彰人副社長がフェロモンズとの合体に難色も・・・高木三四郎社長の懐柔作戦で心変わり!「アイツらをだまして、僕がしっかり壊滅させます」
DDTプロレスが5月11日、東京・新宿FACEで「DDT FREE -May-」を開催。「CyberFight Festival 2022」(6月12日、さいたまスーパーアリーナ)で、フェロモンズとのタッグを組まれた彰人副社長が難色を示すも、高木三四郎社長の説得に折れて、内側からハレンチ軍団壊滅に動くことになった。
サイバーファイトフェスで彰人はフェロモンズの飯野“セクシー”雄貴、男色“ダンディ”ディーノ、今成“ファンタスティック”夢人と組み、高木、ケンドー・カシン、青木真也、堀田祐美子組と対戦する8人タッグマッチがラインナップされた。
この日、彰人は大鷲透と組み、飯野、ディーノ組と対戦。試合前の入場コールで、ディーノが「彰人副社長! そんなにフェロモンズに入りたいんだったら、この試合で我々が査定してやる」と宣言。フェロモンズがリングインすると、彰人は「僕は1ミリたりとも入りたくない。サイバーファイトフェスを盛り上げるために、そっちにいくだけ。そもそも、プロレス界一、お下劣なユニットにいくわけがない」と応じた。
試合が始まると、フェロモンズは彰人を査定すべく、要所要所で、お下劣殺法に加わるように誘うも、彰人は拒否。最後は飯野が妖ーロピアンクラッチで彰人を丸め込んでフェロモンズが勝利した。
試合後、ディーノは「入りたいふりして近づいてきて、いざ査定してやると言ったら入らない。会社が勝手に組んだかどうか知らねぇが、サイバーファイトフェスのカード、組み直せ。我々はやってられねぇ」とカード変更を要求して退場。
彰人も「今林(久弥GM)さん! こんなカード、こりごりです。僕に確認も取らずにフェロモンズなんかと組ませやがって。これは選手としてじゃなく、副社長の権限で言わせてもらう。フェロモンズと組むカード、外してくれ」と要望。
ここで高木社長が登場し、「彰人副社長、サイバーファイトフェスはサイバーファイトの威信を懸けたメガイベントなんです。当日の模様はWRESTLE UNIVERSEを通して全世界に配信されます。その生中継中に放送事故があってはならない」と事情説明も、彰人は「だったら社長が入ればいいでしょ」と言い返した。
高木は「俺がアイツらと組んだら、さすがにワナだと分かるに違いない。でも、彰人君って、ニュートラルな感じじゃない? だから、俺が行くより、彰人副社長が彼らと組んだ方がだませるんじゃないかと思うわけです」と説得も、それでも彰人は拒絶。
すると、高木は突然左肩に痛みが出たと言い出して、「俺、五十肩がかなりきついんだよ。このままじゃ社長業を続けられないんじゃないかと思ってるんですよ。もし社長を続けられなくなったら、サイバーファイトには副社長が2人(彰人とノア・丸藤正道)いますよね。ひょっとしたらどちらかが社長業をやらなきゃいけないかもしれない。自分としては彰人副社長を推したい。こればかりは実績がモノを言うじゃない? フェロモンズは本社も困らせてるわけですよ。そのフェロモンズを壊滅させられれば、あなたの実績につながるじゃないですか。サイバーファイトフェスでフェロモンズと組んでほしい」と懐柔を図った。
社長就任に色気を見せたのか、彰人は「高木さんがそこまで言ってくれるなら分かりました。僕がこれで実績を残したら・・・」と承諾。さらに、彰人は「今林さん、さいたまSAまでの間に、僕とフェロモンズが組む試合をどこかで組んでください。そこでアイツらをだまくらかして、僕がフェロモンズの一員だと信じ込ませます。それでDDT、サイバーファイト、サイバーエージェントがいてほしくないと思ってるフェロモンズを僕がしっかり壊滅させます」とヤル気になった。
これにより、今林GMが5月22日の東京・後楽園ホール、6月1日の後楽園で彰人とフェロモンズが合体するカードを組むことを約束した。