手、野杁選手。今回の契約体重は68.5kgです。野杁選手にとっては普段より1kg多く、海人選手にとっては1.5kg軽い。この体重で闘うことについて思うことは
野杁「海人選手、最近70kgだったり71kgまで試合してるんで、少しでもこっちに合わせるじゃないですけど、僕もウェルターにとどまる必要もないのかなと思いますし、そんな感じですね。僕は何kgでも良かったんで、決まった体重でやるだけですね」
海人「体重に関しては僕も合わせるつもりでいてたので全然問題ないですし、この話で、68.5kgで話が来たので、僕もそれに普通に返事しただけです」

――今回の対戦相手に自分が勝っていると思う点を教えてください
内田「見た目からしてパワーかなと冷静に考えれば思うんですけど、正直やってみないと分からないところが今回は多いなと思っていて。K-1のトーナメントの方、全試合その場で見させていただいたんですけど、彼はすごく間合いの駆け引きも上手で、色んな点で秀でている部分があるなと思うので、そこらへん全体に僕が劣っているとは一切思っていないですけど、実際試合でやってみて、そういうの含めてかなりモチベーション上がって楽しいです」

サッタリ「間違いなく対戦相手の内田選手は自分より重いとは思うが、ただ自分に自信がある。自分の技術・能力、全てを信じている。今回の試合に向けて厳しいトレーニングも積んでいるし、必ずファンの皆さんが期待している楽しい試合を見せていきたい」

江幡睦「すべてに於いて勝っているところを見せつけたいと思います。経験、そしてパワーもそうですが、スピードでもすべて今回勝ろうと思っています。空手がバックボーンだと思うので、僕も空手はバックボーンにはあるので懐かしいと思いますか、ないことも無い経験なので」

璃明武「経験だと江幡選手が試合数も多いので上なのかなと思うんですけど、実力だったら自分が上回っていると思うので。しっかりどういう局面になるかわからないですけど、どの局面でも圧倒して倒せるようにしっかり準備したいと思います」

笠原「相手もすごくテクニックがあって強い選手ですけど、僕もテクニックもパワーもスピードも全部負けてないと思うので、全部でまさって勝とうと思います」

中島「僕も全部で勝って勝ちたいと言いたいところなんですけど、ルックス的にも負けてしまっているんで、技、色んなバリエーションを出して、相手よりスゴいんだぞというところを見せていきたいと思います」

海人「全部ですね。パワー、スピード、テクニック、すべてに於いて自分が上回っていると思います」

野杁「僕も全部なんですけど、投げは勝てないかなと(笑)」

――笠原選手、今回のニックネームは“神童が認めた男”となっています。那須川天心選手と戦ったことがある選手として今大会で意識することはあるか
笠原「那須川選手も最後の試合で、デカい大会に一緒に入れせてもらったんですけど、僕は僕でしっかりこの先も結果を残して、また2人のスターがいなくなっても僕がしっかりスターになって格闘技界を盛り上げていけるようになりたいと思います」

――海人選手、シュートボクシング意外にもRISE、KNOCK OUT、RIZINにも出ている そういった団体のすべてを背負うという気持ちはあるか
「そこでずっと勝ってきてて、唯一出てなかった団体の選手とやらせてもらうので、今回もしっかり勝って、次の試合に勝ったら、次は日本の格闘家として日本を背負って戦っていきたいと思ってます」

――野杁選手、海人選手、お2人はお互いをいつから認識し、闘う相手として意識していたか
海人「いつからですかね。階級上げて、野杁さんと似たような階級になったときに、唯一日本人で対戦したいと思える選手でもあったし、自分と戦っていい勝負できるのも野杁さんだけかなと思っていたので、いつからか分からないですけど、階級が似てきた頃かなと思います」
野杁「僕は昔から知ってましたね。シュートボクシングで活躍していたときから知っていて、僕が昔所属していたジムに同じジム生がシュートボクシングの大会に出ていたことがあって、そのへんからシュートボクシングの選手のことも見ていたりしていたので、それくらいから海人選手のことは知っています」

――格闘技ファン的には大注目のカード。その期待に応える自信はあるか
野杁「面白い試合にはならないですね。結果を見たら多分僕の圧勝に終わってしまうので。面白い試合にはならないですけど、まあ、楽しみにしててほしいですね」
海人「皆さんが期待してくれているのを僕は超えます。しっかり超えて、自分が圧倒して勝つところを皆さんに見てもらいたいと思います」

――周りの反応はどのようなものがありますか
海人「下馬評的に言えば、野杁さんが結構勝つと言われているのも僕のSNSにも届いたりするので、そんなん含めて、見といてほしいなと思います。すべて変えていくんで」
野杁「ホントに僕のSNSにもファンの方からの声も届いていますし、皆が望んでいた試合をこの大きな大会で出来るってことは僕にとっても嬉しいことですし、ファンの人が喜んでくれたらますます嬉しいなと、僕は思ってますね」

『THE MATCH』
日程:2022年6月19日(日)
開始:14:00(予定)
会場:東京都・東京ドーム

<新規発表カード>
▼THE MATCHスペシャルルール 100.0kg以下契約 3分3R(延長1R)
内田雄大(フリー)
vs
マハムード・サッタリ(TEAM OTA/ICF)

▼THE MATCHスペシャルルール 55.0kg契約 3分3R(延長1R)
江幡睦(伊原道場)
vs
璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)

▼THE MATCHスペシャルルール 60.0kg契約 3分3R(延長1R)
笠原友希(シーザージム)
vs
中島千博(POWER OF DREAM)

▼THE MATCHスペシャルルール 68.5kg契約 3分3R(延長1R)
海人(Team F.O.D)
vs
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)

<既報カード>

▼THE MATCHスペシャルルール 55.0kg契約 3分3R(延長1R)
鈴木真彦(山口道場)
vs
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)

▼THE MATCHスペシャルルール 55.0kg契約 3分3R(延長1R)
志朗(Be WELLキックボクシングジム)
vs
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)

▼THE MATCHスペシャルルール 53.0kg契約 3分3R(延長1R)
風音(TEAM TEPPEN)
vs
黒田斗真(K-1心斎橋チームレパード)

▼THE MATCHスペシャルルール 71.0kg契約 3分3R(延長1R)
“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)
vs
和島大海(月心会チーム侍)

▼THE MATCHスペシャルルール 62.0kg契約 3分3R(延長1R)
中村寛(BK GYM)
vs
レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)

▼THE MATCHスペシャルルール 63.0kg契約 3分3R(延長1R)
白鳥大珠(TEAM TEPPEN)
vs
ゴンナパー・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックスジム)

▼THE MATCHスペシャルルール 65.0kg契約 3分3R(延長1R)
原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)
vs
山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)

▼THE MATCHスペシャルルール 62.0kg契約 3分3R(延長1R)
YA-MAN(TARGET SHIBUYA)
vs
芦澤竜誠(DRAGON FISH)
※両選手オープンフィンガーグローブにて実施

▼THE MATCH 2022スペシャルルール 58.0kg契約 3分3R(延長1R)
那須川天心(TARGET/Cygames)
vs
武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)

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